2010年8月　北アルプス　第３日②～第４日　祖父岳、雲ノ平、薬師沢

2010/08/13 - 2010/08/16

大苦戦の登山の後には、雲上の楽園が待っていました！

第３日：（続き）－祖父岳－雲ノ平－薬師沢小屋泊
第４日：薬師沢小屋－太郎平小屋－折立

エリア 富山

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

強風に大苦戦しましたが、何とか水晶岳に登頂し、１２時１０分、ワリモ北分岐に戻ってきました。
ここから雲ノ平方面へ、まずは祖父岳を目指します。

稜線上の裏銀座縦走路を西へ外れて、いったん標高を下げていき、岩苔乗越へ。
ここから祖父岳へ緩やかに登っていく。

祖父岳への登り。
ここらへんはまだまだ強風を受けていたと思うが、気分的にはすっかり楽になっている。

霧もだいぶ薄れてきた。
雲上の楽園の入口までもう少し。
というか、既に楽園のような光景！

１２時５０分、祖父岳の広い頂上に到着！

標高２８２５Ｍ。
霧にたくさんのケルンが浮かび、幻想的な雰囲気。

祖父岳を越えて、楽園へと降りていきます。

木道まで降り、ここからいよいよ雲ノ平へ！

綿帽子のようなお花がたくさん。

なんだか楽しくなってきた！

雲が上がったのか、私が雲の下まで降りてきたのか、とにかく久しぶりに濃霧から解放された！
これは岩苔小谷だろう。

眩しいくらいの緑！

雲ノ平キャンプ場。
テント泊も楽しそうだな。

ここらへんはスイス庭園と言うらしい。

地糖。
確かにスイスらしい・・・のかな？

向こうにぼんやりと見えるのは、赤牛岳の土台かな？
雲ノ平から眺める周囲の山々の眺望は素晴らしいらしいが、残念ながら遠くの視界までは回復せず。

楽園！

雲ノ平山荘が見えてきた。
もしも雲ノ平が濃霧で眺望を楽しめなかったなら、最終日に晴れることに望みをかけてあの山小屋に泊まるつもりだったが、こうして十分に眺望を楽しめる状況になってくれたので、雲ノ平を通過して今日のうちに薬師沢まで行ってしまおう。

楽園！

楽園！

きれいなお花。

きれいなお花。

雲ノ平山荘を見送って、薬師沢方面へ。

奥日本庭園。

アラスカ庭園。
まるでアラスカのよう・・・なのかな？

雲ノ平が終わり、薬師沢への急降下が始まる。
歩きにくい道で、滑らないように注意。

薬師沢が見えてきた！

つり橋の向こうに薬師沢小屋。

薬師沢も楽園です！

薬師沢小屋へ、これくらいの吊り橋なら・・・

やっぱり怖い。。。

１５時４０分、薬師沢小屋に到着。
最高のロケーションの山小屋だ！

昨日の黒部五郎小屋では乾杯どころではなかったが、ここでは心置きなく乾杯！

つり橋で目を泳がせながら乾杯する高所恐怖症の登山者。。。

楽園！

きれいな水！

美味しい夕食！

寝床の窓からも沢が見えるのです！
心地良い水音を聞きながら、ぐっすり眠ろう。

最終日、美味しい朝食！

寂しいけれど、あとは太郎平経由で折立に下山するだけだ。
５時４５分、出発。
本当に素晴らしいロケーションの山小屋でした。

薬師沢から太郎平までの間、渡渉箇所がいくつかあり、大雨直後は渡れなくなることもあるそうなので、要注意。
今日は、大雨から２日後なので、問題なく渡れた。

今日は、また濃霧に逆戻り。
昨日のうちに雲ノ平を歩いて薬師沢まで行って正解だった！

ここなどは、確かに、増水すると簡単に渡れなくなりそう。
一昨日はひどかったが、昨日・今日は大雨から免れてよかった！

とてもきれいなお花！

お花畑。

７時４０分、２日ぶりの懐かしい太郎平小屋に到着。

残念ながら、薬師岳もその他の山々も全く見えず。
まぁ、第１日にたっぷり堪能したからよいでしょう。

名残を惜しみながら、折立まで降りていきます。

１０時１０分、折立に無事帰着！
冷たいコーラで乾杯！

４日間の総歩行距離約５２キロ、累積登高約４３００メートル。
大雨・強風・濃霧に苦戦した登山だったけど、それでもやっぱり夢のような４日間だったな。。。
次は、夏の大縦走第３弾（最終回）として、南アルプス表舞台の甲斐駒・仙丈・北岳・間ノ岳・農鳥岳あたりを、また４日くらいかけて歩き回りたい！

最後に食べた、薬師沢小屋の美味しいお弁当！