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第2日は、念願の奥穂高岳-西穂高岳縦走、念願のジャンダルム登頂です!<br /><br />第2日:穂高岳山荘-奥穂高岳山頂-馬ノ背-ジャンダルム-天狗のコル-天狗岳山頂-間天のコル-間ノ岳-赤石岳-西穂高岳山頂-(続く)

2012年8月 北アルプス 第2日① 奥穂高岳-ジャンダルム-西穂高岳

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2012/08/23 - 2012/08/25

16638位(同エリア29303件中)

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たぁ坊

たぁ坊さん

第2日は、念願の奥穂高岳-西穂高岳縦走、念願のジャンダルム登頂です!

第2日:穂高岳山荘-奥穂高岳山頂-馬ノ背-ジャンダルム-天狗のコル-天狗岳山頂-間天のコル-間ノ岳-赤石岳-西穂高岳山頂-(続く)

一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス 自家用車 徒歩

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  • 第2日、いよいよ念願の奥穂高−西穂高縦走、念願のジャンダルム登頂に挑戦です!

    第2日、いよいよ念願の奥穂高−西穂高縦走、念願のジャンダルム登頂に挑戦です!

  • 6時15分、奥穂高岳の頂上に到着。<br />靴紐をぎゅっと締め直し、水を数口飲み、ほっぺたを叩いて気合を入れる。強く叩きすぎて泣いてしまう。<br />ヘルメットを持ってないので、帽子の下にニット帽を重ねてかぶる。<br />格好悪いが、素頭または帽子だけで落石を受けるよりは、だいぶ良いだろう。

    6時15分、奥穂高岳の頂上に到着。
    靴紐をぎゅっと締め直し、水を数口飲み、ほっぺたを叩いて気合を入れる。強く叩きすぎて泣いてしまう。
    ヘルメットを持ってないので、帽子の下にニット帽を重ねてかぶる。
    格好悪いが、素頭または帽子だけで落石を受けるよりは、だいぶ良いだろう。

  • 西穂方向へ!

    西穂方向へ!

  • 6時20分、さぁ行くぜ!

    6時20分、さぁ行くぜ!

  • いきなりの難所、馬ノ背。<br />馬の背中ほど乗り心地は良くない、まるで龍の背中のようだ。

    いきなりの難所、馬ノ背。
    馬の背中ほど乗り心地は良くない、まるで龍の背中のようだ。

  • 水平部分の足場は安定しているが、両サイドは切れ落ちているので、コケないように慎重に。

    水平部分の足場は安定しているが、両サイドは切れ落ちているので、コケないように慎重に。

  • 馬ノ背の西穂側の下降部分は、めちゃめちゃ恐い。。。<br />私としては、奥穂−西穂間で、結局、初めのこの部分が一番恐かった。

    馬ノ背の西穂側の下降部分は、めちゃめちゃ恐い。。。
    私としては、奥穂−西穂間で、結局、初めのこの部分が一番恐かった。

  • 後ろ向きで降りるのが無難かもしれないが、足元を探りながら降りるのがかえって恐く、勇気を振り絞って前向きで降りる。<br />本当に恐かった。<br />この写真、真下に向かって撮ってます。

    後ろ向きで降りるのが無難かもしれないが、足元を探りながら降りるのがかえって恐く、勇気を振り絞って前向きで降りる。
    本当に恐かった。
    この写真、真下に向かって撮ってます。

  • 何とか無事に降りて、馬ノ背を見上げる。<br />最初の難関を乗り切ったことで、この先も行けそうな気がしてくる。

    何とか無事に降りて、馬ノ背を見上げる。
    最初の難関を乗り切ったことで、この先も行けそうな気がしてくる。

  • 瓦礫の尾根だが、ここはまだ足場も安定していて、歩きながら息を整えることができる。

    瓦礫の尾根だが、ここはまだ足場も安定していて、歩きながら息を整えることができる。

  • 近づいてきたロバの耳(左)とジャンダルム。

    近づいてきたロバの耳(左)とジャンダルム。

  • ロバの耳の根元まで瓦礫の急降下。<br />最大限の神経を使って降りる。<br />絶対に落石を起こしてはいけない。<br />奥穂−西穂縦走で最も難しいのは、実はこういう下降部分である。<br />この後もたくさん厳しい下降部分が現れる。

