2013/01/31 - 2013/01/31
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sagamiさん
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前のブログの続きです。
去年(2012年)から今年(2013年)にかけての赴任先のバンコクでの暮らしぶりを紹介しています。
ミャンマーのヤンゴンに初めて行きました。
タイに赴任してからずっと行きたいと思っていた場所です。
1泊2日の駆け足出張でしたが、けっこう印象深いものがありました。
その他、アユタヤ等のバンコク近郊の観光やタイ語の勉強等について紹介しています。
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出張でミャンマー・ヤンゴンに行ってきました。
ミャンマーに行くのは初めて、僕にとって37番目の訪問国になります。
初めての国に出かけるのは、常に楽しいものです。1泊2日の、訪問とも言えないような短時間の出張でしたが、印象深いものがありました。
ミャンマーは長く軍事政権が、アウンサウン・スー・チーさんを軟禁していたため、非常に印象の悪い国になっていたと思います。ところが、スー・チーさんを解放し、また、民主化に舵を取り始めてから、投資先候補として一躍脚光を浴びるようになった国です。
去年の初め以降、日本の多くの会社・ミッションが訪れたそうです。チャイナプラス1という言葉があります。それは、中国が意外とリスクの大きな国だということがあらためて認識され、アジアでの投資を中国に集中するのではなく、もう1ケ所に分散しておこうという意味ですが、ミャンマーはそのプラス1の候補の1つとして脚光を浴びているということです。 -
タイの人たちに言わせると、ヤンゴンは30年くらい前のバンコクのようなところだ、とのことです。
今でこそバンコクは高層ビルが立ち並ぶ大都会ですが、30年くらい前にはまだ高いビルが少なく、ちょうど今のヤンゴンのような景観だったということのようです。
ミャンマーも30年たったら、今のバンコクのようになるのだろうか、と考えてしまいました。
今回の出張は、一応、投資先としてのミャンマー調査ということでした。
ヤンゴンから1時間程度の場所にある港湾設備、工業団地、現地JETRO、商社を訪ねました。
結論としては、少なくとも私が働いている業界(石油化学業界)では、投資は全く時期尚早ということでした。まずインフラがまだ整っていません。道路・港・電気や工業用水等、石油化学の工場を建設・運転するためのインフラ整備がまだまだです。
投資額が少なく、労働集約的な組立産業的なものは、人件費の安さがメリットとなって成立するとは思いました。 -
ミャンマーの人口は6,000万人強。タイに近い数字です。
1人あたりのGDPは1,000ドル弱。タイの5-6分の1、日本の数十分の1程度の、まだまだ所得水準の低い国です。
教育程度は比較的高く、識字率が92%程度あります。良質で安価な労働力の確保ができる国です。
マクロ的な電力不足。70%程度を水力発電所がまかなっているため、特に乾季の電力の安定性のなさが弱点の1つだそうです。
インフラの整備計画は沢山あるが、残念ながらまだ国のグランドデザインを描ききれておらず、優先順位を決めきれていない状態ということ。
非常に親日的な国だそうです。暮らして働いていることにあまりストレスを感じたことがない。
いずれも現地で働く日本人の方から聞いたことです。 -
去年から新車の輸入が解禁されたこともあり、急に車が増えたそうです。
たしかに、ヤンゴン市内はバンコクほどではないにせよ、渋滞する箇所もありました。
走っている車のほとんどが日本製。面白かったのは、車は右側通行なのに、大部分の車が日本製ということもあり、右ハンドルだったことです。
急に訪問者・外国人の居住者が増えたことによって、慢性的なホテル不足・外国人用住居不足。
僕は市内中心部のホテルに宿泊しましたが、物価水準に比べると、ホテル代は意外なほど高かったです。 -
とまぁ、つらつらと書いてきましたが、しょせんは1泊2日の駆け足出張。
ミャンマーという国の表面を少しなぞったに過ぎません。
僕はバンコクに4年半以上住んでいて、勤務先の従業員の大部分はタイ人。
それでも、タイという国のこと、タイ人のことがあまり分かっているような気がしません。
タイについての知識は増えました。タイ語も読み書きを含め、ある程度できるようになりました。タイ人の友人も出来ました。タイ式の手を合わせる挨拶もうまく出来るようになりました。
それでも、タイという国ことが分かっている気がしません。
