長崎一泊旅行 with 同級生　＜第二日目観光＞

2013/06/22 - 2013/06/23

数有る航空券とホテルをセットにしたツアーの中で今回タビックスを選んだのは、フライト選択による追加料金が何処よりも安かった事（行きは基本料金のまま、帰りは1000円プラスのみ）が最大の理由でしたが、チサングランド長崎が基本料金で選択出来たのももう1つの理由です。
1人1部屋（参加者の男女比が申し込みの時点では未確定）が同料金な上に新しくて綺麗。洗い場付きのお風呂、トイレ、洗面台が全て別。ベッドは１40cm幅だし、大通りに面してても夜周りは静かだし、皆凄く気に入ってくれました。正直、メンバー全員からホテル良かったって言われたのは選んだ側としてはメチャ感激。
喜ばれると、企画から予約、案内までこなすのは大変っちゃ大変だけど、またやろうって思います。何たって役得で幹事の行きたいところへ行けるから。

エリア 島原(長崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: その他
• 利用旅行会社: タビックスジャパン

もう1つ嬉しかったのは朝食。パッと見、品数少ないように見えましたが、皿うどん、おでん、鰯のつみれ汁、理的朝メニューが揃えられてて、朝から満足出来ました。

ロビー集合を８時３０分と決め、それまでにチェックアウトしておいてもらうようにだけは言い伝え、食事は各自の起きる時間に任せてたから皆バラバラに降りて来たけど（理は一番乗りして様子見と言う名の食べ続け）、女子のお皿は皆話し合いしたかのようにカラフルでした。生野菜の緑、プチトマトとソーセージが赤系。スクランブルエッグにフルーツは黄色。そしてパンとコーンスープもお揃い。う〜ん、幹事はオヤジだな。 朝からサラダなんて絶対食べないモン。

この辺りは普通の洋食系

一番乗りして一番奥に陣取って、皆が食べ終わるまで待機していた、と言うとさも幹事っぽいけど、ただ単に新聞読んで食べ続けてただけ。

だって昨日見たのは丁度世界遺産に登録された日の富士山だったんだよ☆

これはお代わり分です。

6月23日、居心地良かったチサングランド長崎をチェックアウトし、レンタカーで出発したのは8時40分。目指すは大野木場砂防監視所です。ナビにこの名前を入れたら、雲仙温泉を掠める山越えルートが出て、運転するの大変だったよね、霧出てたし。けどその分、途中で棚田を見たり、温泉の硫黄の臭いを嗅いだり、旅気分は否応無くアップしていきました。

ここは千々石町の清水棚田というところです。

これに乗って廻りました。７人乗りに７人だから狭いかと思ったら、全然余裕でした（真ん中の列の真ん中に座った幹事が言うのですから間違い有りません）。

ほぼ2時間かけて目的地着。
此処は平成3年9月に起こった雲仙普賢岳の火砕流で全焼した大野木場小学校と其処に隣接して建てられた防災センターのようなもの。
理らが訪れたこの日は、丁度20年前の平成5年6月23日、北東側斜面に火砕流発生。死者1名、家屋151棟が焼失･倒壊した日でした。
火砕流なんてこの時初めて耳にしました。火山の噴火と言えば、溶岩、灰、櫟などしか知られてなくて、どれも時速100キロ超で襲いかかって来るなんて事無かったし…新たな自然の脅威を思い知る結果となった出来事でした。
それから20年、噴火の終息宣言から17年が経ち、やっと訪れる機会がやって来ました。
管理事務所に申し出ればDVDを無料で見せて貰えます。お時間有る方は是非ご覧ください。

監視所とは言え、自由に中に入って見学出来ます。

大野木場小学校は火砕流の熱で炎上するも鉄筋コンクリートの外観はそのまま残って居て、内部を焼かれた当時の状態が保存されています。蜘蛛の巣のようなヒビが入っても割れずに残ったガラスや歪んだ窓枠を校庭から見られます。

意外と残ってると思いますか？酷くやられたと思いますか？

もう少し近寄って見ました。中は残っているものも有りますが・・・

火砕流で焼けて枯れたと思っていた銀杏の燃え残りからまた芽が出て、今は立派に若葉を生い茂らせています。

教官と同級生（参加者全員）。

水無川がすぐ横を流れる砂防館からは平成新山が目の前に見えます。溶岩ドームのせいで頭でっかちに見える山がすぐ其処に…。

後ろの溶岩ドームがその平成新山、手前は貝野岳。

全て再開発され、道路も新しく造りました。

新普賢岳の火口を詳しく説明する図

火砕流と土石流の被害にあった地域。

それから道の駅みずなし本陣ふかえへと向かいました。此処は土石流被災家屋保存公園と火山学習館、大火砕流体験館が在ります。こっちは屋根だけ残して土砂に埋もれてしまった住宅が11件。まだこの土砂の下に思い出が埋もれたままになってると思うと、保存して見せていただけるのは有り難いですが、一刻も早く掘り出して、持ち主に手渡したいって気持ちにさせられました。

