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唐突にいつものノリで行ってしまった韓国旅行。<br />今回の旅行で役に立ったこと、勉強になったこと、そもそもの基本知識などを自分へのメモの意味も兼ねて番外編としてまとめました。<br />とはいえ、普通の韓国旅行の情報ならいくらでもネットを探せば出てくるわけでして、特に鉄道旅行を行うにあたって便利かなと思う情報をメインにしています。<br /><br />番外編その1では韓国で鉄道に乗る際に知っておいたほうがいいと思われる鉄道種別に関してや、列車線と電鉄線の違いについてご紹介。切符の買い方とかはその2で紹介します。<br />【豆知識番外編】<br />2012/04/21Update<br /><br />旅行本編<br />(1) 0,1日目 BEETLEで博多から釜山へ<br />http://4travel.jp/traveler/planaly/album/10656131/<br />(2) 1日目-2 釜山駅・東横イン釜山<br />http://4travel.jp/traveler/planaly/album/10656144/<br />(3) 2日目-1 釜田駅へ<br />http://4travel.jp/traveler/planaly/album/10656179<br /><br />番外編(1) 韓国鉄道種別<br />http://4travel.jp/traveler/planaly/album/10656132/<br /><br />以下編集中<br /><br />◆全旅行記目次◆<br />http://4travel.jp/traveler/planaly/album/10642746/

20120304-10 韓国鉄道旅行番外編(1) 韓国の鉄道種別

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2012/03/04 - 2012/03/10

2870位(同エリア6723件中)

planaly

planalyさん

唐突にいつものノリで行ってしまった韓国旅行。
今回の旅行で役に立ったこと、勉強になったこと、そもそもの基本知識などを自分へのメモの意味も兼ねて番外編としてまとめました。
とはいえ、普通の韓国旅行の情報ならいくらでもネットを探せば出てくるわけでして、特に鉄道旅行を行うにあたって便利かなと思う情報をメインにしています。

番外編その1では韓国で鉄道に乗る際に知っておいたほうがいいと思われる鉄道種別に関してや、列車線と電鉄線の違いについてご紹介。切符の買い方とかはその2で紹介します。
【豆知識番外編】
2012/04/21Update

旅行本編
(1) 0,1日目 BEETLEで博多から釜山へ
http://4travel.jp/traveler/planaly/album/10656131/
(2) 1日目-2 釜山駅・東横イン釜山
http://4travel.jp/traveler/planaly/album/10656144/
(3) 2日目-1 釜田駅へ
http://4travel.jp/traveler/planaly/album/10656179

番外編(1) 韓国鉄道種別
http://4travel.jp/traveler/planaly/album/10656132/

以下編集中

◆全旅行記目次◆
http://4travel.jp/traveler/planaly/album/10642746/

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  • まずは韓国の鉄道の仕組みについて……<br /><br />大まかに分けて韓国の鉄道は、Korail(韓国鉄道公社)、ソウル他各都市電鉄・地下鉄があります。<br /><br />Korailの列車区分と、日本のJRでいうところの区分を対応させてみると……早い順から<br /><br />KTX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・新幹線<br />セマウル・・・・・・・・・・・・・・特急<br />ムグンファ/ヌリロ・・‥・急行・準急<br />(トングン)・・・・・・・・・‥・・各駅停車<br /><br />といったところでしょうか。<br />このうち、トングンはもはや絶滅寸前で、京元線末端の東豆川-新炭里のみだそうです。板門店ツアーに行く場合くらいしか乗る機会はないでしょうか。<br />Korailは都市間輸送にシフトしているようで、地方の小駅は取り扱い休止となっているところが多いです。また、一部の路線ではムグンファ号が実質各駅停車となっています。

    まずは韓国の鉄道の仕組みについて……

    大まかに分けて韓国の鉄道は、Korail(韓国鉄道公社)、ソウル他各都市電鉄・地下鉄があります。

    Korailの列車区分と、日本のJRでいうところの区分を対応させてみると……早い順から

    KTX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・新幹線
    セマウル・・・・・・・・・・・・・・特急
    ムグンファ/ヌリロ・・‥・急行・準急
    (トングン)・・・・・・・・・‥・・各駅停車

