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今年も西表に行ってきた。<br /><br />前半は絶好のコンディションに恵まれ、後半は台風のおかげで予定を大幅に変更せざるを得なかった。<br /><br />まぁ、一週間も滞在すれば、全日程晴天などありえないわけで、仕方ないと言えば仕方ないが、これでまたしても与那国行きがご破算。<br /><br />さて、それでもこの時期の西表は梅雨も明けて水は抜群の透明度、水中は幼魚だらけで非常に賑やかかつ鮮やか。西表の海のベストシーズンとも言えるだろう。<br />海のガイドはいつもの「スマイルフィッシュ」http://www.smile-fish.com/。生物・生態に滅法詳しいガイドで、カラフルな海中風景を堪能する。<br /><br />今回の西表訪問では、今まで行ったことがない所へ行こうと決めていて、その一つが“パナリ島”=「新城島」である。<br />上地・下地の二つの小島からなり、『神の島』とも呼ばれ、ジュゴン伝説が残る島だ。<br /><br />ところが、問題は渡航方法。定期船がないために、ツアーに申し込まなければならない。<br />余分なシュノーケルなどが必然的に付属するので避けたいところだったが、他に選択肢がなければ仕方ない。<br />利用したのは「マリン海遊」http://kaiyu-marin.com/<br />ガイドのあんちゃんが少々うるさくてうざいが(笑)、まぁ悪い子ではない。ボートも大きく快適でだった。<br />東部の大原港から出航し、まずはシュノーケル。そしていよいよ上地島に上陸。<br />島内には「御嶽」と呼ばれる神聖な拝所がいくつもあり、島外の人間は入れない・・・<br />ここまでは八重山の島共通のことなので驚きもしないが、いざ上陸してみると、拝んでもいけないという。<br />これには少々驚いた。<br />自分たちの神を気安く拝むな、と言うことなのだろう。もちろん写真撮影は禁止である。<br />おそらくこれがジュゴンを祀った御嶽だろう。琉球王朝時代、供物だったジュゴンを供養するためだとか・・・<br /><br />島内は人影もなく、それでいて手入れが行き届いている。この島出身の人たちの多くは西表で暮しているそうだ。そして年に数回の祭事の際に帰島し、島内を清掃するのだと言う。<br />だからだろうか、島内は静謐な空気が流れている。<br />まさに、神秘の島だ・・・<br /><br />島で唯一のポスト、自販機、学校跡などを見ながら散策。<br />「タカニク」と呼ばれるある種の“火の見櫓”は、高さはないが周囲に遮蔽物がないために、眼下に港を見下ろし、西表までの海が一望。<br /><br />民家(ツアー会社オーナーの家)の庭先で昼食を摂り、しばし休憩後に出発。上地島と下地島の中間で再度シュノーケルで遊び、帰還。<br /><br />上原地区に投宿していると、集合場所の大原港までがちょっと遠いのだが、神秘的なこの島は行っておいて損はない。<br /><br />その2は次回

西表・新城 2011 (その1)

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2011/06/18 - 2011/06/25

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旅行記グループ イリオモテの海

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琉球熱

琉球熱さん

今年も西表に行ってきた。

前半は絶好のコンディションに恵まれ、後半は台風のおかげで予定を大幅に変更せざるを得なかった。

まぁ、一週間も滞在すれば、全日程晴天などありえないわけで、仕方ないと言えば仕方ないが、これでまたしても与那国行きがご破算。

さて、それでもこの時期の西表は梅雨も明けて水は抜群の透明度、水中は幼魚だらけで非常に賑やかかつ鮮やか。西表の海のベストシーズンとも言えるだろう。
海のガイドはいつもの「スマイルフィッシュ」http://www.smile-fish.com/。生物・生態に滅法詳しいガイドで、カラフルな海中風景を堪能する。

今回の西表訪問では、今まで行ったことがない所へ行こうと決めていて、その一つが“パナリ島”=「新城島」である。
上地・下地の二つの小島からなり、『神の島』とも呼ばれ、ジュゴン伝説が残る島だ。

ところが、問題は渡航方法。定期船がないために、ツアーに申し込まなければならない。
余分なシュノーケルなどが必然的に付属するので避けたいところだったが、他に選択肢がなければ仕方ない。
利用したのは「マリン海遊」http://kaiyu-marin.com/
ガイドのあんちゃんが少々うるさくてうざいが(笑)、まぁ悪い子ではない。ボートも大きく快適でだった。
東部の大原港から出航し、まずはシュノーケル。そしていよいよ上地島に上陸。
島内には「御嶽」と呼ばれる神聖な拝所がいくつもあり、島外の人間は入れない・・・
ここまでは八重山の島共通のことなので驚きもしないが、いざ上陸してみると、拝んでもいけないという。
これには少々驚いた。
自分たちの神を気安く拝むな、と言うことなのだろう。もちろん写真撮影は禁止である。
おそらくこれがジュゴンを祀った御嶽だろう。琉球王朝時代、供物だったジュゴンを供養するためだとか・・・

島内は人影もなく、それでいて手入れが行き届いている。この島出身の人たちの多くは西表で暮しているそうだ。そして年に数回の祭事の際に帰島し、島内を清掃するのだと言う。
だからだろうか、島内は静謐な空気が流れている。
まさに、神秘の島だ・・・

島で唯一のポスト、自販機、学校跡などを見ながら散策。
「タカニク」と呼ばれるある種の“火の見櫓”は、高さはないが周囲に遮蔽物がないために、眼下に港を見下ろし、西表までの海が一望。

民家(ツアー会社オーナーの家)の庭先で昼食を摂り、しばし休憩後に出発。上地島と下地島の中間で再度シュノーケルで遊び、帰還。

上原地区に投宿していると、集合場所の大原港までがちょっと遠いのだが、神秘的なこの島は行っておいて損はない。

その2は次回

同行者
カップル・夫婦
交通手段
JALグループ
旅行の手配内容
個別手配

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  • 海の中はカラフル

    海の中はカラフル

  • ミドリイシ(枝サンゴ)が元気いっぱい!

    ミドリイシ(枝サンゴ)が元気いっぱい!

  • 途中でデジカメ故障のアクシデント。周辺の画像が流れてしまう・・・(涙)<br />この元首尾、旅行終了まで遂に治らず

    途中でデジカメ故障のアクシデント。周辺の画像が流れてしまう・・・(涙)
    この元首尾、旅行終了まで遂に治らず

  • こちらはテーブルサンゴの群生<br />いつ見ても見事!

    こちらはテーブルサンゴの群生
    いつ見ても見事!

  • 大原港ターミナルにあった時計。<br />「時間ズレ注意」って言われても・・・

    大原港ターミナルにあった時計。
    「時間ズレ注意」って言われても・・・

  • パナリ 上地島港脇のビーチ。<br />ちょっとゴミが多いが、海の透明度は○。

    パナリ 上地島港脇のビーチ。
    ちょっとゴミが多いが、海の透明度は○。

  • 人影がない<br />けれどきれいに清掃された集落内の道

    人影がない
    けれどきれいに清掃された集落内の道

  • 家の庭も実にキレイに手入れされている。しかしこの家も無人だった。

    家の庭も実にキレイに手入れされている。しかしこの家も無人だった。

  • 火番盛タカニク<br />たったこれだけの高さでも、視界良好。

    火番盛タカニク
    たったこれだけの高さでも、視界良好。

  • パナリの海<br />ボートの上からも底が見えるほど。

    パナリの海
    ボートの上からも底が見えるほど。

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