2009/07/13 - 2009/07/19
615位(同エリア2193件中)
琉球熱さん
沖縄魚図鑑その4は「西表編」
毎年訪れるこの非常にエキサイティングな島は、海の中ももちろんエキサイティング。
陸上には西表固有の生物が沢山いるが、残念ながら海の中に「固有種」はない。
それでも、沖縄本島では見られない種は数々存在する。もっとも、希少種がいるから素晴らしい海、と言うわけではないことは、この海に潜ってみればすぐわかることだ。
今回の西表編は、以下の3部構成で
一般的な『エビ&サカナの章』
マニアックな『サンゴ&ハゼの章』
おまけの『カヤックツアーの章』(魚とは無関係)
表紙の写真はフタスジリュウキュウスズメダイ幼魚。つぶらな瞳だ。
まずは『エビ&サカナの章』
エビに目のない私、いつでも彼らを血眼になって探してしまう。
でも、海老天くらいしか食わないのだ(笑)
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホシゾラワラエビ
オルトマンワラエビかと思いきや、“星空”だそうだ。
甲羅は黄褐色で、白線の幾何学模様が絶妙。
赤褐色の脚に白い斑紋がびっしり。これが“星空”の所以。
クモみたいだが、ちゃんとハサミもあるし、アップにすればなるほどエビの顔(笑) -
ミカヅキコモンエビ
魚図鑑その2に登場したソリハシコモンエビ同様、洞になっている薄暗い中空をフワフワ漂っている。そしてクリーニングシュリンプ。手を差し出すと、フワフワと舞い降りてきて、瘡蓋なんかあろうものなら、その小さなハサミできれいに剥がしてくれるという、まことに几帳面な職人でもある。
こういう生物、好きだなぁ〜
体は透明、白黒の斑点に鮮やかな黄色のライン。
ちょっと考えられないくらい大胆な出で立ち。 -
ロングクロウシュリンプ (上下とも)
見えますか?(笑) -
上の写真を加工してみると…
けっこう寄って撮ったが、だいたいがこのような白い砂地にいるので、よ〜く注意しないと見逃す厄介なエビ。
名前の通りハサミ脚が非常に長く、沖縄の川にいるテナガエビのよう。
そのハサミの先端が赤褐色で、見つける時の目印になる。
見事な保護色をわかっているかのように、寄っても逃げない(笑)。
なので、見つければ撮影は比較的楽。
サンゴ礁の根の根元、少しくぼんだような所の砂地にいる。 -
ニセアカホシカクレエビ
これも透明なエビ。大体、このイソギンチャクに付いていることが多い。注意深く探せば意外に発見できる種ではあるが、なにせ透明なので、撮影はそれほど簡単ではない。
しかし、きれいだなぁ〜 -
スザクサラサエビ
魚図鑑その3に登場したのはヤイトサラサエビ。
よく似ているけれど、背中を見ると幾何学模様が微妙に違う。
正直、二つ並べないとわからなかったりする・・・(汗)
でも、なぜ海中で幾何学模様?これを見たサカナが目を回すのだろうか? -
モンハナシャコyg
番外編。
沖縄で見かけるシャコ、モンハナシャコ。非常に派手な鎧をまとったヤツだが、同時に、非常に強力な前脚は貝を割るほどの破壊力!
従って人の爪などはひとたまりもない…らしいので、見つけても手を出さないように。
ちなみにこの個体はまだ若い。警戒してなかなか穴から出てこなかった。 -
【上】フタイロカエルウオ
いやはや、神様はなぜこんな衣装を着せようとしたのか?
渋いブルーグレーとオレンジの鮮やかなツートンカラー、体長も7cm位になるものだから目を引く。
岩礁域であまり泳がず、岩の表面を滑るように移動する。
愛嬌のある顔なので、意外に好きな魚でもある。
【下】カスリヘビギンポ
サンゴの上にちょこんと貼りついているのをよく見かける。大きさはせいぜい2〜3cm。
すけすけの体、大きな目、赤いラインが目印。 -
【左】ヤマブキスズメダイ
実はレア。こちらは幼魚。子供の頃はこうやって、ウミウチワなどの陰に潜んでいることが多い。
ちょろちょろ動き回って撮影するのが非常に難しい。
【右】アカネハナゴイ
こちらもサンゴ礁の定番。キンギョハナダイに少々似ているが、背びれが紅色に近いので見分けがつく。
オスの背びれはその形が“モヒカン”を連想させるが、それを広げるディスプレイ行為は、これまた非常に美しい。 -
【上】ユカタハタ&キンギョハナダイ
サンゴ礁の定番種の一つ。キンギョハナダイはオレンジ色の体がとにかく非常に美しい。幼魚などはまさに金魚?