    といったところでしょうか。
    このうち、トングンはもはや絶滅寸前で、京元線末端の東豆川-新炭里のみだそうです。板門店ツアーに行く場合くらいしか乗る機会はないでしょうか。
    Korailは都市間輸送にシフトしているようで、地方の小駅は取り扱い休止となっているところが多いです。また、一部の路線ではムグンファ号が実質各駅停車となっています。

  • 上から順に見ていきますと……<br /><br />※KTX(高速鉄道)<br /><br />日本で言うところの新幹線にあたります。<br />写真右側の車両はKTX開業時の車両KTX-?<br />奥に見えるのは近年運転開始した韓国国産のKTX-?(KTX-山川[サンチョン])<br />どちらも編成両端の機関車が真ん中の客車を引っ張る形なので、客車での乗り心地は静かです。まあ、新幹線ほとんど乗ったことないので比較できませんが。

    上から順に見ていきますと……

    ※KTX(高速鉄道)

    日本で言うところの新幹線にあたります。
    写真右側の車両はKTX開業時の車両KTX-?
    奥に見えるのは近年運転開始した韓国国産のKTX-?(KTX-山川[サンチョン])
    どちらも編成両端の機関車が真ん中の客車を引っ張る形なので、客車での乗り心地は静かです。まあ、新幹線ほとんど乗ったことないので比較できませんが。

  • KTX-?特室(1st class・グリーン車)<br />1+2の3列座席が並びます。料金はKTX自体が他種別と比べて高く、特室はその中でもお高め。まあ韓国の交通費が異様に安いとも言えるかもしれませんが。

    KTX-?特室(1st class・グリーン車)
    1+2の3列座席が並びます。料金はKTX自体が他種別と比べて高く、特室はその中でもお高め。まあ韓国の交通費が異様に安いとも言えるかもしれませんが。

  • KTX特室 サービス品<br /><br />なお、特室ではこのようなアメニティグッズ、お菓子等が無料です。一度は乗ってみるのもいいかも。

    KTX特室 サービス品

    なお、特室ではこのようなアメニティグッズ、お菓子等が無料です。一度は乗ってみるのもいいかも。

  • KTX-?一般室<br /><br />で、普通室はというとこのような感じ。<br />座席が狭い(韓国基準で)のに加えて窓割りが合わない席があるとか、座席の向きが動かせず反対向きの席が半分あるとかで、向こうでは大批判だった模様。おまけにフランスからの技術輸入時に何年間は内装をいじれないという契約だったそうで……後ろ向きの座席は少し割引で販売しています。また、ようやく座席を改良したリニューアルも始まってるのだとか。<br />なお、KTX-?では座席等快適なようです。今回の旅でも乗ってみたかった……

    KTX-?一般室

    で、普通室はというとこのような感じ。
    座席が狭い(韓国基準で)のに加えて窓割りが合わない席があるとか、座席の向きが動かせず反対向きの席が半分あるとかで、向こうでは大批判だった模様。おまけにフランスからの技術輸入時に何年間は内装をいじれないという契約だったそうで……後ろ向きの座席は少し割引で販売しています。また、ようやく座席を改良したリニューアルも始まってるのだとか。
    なお、KTX-?では座席等快適なようです。今回の旅でも乗ってみたかった……

  • KTX-?一般室<br /><br />座席はこのような感じ。テーブルが前の座席についており、リクライニングは座面ごと前にスライドする(膝が狭くなる)仕組み。<br />正直なところ、日本の特急等と比べて特別に狭いとまでは思わなかったものの、セマウル号の快適な座席と比べると雲泥の差があります。

    KTX-?一般室

    座席はこのような感じ。テーブルが前の座席についており、リクライニングは座面ごと前にスライドする(膝が狭くなる)仕組み。
    正直なところ、日本の特急等と比べて特別に狭いとまでは思わなかったものの、セマウル号の快適な座席と比べると雲泥の差があります。

