2013/05/30 - 2013/05/30
490位(同エリア742件中)
kojikojiさん
- kojikojiさんTOP
- 旅行記1481冊
- クチコミ1138件
- Q&A回答73件
- 2,675,347アクセス
- フォロワー151人
バタバタのデンパサールからジョグジャカルタへの移動でへとへとになった昨晩から一夜明けてこの日から観光開始です。最初なのでホテルからマリオボロ通りをジャランジャランしてクラトンまで向かいました。ガイドブックや地図で見るよりかなり距離があるように思えます。勿論暑さもあると思いますが、歩いたのはこの1回だけで、後はすべてベチャ(三輪人力車)かアンドン(馬車)を利用しました。マリオボロ通りは非常に魅力のある通りで、バティックの店も店ごとにデザインの傾向が違っていて面白かったです。値段は50,000ルピアも出せはバティック風のシャツの良い物が買えます。子供服も安く30,000ルピア程度で子供のバティックサンダルは8,500ルピアと格安です。ただ、露店だと10倍くらいの値段を吹っかけてくるので有名なミロタ・バティックで値段を確かめてからの方が良いですね。ジョグジャカルタの道路標識のプリントTシャツは30,000ルピアとバリ島に比べれば格安です。この日は買い物の下見だけでクラトンの南側の見学に行きました。午前11時から開催される王宮内でのジャワの伝統芸能に合わせて入場しましたが、同じガムランでもバリ島のアップテンポなものと違った哀愁に満ちた旋律に感動しました。これはワヤン・クルッ(影絵)でも同じでしたし、クラトンにはジャワ舞踊の日にも再訪したくらいです。ほんの半日の滞在だけでジョグジャカルタの魅力に憑り付かれた気がしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ガルーダインドネシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
バリ島からジャワ島のジョグジャカルタに移っても相変わらず朝から日差しが強く、暑くなりそうな予感です。窓ガラスのフェニックスのエッチングがカーテンに映って綺麗です。
-
バリ島では毎日車をチャーターして島中を観光していたので、久し振りにゆっくり朝食を食べることが出来ました。最初は体に優しいお粥からいただきました。このホテルはジュースが10種類くらいありました。通常のホテルの朝食にある料理以外でもディムサムの種類など圧倒されるほどの料理が並んでいるうえに次から次に補充されています。
-
ジャワの伝統的な料理が日替わりで並び、ジャムウも4種類並びますが、これも一部は日替わりでした。ジャムウ(Jamu)はインドネシア発祥の伝統医薬品で、主に根茎や木の皮、花や種子、葉や果実といった自然素材から作られる植物性の内服薬で、さらに蜂蜜やローヤルゼリーやミルクや卵といった動物から得られる材料も使われます。
-
左から喉の痛みやアレルギーを和らげるもの、熱や咳を和らげるもの、コレステロールを抑えるもの、胃痛や血液循環に効果があるものなどがありましたが、コレステロールを抑えるものと咳を和らげるものを交互に飲んでみました。味はリコラのキャンディーを水に溶かして煮詰めた感じで美味しくはありませんが不味くもありません。
-
ここにもブブール・インジンがありました。このブラックライス・プディングは今回の旅ではまったデザートの1つです。あまりのおいしさに原材料をすべて買い揃えたほどですから。
-
レストランは部屋の内の席のほかにもオープンエアーの席や、噴水の周りにもテラス席があり自由に選べます。
-
インドネシアはさすがに香辛料の国なので、丁子(クローブ)が大きな鉢にてんこ盛りに飾られています。
-
唐辛子もこの通りです。
-
上手くディスプレイされていて、在りし日のジャワの街中の風景を感じることが出来ます。
-
そして食事中はガムランの生演奏が流れています。バリ島のキンキンしたガムランとは全く違う、穏やかでゆっくりした物悲しい調べです。
-
何だかんだ忙しくてここのプールでは泳ぐことはありませんでした。ジョグジャカルタを観光するには4泊では少なかったみたいです。ジョグジャにはもう1泊とソロ方面などであと数日必要だと思いました。
-