どう見ても建てたばかりの家に見えますよね、実際そうだったとの事です。

言葉が出ません・・

大火砕流体験館は入場料200円でしたがショボくてガッカリ。椅子が揺れるだけの子供騙しでした。

ホントは近くのがまだすドームなど、まだまだ見たいところは残っていましたが、12時になりお腹も空いたので、具雑煮の有名店元祖姫松屋本店へ向かいました。
そうです、此処島原名物は具雑煮と寒ざらし。具雑煮とは文字通り、具の沢山入ったお雑煮で、土鍋でドーンと供されます。

これで１人前です。
だしが物凄く良い味☆

寒ざらしとは小さな白玉団子を島原の湧水で冷やし、蜂蜜や砂糖で作った蜜をかけて食べる素朴なデザートです。勿論両方ともシッカリ食べました。
お店により、色や大きさが違ったりします。

姫松屋本店は島原城の真正面に在り、店から立派な石垣や堀が良く見えます。団体だと2階のお座敷に通されちゃうのがちょっと残念。まあ、広くて落ち着けますけどね。

島原城は外から見るだけに留め、武家屋敷に向かいます。道のど真ん中に小川と言うか堀割が真っ直ぐに流れ、未舗装の道路と合まってなかなかの風情です。お屋敷も3件ほど自由に見せていただけます。
この頃から雨が降ったり止んだり。お陰様で車を降りる時には弱まってる運の強さで、「『持ってる』のは誰だ？」。

山本邸は公開されています。

広い、いったい何部屋？？

間もなく2時になるところで島原観光は終わり、長崎へと戻ります。今度は海沿いを走りました。

3時半、平和記念公園駐車場着。4時までを自由散策時間とし、歩ける人（女子）は爆心地の公園へも足を延ばしました。教官と男子は記念像の前でまったり。
足の痛い教官の為に、長い階段を歩かなくても良いようにと平和公園の一番北、像最寄りの駐車場に車を停めて、エレベーターで像脇へ上がりましたが、この春から全面的にエスカレーターが完備され、階段を上り下りする必要は無くなってました。なぁんだ。

平和の泉。

水が飲みたいと言って亡くなった方を追悼するメッセージ板が・・

正面、噴水の間に小さく平和祈念像が見えるの、判りますか？

当時の浦上天主堂の一部。

原子爆弾落下中心地。

博多から参加の女子は長崎駅から高速バスに乗るそうなので、それを送り届けがてら、まだ食べていないチャンポン&皿うどんを食しがてら、お土産もゲットしようと長崎アミュプラザに向かいました。駐車場が混んでいて待ちの車が列を成してたのには驚きましたが、出入りは激しく、4時半には中へ入る事が出来ました。2000円のレシートで90分無料。丁度空港へ向かうのにピッタリの時間配分。
んで早速5階のレストラン街に在る皇上皇へ。
そんなにお腹は空いてないけど、チャンポンも食べたいし皿うどんも食べたい。皿うどんは細麺も太麺も。そうです、女子はワガママで貪欲なのです。
で、どうしたかと言うと、チャンポン、皿うどん細麺、太麺各1皿注文し、4人で分けました。800円が3つを4人で割れば1人当たり600円。
教官と男子は特製チャンポン、特製皿うどん1050円を各自。
空いてるからですよ。混んでる時に席取ったなら1人1皿頼みます。

これは細麺の皿うどん。

チャンポン。

皿うどん、太麺。あんかけでは有りませんでした。

3つ頼んで一番美味しかったのは、極細麺の皿うどん。ホテルで朝食に出たのとは雲泥の差でした。独り占めしたかったですよ。甘過ぎす、油っこくなく、麺の細さは今まで食べた皿うどんでは最細でした。だから軽い。また食べたいです。
他の女子もこちらが一押しとの事でした。

空港へ向かうまでの時間を5時35分に車に集合と決めて、30分弱のお土産タイムを設けました。アミュプラザにはお土産街道ってスペースが1階に在ります。

桃太呂、ぶたまんで有名です。やや小ぶりで1個63円です。勿論ゲット♪

レンタカーを返す前にガソリン満タンにしましたが、約20リッター3000円は計算（予算）通り。これでずっと運転し通してくれた男子を除いた頭数で割った1人当たりのレンタカー代は高速代込みで3750円でした。思ったよりも安く上がりましたよ、しかも車が無ければ行かれないトコ行けたしね。

現地でかかった交通費、飲食代、入場料など（レンタカーも軍艦島クルーズも飲み代も含め ）は約15000円でした。値段的にも満足度かなり高い旅行と言えるかな。実はもう少しかかっちゃうだろうなって思ってたんですが・・



空港でやっとミルクセーキを食べる事が出来ました。