2009年1月　バンコク暮らし　年末年始ラオス旅行(1)　ヴィエンチャン

2008/12/30 - 2009/01/03

年末年始の休みを利用して、ラオスに行ってきました。
訪問したのは、ヴィエンチャンとルアンプラバンの2都市。それぞれの都市に分けて旅行記を掲載します。

エリア ビエンチャン(ラオス)

年末年始の休みを利用して、ラオスに旅行に行ってきました。

スケジュールは下記の通りでした。

12/30 バンコクを2000発の飛行機で出発
　　　ヴィエンチャン2110着、そのまま宿泊
12/31 ヴィエンチャンを1730発の便で出発
　　　ルアンプラバン1810着、そのまま宿泊
01/01 ルアンプラバン観光、宿泊
01/02 ルアンプラバンを1310発の便で出発
　　　ヴィエンチャン1350着、そのまま宿泊
01/03 ヴィエンチャン2205発
　　　バンコク2310着

フライトや宿泊等、特にトラブルもなく、旅程は順調でした。

写真はヴィエンチャンで宿泊したラオプラザホテルです。

ラオ プラザ ホテル ホテル

旅行の手配は以下の通りでした。

■僕はバンコクに住んでいるので、出発と帰着は、
　バンコクになります
■バンコク⇔ヴィエンチャン間のフライトはTG。
　マイルを使いました
■ヴィエンチャン⇔ルアンプラバン間のフライトと
　ヴィエンチャン2泊、ルアンプラバン2泊、計4泊
　の宿泊はバンコクの旅行代理店(HIS)で手配を
　してもらいました。

写真はホテルの部屋からの眺めです。

旅行の予算です。
移動と宿泊で、20,000バーツ強。1バーツ=2.65円程度の現在の実勢レートで換算すると、合計で54,000円弱程度です。内訳は以下の通りです。

■バンコク⇔ヴィエンチャン間のフライトは、
　マイルを使ったので、基本的に無料
■ヴィエンチャン⇔ルアンプラバン間のフライトは、
　4,810バーツ(13,000円弱程度)。キャリアは、
　ラオス航空です。
■4泊の宿泊代の合計が、14,500バーツ(38,500円
　程度)。
　特に高い金額とは思わないですし、ホテルの質を
　考えると全く納得しているのですが、ラオスの
　物価水準を考えると、かなりの高額であることは
　確かです。
　実際に行ってみると、ヴィエンチャン、ルアン
　プラバンともに、安いGuest Houseがたくさんあり、
　当日に事前予約なしでも、どこかに泊まれない、
　ということはなく、もっと安くあげたい場合には、
　当日、現地で、宿を探すという手もあります。
■そのほか、燃料サーチャージとか税金、クレジット
　カードの手数料が約1,000バーツ。

写真は、お寺ですが、ラオスは敬虔な仏教徒の多い国らしく、街中いたるところに、お寺をみかけることが出来ます。

ラオスを訪問したのは、初めてでした。

年末年始、日本に帰国しようか、バンコクに残ってどこか旅行でも行こうか、迷っていたのですが、12月と1月に日本出張が入ったこともあり、日本に帰国せずにバンコク発着で旅行をすることに決めました。
マイルを使ってどこかに行こう、ということで、タイ航空のHPで色々と調べたのですが、12月30日から1月3日くらいまでの日程で、実際に空いているフライトは、香港行きかヴィエンチャン行きくらいのもので、香港には何度か行ったことがあるので、行ったことのないヴィエンチャンを旅行先に決めました。
シンプルな理由です。

ラオスに行くと決めるまで、ラオスのことはほとんど何も知りませんでした。首都がヴィエンチャンであること、社会主義の国であること、くらいのイメージです。
今回訪問したルアンプラバンは、世界遺産に登録されている都市なのですが、そんな都市があることすら知らなかった、という状態でした。

