2017年GW大邱

2017/05/03 - 2017/05/05

大田からKTXで45分の大邱にやってきました。

大邱には3年前に海印寺への経由地で立ち寄ったことはありますが、宿泊するのは27年ぶりです。

地下鉄やバスなどの交通網が整ってて、そこそこ都会で快適でした。

写真は平和市場・鶏の砂肝通りの砂肝の唐揚げ。

エリア 大邱(韓国)

大邱駅には定時より5分ほど遅れて、朝9時半頃到着。

コインロッカーに荷物を預けて10時10分発のシティーツアーバスに乗ります。

大人5000ウォンのところ、列車のチケットを見せると20%引きの4000ウォンになります。

市内を回る経路はこんな感じ。

手持ちのお金が少なかったので、両替所があるという中央路（4番）で降ります。

NAVER地図を元に歩いたら一つ手前の3番で降りたらすぐだったみたい。

この日のレートは1円＝9.9ウォン。
空港よりましだけど、イマイチなレート。

その後薬令市場まで歩きました。

韓国全体が旅行週間のせいで観光客が多いせいか、ここでもお祭りをやってました。

それにしても27年前はただの韓方薬屋が沢山ある街だったのに、まるでソウルの仁寺洞みたいになっててビックリ。

韓方の展示ブース。

薬草だけじゃなくて、普通のトウモロコシみたいなものも薬効と共に展示されてて、本当に食べ物は薬なんだなあと実感させられます。
医食同源。

韓方薬の足湯もあります。

このヤカンから薬湯があふれだします。

足を拭くペーパーも用意されてるので、本当に誰でも楽しめます。

薬令市場の西門。

桂山聖堂。
もうちょっとこの辺観光したかったな。

向かいのほうにも似たような聖堂が。

ここの観光案内所でシティバス乗り場を訪ねてエルディスホテル前で20分ほどバスを待ちます。

1列めに座席が取れたので、今度は長い間乗ることに。

この日は街中の渋滞が最悪でバスは25分ほど遅れてました。

バスから撮ったモノレール。

シティツアーバスには、バスガイドさんが乗ってて、このバスのガイドさんは大邱のあれこれを沢山話してくださいました。

例えば他の都市では交差点をサゴリと呼ぶけど大邱ではネゴリだとか、他の都市はナムサン（南山）と呼ぶけど大邱ではアップサン（前山）だとか。

バスから見た西門市場。

朝鮮時代の国内三大市場のひとつだったらしい。

金光石通りに防川市場があるというので、バスを降ります。

観光前にまずは腹ごしらえしようと市場内を歩きますが、人もほとんどいなくてガランとしてます。

どうも再開発しようとしているみたいで、お店もほとんど閉まってました。

しょうがなく金光石通りへ向かうことに。

市場とは打って変わって、金光石通りは原宿は竹下通りかと思うほど人だらけで、レストランもどこも満席待ち状態でした。

比較的空いているこのククス屋さんへ。

ククス＋ビビンククス＋肉マンドゥがセットになったカップルセット（11000ウォンだったかな？）を注文。

最初に肉マンドゥが登場。

今まで食べたマンドゥの中で一番大きくて美味しかった。

混ぜる前に撮れば良かった。

ビビンククス。

こっちはイマイチ。

ダンナの食べたほうに至っては塩分が薄くて、塩分大好きな日本人には、テーブルに塩が置いていない韓国の食べ物はキツイ。

1980年代に活躍されたシンガーソングライターの金光石さんが防川市場出身とのことで、この通りに壁画とか色々できたらしい。

アイスクリームがロールしてるの初めて見た。

美味しそうだけどお腹いっぱいで食べられない。

色んなドラマのロケ地にも使われているらしい。

これが案内図。
祝日のせいか旅行週間のせいか観光客だらけで、とても壁なんて撮れません。

説明とか聞けるのかなあ。

これが金光石さん。

40代でお亡くなりになったらしいけど、日本でいうと尾崎豊みたいな方なのかしら？

こんな風に人がいない壁を撮るのは至難の技。

ドラマ『ジキルとハイド』のロケ地。

ここで記念撮影するために、セーラー服と学ランをレンタルしている方、多数。

日本だと自前で持ってくる人いるだろうに。

バスと電車を乗り継いで、朝預けた荷物を取りに東大邱駅に戻ります。

バスから電車に乗り継ぐ際、必ず降り口でも交通カードをタッチすること。
そうすると地下鉄に乗り換えてもお金を取られません。ダンナはめんどうがってタッチしなかったばかりにバス代も地下鉄代も取られてました（ちなみに大邱はバス代も地下鉄代も1250ウォンと釜山より安い！）

