2013年年末年始釜山の旅（4日目・金海編）

2012/12/31 - 2013/01/05

夕べから寒さが戻ってきた朝鮮半島。
日中も氷点下を下回り、時折冷たい風が吹く中、ホテルに閉じこもっているわけにも行かないので、釜山から軽鉄で行ける隣町・金海（キメ）市を観光して来ました。

日本ともゆかりの深い伽耶国の王様、キム・スロのお墓がある町は、こじんまりしてて歩いてまわるのにピッタリ。

お天気はいいんだけど、気温がな〜。

午後からは、世界最大のデパート「センタムシティ」にも足を伸ばしました。
写真は、金海金海邑城北門。

エリア 釜山(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス

朝ご飯は、ホテル近くにチェーン店・キンパップ天国へ。

ソウルでも、各店舗味が違ってるのは知ってたけど、釜山西面店は、外や店内にこの店舗オリジナルの手描きメニューが貼り出してありました。

これは、各店共通のグランメニュー。

私が頼んだキムチポックンパップ（キムチ炒飯）。
この店だけかは知らないが、あきらかにソウルとはおかずの量が違う。
っていうか、ソウルはキムチとタクアンしかなくて、しかもセルフサービスなのに、この店はちゃんと盛り付けて持って来てくれる。

しかも、各お客さん、盛り付けられたおかずの種類が微妙に違う。
私のは、4種類とスープのフルバージョン。

こっちはダンナが頼んだ鉄板プルコギトッパップ。
汁がダクダク。

この店、味はいいけど、店員さんは無愛想なので、そういうサービスを求める観光客にはお勧めしません。
でも私は、とっても気に入って2回も行っちゃいました。

朝ご飯が済んだら、マイナス5度くらいの気温の中、地下鉄と軽鉄を乗り換え、首露王陵駅へ。

軽鉄駅は新しいせいか、駅の周りに何もありません。

首露王陵駅前にある像。
何なんだろう？

軽鉄駅に置いてあった韓国語の案内書をたよりに金海韓屋体験館に向かいました。
ここに行けば、日本語の案内書がもらえるかもしれないと思ったからです。

でもここは主に韓屋宿泊施設がメインらしく、12時過ぎて宿泊客が帰らないと一般客の見物は不可と書いてありました。

とは言え、宿泊棟の手前までは入れます。これは多分食堂。

次はいきなりメインの首露王陵へ。

伽耶国資料館内の当時の衣服。

当時の祭禮。
伽耶国は鋳物技術に長けっていたそうで、その技術は併合した新羅にそのまま受け継がれたそうです。

日本語案内がないからなんだかわからないけど、王陵内にあった建物。

王陵内の閣。

よくわかんないけど、祭儀のときに王様やお妃様に出す豚を殺した台。

ようやくお墓らしきものが見えてきましたよ。

ジャジャーン‼

これがドラマにもなったキム・スロ王のお墓〜！

お墓から眺める風景はこんなカンジ。

家臣達の座。

すると、これが王様が政り事をした建物か。

それにしても今日は寒い>_<
土が凍ってるんですよ、土が〜。
東京はもちろん、故郷の富山でも土が凍るなんて見たことありません。
富山では、土の上の溶けた雪が凍ることはあっても、水気もない土が凍るなんて考えられません‼

韓国の人は冬にお墓掘るの大変だろうな〜。

耳もほっぺも冷たくなったので、屋内へ。
これは民族博物館。

博物館の前に、始祖様のお母様の像が。
こうゆうところが朝鮮半島っぽい。

入口らしくないけど、これが入口。
右下に見える氷が、いと寒そう。

伽耶時代の資料館かと思ったら、なんのことはない、日本でいうところの昭和ぐらいの年代の人々の暮らしが展示されていた。

あ、、、。デジカメの電池が切れそう〜。

ということで、ここからは主にiPadで写真撮影。

日本と全く同じようなムシロ織り機。
ウチの納屋にも、昔同じようなのが眠ってたよ〜ん（って、どんだけ古い人間なの⁉）。

右下にあるのは、脱穀機じゃないですか〜。
やっぱりウチにあったよ。
バアちゃんが使ってたの、かすかに憶えているような。

本当に、日本も韓国も農機具は変わらないね。

大雑把に紹介すると、このようなものが2フロアーに展示されています。
入館無料ですが、日本語の説明はないので、若い人は、昭和にどっぷり浸かった人と一緒に行って解説してもらうことをお勧めします。

ここには、係員さんがいたので、ここで金海の日本語観光客地図をもらいました。
（イルボンマル アンネソ イッソヨ？というと「ここのはないけど、金海市のならあります」と言ってくださいました）