ロロ・ブロニョと記念写真を撮りましたが、ここの人形は大きくて立派でした。バリ島も含め2週間毎日のように見ていたら欲しくなってしまい、ガドリ・レストと言うクラトンの横にあるスルタンの弟さんの家のレストランで買ってしまいました。
-
ホテルの前に駐車してある白いクラシックなメルセデスもお願いすればチャーターできるようです。
-
フェニックスホテルのロゴが描かれたベチャも並んでいます。観光客だと足元を見られて安くなりませんが、クラトンまでで20,000ルピアほどでした。地元の人だと半額以下でしょうね。ホテルから空港までタクシーで30,000ルピアですからタクシーより割高で時間がかかります。ただ、タクシーは必要な時にはつかまらないんですよね。
-
ホテルの西側にはトゥグの塔があります。この塔は1750年代にジョグジャカルタ王国第1代の王ハメンクブウォノ1世により旧市街の北の端に造られたのが始まりだそうです。
-
トゥグの塔を左折するとクラトンに向かって下り道になります。ジョグジャカルタ(トゥグ)駅前には昔の機関車が飾られています。
-
カラフルな踏切ですが列車が通過するのは4日間で1回だけでした。ここをベチャで渡る時は気を付けないと段差があるので、幌に頭をぶつけそうになります。
-
ここから王宮方面へは一方通行なので、ベチャや馬車を使ってホテルへの帰りはかなり遠回りすることになります。
-
インナ・ガルーダホテルの敷地内にあるムリアという両替所です。バリ島に比べたらレートの悪さに悲しくなります。ジョグジャカルタのレートは悪いです!このホテルは戦時中ヤマトホテルとして日本軍関係者が使用していたそうです。大連から瀋陽、長春から哈爾濱に残る大和賓館巡りをしたことがあるので一瞬泊まってなんて考えました。
-
この辺りからクラトンに向けてはアンドンと言う馬車がたくさん停まっています。馬車を運転するにはちゃんと免許があるそうです。
-
マリオボロ通りのクラトンに向かって右側はずっとこんな感じです。露店ではTシャツやバティックやその他雑貨が売られ、右側の店は30年から40年くらい改装していないような懐かしい雰囲気の店から若者向けのブティックまで衣料品が多い通りです。
-
通りの左側にはプリンハルジョ市場はあります。コロニアル風のデザインのファサードが綺麗です。時間があまりないので市場の見学は後日にします。
-
雑貨で有名なミロタを過ぎると左右ともに露店になってきます。
-
トランスジョグジャ(バス)乗り場です。乗り場は1メートルほど高くなっています。夜はおじさん達の憩いの場所になっていることが多いようです。残念ながら今回は一度も乗りませんでした。
-
迎賓館の前ではなんとなくみんな写真を撮っていますが…。
-
ダッジコロニアルの建物が美しい中央郵便局とバンク・インドネシアです。
-
この交差点辺りが一番美しいジョグジャカルタかもしれません。
-
その前はフレデブルグ要塞博物館ですが、今回は入りませんでした。
-
王宮の北広場のアルン・アルンに到着です。ここにはプリンギンの樹が2本植えられているだけです。昔は広場の周りに64本ほど植えられていたそうです。スカテンなどの祭りの際は地元の人で埋め尽くされる広場も普段は観光バスの駐車場とそのお客を目当てにする屋台で賑わっています。
-
アルン・アルンに面したクラトンの北側の門ですが、観光客の入口は右手に回ったところにあります。
-
この日はクラトンの南側のガムランの演奏を聴きに来たので、更に南側の入口に回ります。チケットを買うと「どこから来ましたか?」と聞かれたので「日本です。」と言うとステッカーをくれました。写真撮影のチケット1,000ルピアは別料金です。
-
巨大な魔除けのカーラの顔がお出迎えです。
-
クラトン南のスリマンガティーでは午前11時から毎日何かしらの伝統芸能のパフォーマンスが見学できます。この日はガムランの演奏です。
-
ガムランと言ってもバリ島のリズミカルでキンキンしたガムランでは無く、静かで厳かな感じの音楽で、ご詠歌のような歌と相まって哀愁を感じます。バリ島と隣どうしのジャワ島でこんなに違いがあるのかと驚きました。
-
1人だけですが伝統舞踊の舞を見ることが出来ました。
-
静かな曲に合わせてゆっくり踊られますが、バリ島の踊りとは全く違うものを感じます。
-
衣装やグルンガン(冠)も違います。サルンもジャワ島伝統の模様です。ラマックのような胸当てもありません。
-