  • ※セマウル号(Saemaeul)。<br /><br />新しい村とかいう意味で、軍事政権時代のにおいが漂う名前ですが、これはJR在来線特急に相当。<br />写真は気動車編成。気動車といっても日本のJRディーゼル特急とは違って、両端の車両のみが機関を積んでいるプッシュプル(PP)編成なので、数少ない最前・後部車両に当たらない限りは乗り心地は静かです。……逆にその外れ(?)席にあたったらものすごくうるさそう;<br />機関車に引かれる客車の編成もあります。

    ※セマウル号(Saemaeul)。

    新しい村とかいう意味で、軍事政権時代のにおいが漂う名前ですが、これはJR在来線特急に相当。
    写真は気動車編成。気動車といっても日本のJRディーゼル特急とは違って、両端の車両のみが機関を積んでいるプッシュプル(PP)編成なので、数少ない最前・後部車両に当たらない限りは乗り心地は静かです。……逆にその外れ(?)席にあたったらものすごくうるさそう;
    機関車に引かれる客車の編成もあります。

  • セマウル号特室。<br /><br />快適そうな座席がゆったりとならびます。色も赤色で上級感を演出。

    セマウル号特室。

    快適そうな座席がゆったりとならびます。色も赤色で上級感を演出。

  • セマウル号特室。<br /><br />レッグレストもついており、大変快適です。

    セマウル号特室。

    レッグレストもついており、大変快適です。

  • そしてセマウル号一般室。<br /><br />正直、普通室でも下手なJR特急のグリーン車並の快適さがあります。そりゃこんな車両からあのKTXの座席になれば文句も続出するわな、と納得です。

    そしてセマウル号一般室。

    正直、普通室でも下手なJR特急のグリーン車並の快適さがあります。そりゃこんな車両からあのKTXの座席になれば文句も続出するわな、と納得です。

  • セマウル号一般室<br /><br />こちらもレッグレストがついていました。<br />というか、正直なところ特室との差がわからない……(汗<br />機会があればぜひ乗って見ることをおすすめします。<br /><br />なお、日本の特急では必ず付いているテーブルですが、韓国の鉄道ではKTXとヌリロ号、ならびにムグンファ号の特室にしかついていませんでした。また、セマウル号の特室に付いているかどうかは確認していません。<br />

    セマウル号一般室

    こちらもレッグレストがついていました。
    というか、正直なところ特室との差がわからない……(汗
    機会があればぜひ乗って見ることをおすすめします。

    なお、日本の特急では必ず付いているテーブルですが、韓国の鉄道ではKTXとヌリロ号、ならびにムグンファ号の特室にしかついていませんでした。また、セマウル号の特室に付いているかどうかは確認していません。

  • カフェカー<br /><br />セマウル号、そして後述するムグンファ号にはこのようなカフェカーという車両がついているものもあります。いわゆるビュッフェ。ただしそれでは飽きたらず、ネット用PCはともかくゲーム機やらカラオケルームなんてものも備えています。

    カフェカー

    セマウル号、そして後述するムグンファ号にはこのようなカフェカーという車両がついているものもあります。いわゆるビュッフェ。ただしそれでは飽きたらず、ネット用PCはともかくゲーム機やらカラオケルームなんてものも備えています。

  • カフェカー車内<br /><br />セマウル号のカフェカー。ムグンファ号の物と同様の作りになっているようです。この裏側にはPC・ゲーム・カラオケコーナーが。

    カフェカー車内

    セマウル号のカフェカー。ムグンファ号の物と同様の作りになっているようです。この裏側にはPC・ゲーム・カラオケコーナーが。

  • ※ムグンファ号(Mugunhwa)<br /><br />JRで言うところの急行・準急<br />JRでは急行・準急という種別が特急に格上げor特別運賃無料の快速等に格下げされていき、今では準急は絶滅、急行も定期列車は「はまなす」のみとなりました。韓国では対照的に、普通列車のトングン列車が消滅寸前。そのためにムグンファが実質的に各駅停車を兼ねることもあります。こういったところでも違いが出てきて面白いですね。<br /><br />写真はムグンファ号用客車。二両目はカフェカーです。

    ※ムグンファ号(Mugunhwa)

