米東海岸わがまま歩き⑤ DCの独立記念日パレードは 「よさこい祭り」のようなものだった！

2012/07/04 - 2012/07/04

2012年7月2?13日の間、北米東海岸を夫婦で個人旅行しました
半年前から計画準備したおかげで見たいところも見られ概ね満足の旅でした

本編はそのうちワシントンDC編です　　以下時系列的に書いていく予定です
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ちょうど7月4日の独立記念日にワシントンに滞在していたのでアメリカ人が大好きなパレードとはどのようなものか間近に観察することにしました

パレードは12時前から約1時間ほどで、その大半を目撃することができました

真夏のジリジリと照りつける太陽にもめげず堂々と行進する参加者、若い女性のフラグライン、それに対し沿道から大きな声援を送る観客、、、

眺めているうちにどこかで似たような光景を見たような既視感（デジャヴュ）に襲われました

そうだ！これはアメリカ版「よさこい祭り」だ！
ただし軍隊や愛国心を鼓舞するフロートが登場するのが軍事大国アメリカらしいところです

*以下の写真はビデオ(SONY HDR-CX550V)から静止画を切り出したものです

＜全体の日程＞
10泊12日・・・ワシントン：2泊、ニューヨーク：4泊、ナイアガラ：1泊、トロント：3泊

7月01日（日）　成田に前泊
7月02日（月）　ワシントンＤＣにANA機で移動、着後市内観光
7月03日（火）　ＤＣ市内観光
7月04日（水）　独立記念日、パレード見学後鉄道にてニューヨークへ
7月05日（木）　ニューヨーク市内観光、夜景ツアー
7月06日（金）　ニューヨーク市内観光、TORにて夜景鑑賞
7月07日（土）　ニューヨーク市内観光、バスにて夕景鑑賞
7月08日（日）　ナイアガラに飛行機にて移動、着後市内観光
7月09日（月）　午前中市内観光、夕方鉄道にてトロントへ
7月10日（火）　トロント市内観光
7月11日（水）　トロント市内観光
7月12日（木）　シカゴ乗り継ぎ成田へ
7月13日（金）　成田着

エリア ワシントンＤ.Ｃ.(アメリカ)

アメリカの首都ワシントンDC　　国会議事堂（The Capitol) を横目に人々は先を急ぐ

お城のような高い時計台は旧郵便局 (Old Post Office Pavilion)

