間に合った！教官と行く( を連れて行く？) 銀山温泉〈 銀山荘～暗かった温泉街 〉

2020/06/06 - 2020/06/07

行き先を銀山温泉に決め、JTBに宿の手配を依頼した12月の時点で、参加者が何名になるかは判っていませんでした(最多でも10名ちょいなのは知ってますが)。
銀山温泉はそもそも旅館の数が多くない上に古くて部屋数の少ない施設が殆ど(温泉街の中では最多でも15部屋)なので、半年前でも複数の部屋の確保はなかなか難しいのです。
なので、まず3部屋以上の予約を入れられるか、JTBでもかなり厳しいようでした。其処で温泉街からは5分ほど離れてしまうものの、最大収容人数200名(通常期)と規模の大きな銀山荘に4部屋確保の交渉をしてもらう事になりました。
後から良く調べてみると、銀山温泉は温泉でありながら全ての宿に大浴場が在る訳ではないのです。これはちょっとビックリ。
そして部屋にトイレが在る、この事も結果的に銀山荘で良かったと思えた重要事項の1つでした。何しろ参加者全員オーバー還暦、教官は75になってますから。
確かに大正ロマンを売りとする銀山温泉らしさは薄い宿かもしれません。温泉も源泉かけ流しとはいかないようですし。
ただ、PHOらは快適に過ごせて良かったと思いましたよ。

夕食の後、ライトアップされた温泉街を歩いてみました。
その結果、足元の暗さにショック。写真では一目瞭然ですが、雪明かりが無いと結構暗いって事が判明したのです(古いコンデジのシャッター押しただけのモノですが)。
まだまだ休業中の宿も在りましたから普段とは違ったのかとも思います。冬の雪景色が見たいところです

エリア 銀山温泉(山形)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 団体旅行
• 利用旅行会社: JTB

仙峡の宿、銀山荘。

この日は土曜日と言う事も有り、公式サイトの予約状況は満室でした(勿論、他の旅行サイトも)。
が、実際のところ部屋は6割程度が埋まっていただけなので(三密を避ける為)、ネットが満室でも直接お電話いただければ泊まれますと送迎バスのドライバーさんに教えてもらいました

銀山温泉　仙峡の宿　銀山荘 宿・ホテル

ラウンジ

その奥にフリードリンクのコーヒーマシン。カフェモカなども有って、何度か美味しくいただきました(PHO以外にも撮影者w)

館内案内図。
PHOらの部屋は4階。数字は部屋の宿泊人数です。つまり、ロビーに一番近い位置。それでも静かでしたよ。
ただ残念だったのは、せっかく同じフロアで在りながら、部屋へは階段を下りなくてはならないのです。此処は出来れば段差無しであって欲しかったですね

スタンダード和室。
10畳、バストイレ付きです。
部屋のタイプは基本これ。他にプライベート半露天寝湯付きの部屋も在ります。
当初4部屋確保してもらった時点では、1部屋が半露天寝湯付きだったので、其処は女性用にするつもりでした

全ての部屋が銀山川に面しています

バスルーム。
使いませんでした

2つ在るのは良いですね(定員6名ですし)

エレベーター。2基在りました。
生花が至る所に活けられていましたが、PHOはこれが一番好きでした

地下1F レストラン宇津莅慧(うつりえ)。
通常は日帰り温泉とランチ営業を行っていますが、この時期は休業中でした

大浴場入口(男女入れ替えは有りません)

大浴場の脱衣場。
鏡にも写り込んでいますが、浴場へのドアに此処から先は撮影禁止って貼り紙が有りました

露天風呂(銀山荘HPより)。
良かったのは内湯と露天風呂が繋がっていた事です。つまり、お湯に浸かったまま露天へ移動出来るのです

露天寝湯(銀山荘HPより)。
JTBの話では、この寝湯が利用出来なくなっているので、その代わり岩盤浴が無料との事でしたが、実際にはどちらも利用可でした☆

乾式岩盤浴「ターシャナル」。
岩盤は「ヒスイ(緑)」「麦飯石(灰)」「トルマリン(黒)」の3種類。
サウナのように汗をかく岩盤浴ではなく、身体にじんわり温かさを伝える石の効能を体感する為に、敢えてやや低めの温度設定になっています。また、乾式の岩盤浴ですので湿度で息苦しくなる事は有りません。
利用料金は500円で45分間(日帰り入浴では700円)

PHOはメノウを選択。
実際には翌朝6:30に予約を入れて利用しました。此処で二度寝です。
実はお腹を温めようとうつ伏せで寝たら、顔に籐の枕の模様が残ってしまい、朝食の前後に2度も大浴場でふやかして消す試みをせざるを得ませんでした

個室料亭「蓬莱」
大宴会場以外は此処で夕朝食です。大小さまざまな個室がいっぱい

夕食は17:30からと19:00からのどちらかを選択。
ゆっくりお風呂に入ってからにしようと19:00からにしました

旬菜。
蓬豆腐など

洋皿。
桜鱒と地場野菜のカルパッチョ

椀物。
蛤のお吸い物。

料理の間隔がやたら空いて、「こちらは箸休めになります」と供されたのですが、さっきから休みっぱなしだったんだけどって苦笑い(これじゃお酒が進んで困るよ～っと)