駅の近くに今夜の宿を探しに行き、ビジネスモーテルと書いてあるこの宿に交渉に行きます。

モーテルヒポスという宿。

一泊4万ウォンです。広くて快適。

唯一の難点はこのテレビ。

スピーカーが後ろについているのか、音がよく聞こえませんでした。

バスルームも広くて快適。

ただ韓国のモーテルはシャワーカーテンがないことが多い。

ホテルも決まったし、大邱市内のあちこちにある美味い物通りの中から、今日は東大邱駅の北側にある平和市場の鷄の砂肝通りへ行くことに。

ネットで評判のいい店を探して決め打ちで向かいます。

こんな風に砂肝屋さんがいっぱい。

1番人気と名高いコインドルさん。

まだ日も明るいので他のお店は客がまばらなのに、ここだけは大盛況。

お店の中だけでなく、お持ち帰りのお客さんが出来上がるまで沢山待っていらっしゃいます。

メニューの上から2番めが鷄の砂肝の唐揚げ。当然7000ウォンの小を頼みます。

付け出しは寂しくてこれだけ。

しかしメインの砂肝は、小と言えどもこのボリューム。

少し食べてから写真を撮ったのに。

私たちみたいな2人組の人でも大を頼んで、残ったのをお持ち帰りする人が多かったです。

大邱の地酒、マシインヌンチャム。

ダンナはこれが、ちょっと甘いみたいであえてチャミスルを頼んでました。

砂肝だけだとご飯食べた気がしないので、ホテル近くの居酒屋さんへ。

韓国料理の中でも私のお気に入りオデンタンを頼みます。

ソウルと違って釜山に近づくと、さつま揚げ以外の具が入っているのも嬉しいです。

付け出しの丸い駄菓子も意外にも酒に合います。市場で人間の身長ぐらいの袋で売られているやつです。

翌朝、昨日シティツアーバスで巡ったところを自分達の足で巡ることに。

東大邱駅前の交差点には、大統領選のキャンペーンが朝から繰り広げられていました。
今回当選した番号1番のムン・ジェイン氏の部隊。
バックにテーマ曲がかかってて、三曲くわれい聞きました。