    JRで言うところの急行・準急
    JRでは急行・準急という種別が特急に格上げor特別運賃無料の快速等に格下げされていき、今では準急は絶滅、急行も定期列車は「はまなす」のみとなりました。韓国では対照的に、普通列車のトングン列車が消滅寸前。そのためにムグンファが実質的に各駅停車を兼ねることもあります。こういったところでも違いが出てきて面白いですね。

    写真はムグンファ号用客車。二両目はカフェカーです。

  • ムグンファ号<br /><br />ムグンファ号は大部分が客車編成。機関車に引かれて走ります。<br />写真はドイツ顔の電気機関車に引かれるムグンファ号。

    ムグンファ号

    ムグンファ号は大部分が客車編成。機関車に引かれて走ります。
    写真はドイツ顔の電気機関車に引かれるムグンファ号。

  • ムグンファ号<br /><br />一方、こちらはアメリカ製のディーゼル機関車に引かれるムグンファ号。

    ムグンファ号

    一方、こちらはアメリカ製のディーゼル機関車に引かれるムグンファ号。

  • ムグンファ号<br /><br />一方、こちらは気動車編成。需要がなくなったトングン号用の車両をムグンファ号用に改造したもの。東海南部線、慶全線でみかけました。

    ムグンファ号

    一方、こちらは気動車編成。需要がなくなったトングン号用の車両をムグンファ号用に改造したもの。東海南部線、慶全線でみかけました。

  • ムグンファ号一般室<br /><br />車内はこのような4列のシートが並びます。<br />軌間(レールの幅)がJRの在来線よりも広く新幹線と同じなため、JRの在来線特急よりも快適です。大陸仕様ということでしょうか。

    ムグンファ号一般室

    車内はこのような4列のシートが並びます。
    軌間(レールの幅)がJRの在来線よりも広く新幹線と同じなため、JRの在来線特急よりも快適です。大陸仕様ということでしょうか。

  • ムグンファ号一般室<br /><br />客車は製造時期によって内装が少し変わるようです。<br />こちらは上の写真の車両に比べて新しめの模様。

    ムグンファ号一般室

    客車は製造時期によって内装が少し変わるようです。
    こちらは上の写真の車両に比べて新しめの模様。

  • ムグンファ号特室<br /><br />列車によっては特室をつないでいます。特室車内はこのような感じ。ちなみに、場合によってはセマウル号の余った客車を特室につないでいる場合があるようです。あたったらラッキーですね。

    ムグンファ号特室

    列車によっては特室をつないでいます。特室車内はこのような感じ。ちなみに、場合によってはセマウル号の余った客車を特室につないでいる場合があるようです。あたったらラッキーですね。

  • カフェカー車内<br /><br />ムグンファ号もカフェカー連結されているものがあります。もともと食堂車だった車両ですね。中はセマウル号の物と同様の模様。カフェカーの様子。手前にはカウンター席が並び、真ん中に軽食等販売カウンターがあります。<br />

    カフェカー車内

    ムグンファ号もカフェカー連結されているものがあります。もともと食堂車だった車両ですね。中はセマウル号の物と同様の模様。カフェカーの様子。手前にはカウンター席が並び、真ん中に軽食等販売カウンターがあります。

  • カフェカー車内<br /><br />その奥にはゲーム機、ネットに繋がるPC、そしてカラオケルームコーナー。別料金を払えば利用できます。インターネット代金は……忘れましたが、それほど高くなかったかと。<br /><br />しかし、ネットコーナーは便利だろうし羨ましい限りですが、二人利用可能なカラオケルームって……需要があるのですかね。お国柄かな?

    カフェカー車内

    その奥にはゲーム機、ネットに繋がるPC、そしてカラオケルームコーナー。別料金を払えば利用できます。インターネット代金は……忘れましたが、それほど高くなかったかと。

    しかし、ネットコーナーは便利だろうし羨ましい限りですが、二人利用可能なカラオケルームって……需要があるのですかね。お国柄かな?

