長崎一泊旅行 with 同級生　＜第一日目観光＞

2013/06/22 - 2013/06/23

去年秋に計画していたクラス会旅行が１週間前に教官の怪我入院というアクシデントで中止となり、そのリベンジに半年余りの時を経て、ようやく実現したのが今回の長崎行きです。

会の性格上、毎度テーマがNationalとかAcademyとかなんで、行き先も初回の日光（世界遺産、国立公園、徳川幕府の創設者の墓所）から、伊勢神宮（全国神社の本宗、皇室の氏神）＆賢島、熱田神宮（三種の神器のうち草薙剣が置かれているとされ、伊勢神宮に次いで権威ある神社）＆知多半島、姫路城（世界遺産）＆赤穂（江戸時代で一番有名な事件を起こした藩）、道後温泉（修学旅行の再現）、呉（海上自衛隊）＆宮島（世界遺産に登録された）、あれ？それで今回かな。

元教官１名、元生徒６名（うち現地集合１名）の計７名の参加です。
今回は初めてレンタカーを借りるという試みも有り、車でなければ行き難い所も廻る事が出来ました。

『ホテルが良かった』『食事が安くて驚いたが美味しかった』『思いもよらないモノを見られて、内容が濃かった』って褒め言葉いっぱい貰ったので、なかなか気分良くクラス会旅行を終える事が出来ました。


此処ではまず出発から第1日目を（午後の軍艦島上陸クルーズを除いて）載せます。

エリア 長崎市(長崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: その他
• 利用旅行会社: タビックスジャパン

6月22日、集合は7時羽田空港第1ターミナル出発ロビーの時計台2番。足が悪いから遅れるって幹事を心配させた教官も無事に3分遅れで現れて、東京集合組は揃ってJAL1841便長崎行きに乗りました。
幹事が皆の分のｅチケット控えを持っていて、座席指定も済んでたから、手続きも何も要らずにタッチ&ゴーのはずだったのだけれど、機材変更で前々日に座席も変更されちゃって（幹事はプリンター持ってないんで手書きのメモは添えといたけど）、保安検査時に出て来た搭乗ゲートと座席番号が記されたレシートのような券とｅチケットの番号が一致しなくて、旅慣れてない(？)メンバーはアレレ状態。便利さが逆に面倒って結果でした。

滑走路までが遠かったです。そしたらこんな海の上まで来ちゃって・・新しいトコでしょうか？

あっ、787です！
急いで撮ったのでブレました。

台風は前日に温帯低気圧に変わり、その影響か強い向かい風を受けながらも、この日世界遺産登録が決まった富士山に帽子のような雲がかかってるのを遠目で見ながら（真横通る頃から雲で隠れた）快適なフライトでした。

横浜港

手前の複雑な形をした湖は宮ヶ瀬湖だと思われます。ダム湖なので、まだ出来て15年くらいです。其処が東丹沢ですから、上の方に見える海は相模湾ですね。

富士山見えました♪
こういう雲なんて言うんでしたっけ？

席をAにしておいて良かったです☆

もうすぐ大村湾って頃にようやく雲が切れだしました。

九十九島でしょうか？さすがに海岸線が日本一長い長崎県ですね。

定刻より5分遅れで9時40分に長崎着。
枇杷のモニュメントが出迎えてくれました。生産量日本一だそうです☆

早速レンタカーを借りる為、送迎車に乗って営業所へと向かいました。
わりと直前の予約だったにも関わらず、１泊2日の7人乗り2000ccのラフェスタは13800円。空港市内間の往復バス代が1200円って事を考えると、頭数で割れば、借りて正解だったのは間違い有りません。
先ずはホテル、チサングランド長崎に直行。此処で博多から参加の女子（すみません、オバサンです）1人と合流です。

荷物と車を預け、11時に予約を入れた料亭旅館坂本屋別館へ向かいました。ホテルからは裏の坂を上って直ぐ、5分もかかりません。

新しくて綺麗な建物なんですが、ちょっと素っ気無いように感じてしまいました。でも、中はとっても良かったです☆

此処ではお店の方のイチ押し角煮重1180円を予約の際にお願いしておきましたが、てっきりそのお重と汁、漬け物程度だと思っていたら、あんかけ茶碗蒸し、白滝入りキンピラ、サラダ、すまし汁には餃子型の海老しんじょが入っていたり、デザートにはあんみつまで付いて豪華さこの上無しのランチになりました。

蓋を開けるまでがちょっとドキドキ・・

すご〜〜い！
これで1180円って間違いじゃないんですか？

坂本屋は初めて卓袱料理に取り組んだとして良く知られた老舗ですが、何せお値段が張るのと、この後にあれこれ観光の予定詰まってるので、そうそう食事に時間もお金もかけられません。それでカジュアルな別館を選び、卓伏料理の中でも特に有名な東坡煮（豚バラ肉の角煮）をおこわの上に載せた重物で雰囲気を味わえればと思ったの。
『俺、茶碗蒸し嫌いなのに、此処のは軽くイケた』『脂身が脂っこくない』『信じられない安さ』といきない絶賛の嵐で幸先良いスタートとなりました。