2つの島をじっくり見比べるといろいろ違いが分かって面白いです。よくあるツアーのように、バリ島から日帰りで行くのはどうかと思います。
-
この日のガムランは女性がメインで、それもみなさん年齢を重ねた方々ばかりです。みなさん同じ衣装で白地に黒のパターンが入ったサルンに黒色の少し中国風の衣装です。さらに同じ形に髪を結っていますが、後頭部の髷の部分は後から付けているようです。
-
大きなゴングが多いジャワ・ガムランに惹かれました。開演時間は毎日11時になっていますが、実際は10時30分くらいから演奏が始まります。特に伝統舞踊の日は早く席が埋まってしまうので早めに行くことをお薦めします。
-
演奏が終わったので王宮の奥へ進みます。
-
王様の調度品が並べられた建物の床のタイルが綺麗です。
-
先ほどの演奏のものとは別に、ガムランの楽器が一揃え置かれてあります。
-
太陽光線が当たってタイルの美しさが一層映えます。
-
欧風の調度品が目立ちます。オープンエアーの外廊下には通常置かないような鏡などが置かれているので不思議な感じがします。
-
八角形の綺麗な東屋です。ステンドグラスには洋風の楽器が描かれています。
-
パンサル・マニスと呼ばれる広々とした建物です。暑いジャワ島ではこのような建築様式に違和感は感じません。お客をもてなしたり宴会をする建物です。
-
彫刻されて連続した柱が美しいです。
-
更に内側には違う種類の柱が並びます。
-
角柱の金色の部分はカーラマカラと呼ばれるヒンドゥー教の模様で、その間はイスラム教の装飾です。
-
円柱の唐草模様はキリスト教の影響を受けたデザインです。
-
そして壁に描かれた蓮の模様は仏教を意味しています。
-
様々な宗教を取り入れたこの王宮はインドネシアという国の縮図のような気がします。
-
とても美しい建物です。
-
アブディダルムと呼ばれる王宮の家臣です。現在1600人ほどの方がほとんど名誉職として(お給料と言えるほどのものはもらってないそうです。)働いていらっしゃいます。腰帯に差している短剣はクリスと呼ばれるもので、10年以上働かないと差せないそうです。綺麗な柄のサルンですがサルンの模様は皆様々ですが、上着の長そでシャツは皆お揃いです。このシャツがカッコよく、首は同じ布の包みボタンだったりして。ミロタで50,000ルピアで売っていたので思わず買ってしまいました。
-
ガムランを担当しているアブディダラムのおじいさんと一緒にいるのは結構有名な子供です。学校に上がる前なのか毎日おじいさんと一緒に来ているそうです。ちょうど会合が終わったタイミングでした。
-
おじいさんに写真を撮らせてもらって良いか尋ねると、にっこり割って快諾してくれました。可愛らしいですがこの年齢にして凛々しさも感じます。
-
同い年くらいの女の子だと肩に手をやったりとプレイボーイらしいです。妻を呼んで一緒に写真を撮っていると人がいっぱい集まってきました。その後はすぐにおじいさんと奥に行ってしまったのでタイミングが良かったです。
-
のどかな昼下がりといった感じです。
-
クラトンには南北2つ建物がありますが、入口も入場料も別です。どちらか1つと言えば南側には博物館もあるのでお薦めです。
-
バリ島とはまた違った時間が流れているようなジョグジャカルタの昼下がりでした。
-
午後はエンジェ・ウィサタという現地の会社に車を頼んでいるのでホテルに戻ることにします。一番安い値段で引き受けてくれたベチャのおじさんは…、遅い。他のべちゃや馬車にどんどん抜かされていきます。アンドン(馬車)は良いとしても。
-
大きな欧米人2人を乗せたベチャにも抜かされます。
-
挙句にマリオボロ通りを逆走しようとして警官に追い返され、遠回りする羽目になりました。王宮からマリオボロ通りは緩やかな上りが延々と続きます。
-
ベチャはお金を払っているとは言え、人にこいでもらっていると思うと気が引けます。そう思いながら歩きたくないので乗っていましたし、少しでも地元にお金を落とすのが観光客の使命とも思います。午後はカソンガンの陶器の村とジャワで一番有名なパラントゥリティス海岸へ向かいます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2013 ジャワ島の旅
-
前の旅行記
PARIWISATA JOGJA(1)デンパサールから国内線でジョグジャカルタへ移動して、コロニアル建築の美...