おそらく、これが外国人であるということなのだと思います。 -
アユタヤに遊びに、というか、お寺めぐりに行ってきました。タイ人を含む4人のグループ。
タイでは9という数字は縁起の良い数字です。ということで、タイ人の友人の主張で、アユタヤのお寺9ケ所をめぐることにしました。
が、正直、2つ目の途中で飽きてしまいました。それでも、強引に連れて行かれ、結局予定通り9つのお寺を廻りました。タイ人はこういうのに飽きないのですね、信心深いですし。疲れましたし、参りました。 -
アユタヤはバンコクから北方向に1時間程度に位置します。
観光で訪れるのは2回目になります。バンコクに着任する前に出張でタイに来た際に、1日休日があったので、出かけたものです。
遺跡で有名な世界遺産にも登録されている場所です。
こういう遺跡を見ていると、兵(つわもの)どもの夢のあとという感じがしてきます。 -
この写真は、バンコク郊外にある「ムアン・ボラーン」というテーマパークに行った時のものです。
タイ国内の名所旧跡をミニチュアにしたものです。
ムアンはタイ語で都市、ボラーンは古代。
敷地内は相当に広く、カートを使って廻らないとかなりきついです。
名所旧跡自体にあまり興味のある方ではないのですが、公園と思って行けば、それなりに楽しめます。 -
ここで気になった、というか、少し気に入らなかったのは、入場の際に「外国人料金」をとられたことです。タイ人料金よりも、かなり割高。
料金は大した額ではないので、料金自体は別に良いのですけれども、「外国人料金」というのが気に入らなかったわけです。タイでは、他にも外国人料金をとられたことがあります。
と書いてきて、何が気に入らなかったのだろうか、と我ながらふと疑問に思いました。いやなら入場しなければ良いわけなのですから。
差別された、というわけでもないでしょう。というか、差別と言えば差別ですが、低く見られたわけではありません。同じものを観るのに料金が違うことに不合理を感じたということでしょうか。 -
バンコクに着任したのは2008年7月でした。
最初に住んだのは、ラチャダピセックと呼ばれるあたりでした。地下鉄の駅で言えば、タイランド・カルチャーセンターのすぐ近く。このあたりは、タイの有名な歓楽街が近く、「ラチャダピセックに住んでいる」というと、知っている人はニヤっとするような場所でした。もちろん、それを知っていて場所を決めたわけではなく、会社から紹介された、いくつかの中から最も快適そうな物件を選んだだけです。
おととしの9月頃、例の洪水騒ぎのちょっと前にラチャダピセックから引っ越しをしました。
前に住んでいたアパートから毎年値上げを言われて、その上げ方が強引、かつ、契約更新の直前に言ってくるようなアンフェアなやり方だったので、頭にきて出ることにしたのです。
不動産屋に5つか6つの物件を紹介してもらって、選んだのが今住んでいる物件、BTSのプラカノン駅のすぐ近くに位置しています -
自分としてはロケーションも気に入っているのですが、「プラカノンに引っ越した」と言うと、日本人・タイ人問わず、けっこうけげんな顔をされます。特にバンコクに長く住んでいる日本人の方から。このあたりは日本人が多く住んでいる地区からは少し離れていること、また、僕が住んでいるような、日本で言えばマンションが建て始められたのはそんなに古いことではなく、昔を知っている人は「何もない場所」というイメージを抱いているようなのです。
マンションはスクンビット通りという通りに面しています。通りに沿って、BTSのスクンビット線が走っています。日本人が多く住んでいる一帯からは東方向にはずれているのですが、BTSが走っていて便利なこともあるのでしょう、僕が住んでいるプラカノンくらいから東に向かうと、マンションの新築ラッシュを見ることが出来ます。それもけっこう高層建築で。こんなに建てて大丈夫なの、っていうくらい。
もちろん、広さとかロケーションによるのですが、プラカノンから東側だと、マンションの値段も東京の数分の一くらいのイメージで、まだ何とか手が出せる範囲の値段です。引退後にバンコクに住むことを前提に、買っちゃおうか、と考えなくもないです。 -
着任して数か月してからタイ語の勉強を始めました。今も細々と続けています。
バンコクの中心部にある語学学校に通っていて、先生は始めた時からずっと同じ先生。もう4年以上勉強していることになります。
1年半くらい前からは読み書きの勉強も始めました。こうなると、タイ語の資格試験等を受けたくなってきます。
僕の知っている範囲では、日本の団体が主催しているタイ語の検定試験は2種類あります。タイ語検定試験と実用タイ語検定試験(って、どうして同じような名前をつけたのだろう、っていつも思います)。僕は実用タイ語検定試験の方を受けました。5級、4級、3級までは何とか合格したのですが、2級の問題を見て全く無理、と思って、その後受験していません。今では準2級というのがあるらしいですが。 -
