ディズニーランドは無料に限る！　～四半世紀ぶりのTDL、おのぼりさんが行く～

2012/12/07 - 2012/12/07

『懸賞』と名の付くものにはほとんど縁がない私と相方。
それでも、たま～に忘れた頃に、“ポロリ”と当たることがある。

今回、やけに華々しい封書が届き、何かと思えば『当選おめでとうございます』の文字。
いつ応募したのかすら忘れてしまったカード会社の懸賞に当たったらしいのだ。

なんだか嘘のような話、東京ディズニーランド(以下「TDL」)の一晩を貸し切りにするイベントのペア招待券である。

へえ～～とまだ他人事の私と相方。

貸し切りの日は12/7。どうせなら、とこの日は半日休暇をとってスーツを着替えて出かけることにした。

何せ20年ぶり以上のTDLである。完全な浦島太郎でお上りさん状態。娘に何が面白いのか聞いてみたり、職場の若い連中に教えてもらったりと、ドタバタで当日を迎えた。

エリア 東京ディズニーリゾート(千葉)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄

ある日突然舞い込んだ当選通知。
こんなことは滅多にないことだから、驚いたのなんの･･･

当日、東京駅に着いてみると、新幹線がすべて止まっていた。直前にかなり大きな地震があったためだ。
私たちは電車に乗っていて全く気付かなかったが、新幹線の改札は情報を集めようとする人でごった返し、京葉線も当然遅れていた。

さて、こんな状況で大丈夫か？と思わないでもなかったが、ここまで来たら行くしかないだろうと京葉線に乗り込んだ。

TDLに到着。
これまたせっかくだからと、舞浜からモノレールに乗る。
ディズニーリゾートラインというのだそうだ。
車窓はミッキーの形、吊り革もまたミッキーの形。弧を描いた変てこなシート。完全自動運転。
ここでも「へぇ〜〜」の連発。お上りさん全開。

写真は「東京ディズニーランド・ステーション」と「東京ディズニーランド・ホテル」

既にかなりの人が集まっていた。
え〜、招待客って何人だ？！

暗闇に蠢く人、人、人…
開門30分前でこの状態。

ようやくゲートが開くと、待ってましたとばかり走り出す人、人、人…

すでにげんなり気味

さあ、ここをくぐればディズニー・ワールド。

それにしたって、走らなくてもいいのに…

門柱もクリスマスムード満点。

スタッフがにこやかに迎え入れる向こうには、大きなツリー
黄色い声が飛び交う。

ショップが軒を並べる前にも、このようにスタッフが極上の笑顔でゲストを迎える。

非の打ちどころがない営業スマイル、見事！

おなじみのシンデレラ城がドーンと正面に。
この導線も見事だ。
それにしても人が多い（もちろん普通の日よりも格段に少ないのは分かっているけれど…）。

それでも人混み嫌いな私と相方は、ほぼ戦意喪失状態。
元気な若者たちが右方面へ多く流れるのを見つつ、人の少ない左側に足を向けるおじさんとおばさんであった。

「へ〜〜」とか「ほ〜〜」と言っている間に、早くも花火が上がり始めちまった！
慌ててシャッターを切る。

シンデレラ城の傍にいたもんだから、花火も入れた構図に四苦八苦。

この日は三脚持ち込み禁止。通行の妨げになるからだろう。
それは良いのだが、三脚なしで花火を撮るのはキツイぜ。

写真に集中して、花火をゆっくり見ることができなかった。
これこそ本末転倒だ・・・・

再び喧騒を離れ、池に映ったシンデレラ城･･･
『逆さシンデレラ城』、、、字余り

チュロスが食べたいという相方に、シナモン味のチュロスを買い与えたが(笑)、それが食欲を刺激したか、今度は「ポップコーンを食べよう」とほざく。
カレー味を購入。

ポップコーンのワゴンで

こんな演出も…

シンデレラ城近くにあったツリー
意外にすっきりしたデザイン

バックの木にもグラデーションのライトアップ
なかなか心憎い演出

アドベンチャーランドにある「スイスファミリー・ツリーハウス」に入って(登って)見た。これもアトラクションか？というくらい人がいない。とびっきり人気がないようだ。
でも、眺めは良いぞ。
向こうに見える青くライトアップされた建物は、ディズニーシーの何かだろうなぁ…
何せ行ったことがないからわからない

昔から高いところを好むのはおバカさんと相場が決まっているが、私も相方も高いところが好きである。

ツリーハウスの名の通り、この大木の上にはリビングや寝室が設えてあったり、水車が回っていたりする。
それなりに凝ってはいるのだが、とにかく地味！

メリーゴーランドは華やかさと郷愁を漂わせている･･･ようにおもうが。
ここも普段からは考えられないようなスカスカ状態。

そうこうしているうちに、パレードが始まってしまった。
寒気の中、30分以上も場所取りをしている人たち…
頭が下がる。
写真を撮れば頭ばっかりだよ、トホホだな。

あんなキャラ、こんなキャラ
次から次に現れる色とりどりのキャラクターたち。
こりゃ面白いわ(笑)

このパレードは「スペシャルバージョン」らしいが、エレクトリカルパレードを初めて見る者にとっちゃ、どこがどう「スペシャル」なのか皆目見当がつかぬ。

ようやく前が開けた場所を見つけた。
山車(と言ってはダメなのか？)の後ろに踊り子さんがいたのね。

で、その踊り子さんたち

あの電飾、どんな仕掛けなんだろう？などとおじさんは考えてしまうのであった。

ちょっと遊んでみました

ここも人がいない
ひっそりと白雪姫と7人の小人たち

ToonTownももちろん初めてだ
しかしそろそろ22時。閉園までのカウントダウン

飲食系のショップはクローズ

ちょっと哀愁漂う街角、、、ってカンジか？

「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」
そう言えば、この映画は小さい頃の娘を連れて見に行った。
暇そうなおネエさんに「ここは面白い？」、「面白いですよ！」で入ってみた。

うむ、確かに面白かった。こちらも待ち時間ナシ。

イルミネーションは遠景の方がいい。
しかも意外にゴテゴテしていない。

さぁそろそろ終わり。
閉園10時半と同時刻に発車するという、不思議なウエスタンリバー鉄道に乗って

ゲートに向かうと大きなツリーが見えてきた。

ちょっと寄って撮ってみる
この周りも記念撮影をする人でいっぱい

ゲートを出たのは11時近く。
これでほんとにおしまいだ。

わずか3時間だったが、浦島太郎状態のおじさんとおばさんには十分だった。

ちなみに、今夜の参加者全員にプレゼントされたのは、「特製マフラー」と「特製チャーム」

う〜む、いらない...

帰りの電車は激混み。
最初に来た電車には乗り切れず、2本目に乗って汗をかきながらの帰途。
辛うじて人酔いはしなかったが、普段の週末に来ようものなら間違いなく気を失っていただろう。
TDLはそれなりに楽しいけれど、やっぱり人がいないところの方が落ち着けるおじさんとおばさんであった。