2013/05/29~
ジョグジャカルタ
-
次の旅行記
PARIWISATA JOGJA(3)バティック工房で染織を学び、陶芸の村カソンガンでの買い物とパラントゥリ...
2013/05/30~
ジョグジャカルタ
-
PARIWISATA JOGJA(1)デンパサールから国内線でジョグジャカルタへ移動して、コロニアル建築の美...
2013/05/29~
ジョグジャカルタ
-
PARIWISATA JOGJA(2)ジョグジャカルタの観光はマリオボロ通りから始まり、クラトンで哀愁を感じ...
2013/05/30~
ジョグジャカルタ
-
PARIWISATA JOGJA(3)バティック工房で染織を学び、陶芸の村カソンガンでの買い物とパラントゥリ...
2013/05/30~
ジョグジャカルタ
-
PARIWISATA JOGJA(4)豪華なロイヤル・アンバルクモ・ホテルの水の宮殿を貸切り、王宮リスタフェ...
2013/05/30~
ジョグジャカルタ
-
PARIWISATA JOGJA(5)タクシーをチャーターして行ったサンピ・サリ寺院とプラオサン寺院とカラサ...
2013/05/31~
プランバナン周辺
-
PARIWISATA JOGJA(6)タクシーをチャーターした午後はプランパナン寺院史跡公園のロロ・ジョング...
2013/05/31~
プランバナン周辺
-
PARIWISATA JOGJA(7)ジョグジャカルタで由緒あるコロニアルスタイルのフェニックスホテルの滞在...
2013/06/01~
ジョグジャカルタ
-
PARIWISATA JOGJA(8)ジョグジャカルタの夜はワヤン・クリッの見学とソノブドヨ博物館でジャワ島...
2013/06/01~
ジョグジャカルタ
-
PARIWISATA JOGJA(9)スルタンのハメンクブウォノ10世の弟の邸宅のレストラン、ガドリ・レスト...
2013/06/01~
ジョグジャカルタ
-
PARIWISATA JOGJA(10)古都ジョグジャカルタの町歩きはクラトン北からタマン・サリとマリオボロ...
2013/06/02~
ジョグジャカルタ
-
PARIWISATA JOGJA(11)夜のプランパナン遺跡を見ながらディナーを楽しみ、ラーマヤーナ・バレー...
2013/06/02~
ジョグジャカルタ
-
PARIWISATA JOGJA(12)2度目のクラトンでは伝統舞踊の物悲しいガムランの調べと美しい踊りブド...
2013/06/03~
ジョグジャカルタ
-
PARIWISATA JOGJA(13)タクシーをチャーターして旅の最終地ボロブドゥールへ向かい、遺跡エリア...
2013/06/03~
ボロブドゥール遺跡周辺
-
PARIWISATA JOGJA(14)漆黒の暗闇のマノハラホテルを出て、ボロブドゥール遺跡の上で夜明けを待...
2013/06/04~
ボロブドゥール遺跡周辺
-
PARIWISATA JOGJA(15)世界遺産の仏教遺跡のボロブドゥールの仏伝図の方広大荘厳経を絵巻物のよ...
2013/06/04~
ボロブドゥール遺跡周辺
-
PARIWISATA JOGJA(18)ジョグジャカルタへ戻る前にパオン寺院とムンドゥ寺院から史跡公園をホテ...
2013/06/04~
ボロブドゥール遺跡周辺
-
PARIWISATA JOGJA(17)ボロブドゥール遺跡の基壇周辺のレリーフを確かめながら最後の見学をする...
2013/06/04~
ボロブドゥール遺跡周辺
-
PARIWISATA JOGJA(16)ボロブドゥール遺跡のレリーフの見学は本生譚と譬喩物語へと続く。
2013/06/04~
ボロブドゥール遺跡周辺
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ジョグジャカルタ(インドネシア) の人気ホテル
インドネシアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
インドネシア最安
328円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ 2013 ジャワ島の旅
0
65