2010/11/08 - 2011/03/05
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sagamiさん
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バンコクに転勤でやってきてから、2年半以上が経過しました。
このブログでは、2010年11月頃から2011年3月までのバンコクでの生活を紹介します。
- 旅行の満足度
- 5.0
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バンコクは、11月頃から1月頃までが一年中で最も過ごしやすい時期だ。乾季になり、ほとんど雨が降らないし、気温もかなり下がる。下がると言っても、日中の最高気温は30度くらいにはなるのだけれども、朝晩はかなり涼しく、ゴルフのスタートが朝一番になった場合には、ジャンパーをひっかけないと寒く感じることもあるくらいだ。
涼しいと言っても、日本の夏の暑さや冬の寒さの程度が年によって異なるように、バンコクの涼しさの程度も、年によって異なる。
タイ人に聞くと、今年の乾季は、特に12月から1月くらいにかけては、かなり涼しい部類に入る年だったということだ。 -
一方で、タイが最も暑くなるのは4月頃。ソンクランというタイ人にとっての最も長い休みがある4月中旬頃が最も暑くなる時期と言われている。12月とか1月くらいが最も涼しくて、4月頃が最も暑いというのは、一見、変な気もするが、バンコクが北回帰線の内側に位置することを考えれば、まぁ、納得できることでもある。
というわけで、これを書いている3月上旬は、最も涼しい時期から最も暑い時期に向かう途中の時期にあたるわけで、徐々に暑くなっていくのがよく分かる。今日も、MRTやBTSを使って、買い物に出かけたのだが、ほんの短い距離を歩くだけなのに、けっこう汗をかいた。 -
昨年の12月中旬にタイの北部のチャンライという町に出張で出かけた。
僕の勤めている会社は、タイの会社と日本の会社の合弁会社だ。ほぼ月に1回、取締役会を開催しているわけであるが、年に1回だけ、日本で開催することにしている。
去年の11月の取締役会がそれで、せっかく、タイ側の役員・社員が来るのだから、ということで、日本側の親会社が気を効かせて、箱根で取締役会を開催してくれた。観光付きで。それの返礼的な意味もあり、12月の取締役会は、いつも開催しているバンコクとは別の場所で、ということになり、チェンライで開催することになったのだ。 -
チェンライは、バンコクから北に飛行機で1時間強、飛んだ場所にある。
もう少しゆっくりとしたかったのだが、結局は、朝早い飛行機で行き、午前中に会議を済ませ、午後から観光、夕食をチェンライでとって遅い時刻のフライトでバンコクに戻る、という日帰りのスケジュールとなった。
タイでは、パタヤ、ラヨン、シラチャ、アユタヤ、ナコンパトム、チョンブリ、ウタイタニなどといった都市や観光地には出かけたことがあるが、タイの国内線に乗るのは、これが実は初めてのことだった。
スワンナプーム空港は、国際線と共に主要な国内線も乗り入れていて、出発はスワンナプーム空港から。1時間強のフライト時間はウトウトしている間に、あっという間に過ぎ、まさにローカルという表現がぴったりとくる、チェンライ空港に到着した。 -
午前中の会議が終わり、会議の会場であったホテルで昼食をとり、観光に出かけた。最初に立ち寄ったのが、ドイ・トゥン・パレスという場所。皇太后が建設された離宮ということであった。
表紙の写真と、本文の最初の3枚が、その離宮の写真だ。
花が咲き誇る庭園、なかなかきれいだった。 -
この写真を含めて、離宮のあとの3枚の写真は夕食会場でのもの。
チェンライの、というか、タイ北部の郷土料理のお店であるが、タイの民族衣装に身を包んだ女性が踊りを披露してくれるのを見ながら食事をとる。
タイ語で、「ありがとう」のことを、コックン・カー(女性の場合。男性の場合には、語尾がカーではなく、カッ(プ)となる。実際の発音はもう少し複雑なのであるが、カタカナで表記しようとすると、こういうことになる)と言うが、ショーの際の挨拶で、女性が、コックン・チャオと言っているのに気がついた。「カー」の部分が「チャオ」となるのが、この地方の方言らしい。女性が言うと、可愛く聞こえる。 -
順番が前後するのであるが、離宮を見学した後、一行は二手に分かれ、1つのグループはミャンマーとの国境の町メーサイに、もう1つのグループは、このあたりの山岳民族が営む観光場所に出かけることとなった。
僕は、メーサイの方を選んで出かけた。
写真の奥の方は、既に国境だ。メーサイ イミグレーション (入国管理局) 建造物