タイ語の先生から、「タイの文部省(だか外務省だか)がやっている試験があるから受けては?」と言われたのはその頃です。
この試験は、気合が入っています。なにせ、ホームページに掲載されている試験の説明がタイ語でしか書かれていません。これを読むのが一苦労、というか実際には先生に手続を進めてもらって受けることにしました。
①読む②書く③聞く④話す、の4種類の試験を半日がかりで受けます。合格、不合格という形で結果が出るのではなく、4種類それぞれの科目に、6段階の評価をつけてくれるという形式で結果が出てきます。6段階評価は、おおよそ、1・2が初級の下・上、3・4が中級の下・上、5・6が上級の下・上、という感じでしょうか。先生からは6だと通訳が出来る、と言われましたので、5で英語で言う、TOEIC900以上の感じではないか、と想像します。
受験しました、が、おそろしく難しい試験でした。読解など、たしか40分くらいで50問くらいの問題に答えないといけません。
結果、①読む2②書く2③聞く4④話す3ということで、だいたい平均で3点、中級の下くらいの感じでしょうか。聞くは出来過ぎ、話すはこんなもの、でも、読むと書くはかなりがっかりでした。もう少し出来ると思っていたのだけれども。 -
タイに来てから、結婚式にはかなり呼ばれて出席しました。と言っても、4年半で10回あるかないか、くらいのことですから、年に2回くらいのものですけれども。
何度か、主賓の挨拶を仰せつかったことがあります。この写真の結婚式でも、主賓の挨拶をすることになりました。
式によって違うのですが、これまでの経験で言えば、タイでの結婚式では新郎側と新婦側に主賓がいて、それぞれに挨拶をすることが多いです。挨拶は、必ず、新婦側⇒新郎側の順番でした。 -
この結婚式で、僕は新郎側の主賓として呼ばれ、ひと言挨拶すると同時に、乾杯の音頭を仰せつかりました。タイ語を必死に覚えて、挨拶をしたのですが、うまくいったかどうかは分かりません。
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タイの結婚式での大きな特徴(と僕が思っていること)は、開始時刻と終了時刻がはっきりしないことです。招待状には、受付開始時刻が書いてありますが、それは本当に受付を開始する時刻のことです。受付開始時刻くらいから、新郎新婦が来たゲストと写真を撮るように、並んで待っています。受付でお祝いのお金を渡した後、新郎新婦と写真をとりひと言二言話しをした後、会場に入ります。これは結構時間のかかることで、式というかパーティーの始まるのは、受付開始時刻から1時間以上あとのことが普通です。
会場は、席が決まっていることは少なく、決まっていても、会社関係はこのあたり、とかおおよそのことが決まっているだけのことがほとんどです。料理はたいていブッフェ形式で、受付を終えてからパーティーが始まるまでの間、飲んだり食べたり喋ったりしながら待ちます。
新郎新婦が入場してきてパーティーが始まります。新郎新婦の紹介や主賓の挨拶等は日本と同じようにあるのですが、新郎新婦の紹介がやたら長い。会場にしつらえられた大きなスクリーンに、二人の子供時代からの写真や、付き合っていた時代の写真等が延々と流されます。一番楽しんでいるのは、新郎新婦だろうと思います。
宴、というよりは、まさにパーティーといった感じで進んでいくのですが、別に席も決まっていないので、途中で帰っても誰も気が付きません、というか、割と途中で帰る人が多いのです。 -
バンコク駐在になって良かったことの一つはゴルフがやりやすいことです。
近い、安い、プレイヤー1人にキャディが1人つく、追加料金はかかりますが、カートも1人1台。日本のゴルフ場のように気取った格好をしていく必要もなく、ゴルフをする服装で行けばよく、また、日本のように、途中で食事をする必要もなく、スルーでプレイ出来ます。
朝の早い時刻から始めると、お昼頃にはプレイを終えた後で昼食も終わっている感じです。そこから30分くらいでアパートに戻れるくらいの距離にゴルフ場があることが多く、午後は午後でまた別のことが出来ます。
下手ですが、ゴルフは大好きです。
駐在員生活も4年半以上が経過していますので、もう先も長くはないと思います。
そんなに遠くない将来、日本に戻ることになるでしょうけれども、引退したら、またタイに戻ってきて、ゴルフ三昧の生活をしようと、思っています。
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