御造

蒸物。
道明寺蒸し。
もち米を水に浸してから蒸したあと、乾燥させて粗く挽いた道明寺粉を材料にまぶしたり、つけたりして蒸した料理です

焼物。
鰆けんちん焼、筍蕗味噌焼き

肉料理。
山形黒毛和牛のロースト

はい、お約束の全員写真♪

デザート。
特製杏仁豆腐、季節のフルーツ。
献立に無いけど、わらび餅。
果物好きじゃないPHOはメロンと杏仁豆腐の交換を行い、更にカロリーアップ★

この前に食事として尾花沢産つや姫のご飯と山菜酒粕汁、地元野菜の漬物が出ました。この山菜酒粕汁とご飯(漬物は最も苦手なのでパス)が劇的に美味しくて、お代わりしたいところでした。お腹いっぱいになってから食べた物が美味しかったので、間延びした感の有った夕食の最後が締まりましたw

とにかく長い事かかった夕食で、2時間20分を要しました。
温泉街のライトアップ(ガス灯の点灯時間)は10時までとの事でしたから、一息入れる間も無く、出かけます。
温泉街は坂を下った先に在り、行きは5分もかかりません。
銀山荘は4階が玄関、ロビーとなっています

日本夜景遺産の歴史文化夜景に認定されている銀山温泉の夜景ですが、夜の温泉街は｢意外と暗い｣。
手前の店(宿？)は営業していないようで真っ暗ですし、川がカーブしていて先まで見通せなかったせいも有りますが、見て来た写真とはだいぶ違ってます

この辺りが一番良く見る銀山温泉の写真なのですが

能登屋旅館。国指定の重要文化財です。
銀山温泉の中で一番銀山温泉っぽい宿は此処なのではないか、とPHOは思いました。
｢千と千尋の神隠し｣の湯屋に似ています。
温泉街最大級の宿ですが、それでも部屋は15室。大浴場や露天風呂は在ります。

能登屋旅館 宿・ホテル

ガス灯。この日の点灯はまだ暗くなる前の4時30分でした。

中が明るいので良く見えます。日本は平和だなぁと思える瞬間です

銀山開拓の祖である木戸佐左エ門氏の名が記された鏝絵の大看板が存在感有り

旅館 永澤平八。
此処も古さを感じる建物です。駐車場は銀山荘の隣に在りました

銀山温泉　旅館　永澤平八 宿・ホテル

外から見えるのが部屋の全てかもしれません。部屋数は9のみ。
銀山川に沿って在る温泉宿は何処も幅の割りに奥行きが無いんです、後ろ崖だし。
だから大浴場と言っても、普通に想像する広さの物では有りません

古山閣。外壁を飾る鏝絵で有名です。築90年の木造建築で、此処も部屋数は9。
並んで建つ新館オーベルジュ｢クラノバ｣は洋室でディナーはイタリアンと全く趣きが異なります。
此処数年で新しい宿が何軒か建てられ、風景が変わりつつあるかも

伝統の宿 古山閣 宿・ホテル

鏝絵。
漆喰を用いたレリーフの事で、左官職人さんが鏝で仕上げたのでこう呼びます。富の象徴ですね

和楽足湯。
暗いので気を付けてくださいね。右側は川ですよ

銀山温泉 和楽足湯 温泉

銀山荘玄関。
うん、やっぱり広々してて綺麗です☆

ところで、宿の前に駐車場が在るのも銀山荘(と瀧見館)だけで、温泉街の宿は宿とは離れた場所に駐車する事になります。
また銀山温泉のバス停も温泉街ではなく、銀山荘隣の坂の途中です。

これから部屋飲み(PHOは飲みませんが)ですｗ

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2020/06/27 20:10:57

  一度は見てみたい温泉街です～

  こんばんは、PHOPHOCHANGさん
  
  銀山温泉は、一度は温泉に入ってみたい…ではなく、
  一度はこの景観を訪れて見てみたい！！と思う温泉街です（笑）
  特に夜景は趣がありますねー
  もちろん、よく見る雪のシーンも素敵だけれど、
  いやいや、そんなことない…暖かいシーズンも気持ちよさそう。
  私は寒いのは大嫌いだから、
  逆にこういったシーズンの方が過ごしやすそうで、一度は行ってみたいなぁ。
  
  たらよろ

  PHOPHOCHANGさん からの返信 2020/06/28 23:09:31

  Re: 一度は見てみたい温泉街です～

  メッセージ有難うございます。
  銀山温泉って道の行き止まりみたいな所に在るので、ちょっと行き難いですが、その分夜は宿泊客だけになるので静かだと思います。全体の規模も意外と小さいです。
  あ、夏は涼しいそうですよ。
  ぜひ、お好きな季節に足を運んでくださいね。