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実際には時間がなかったこともあり、ミャンマー側には入らなかった。
ミャンマーは安くて質の良い宝石がとれる場所で、この国境の町、メーサイでもミャンマーからの宝石で安くて質の良いものが買えるということだった。
僕自身は、宝石に興味が全くないのであるが、一行のうち何人かは、やはりそれを買いたいということで、宝石店にはいり、そこでかなりの時間を費やすことになった。エメラルドが有名らしく、相当の数のエメラルドの装飾品が売られていた。が、結局、一行の結論は、バンコクと変わらないというものであったようで、誰も買う人がいなかった。 -
チェンライ周辺は、山が多い場所でもある。
バンコクは平野の中の都市であり、バンコクで暮らしていると全く山を見ることがない。
私は日本にいた頃は東京勤務であったが、神奈川県の座間市に住んでいたので、自宅からは周囲の山が見えたし、だいたい日本に住んでいれば、関東平野を除けば大きな平野はなく、たいていの人にとって、山が見えるというのが、普通の日常になっているのではないかと思う。
そういう意味で、チャンライに来て、周囲に山が見えると、何となくほっとするものがあった。 -
メーサイからチェンライに戻る道の途中、イチゴを売っている露天がずっと軒を連ねているエリアがあったので、車を停めてもらった。チェンライはイチゴの産地としても有名な場所らしい。
写真のような露天が相当数(数えたわけではないけれども、感覚的には20以上)、道路に沿って並んでいる。それぞれのお店には、写真のように若い女性が売り子として働いている。客は気に入った女性のいる場所で、イチゴを買うことになるわけで、一種の美人コンテストだな、と思ったが、この美人コンテストは売上と生活がかかっているわけで、けっこう厳しい。
イチゴ自体は、日本のものとは違って甘さが足りずに味は今一つ。 -
ここからトピックが変わる。
バンコクで勤務していると色々なパーティーに呼ばれる機会がある。呼ばれるのは、会社の創立○周年記念だったり、起工式だったり完工式だったりで、特に日本にいる時と変わらないのだけれども、こういったパーティーの式次第は、日本とは少し違うな、と思うことがある。
写真は、ある日系企業の創立20周年記念パーティーに呼ばれた時のものだ。こういったパーティーにはお祝いとして、お花を持っていくのが習慣なのであるが、会場に到着し、お祝いを差し上げたら、入り口でゲストに挨拶をするために待っている主催者側と記念写真をとることが、だいたいどのパーティーに行っても、まず行われることだ。 -
余興はプロを呼ぶ。
この時のパーティーでは、ヴァイオリンの演奏と、プロの歌手のステージが余興。プロの歌手の方は、タイ人とカラオケに行くと必ずといって良いほど歌われる曲の歌い手だった歌手で、「それ1曲だけ」の歌手のようであるが、それでも、皆が知っているクラスの歌手であった。
ヴァイオリン演奏の方も、ご覧の通りの美人で、これもなかなかのもの。 -
このパーティーは、会社の創立20周年記念パーティーということで、招待客は取引先や地元の役所の幹部や工業団地の役員といった、比較的年齢層の高い人たちだったわけであるが、歌手のステージが始まると、主催者側の従業員と思われる若い人たちがステージの周囲に集まり、踊り始めた。
これも、割合とそのパーティーでもそうなのであるが、タイ人は乗りが良いのか、こういう場面になると、踊りが始まる。ちなみに僕も踊りましたが。 -
自社内でもパーティーをやる。
必ずやるのがNew Year Partyであるが、New Year Partyという呼び名にも関わらず、僕の会社の場合、やるのは必ず年末だ。
これには、相当にお金もかける。だいたい泊まりがけ。司会も余興もプロを呼ぶ。皆、けっこう乗って楽しむ。
このNew Year Partyは、他の日系企業に聞いても、どこの会社も同じような趣向で必ずやられているようであり、タイの会社では習慣になっている行事のようだ。 -
それとは別に、僕の勤めている会社では、年に1回くらい、これも泊まりがけでどこかに出かけてPartyをやっている。
この写真は、去年のPartyの時のものだ。「仮装パーティにします。日本あるいはタイをあらわす服装をしてきてください」ということだったので、まぁ、さんざん考えたあげく、サッカー日本代表のユニフォームを着ていったのであるが、これが浅はか。隣の女性の仮装は、タイの少数民族の民族衣装であり、要するに、皆、これくらい凝った仮装をしてきているわけで、サッカーのユニフォームを着て、仮装だなどとは全く言えない雰囲気だったわけである。 -