西門市場で朝ごはんを食べます。

キンパプ1人一本と、チャプチェを頼みました。
全部で8000ウォンくらいかな？

チャプチェは温かくて美味しいのに、わざわざ扇風機で冷ましてました。なんで？

まだ朝早いせいか開いてない店が多くて人もまばら。

次は遅い時間に来たいです。

西門市場から歩いて達城公園に来ました。

入場無料です。

昨日シティツアーバスでガイドさんが説明してたヒマラヤシダの木がここにも。

ヒマラヤシダって日本にもあるのかな？

無料の公園なのに動物園が併設されてて太っ腹！

観風楼。
保存のため中に入れません。

公園の中はベンチだらけ。

全部人が座ったら相当圧巻だよね。

やたらうるさく鳴くオットセイ。

何をうったえているんだろう？

今回1番見物に長い時間を費やしたゾウさん。

もうすぐご飯タイムのせいか、2人ともドアのそばから動きません。

オスはドアの中に入って食べてる模様。

メスのご飯を食べる様子があまりにも面白くてその場を離れられません。

餌の種類は、リンゴ、サツマイモ、人参、食パン、穀物など。

この順番に好きらしく、最初はリンゴばっかり食べて、たまにサツマイモ食べて、その２つが無くなるとようやく人参食べて、それも無くなるとパン食べて。

1番面白かったのが人参。

何故か一つを鼻の途中に抱えたまま、もう一つを拾ってそれを食べるのです。

何の為に鼻の途中にキープしてるのか全く意味不明。
たまに落ちるから落ち着かないし、一つずつ食べればいいのに。

池。

公園内の郷土歴史館で、初めて本物のホッペを見ました。
ホッペは身分証のようなもので、歴史ドラマによく出て来てて見て見たかったので感激。

公園の門の前はこれでもかという数の風船売りや、演歌のCDやUSBを売ってる屋台などが並びます。

囲碁や賭け事をしてるおっさんも沢山いて、何となく大阪の通天閣あたりに似た雰囲気でした。

達城公園駅近くは工具街のようです。

新しく出来たモノレールと地下鉄に乗ってアップ山公園に向かいます。

一旦アンジラン駅でおりてコプチャン通りを見に行きました。

まだお昼なので人通りは少なかったですが、2、3軒昼間から開いている店がありました。

次来たときは行こうかな。

バスでアップ山公園に来ました。

バスを降りてからロープウェイ乗り場までかなり歩きます。

途中にある洛東江戦勝記念館。

朝鮮戦争の記念館だと思うんだけど、今は休戦中で勝ってはいないよね？

本物の戦車なんて見たの初めて。

さらに歩いてようやくロープウェイ乗り場に来ました。

韓国ではケーブルカーっていうみたい。

往復9500ウォン。

1番前に並んでたので四席しかないイスに座れました。

窓から入る風が寒いくらい。

ケーブルカーの窓から真下を撮った図。

こ、怖い。

頂上から見た街の風景。

頂上のカフェ兼食堂。

いい匂いがして惹かれるけど、高いし満席だからご飯は次のところで。

ここでアンジラン駅で買ったイチゴを全部食べ尽くしました。

アップ山公園から410-1番バスで寿城池へ来ました。

410-1番バスはアンジラン駅から乗るときも、こっちに乗ったほうが他のバスより歩く距離が少なくてすみます。

バス情報はすべてNAVER地図アプリで検索してます。今回はWiFiをレンタルせず、olleh wifiカードを利用。4日間券で9900ウォンと格安なんだけど、大都会以外は使えるところが少ないのが難。

山をバックにするときれい。

どういうサービスなのかわかりませんが、アヒルボートをひいてくれるモーターボートがいます。

時間が来ても戻ってこない客を強制的に連れてくのかな？

ここで今回の旅で初めて雨が降ってきました。

しかも結構大きい雨。

トゥランギル グルメ通りに行くつもりだったのにしばし足止めされます、

トゥランギル グルメ通りは、駐車場がある大型店舗が道路の両脇にズラッと並ぶ通り。

徒歩の旅行客向きではなかったな。

人気がある韓定食屋さんに入ろうとしたけど、今日はランチがないとのことで諦めてここの部隊チゲ屋さんに入ることに。

部隊チゲ2人前。

なんだか品がいいなあ。

ソーセージとか具は美味しくなかったけど、スープは美味しかったです。

確か一人前8000ウォン。

再びバスと地下鉄を乗り継いで東大邱駅へ帰って来ました。

明日釜山へ帰るバスの時間を調べます。

ここで翌日のバスチケットを買っておくべきでした。

金海空港行きバスもこんなに沢山あります。

今度利用したいな。

一旦宿に戻ってテレビタイム。

今回1番気に入った番組はこれ。

『ユン食堂』というバラエティ番組です。
http://program.m.tving.com/tvn/younskitchen
『イ・サン』で主役やってたイ・ソジン氏や、『がんばれ、クムスン』でおばあちゃん役やってた人など、役者さん4人がバリ島で韓国料理屋を営むというもの。

日本でも放送されないかな。

そろそろ夕飯どき。

今日もホテル近くの居酒屋へ。

すごいきれいなお店で、各地の焼酎やマッコリ、日本酒が揃ってます。

個室タイプの座席が1番人気ですでに埋まってました。

あと、こんなふうに二階建てになった小上がりがありこちらも人気。

すだれをかけると軽い個室になります。

神田にもこんな感じの店あったなあ。

付け出しの豆腐キムチ。

一品一品は18000ウォンぐらいして量も多いので、なんでも入っているセット32000ウォンを注文。

3種類ぐらいある中から、プルゴギとカニ炒め、ジョン、キンパプがセットになったものを注文。

ものすごい量です。
ジョンとキンパプは持ち帰りました。

このお店のポスターでよく見かける方は、グルメレポーターさんみたいで、今回沢山のグルメ番組でお見かけしました。

翌朝9時のバスを乗ろうとバスターミナルに来ました。

大邱の総合バスターミナルは出来て間もないようでどこのバスターミナルよりきれいで設備が整ってました。

コーヒー屋さんの宣伝となっている『トッケビ』のポスター。

結局９時のバスどころか午前中の優等バスは売り切れとのことで、しょうがなく10時10分発の一般バスに。

時間があるのでコーヒーショップでコーヒー飲みながら時間を潰します。

釜山総合バスターミナル行きだけじゃなくて海雲台行きバスもあります。

こっちは優等だったんだけど、海雲台から蓮山までは遠いから乗る気はしないなあ。

バス乗り場もこんなに綺麗。

これで大邱の旅も終わり。

だけどもう次の旅行を予約してあるから、また行くからね～！