外務省のHPで調べたところ、ラオスは

■面積が約24万km2。これは、日本の3分の2程度で
　しょうか。
■人口は約580万人。これはかなり少ない。日本の
　20分の1程度ですね。
■GDPが約40億ドル。国家全体で4,000億円弱程度
　ですから、かなり小さな経済です。
■1人あたりのGDPは、678ドル(2007年)。7万円弱
　程度ですから、かなり貧しい国ということが出来
　ます。ちなみにタイの1人あたりのGDPは3,000
　ドル強程度だったと記憶していますので、タイに
　比べても、4分の1とか、5分の1程度のものです。

ホテルから15分程度も歩くと、メコン川にぶつかります。

メコン川沿いには、食堂や屋台がたくさん並んでいます。

メコン川沿いの道です。

ビエンチャンは、バンコクよりも随分と北に位置します。そのため、バンコクに比べると、かなり涼しかったです。僕が少し風邪気味だった、ということもあるのですが、街歩きの時の服装は、長袖のポロシャツに薄いセーター、下は長い綿パンというものでした。その格好で、随分と歩き回ったのですが、特に暑さは感じなかったです。
実際、ヴィエンチャンでの天候は、本当に気持ちの良いものでした。ほとんど雲1つない快晴状態が続いたのですが、暑くなく、湿度も低くからっとしていて、本当になかなか味わえないような、快適な気候でした。もちろん、それは、今が乾季だからということであり、雨期や暑期は、全く違う天候になるはずです。

屋台が並んでいます。

もう１ケ所訪問したルアンプラバンは、ヴィエンチャンよりも更に北にあります。山間の盆地、ということはヴィエンチャンよりも標高があるはずですし、また、ルアンプラバンでは曇っていたこともあり、ヴィエンチャンよりも、更に涼しかったです。
朝晩は、少し寒いくらいの感じでした。

夕方になると、ヴィエンチャン側からは、メコン川方向に夕日が沈みます。

僕はメコン川沿いの屋外のレストランにはいり、そこで夕食をとりながら、ずっと夕日の沈む様を見ていました。
とてもきれいで、これはなかなかお勧めです。

半分、日が沈みました。

夕日が沈んだ後も、しばらくは空はほんのりと明るい状態です。空の色が刻一刻と変っていきます。地平線から上空に向かって、きれいなグラデーションを描きながら。
写真ではうまく分からないのが残念です。

ほとんど暗くなってきました。
写真では分かりませんが、対岸の人家に灯がともり始めました。

ヴィエンチャンの街には(ルアンプラバンもそうでしたが)、トゥクトゥクが沢山、走っています。ヴィエンチャンは狭い街ですし、時間は沢山あったので、結局、ヴィエンチャンでは徒歩でまわり、トゥクトゥクには乗りませんでしたが、移動の手段としては、かなり便利だと思いました。

ヴィエンチャンは、首都にしては、本当にこじんまりとした小さな町ですし、ラオス自体の経済発展が遅れていることもあり、他の東南アジアの大きな都市に比べると、交通量は少なめです。渋滞も見かけません。それでも、他の東南アジアの都市と同じように、バイクの走っている比率がかなり高かったです。

ホテルからメコン川とは逆方向に向かって歩いていくと、凱旋門風の建物にぶつかります。ガイドブックによれば、戦没者の慰霊塔ということだそうです。

パトゥーサイ 建造物

内部の天井には、レリーフが彫りこまれています。

パトゥーサイ 建造物

建物は、上に登ると展望台にもなっていて、ヴィエンチャンの市街を見渡すことが出来ます。

パトゥーサイ 建造物

凱旋門(パトゥーサイという名前だそうですが)から、ホテル方向に戻っていくと、市場があります。サオ市場という名前だそうです。

かなりごちゃごちゃとした、東南アジアでは、よく見かけるような市場です。
なかなか面白くて飽きないです。

市場の横には、デパートもありました。
写真の奥のほうに、分かりにくいですけれども、エスカレーターがあります。ヴィエンチャンでエスカレーターを見たのは、ここだけでした(空港にすらなかった)。