    ロバの耳の根元まで瓦礫の急降下。
    最大限の神経を使って降りる。
    絶対に落石を起こしてはいけない。
    奥穂−西穂縦走で最も難しいのは、実はこういう下降部分である。
    この後もたくさん厳しい下降部分が現れる。

  • 根元から見上げるロバの耳。<br />右側をトラバースしていく。

    根元から見上げるロバの耳。
    右側をトラバースしていく。

  • 前の人が取り付いている。

    前の人が取り付いている。

  • 私も取りかかる。<br />丸印に従って、慎重に。

    私も取りかかる。
    丸印に従って、慎重に。

  • 側面はスッパリ切れ落ち、ものすごい高度感だが、足場はしっかりしており、恐怖さえ克服できれば難しくはない。<br />もっとも、その恐怖の克服というのが難しく、身体がガタガタ震えて仕方なかった(だいたい、高所恐怖症の私がなぜここにいるんだろう(笑))。

    側面はスッパリ切れ落ち、ものすごい高度感だが、足場はしっかりしており、恐怖さえ克服できれば難しくはない。
    もっとも、その恐怖の克服というのが難しく、身体がガタガタ震えて仕方なかった(だいたい、高所恐怖症の私がなぜここにいるんだろう(笑))。

  • ロバの耳を周りこんで、再びジャンダルムが見えてきた。

    ロバの耳を周りこんで、再びジャンダルムが見えてきた。

  • いよいよ真正面に対峙するジャンダルム。

    いよいよ真正面に対峙するジャンダルム。

  • 奥穂側の真下から見上げるジャンダルム。<br />ここから直登も可能だそうだが、私には無理そう。

    奥穂側の真下から見上げるジャンダルム。
    ここから直登も可能だそうだが、私には無理そう。

  • ジャンの上高地側をトラバースして、西穂側に向かう。<br />絶対に下は見ない、失神しそうだから。

    ジャンの上高地側をトラバースして、西穂側に向かう。
    絶対に下は見ない、失神しそうだから。

  • 西穂側に回りこんで、ジャンダルムを見上げる。<br />ここからてっぺんまでは、難しくない岩登り。

    西穂側に回りこんで、ジャンダルムを見上げる。
    ここからてっぺんまでは、難しくない岩登り。

  • 7時40分、ついに、ついに、念願のジャンダルム登頂!

    7時40分、ついに、ついに、念願のジャンダルム登頂!

  • 標高3163M。<br />360度、遮るもののない大展望!

    標高3163M。
    360度、遮るもののない大展望!

  • やっと会えたよ、ジャンダルムの魔女(天使?)!

    やっと会えたよ、ジャンダルムの魔女(天使?)!

  • 目頭が熱くなってきた。。。

    目頭が熱くなってきた。。。

  • 歩いてきた奥穂高岳とロバの耳。

    歩いてきた奥穂高岳とロバの耳。

  • これから歩く西穂高岳方面。<br />ジャンダルム登頂でホッとしてはいられない。<br />まだ奥穂−西穂間の5分の1も来ていないし、ここからが難所の連続の本番だ。

    これから歩く西穂高岳方面。
    ジャンダルム登頂でホッとしてはいられない。
    まだ奥穂−西穂間の5分の1も来ていないし、ここからが難所の連続の本番だ。

  • 西穂側から見返すジャンダルム。<br />感無量だが、気を引き締め直して、先に進む。

    西穂側から見返すジャンダルム。
    感無量だが、気を引き締め直して、先に進む。

  • コブノ頭から天狗のコルまで長い降りを行く。<br />浮石、砂礫の急傾斜で、ピリピリと神経を使って集中する。

    コブノ頭から天狗のコルまで長い降りを行く。
    浮石、砂礫の急傾斜で、ピリピリと神経を使って集中する。

  • 天狗岳。<br />てっぺんを越えていかねばならない。

    天狗岳。
    てっぺんを越えていかねばならない。

  • 9時15分、天狗のコルに到着。<br />やっと奥穂−西穂間の中間くらいだが、神経を張り詰めているせいか、既にかなり疲労している。<br />ここから岳沢ヒュッテへ唯一のエスケープルートが分岐するが、もちろん先へ進む!