群れで根の周りを泳いでいることが多く、初夏は体長2cmくらいの幼魚が雲霞のように群れていることが多い。その景観は圧巻である。
ユカタハタは根の主。根に棲みついているスカシテンジクダイなどの小魚を、外からやってくる大型魚から守っている。
・・・と言えば聞こえは良いが、大事な食料を取られないようにしているだけだ。
【下】バラハタ
いかつい顔をしたハタ類。それでもこのバラハタのように、顔に似合わない美しい衣装をまとったものもいる。 -
【上】ジョーフィッシュ
愛嬌のある顔と動作で、ダイバーに人気のジョーフィッシュ。
ガレ場の地面に穴を掘って顔だけ出している。これでもサカナなのだ。いつか全身を見てみたい。
【下】エリグロギンポ
岩礁域に生息する、一見地味なギンポ。
しかし、ギンポ類に共通しているが、目の周りの模様や体の模様は意外に凝ったデザインだったりする。 -
【上】トカラベラyg
ベラの幼魚は、成魚とは似ても似つかない姿をしている種が多く、「幼魚−成魚」の組み合わせで観察すると興味深いものがある。
【下】ギンポ 名前不明
一部のギンポ類は、こうやって岩穴に引っこんで顔だけ出していることがある。
顔に特徴があればよいが、こうなるとよくわからない。
それにしても、サカナと言うより犬のようだ。 -
モンツキカエルウオ
とても人気のあるサカナ。しかしよくよく見れば、そのカラーリングは“かわいい”を通り越して”怪異”じゃなかろうか?
白地の体に毒々しいオレンジの斑紋、目の周りもオレンジで隈取られて、角まで生えている。これも神様のいたずらだろうか?
岩礁域に棲み、穴から顔だけ出している。全身を穴から出すことは稀。個体数が少ないので、見つければうれしいサカナの一つ。 -
【上】ハナゴイ
真っ青なハナゴイ。こちらもサンゴ礁の定番。
よく見ると、背びれの一部が赤紫だったりする。
【下】ヤリカタギ
チョウチョウウオの仲間。「カタギ」と言うからには「気質」なのだろうが、「ヤリ」がわからない。
それとも「堅気」だろうか?それにしたって「ヤリ」は何だ?
チョウチョウウオの中では細身である。 -
アカククリyg
幼魚から若魚時代は岩礁域の暗がりを好む。縦に長い独特な体型はとても目立つ。動きは緩慢。
成魚はツバメウオに似た形になり、暗がりではなく表に出てくるようになる。幼魚と成魚で色・模様が変化する種は沢山いるが、ここまで体型が変わってしまう種は珍しい。 -
【左】キンメモドキ
根に大群で棲みつくキンメモドキ。まるで雲霞のようだ。
スカシテンジクダイと混群になっていることが多い。
【右】タイワンカマス?幼魚
キンメモドキの大群の中を観察すると、別の種類の幼魚が紛れ込んでいることがある。これはタイワンカマスか?
大型のサカナから身を守る知恵だろう。
スカシテンジクダイやキンメモドキの大群“ダマ”は、遠くから眺めるか、思い切り中に突っ込むかのどちらかである。 -
インドカイワリ
キンメモドキの群れの上空にやってきたインドカイワリ。“光りもの”だ。
この、いかにも『悪(ワル)』と言った面相、結構好きだ。
そろそろ食事の時間なのだろう。いきなり群れめがけてアタックを始めるが、そのスピードは目を瞠るものがある。
この攻防戦は命がけであるだけに迫力満点。 -
【上】キンセンイシモチ
地味な存在。しかし体に入った白いラインの間隔が、目の大きさにピッタリという絶妙さ。不思議。
このイシモチ類は、オスの口の中で卵を育てる「口内保育」で有名。
【下】イシガキスズメダイ
サンゴ礁域にごく普通に見られるのだが、意外にキレイ。
体色は「イシガキスズメダイの色」としか表現しようがないほど絶妙だ。 -
カメ
たまに遭遇することがある。この個体は警戒心が薄く、かなり寄ることができた。そこそこ大型だったので、タイマイではなくアカ(アオ)ウミガメだろう。
ま、カメにはとんと興味がなく、どちらでもよいのだが。 -
キヘリモンガラ幼魚
成魚は無骨な顔立ちだが、幼魚はまるで黒縁メガネをかけているようで、とぼけたいい味を出している。
ニセゴイシウツボ
ウツボはやっぱり苦手である。 -
【左】ミナミギンポ
ギンポ類にしては非常にすっきりした顔立ちで、どこかしら笑っているように見える。
ふらふらと穴から出たり入ったりする姿も愛嬌たっぷりだが、実は肉食系で、他のサカナのエラやウロコをかじったりする。
【右】クロスジギンポ
同じく“すっきり系”
とぼけた顔が面白い。
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この旅行記へのコメント (2)
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- norisaさん 2013/01/25 09:27:43
- キレイですね
- 琉球熱さん
さすがにどの写真もキレイですね。
ストーブで温まりながら見ています(笑)
スジギンボ系のおとぼけが朝の気分をなごやかにしてくれましたーー。
norisa
- 琉球熱さん からの返信 2013/01/26 02:34:34
- RE: キレイですね
- norisaさん、いつもありがとうございます。
西表編はまだ続きますよ(笑)
サカナばかりずらずら並べても、ふつうは飽きちゃうだろうなぁと、2枚を1つの画像にして構成しています。
今週末はまた山へ!と勇んでいましたが、ちょっと下降気味の体調を勘案して延期。家でおとなしくしていることにしました(笑)。
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