ホテル近くの国立の文化センター。大きな建物の少ないヴィエンチャンでは、かなり大きな建物。

オフィスビルの入り口に立っている、テナント会社を示す看板。
国際的な会計事務所や法律事務所もはいっています。
また、三井物産とか住友商事の看板もありました。外務省のHPによれば、ラオス在留の日本人は473人であるとのこと。在留届けを大使館に出さない人も、けっこういるはずなので、実数はこれよりも多いのではないか、とは思いますが、それでも、かなり日本人の数は少ない。

迎賓館。ヴィエンチャンの中では、最も立派な建物のように思えました。

先ほどの市場に隣接して、バスターミナルを見つけました。

ヴァンビエン行きのバスの時刻表。
1日6本の運行。3時間かけてヴァンビエンに到着するようです。値段は30,000キップということですから、だいたい300円くらいのものでしょうか。

タイのノンカイ行きの国際バスも走っていました。
こちらも1日6本の運行。"Not accept get back ticket"というのは、意味がよく分かりませんが、返りのチケットは売らないよ、という意味でしょうか？こちらは55バーツなので、少し高めです。

タイに向かうバスです。
かなり快適そう。

街中では、何軒か日本食レストランも見かけました。

日本が、道路建設を援助したことを記念して建てられたレリーフのようなものです。

街には、かなりの数のマッサージ店を見かけました。
ラオスでは時間的な余裕もありましたので、僕はルアンプラバンで1回、ヴィエンチャンで2回、計3回もマッサージ店に行きました。
お店によって、値段は随分と異なりましたが、それでもバンコクに比べても随分と安く、レベル的にもしっかりしていました。

ヴィエンチャンの国内線空港です。かなりシャビー。
ヴィエンチャンでは、空港の前で、客待ちのタクシーを勝手に捕まえることが出来ません。タクシーの数が少ないということではなく(数自体も少ないですけれども)、タクシーに乗ろうとする場合、空港内のタクシー乗車申し込みカウンターみたいなところで、お金を払ってチケットを買って、それからタクシーに乗ることになります。市内までは一律料金のようで、60,000キップですから、だいたい600円くらいのものでした。

ヴィエンチャンの国内線のフライト時刻表です。
かなりフライトの数は少ないです。
これから、ルアンプラバンに向かいます。ルアンプラバンの旅行記は、別に作成する予定です。

この旅行記へのコメント （2）

• Rockyさん 2009/01/05 09:54:41

  メコン川

  sagamiさん、明けましておめでとうございます。
  
  メコン川の夕日はなかなか良いですね！
  自然景色が綺麗で、穏やかな政情下での物価安、
  訪問したい地域になりました。
  
  バンコク空港での占拠騒動前は、1，2月頃タイ訪問を考えてました。
  タイ全体物価が安い、パタヤでのゴルフが楽しかった＆麺類等食べものも好みに合いました。楽しいパタヤゴルフ旅でした。
  
  2010年にはバンコク、チエンマイ辺りのゴルフ旅行を実現できればと夢抱い
  ています。sagamiさんとのゴルフが実現できれば最高です！
  現地からの旅行記が楽しみ＆次回タイ旅行プラン練りも楽しいです....。
  
  １月下旬には深セン・ミッションヒルズ予定です。では、Rocky
  

  sagamiさん からの返信 2009/01/11 01:21:41

  RE: メコン川

  明けましておめでとうございます。書き込みありがとうございました。
  
  ほとんど、その場の思いつきに近い感じで訪ねたラオスでした。本当に何もない場所ですけれども、妙に落ち着いた感じになれる場所でした。個人的にはお勧めです。
  
  ゴルフ、是非、いらしてください。
  日本では、年に1回やるかやらないか、というほとんどペーパーゴルファーだったのですが、こちらに来て回数だけは増えました。いっしょに回ってご迷惑にならない程度にはなっておきます。
  
  世界的な不況の影響ももちろんあるのでしょうが、空港閉鎖以来、バンコクは観光客・ビジネス客が激減しているようです。出張で出かける飛行機もガラガラのことが多いですし、ホテルやレストランも空いています。住んでいる人間からすれば、悪くはないのですが、タイの景気が冷え込んでいくのだろうな、って思うと少し心配にもなります。
  
  今年もよろしくお願いいたします。
  
  sagami