    9時15分、天狗のコルに到着。
    やっと奥穂−西穂間の中間くらいだが、神経を張り詰めているせいか、既にかなり疲労している。
    ここから岳沢ヒュッテへ唯一のエスケープルートが分岐するが、もちろん先へ進む!

  • 息を整えて、天狗岳に取りかかる。

    息を整えて、天狗岳に取りかかる。

  • 人が立っているあの尖がりピークを越えていく。

    人が立っているあの尖がりピークを越えていく。

  • 尖がりピークに乗ると、天狗岳の頂上がすぐそこに見えた。<br />左奥は間ノ岳。

    尖がりピークに乗ると、天狗岳の頂上がすぐそこに見えた。
    左奥は間ノ岳。

  • 9時50分、天狗岳山頂に到着!

    9時50分、天狗岳山頂に到着!

  • 次は、間天のコルから間ノ岳へ。<br />天狗岳から間天のコルへの降りに、有名な逆層スラブの難所があるはず。

    次は、間天のコルから間ノ岳へ。
    天狗岳から間天のコルへの降りに、有名な逆層スラブの難所があるはず。

  • その難所に着いたけど・・・鎖は使うなって。。。

    その難所に着いたけど・・・鎖は使うなって。。。

  • 滑り台のような逆層スラブの急降下。<br />ある程度は鎖に頼らないと、とても降りられない。

    滑り台のような逆層スラブの急降下。
    ある程度は鎖に頼らないと、とても降りられない。

  • 無事に降りきって見上げる逆層スラブ。<br />苦労した。。。

    無事に降りきって見上げる逆層スラブ。
    苦労した。。。

  • 間天のコルから間ノ岳(頂上は右奥)を見上げる。<br />頑張って取りかかろう。

    間天のコルから間ノ岳(頂上は右奥)を見上げる。
    頑張って取りかかろう。

  • 間ノ岳のピーク。<br />巻くのかと思ったら、あのてっぺんを越えていくようだ。

    間ノ岳のピーク。
    巻くのかと思ったら、あのてっぺんを越えていくようだ。

  • 垂直に近いような岩登り。<br />かなり疲労しているので、足場の確かな所でその都度休みながら、登っていく。

    垂直に近いような岩登り。
    かなり疲労しているので、足場の確かな所でその都度休みながら、登っていく。

  • 10時55分、間ノ岳の頂上に到着!

    10時55分、間ノ岳の頂上に到着!

  • 間ノ岳を乗り越えると、次は赤石岳へ。

    間ノ岳を乗り越えると、次は赤石岳へ。

  • 間ノ岳の周辺、特に足場が悪くて細心の注意が必要。<br />このガラガラの降りは、奥穂−西穂間でも有数の難所だろう。

    間ノ岳の周辺、特に足場が悪くて細心の注意が必要。
    このガラガラの降りは、奥穂−西穂間でも有数の難所だろう。

  • たっぷり時間をかけてガラガラを降りきり、見返す。<br />前後に他の登山者がいる場合、本当に最大限の集中が必要だろう。<br />絶対に落石させない覚悟で。<br />それができない人は、このルートに来てはいけない。

    たっぷり時間をかけてガラガラを降りきり、見返す。
    前後に他の登山者がいる場合、本当に最大限の集中が必要だろう。
    絶対に落石させない覚悟で。
    それができない人は、このルートに来てはいけない。

  • 間ノ岳から降りきり、次は赤石岳を越える。<br />残った体力を振り絞っての登り。<br />引き続き、足場も悪い。

    間ノ岳から降りきり、次は赤石岳を越える。
    残った体力を振り絞っての登り。
    引き続き、足場も悪い。

  • がんばる。

    がんばる。

  • 11時40分、赤石岳の頂上に到着!