チェンライでの会議の際に触れたが、去年の11月に日本の箱根で会社の取締役会を開催した。
最初に書いたとおり、11月となれば、バンコクも過ごしやすい天候にはなっているのだが、それは日本とは程度が違う。芦ノ湖畔のホテルで会議を実施し、翌日は近辺の観光。芦ノ湖 自然・景勝地
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ちょうど紅葉の時期に重なり(というより、紅葉の時期を選んで会議を開催した、という方が正解であるが)、天気にも恵まれた。
去年、何回日本に帰国したのだろうか、と思って、手帳を調べてみた。1月・3月・6月・7月・8月・10月・11月、7月には2回帰国しているので、8回帰国していることになる。全て仕事絡みの帰国であり、トンボ帰りの連続ではあるが、こうやって数えてみると、けっこうな回数、帰国しているものだな、と思う。芦ノ湖 自然・景勝地
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ここからまたトピックが変わる。
去年の12月に、友人の実家があるウタイタニという場所に、友人に連れて行ってもらった。バンコクから自動車で3時間弱といったところ。特に何があるわけでもない、外国人も全く見かけない(たぶん、日本人もほとんどいないと思う)タイの田舎町だ。
日帰りで行ったのだが、着いて食事をしたら、本当に何もやることがない。僕はのんびりしていれば、それでも良いのだけれども、友人の実家の方たちが気を遣ってくれて、近くにある寺院に連れて行ってくれた。 -
それは、観光ガイドに出てくるような有名な寺院でも何でもないのだけれども、なんだかとてもユニークな寺院であった。
山肌をくりぬいてつくったような感じで、立地がユニークだし、デザインも他のタイのお寺ではみたことのないようなものだし。周囲が公園のようになっていて、花が沢山咲いていたりする。 -
タイは仏教の国で寺院が沢山ある。
バンコクにあるワット・ポーとか、ワット・アルンとか(ちなみにワットというのは、タイ語で「お寺」という意味)が有名なお寺であるが、そういった有名は大きなお寺とは別に、だいたいどこの集落に行っても、集落ごとにお寺がある感じがする。日本でもお寺や神社が多くの集落にあるような感じと同じだ。
実際に調べてみたことがないので、正確なことは言えないのだけれども、そういったお寺は、どうも比較的新しい建物のような気がする。日本のように、江戸時代から、とか、もっと古くから、といった神社やお寺とは違う気がするのだ。 -
僕の勤めている会社の工場(まだ建設中だけれども)は、ラヨン県という場所にある。ラヨンは、バンコクから自動車で2時間強程度の場所にある、やはり田舎町だ。
タイでは(日本でもそうなのだけれども)、工場の周囲の集落の人たちと良好な関係を築くことは非常に大切なことだ。工場から半径5km以内には、30近い集落があり、それらの集落、あるいは、それらの集落にある、お寺や学校を月に1回くらいペースで訪問することにしている。
お寺では、僧侶にお経をあげてもらうわけであるが、その時に思うのは、そういう場面に地元の人たちが沢山集まることだ。これも詳しく、かつ、正確には分からないのだけれども、月に何度か、僧侶にお経をあげてもらう日があるようで、僕達の会社も、その内の1日を選んで参加しているのだと思う。その時に沢山の人が参加をしている、ということだ。これもイメージだけで言っているのだけれども、日本の神社仏閣よりも、タイのお寺の方が地元の人との関係が深い気がするのだ。 -
これはパタヤでの写真。
パタヤには、ニューハーフショーの有名なショーハウスが2つあり、そのうちの1のティファニーという場所で撮った写真。
パタヤは工場のあるラヨンから近い場所にあるため、お客様が来たときに、食事に出かけ、また、よく宿泊してもらう場所でもある。その時に、お客様を連れて、このティファニーに出かけることがある。
ショーが終わった後、出演者が劇場の外でいっしょに写真を撮ってくれる(40バーツのチップを払わなければならないが)。まぁ、もともとは男なので、皆、結構でかいのだけれども、見た目はかなりの美人揃いだ。
タイはニューハーフが多い。こういった場所ばかりではなく、デパートやレストランに行けば、ひと目でそれと分かる店員さんがいたりする。
タイ人に聞いた話で、本当かどうかは分からないのだけれども、もともとタイでは女の子の方が沢山産まれてくるそうである。10人赤ちゃんが生まれたら、だいたい6人が女の子で、残り4人の男の子のうち、確実に1人はニューハーフになってしまうので、実質的に男女比は1対2になってしまう、とのこと。「だからタイの女は皆よく働き、タイの男は怠け者になってしまう。タイの女は大変なのよ」というのが、話のオチであったのだけれども、同じ話を何人かから聞いたことがあるので、まんざら嘘ではないのかもしれないな、と思ったりもする。 -