他の場所には、係員さんさえいないので、ここでいただきましょう。

スロ王陵を離れた後は、せっかく日本語地図をもらったのに、結局韓国語のウォーキングガイドマップを見ながら北門へ。

おお〜。ソウルの東大門に勝るとも劣らない格好良さ〜。

中に入れる分、こっちのほうがいいかも。

中はこんな感じ。

門を裏から眺めた図。

ちゃんと案内には、日本語解説もありますよ。
こんなに努力しているのに、なんで金海は日本のガイドブックに詳しくでてないんですかね？

次は、金海郷校へ。
地図的にも、案内板的にも、これが郷校かと思ったら、、、

その横の坂を上がったところが郷校でした。

郷校とは何かというと、こうゆうところだったらしいです。

ここが本堂でしょうか。

ここも係員さんがいませんが、隣に管理人さんが住んでいる家があった、そこの犬が、私たちがいる間ずっと吠えてました。
あんまりうるさいから近寄ると、自分家の裏まで逃げて顔を出して鳴き続けます。
吠えなきゃ柴犬みたいで可愛いんだけど。

次は、メインストリートをずっと北上したところにあるお妃様の稜です。

心なしか、王様よりいい場所にあるような。

王妃稜の解説。

門をくぐったら静粛に。

パサ婆娑石塔の先には、

ジャジャーン‼ 王妃稜！

どう見ても王様より高いところにある。

稜向かって右手にある建物1。

建物2。

寒いしお腹が空いてきたので、釜山に戻ることに。

軽鉄の博物館駅が近くにあるみたいだったけど、王妃稜の真ん前を釜山駅行き1004番バスがひっきりなしに走っていたので、とりあえずそれに乗ることに。

バスは、ほぼ軽鉄沿いを走っていて、センタムシティに行きたかったので、地下鉄ターミナル駅の大渚駅でバスを降りて高架の駅へ。

ここで電車を待っている間が、今回の旅で1番寒かった〜。
室内待合所作って欲しい。

さらにもう一回地下鉄を乗り換えてセンタムシティ駅に到着。
左側が新世界百貨店。

右側がロッテ百貨店。

日本人の習性から、なんとなくロッテ側に行ってしまったが、ショッピングセンターとくっついているギネス認定世界最大のデパートは、右側の新世界側です。

ロッテの地下は日本食がメインだったので、新世界のフードコートへ。
1番奥のレジで食券を買うと、各店舗に自動的にオーダーが入って、呼びブザーを持たされるので、それが鳴ったら自分で取りに行くシステムです。

平日の14時頃でも空席探すの大変だから、土日のランチタイムはもっと大変でしょうね。

ダンナが頼んだコムタンが先に来ました。

それから遅れること15分後に来た私のチーズ石鍋ビビンバは、スープ共々、塩が一粒も入ってないんじゃないかと思うほど味がしない。
日本なら、塩やコチュジャンなど調味料が置いてあるが、それもないため日本人には物足りな〜い。
さらに隣の人が食べているオジンゴポックムご飯みたいなのが美味しそうで、写真がほとんどなくて、名前だけで食べ物が想像できない日本人には、このフードコートは難関だと思いました。

食後は、ショッピングセンター内を散策。

新世界百貨店のデパ地下に、韓国人とは思えないほどの長蛇の列が。

何かと覗いたら、このようなスイーツ。
一体何？

ショッピングセンターの真ん中を見下ろした図。

韓国に行くと、必ず映画館に行ってチラシ集めをする私は、ショッピングセンター上にあるCGVへ。
1つ下の階にあるマダム・マッソーの蝋人形が宣伝のために一体置いてありました。
本当にジョニデにそっくり（本物見たことないけど）。

ショッピングセンター内のEマートで買い物しましたが、そこより安く買える物を買いに、釜田市場へ。

ここの市場は、今まで見た中でもかなりクォリティー高いです。
どんな食べ物も美味しそうで、質もいいカンジ。

晩ご飯は、地球の歩き方に出ていたナメスサン（南海水産）へ。

地球の歩き方に出ているわりには、日本人ズレしてなくて、地元のお客さんばかりで、スタッフの対応もとっても親切。

4万ウォンのモドゥムフェ（刺身盛り合わせ）を頼みます。

韓国の刺身屋さんのお楽しみ、付け出しです。
どれも美味しい。

次に小ぶりな握り寿司と、

貝類盛り合わせが。

メインの刺身は4種類盛り合わせ。
ソウルと比べると量が少ないけど、日本人にはこのくらいがいいのよ〜。

〆のヘムルタンも小ぶりでいいわ〜。
苦しくて残さなくてもいいから、私はこのくらいがちょうどいい。

刺身とご飯とマッコリ1本、焼酎3本で56000ウォン。
明朗会計で気に入りましたー。

お腹に余裕があったので、ロッテ百貨店西面店裏の屋台街へ。

釜山のポジャンマチャは、ソウルのと違って、ショーケースとカウンターがある博多の屋台タイプ。

ダンナの目利きで魚介類がありそうな店の1つに入りました。

モンゲ（ホヤ）が食べたかったのに、モンゲの旬は春だから無いって。
しょうがないから2枚貝の茹でたのをいただきながら、アジュンマとおしゃべり。
アジュンマはダンナさんが45歳のとき死んでから3人の子供を女手ひとつで育てたんですって。
屋台がどれだけ儲かるかしらないけど、上の2人は日本やアメリカに留学させて、今は立派な会社員になったとのこと。

ちょっと、お会計が不明瞭だったけど、韓国語のレッスン代と考えておきます。

釜山4日めは、これにて終了。