DCで2番目に高い建物（96m)、1番はワシントン記念塔(169m）、4番目がワシントン大聖堂(92m）

時計台の時計の針は 11:30 を指していた

ワシントン記念塔も見えてきた

人々は独立記念日パレードが行われる Constitution Avenue その名も「憲法大通り」を目指し、続々と集結する

右のビルは連邦取引委員会ビル

パレードに先立ち軍隊が栄誉礼の交換を行っていた

国旗を掲げ栄誉礼をする、日本ではあまり見られない光景だ

騎馬警官と記念写真を撮る人々

パレードを先導する白バイ軍団が現れた　　もうすぐパレードの開始だ

7月4日はアメリカの独立記念日　1776年7月4日にアメリカ独立宣言が批准されたことを記念して毎年この日を祝う

ここワシントンDCではパレードが11:40　国立公文書館前からスタートした

ただし日本と違ってテロの国アメリカだ　　警察が厳しく不審者を見張っている　　

玄関をふさぐほど大きな星条旗が掲げられた国立公文書館(National Archives）

ここには独立宣言のオリジナルが保管されている

すでに多くの見物客が押し寄せていた

本物の軍隊が行進するのもアメリカならでは

ギラリと光る銃剣　　本物です！

肩に付けている米軍の階級章から調べたところ彼らは 軍曹(Sergent) のようだ

英国植民地時代の服装をしたパレード

英国の衛兵を連想させる赤と黒の美しい制服だ

パレードの目玉の一つ　Stiltwalker - Uncle Sam（アンクル・サムの竹馬乗り）が現れた　　拍手、喝采が一段と大きくなった

おっとっと〜、あぶない

少なくとも自分が見た限りでは転倒もせず無事歩いていた

やがてグループ名を書いた垂れ幕を先頭に各チームがパレードを次々と開始した

参加チームは東部の州の高校生などが主体　　みんな若いので元気一杯だ

ちらっとこちらを向いた　　八重歯が見える笑顔が可愛い！

少しボリュームのあるお嬢さんも元気一杯、旗を廻していた

旗振り行列（＝英語では Flag Line と呼ぶ）の後にはブラスバンドが続いた

大きなスーザフォンが凹面鏡となって晴れ渡った夏の青空を映していた

いかにも子供が喜びそうなフロート　　スポンサーのファーストフード店か？

今日はアメリカの誕生日　　大きなバースデーケーキのフロート

アンクル・サムの風船　　　　時々手を振って観衆の歓呼に応えていた

よく見ると要所要所に凧のように紐が付いていて、これを引き手が引っ張ると手が動くようになっているようだ

巨大な風船でよく見ると空気孔が随所にある

"Welcome to Washington DC" と叫んでいた引き手の女性

やはりアメリカ人も首都に住んでいることを誇りに思っているのだろうか？

これは警察犬のパレード "Canine Cop of the Year"（今年の最優秀警察犬）

あまりの暑さにワンちゃんもへばり気味

犬のぬいぐるみに入っている人も暑そう

これは一輪車のパレード

子供たちが器用に一輪車を操っていた

縦に車輪が3個並んだ珍しいものも、、

同様に次々とチームの紹介が続き、揃いの衣装を着た若者が旗を振って踊る

何か見たような光景だな〜そうだ、これは日本の「よさこい祭り」に似ているぞ、、

暑さにもめげず必死に踊る姿も同じ

ただし大きな星条旗を廻すところがアメリカらしい

白人の子供が黒人の女の子の肩を抱いていて一緒に遊んでいた
少なくとも表面的には故キング牧師の夢は達成されているのかも知れない

I have a dream that・・・（途中略） one day right down in Alabama little black boys and black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers.

「私には夢がある、ここアラバマでもいつの日か黒人の男の子や女の子が兄弟のように白人の男の子や女の子と手に手を取って遊ぶ日がくることを、、、」

トランプ大統領の出現でこの故キング牧師の夢が後退しているのではないかと心配だ

自転車に乗ったストリートオルガンが楽しげな音楽を奏でながら現れた

みんなで楽しそうに円形の自転車に乗っていた　　

垂れ幕には”Miss America"　と書いてあるが、、、、

確かに綺麗なおねえさん達が乗り込んでいた

この人ではなくて

ティアラを着けたこの人がMissだろうか

男どもの歓声が一段と大きくとんだ

名前不明のクマ？の風船

大きなアメリカ国旗を運ぶ人々

大きく手を振って歓呼に応える女性

国旗をイメージしたベストを着て敬礼するお嬢さん　　カッコイイ！

ボリビアからのグループも参加していた

民族衣装を身に着けて踊る女性

中国の法輪功のフロートもあった

Patriotic Float　と呼ばれる　アメリカ国旗カラーで彩られたフロート

米国が多くの戦死者を出した "Battle of Iwo Jima" (硫黄島の戦い) のフロート

第二次世界大戦後67年にもなるのに何故こんなフロートが出てくるのか日本人には理解に苦しむが "Remember Pearl Harbor" のようなものか

「愛国主義」を鼓舞するところは日本のよさこい祭りとは全く違う
日本のよさこいは平和そのものだ

巨大なアメリカ国旗のバルーン（American Flag - Red, White and Blue）

公文書館に飾られた国旗と同じくらい大きい

暑い日だったのでソフトドリンクが飛ぶように売れていた　　これが本当の水商売？

日傘持参の人も多かった

日傘も愛国者仕様

黄金色に輝くワシのフロートに先導され　　

アメリカの象徴である白頭ワシが現れた

これがパレードの文字通り「トリ」だった

パレードを名残惜しそうに追いかける人々

パレードも終わり人々は帰りだした　　ゆっくり木陰で休息している人々も多くいた