2012年GW韓国旅行（慶州編）

2012/04/28 - 2012/05/05

旅行4日目の5月1日、釜山からKTXで慶州に向かいました。
本当は済州島に夜行フェリーで行きたかったんですが、毎日交互に出ているはずの船の1隻が休航中だったこと、飛行機が夕方まで満席だったこと、天気が悪かったこと、などが重なって行き先を変えました。
慶州も釜山と同様12年ぶりでしたが、昔と変わらない様子で、ホッとする町です。
写真は慶州に行った目的地「良洞村」。

エリア 慶州(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0

KTXで新慶州駅から、バスターミナルまで路線バスで行き、まずは宿探し。
昔から外国人客が泊るので有名な韓進旅館に行きましたが、部屋が汚いので止めて、ラブホだらけの中、それっぽく見えない宿の「ロイヤルモテル」に（十分ラブホみたいだけど、これでもかなりマシなほう）。

部屋の中はこんなカンジ。
壁紙とか布団の色とか、ちょっと、、、、な気もしますが、シーツや風呂場がきれいで、冷蔵庫、ちゃんと写るテレビ、ウォーターディスペンサー、ドライヤーなど、なんでも揃って3万ウォン（約2300円）は格安です。
モテルのいいところは、何時でもチェックインできるところ。
この日は午前10時前なのに、チェックインできました。

荷物を下ろして、バスで良洞村に、、、、行くはずだったんですが、バスターミナル前のバス停で201〜208、212番バスをいくら待っても来ません。
回りの人や、他のバスの運転手さんに聞いているうちに、1人のアジュンマ（おばさん）が「良洞村なら通り道だから、乗せてってあげる」と声をかけてくれました。
よくわからないから「いくらですか」って聞いたら「お金は必要ない」とのこと。
良洞村出身だとおっしゃる優しいアジュンマのおかげで、良洞村の前まで乗せてっていただけました。
アジュンマ、チョンマル、チョンマル、コマップスムニダ。
写真は、丘の上から見た良洞村。

良洞村（ヤンドンマウル）は、日本でいうところの白川郷みたいなところで、昔のままの家が村ごと残されていて、実際に今も人が住んでいらっしゃいます。
だから、各家は門の外から眺めるだけで、中には入れません。
これは「書百堂」という家。

安東の河回村と違って、妙に観光地化されていなくて、道路も舗装されていなくて、本当に美しい村です。

重要な家の前には、左下に見えるような、音声案内がついていて、韓国語、英語、日本語、中国語の4つのボタンがあって、ボタンを押すとものすごいボリュームで説明してくれます。
あんまり音が大きいので、住んでいらっしゃる方はさぞかし迷惑だろうから、なんだか申し訳ないです。

2時間弱で良洞村観光を終え、村から徒歩10分と称する（実際は20分くらいかかった）良洞村入り口バス亭で20分くらいバスを待って、一旦慶州の町まで戻りました。
色々食堂を探し、宿近くの慶州クッパ（경주국밥）というお店へ。
全く知識はなかったんですが、メニューの一番上に書いてあるテジクッパ（手前）なるものを注文。
これは美味しいです！！今まで食べたどんな韓国料理よりも美味しいと言っても過言じゃないくらい。
テジクッパは釜山名物らしいですが、慶州でもどこの食堂にもあるようです。
皮つきの豚肉（沖縄のミミガーやチラガーみたいなもの）が入ってて、全く臭みがなく、豚の皮が嫌いな人も是非試して欲しい！
クッパは1杯5000ウォン、スープとご飯が別々の物（写真奥）は5500ウォン。

午後からは仏国寺へ。
ここに来るのは3回目です。

寺のことはあちこち載っているので、ここでは極楽殿に隠れている福テジをご紹介。
建物の脇の説明に、福テジの写真と説明があって、東照宮の見ザル、言わザルみたいに、壁の上に隠れているものだと思い、建物を何周もグルグル探します。
ダンナと散々探して、もうダメかと思ったら、なんと、看板の裏に隠れてました。
見つけたから福が来るかな？

今までも仏国寺に来たことあるのに、なんでまた来たかと言うと、石窟庵に行きたかったからです。
行きは仏国寺の前から12番バスに乗って行きました。
いざ着いてみると、本尊仏は見るだけで、撮影禁止。ちょっとがっかり。

帰りもバスで帰ろうかと思いましたが、仏国寺2.2kmと書いてある徒歩道から上がって来る人が。
「シンドかったですか？」って聞いたら「上りはシンドいけど、下りはそうでもないでしょう」って言うので帰りは歩くことに。
しかし、下りもなかなかシンドかったです。
これは途中あちこちにある落石注意の図。
絵のクマ（かな？）の顔が可愛くて、落石にびっくりしているというよりは喜んでいるみたいで、面白くて思わずパチリ。

もう少しで仏国寺というところ。
韓国は日本より寒いはずなのに、新緑は早いみたいで、目が覚めるような緑でした。

晩御飯は、高速バスターミナル側のチェーン店の焼き鳥屋さんへ。
これは日本の物のほうが美味しい。

翌朝の朝食は、これまたバスターミナル近くのジョンイン食堂というところへ。

ここの食堂は、今回の旅で一番沢山おかずが出ました。
総勢12品。しかもどれもみんな美味しい。
私が頼んだのは、テグタンというタラ鍋。
ここの食堂は、人数分＋１のご飯を出してくれます。
慶州は3回目ですが、こんなに食事が美味しいところだって、今まで気づきませんでした。
特にゴマの葉キムチが美味しい！
あんまり美味しかったから、ソウルで買ってきました。

食後は一路ソウルへ。
KTXのほうが早いのは知っていますが、新慶州まで行って、電車待ってるより、徒歩2分の高速バスターミナルから行くほうが安くて便利なので、迷わずバスにしました。
優等バスで29000ウォン（2230円）、一般バスなら約19000ウォン（1460円）と韓国のバスは本当に安い！！

私たちは、もちろん優等バス。
だって座席が広いし、テレビもついてるから移動中も退屈しないから。

慶州からソウルまではバスで4時間。
途中1回だけ、トイレ休憩があります。
これはグミのサービスエリアだと思うんだけど、違うのかなあ。
慶州市内で慶州名物「慶州パン」をお土産に買おうとしたんだけど、賞味期限がたったの3日だったので、あきらめてた。
そしたら、ここで売っているのは6月中旬までだったので、会社用お土産に買いました。
20個入り14000ウォン（だったかなあ？）と格安。
ソウルとか釜山のお土産だと、値段バレちゃうけど、地方のお土産ならバレないし、珍しいから、私はいつも地方で買うことにしています。