    11時40分、赤石岳の頂上に到着!

  • 赤石岳の次がいよいよ西穂高岳だと思っていたら、手前にもう一つ厳しいピークがある。

    赤石岳の次がいよいよ西穂高岳だと思っていたら、手前にもう一つ厳しいピークがある。

  • 継続する緊張でほとんど食欲もないのだが、かなり疲労しているので、穂高岳山荘のお弁当で無理にでも昼食。

    継続する緊張でほとんど食欲もないのだが、かなり疲労しているので、穂高岳山荘のお弁当で無理にでも昼食。

  • 少し元気を取り戻し、あのピークまでがんばる。

    少し元気を取り戻し、あのピークまでがんばる。

  • P1と書かれたピークに到着!

    P1と書かれたピークに到着!

  • 次がいよいよ西穂高岳だ!

    次がいよいよ西穂高岳だ!

  • 西穂高岳も峻険なピークだが、ゴールが見えたことで気持ちも楽になり、頑張ってよじ登る。

    西穂高岳も峻険なピークだが、ゴールが見えたことで気持ちも楽になり、頑張ってよじ登る。

  • 歩いてきた稜線を振り返る。<br />夢中かつ必死だった。<br />気がつけば、途中から恐怖も忘れていた。

    歩いてきた稜線を振り返る。
    夢中かつ必死だった。
    気がつけば、途中から恐怖も忘れていた。

  • 12時40分、西穂高岳の頂上に到着!<br />緊張から解放され、とにかくホッとし、クタクタと座り込んで何だか涙も出てきた。<br /><br />奥穂高−西穂高縦走は、技術、体力、精神力(度胸・根性)をある程度整えないと難しい。<br />安易な気持ちで来ると、落石を起こしたり、立ち往生したりで、他人に迷惑をかけてしまうだろう。<br />私は、3点ともギリギリ(特に体力はリミット一杯)だったが、何とか他人に迷惑もかけず完走できた!<br />今後しばらくは、この余韻に浸りながら心安らかな登山を楽しみ、またその気になったら、どこかの難所に挑もう!<br /><br />西穂高岳から先は一般的な登山道になるが、油断せずに西穂山荘へと向かいます。<br />(続く)

    12時40分、西穂高岳の頂上に到着!
    緊張から解放され、とにかくホッとし、クタクタと座り込んで何だか涙も出てきた。

    奥穂高−西穂高縦走は、技術、体力、精神力(度胸・根性)をある程度整えないと難しい。
    安易な気持ちで来ると、落石を起こしたり、立ち往生したりで、他人に迷惑をかけてしまうだろう。
    私は、3点ともギリギリ(特に体力はリミット一杯)だったが、何とか他人に迷惑もかけず完走できた!
    今後しばらくは、この余韻に浸りながら心安らかな登山を楽しみ、またその気になったら、どこかの難所に挑もう!

    西穂高岳から先は一般的な登山道になるが、油断せずに西穂山荘へと向かいます。
    (続く)

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この旅行記へのコメント (1)

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  • ねもさん 2021/05/04 08:39:16
    北アルプスにも!
    たぁ坊さん あちらにご返信ありがとうございます。
    仰るとおりです。私は生きている間に、もう一度、日本でW杯をやってくれないかと夢想しています。
    ウェールズ代表の毎回の奮闘ぶりもW杯をとても盛り上げました。

    こんな本格的登山もなさるのですね。私も周りから山バカと言われていますが、ほぼ見たことがない世界です(この付近は2015年に前穂―奥穂縦走だけ)
    最近は山歩きされないのですか? 他の山日記も読ませてください。

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