僕には2人の息子がいるが、下の子が年末に友人といっしょにタイに遊びに来た。その際に、僕のオフィスに寄ってくれて、会社の人たちといっしょに撮った写真がこれである。
タイでも、日本との間の往復航空券を購入することが(当たり前だけれども)出来る。バンコク発着便ばかりではなく、「呼び寄せ航空券」と呼ばれている日本発着のチケットも購入することが出来る。
それで不思議なのは、値段がバンコクで買うと圧倒的に安いことだ。もちろん、日本にもHISなど、格安航空券を扱うお店があり、バンコク往復なども驚くような値段で売られているのを見かけることがあるのだけれども、ここで言っているのは、普通の旅行代理店を通じて買えるチケットのことである。日本で買うのに比べると、だいたい半額以下の感じで入手することが出来る。どうなっているのだろう。 -
バンコクには、高層ビルの50F以上といった場所にも、いくつかオープンレストランやオープンバーがある。どこも大抵値段が高いし、風が強かったりして、思ったほど快適ではないのだけれども、それでも夜景などは非常にきれいで、日本から客が来た時等には、時々出かけることもある。
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この写真のレストランも、そのひとつで、Lebuaホテルというホテルの54Fだかにあるレストランを訪れた時のものである。チャオプラヤ川を見下ろせる良いロケーションのレストラン。
写真を撮ったのは、新年早々に訪れたときで、たまたまチャオプラヤ川に浮かべた舟の上から花火をあげていた。花火が破裂するのが、ちょうど、レストランの高さくらいの場所で、これはなかなかきれいだった。 -
バンコクに2年半以上住んでいる。
が、それでも、タイのことが本当に分かっているような気がしない。会社のスタッフはほとんどがタイ人で、仕事の関係先もタイ人が多く、仕事関係ではタイ人との付き合いの方が多い。友人もいて、時々食事に行ったりもするし、工場の周辺の集落等を直接訪ねてみたりする機会も多い。
それでも、この国のことが分かったような気にならない。
大きな理由の一つは、もちろん、言葉の問題だろう。タイ語を習ってはいるが、仕事もあり、レッスンをキャンセルすることも多く、未だに僕のタイ語のレベルでは、会話にならない。タイ語のテレビ番組も分からないし、字も読めないからタイ語の新聞も意味が分からない。
この旅行記にも、これまで書いた旅行記にも、タイでの生活のことを書いたけれども、それらを通じて僕が思っていること・感じたこと、等はほとんど断片的な印象に過ぎないのだろう、と思う。
あとどれくらいタイで勤務するのか、住むのか、というのはサラリーマンの身には分からないことだけれども、それでも、何とかもう少しこの国のことを理解できればな、と思う。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Rockyさん 2011/07/05 23:03:44
- お元気ご活躍
- sagamiさん、お元気でご活躍なによりです
タイ生活を垣間見れて、楽しく拝見できました。
8月−1ヶ月間 ホアヒン、
9月−2週間位 パタヤ
いずれもエコノミークラスのゴルフ旅予定です。
では、又....Rocky
- sagamiさん からの返信 2011/07/12 11:29:56
- RE: お元気ご活躍
- Rockyさん
こんにちは、ご無沙汰しております。
どこかでまたゴルフをご一緒させてください。
詳しいスケジュールが決まりましたら、ご連絡ください。
私はおとといまで日本出張で返事が遅くなりすいませんでした。
Sagami
> sagamiさん、お元気でご活躍なによりです
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> タイ生活を垣間見れて、楽しく拝見できました。
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> 8月−1ヶ月間 ホアヒン、
> 9月−2週間位 パタヤ
> いずれもエコノミークラスのゴルフ旅予定です。
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> では、又....Rocky
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