2010年8月　槍・穂高縦走　第２日　大喰岳、中岳、南岳、大キレット、北穂高岳、涸沢岳

2010/08/06 - 2010/08/08

第２日は、槍ケ岳から穂高岳山荘まで、大キレットなどの難所を通って縦走します。
基本的に、高所恐怖症の人間が歩くべき所ではない・・・あぁ、怖かった。。。

第２日：槍ケ岳山荘−大喰岳−中岳−南岳−南岳小屋−大キレット−北穂高小屋−北穂高岳−涸沢岳−穂高岳山荘泊

エリア 長野

• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー 自家用車 徒歩

槍ケ岳山荘の美味しい朝食！
たくさん食べて、力をつけていきます。

５時５０分、ガスの中、まずは大喰（おおばみ）岳に向けて出発！

ガスをまとって神秘的な槍ケ岳とお別れ。

右手に常に見える大きな笠ヶ岳。

あれが大喰岳。

ブロッケン！

大喰岳のケルン群。

６時２５分、大喰岳の頂上に到着！
標高３１０１Ｍ。
日本第１０位の高峰だ（「日本の高い山ベスト２１」国土地理院）。

続いて中岳を目指す。

７時、中岳の頂上に到着！
標高３０８４Ｍ。
日本第１２位の高峰だ（「日本の高い山ベスト２１」国土地理院）。
ちなみに、今回の縦走で、「日本の高い山ベスト２１」のうちの８峰に登頂する予定である。

続いて南岳を目指す。
南岳の向こうから始まる難所を思い、ちょっと緊張してくる。

８時１０分、南岳の頂上に到着！

三角点。
標高３０３３Ｍ。
日本第１８位の高峰だ（「日本の高い山ベスト２１」国土地理院）。

南岳の頂上を過ぎ、南岳小屋が見えてきた。
あの小屋の向こうから、一般登山道としては日本屈指の難路が始まる。

今日の大キレット日和指数がいくつなのかわからないが、小屋の人の話では通過に問題ないそうだ。
覚悟を決めて行こう。

態勢を整えて、８時５０分、大キレット・穂高岳方面へ出発です！

気を引き締めていこう。

獅子鼻から見た大キレット・北穂高岳方面。

まずはここから急降下開始です。

登っていく登山者と、降りてくる登山者。
ここらへんは、まだまだ序の口。

梯子を降りるところ。
高所恐怖症がどうのこうのと言ってる場合ではありません。。。

南岳からの下降が一段落し、これから歩くルートを眺める。
真ん中の小さめのピークが難所と言われる長谷川ピーク、その向こうに同じく難所と言われる飛騨泣き、その向こうの行き詰まりが北穂高岳。

長谷川ピーク。
ここから見る限り、単なる小山なんだけど・・・。

長谷川ピークまでのやせ尾根歩きは、それほど怖くなく、むしろ楽しい。

ここらへんは余裕（最後の余裕・・・）のＶサイン。

長谷川ピークを越えているときは必死で、あまり記憶がないけど、こういうステップが非常に怖かったのを覚えている。
踏み外したり、バランスを崩したりしたら、大怪我どころか、最悪の結果も覚悟でしょう。

何とか長谷川ピークを越え、Ａ沢のコルで一息つける。

次の難所の飛騨泣きに取りかかります。

振り返ると、長谷川ピークから南岳へ続く大キレット。

長谷川ピーク。

長谷川ピークのてっぺんにいる登山者。
丸印がルート。
怖かったな。。。

飛騨泣きも難所です。
足を滑らしたり、バランスを崩したりしたらやばい所がいくつも続く。

飛騨泣きとはよく言ったもので、本当に泣きそうです。。。

大キレットを振り返る。
左が長谷川ピーク。

必死に登り、北穂高小屋が見えてきた！

１２時１０分、北穂高小屋に到着。

槍ケ岳山荘のお弁当を食べる。
美味しかった！

北穂高岳の頂上は小屋のすぐ上です。
標高３１０６Ｍ。
日本第９位の高峰である（「日本の高い山ベスト２１」国土地理院）。

長い休憩を取り、１２時５０分、涸沢岳に向けて出発。
大キレットよりも北穂・涸沢岳間の方が難しいという情報も多く、まだまだ気は抜けない。

北穂高岳を越えると、奥穂高岳が見えるようになる。
右の方にロバの耳やジャンダルムも見える！

右から涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳と、それらの下に広がる涸沢カール。

この高さまで来ると、槍ケ岳も見える。

必死に登る私。

・・・ではありません。私なら数秒で失神です。

気の抜けない登り降りが続く。

目指す涸沢岳。
巨大な岩の塊のようだ。

涸沢カールの向こうに鋸の歯のような前穂高岳。

涸沢岳への登りに取りかかる。
今日最後の仕事だ。がんばろう。

涙目でよじ登ってくる登山者。

雷鳥。
親子連れだった。

涸沢岳の頂上までもう少し。
右奥は奥穂高岳。

１５時２０分、涸沢岳の頂上に到着！

標高３１１０Ｍ。
日本第８位の高峰である（「日本の高い山ベスト２１」国土地理院）。

槍ケ岳。
あそこから歩いてきたんだなぁ。

すぐ下に穂高岳山荘。
向こうは奥穂高岳。右の方にジャンダルム。

ホッとしてよろよろになりながら穂高岳山荘に降りていきます。
左奥は前穂高岳。

１６時、穂高岳山荘に到着！

無事を祝して、ビールやワインで乾杯！

美味しい夕食！

夕日に染まるジャンダルム。

夕焼け雲。
今日はよく眠れそうだ。

この旅行記へのコメント （2）

• 一歩人さん 2010/08/10 06:08:34

  見ごたえありました

  たぁ坊さんへ
  高所恐怖症に私には、とても見ごたえありました。
  ありがとうございました。
  失礼しま〜す。
  早！？へ、へ、高所恐怖症なもので。

  たぁ坊さん からの返信 2010/08/10 19:32:49

  RE: 見ごたえありました

  一歩人さん、はじめまして！
  現場では恐怖を感じるヒマもないほど必死で、写真を見返す今の方が手に汗状態です。
  人一倍のスリルを感じられるのが高所恐怖症の特権と開き直り、これに懲りずに、さらなる高所に挑戦したいと思います！
  
  
  > たぁ坊さんへ
  > 高所恐怖症に私には、とても見ごたえありました。
  > ありがとうございました。
  > 失礼しま〜す。
  > 早！？へ、へ、高所恐怖症なもので。