大きくて厚い豚バラ肉の塊ですが、トロン、ホロホロ、口の中で崩れます。
甘さもしつこくなくて、やっぱり基礎は和食なんだなって感じ。

国道499号は、長崎県長崎市から鹿児島県阿久根市に至る一般国道です。 長崎半島を縦断し、海上区間を経て阿久根市に至ります。阿久根市内の距離は62mです。
2013年現在海上区間を連絡する交通手段は存在しないため、この道路だけで長崎市と阿久根市を行き来することは出来ません。

軍艦島クルーズの集合時間が13時半なので、それまでホンの少し時間の余裕が有りました。
それじゃ路面電車乗車体験をしつつ、集合場所に近い孔子廟に寄ってみようと決定。今回のクラス会旅行のテーマはAcademicですからね。
細かい予定を何も決めていなかったのは、①軍艦島クルーズが海の様子により延期になる可能性が有った事。②教官がどの程度歩けるのか？予想がつかなかった事。などが原因です。 つまり、軍艦島クルーズが台風の余波などで欠航すれば、午後からは（せっかく車が有るのだから）西彼杵半島巡りをしようかと考えていました。そして翌日の半日がクルーズ、午前か午後の空いた方どちらかを市内観光に充てれば良いな、とも。

孔子廟と言えば、幹事の会社の近くに在る五代将軍徳川綱吉公創建の湯島聖堂（昌平橋学問所）が有名ですが、長崎のはホントに中国の孔子廟そのままにあの独特の赤い建物です。
何しろ一緒に行った教官は日本史担当だったから、孔子（儒教）が日本に与えた影響を語るなんてお手のもの。だけど幹事は写真撮るのに忙しくて、まともに話聞いてませんでした、ごめんなさい。

この後は軍艦島クルーズですが、そちらは独立させた旅行記にします。

船を降りた常盤桟橋（大浦海岸通り電停すぐ）からグラバー園は歩いて行かれます。
大浦天主堂までの登り坂にお土産店が並んでいて、覗きつつ歩けば登りも苦になりません。
時間の都合上、天主堂には入らず。

グラバー園自体も斜面に在るので、其処から港の景色が良く見える反面、歩き廻るのは足が悪いとかなり大変。よって、6時集合までのほぼ1時間は自由散策としました。
勿論幹事は一番奥（上）まで行きますよ。

グラバー園からの夜景も見て見たい、そう思わせるロケーションですね。

旧グラバー住宅。

中へ入れますが、意外と狭いです。

旧自由亭。
ダッチ（オランダよ）珈琲を使った珈琲ゼリーを食べてみたかったですが、閉店時間間近で断念。

旧三菱第２ドッグハウス。

ベランダから長崎港が一望。

窓から海が見えるって何となく憧れます。
横浜で感じる異国情緒も長崎と共通してますね。

珍しく、ウチの高校の同学年の女子全員が揃いました。入学したのも卒業したものこのメンバーでした。

旧スチイル記念学校。

旧リンガー住宅。

予定より少し早くに再集合し帰り始めましたが、まだ6時にならないって言うのに坂の両側のお店は殆ど仕舞っててカステラはこの時買えず。行きに「待ってます」と言われた岩崎本舗の角煮まんは約束通りに営業してて、メンバーの何人かが注文しました。全国何処でもクール便700円は安いでしょ。理は以前息子が買って送ってくれてたので今回は試食だけさせてもらってパス。角煮まんのぬいぐるみは欲しかったですけどね。

坂を下りたところにドーンとどデカいビル、これが長崎ちゃんぽん発祥の地（店）四海楼です。2階のちゃんぽんミュージアムは誰でも入れます。

今度は大浦天主堂下って電停からホテルへ市電を乗り継いで帰ります。乗り継いでも、乗り継ぎ券を貰っておけば、1回分の運賃120円で済むし、次々に電車は来るので、なかなか便利です。以前息子達と来た時は1日乗車券を500円で買って利用しましたが、今回は4路線乗っても2回分240円なので不要です。

新型車両はシートも長崎チック。

夕飯の予約は7時半なので、ロビーに15分前集合として、それまでの約30分は近所のショッピングセンター夢彩都へ行きました。男子は二次会用の焼酎やツマミを調達。女子はスーパーで地元ならではの掘り出し物探し。女子は〜とは言いましたが、幹事らはいつもつるんでる訳では有りません。こういう時も、1人になったり、4人になったり、各自のペースで行動します。それは当時と同じです。

夕飯と言うか、飲み会を予約しておいたのは、ランチのお寿司が安くて有名な隠れ居坂屋魚たつ（居酒屋じゃないの）。文明堂本店の裏手、これまたホテルからすぐ近く。てかこの辺りは県庁を始めとした官公庁街で、そういうトコって安いお店多いんだよね。
注文はお任せの刺身盛り、鯨など長崎ならではの海の幸と、変わり冷奴、クリームチーズとオクラの生ハム巻き（春巻じゃないの）、シーザーサラダも2種有るなど女子会向きのメニューも豊富。但し、カウンター5〜6席、座敷全体で20名程度の小さいお店なんで、予約は必須です。
刺身はイサキ、鰺、鮪、きびなご、ホタテと正体不明の魚。千葉から長崎大学に来て、此処でバイトしてるお兄ちゃんはあんまり手際が良くなくて、満員の店内忙しく動き廻ってたので聞けず。
追加でお寿司も注文したのに、丸2時間の飲み代込み18100円。えっ、1人2600円足らず。噂通りの安さだわ。

お風呂が浴槽と洗い場とに分かれていて使い易かったです。これは高評価に値します。