  • ミニカフェカー車内<br /><br />列車に寄っては、このような半室のミニカフェカーを連結している場合もあります。自動販売機に立ち席カウンターのみという内容。

    ミニカフェカー車内

    列車に寄っては、このような半室のミニカフェカーを連結している場合もあります。自動販売機に立ち席カウンターのみという内容。

  • ※ヌリロ号<br /><br />ムグンファ号の後継車種に相当します。Korailとしてはおいおいムグンファ号をヌリロ号に置き換えていきたいようです。<br />項目を分けましたし、向こうでも時刻表や切符等ではヌリロ号と表示されますが、料金等はムグンファ号と同様です。韓国では珍しい電車列車。しかも日本の日立製。4両編成で活躍しだしています。

    ※ヌリロ号

    ムグンファ号の後継車種に相当します。Korailとしてはおいおいムグンファ号をヌリロ号に置き換えていきたいようです。
    項目を分けましたし、向こうでも時刻表や切符等ではヌリロ号と表示されますが、料金等はムグンファ号と同様です。韓国では珍しい電車列車。しかも日本の日立製。4両編成で活躍しだしています。

  • ヌリロ号車内。<br /><br />日立製ということで、日本の車両に通じるものがあります。

    ヌリロ号車内。

    日立製ということで、日本の車両に通じるものがあります。

  • ヌリロ号車内<br /><br />座席はこのとおり快適でした。(まあ、Korailの座席って、KTX-1が微妙なくらいで大概快適なのですが。)

    ヌリロ号車内

    座席はこのとおり快適でした。(まあ、Korailの座席って、KTX-1が微妙なくらいで大概快適なのですが。)

  • 続いて首都圏電鉄線・地下鉄線について(単に地下鉄線と言われることも)<br /><br />ソウルではKorailのいわゆる国電区間と地下鉄網が一体化しており、広範囲に及ぶ首都圏電鉄路線網が張り巡らされています。これらの区間は料金も一元化されており、なおかつKorailの列車線とは別運賃になっています。まあ地下鉄線に乗り換えるんだなと思えば大体あってます。<br /><br />……東京で例えて言いますと、JRの特急、新幹線等ではその特急の終点駅の東京や新宿、上野までの切符しか買えず、そこから別運賃を払って山手線などの通勤電車や地下鉄線、私鉄線に乗り換える形でしょうか。その代わりにそれらの切符は乗り換え毎に初乗り運賃を払う必要がないと。(つまり例えば常磐緩行線から東京メトロの千代田線へ乗り入れしても、運賃はJR+東京メトロそれぞれの初乗り運賃を払う必要はなくなり安くなるというわけですね)。うーん、もうちょっとうまく説明できないものか……<br /><br />写真は中央電鉄線

    続いて首都圏電鉄線・地下鉄線について(単に地下鉄線と言われることも)

    ソウルではKorailのいわゆる国電区間と地下鉄網が一体化しており、広範囲に及ぶ首都圏電鉄路線網が張り巡らされています。これらの区間は料金も一元化されており、なおかつKorailの列車線とは別運賃になっています。まあ地下鉄線に乗り換えるんだなと思えば大体あってます。

    ……東京で例えて言いますと、JRの特急、新幹線等ではその特急の終点駅の東京や新宿、上野までの切符しか買えず、そこから別運賃を払って山手線などの通勤電車や地下鉄線、私鉄線に乗り換える形でしょうか。その代わりにそれらの切符は乗り換え毎に初乗り運賃を払う必要がないと。(つまり例えば常磐緩行線から東京メトロの千代田線へ乗り入れしても、運賃はJR+東京メトロそれぞれの初乗り運賃を払う必要はなくなり安くなるというわけですね)。うーん、もうちょっとうまく説明できないものか……

    写真は中央電鉄線

  • そのようなわけなので、KTXやセマウル、ムグンファといった列車のホームと電鉄線のホームは別になっています。<br />写真は温陽温泉駅。この駅にはKorailの長項線と首都圏電鉄1号線の両方が乗り入れているのですが、左側の低床ホームが列車線ホーム(ちょうどセマウルが止まっています)、右側の高床ホームが1号線のもの。運賃形態や走ってる車両が別なため、同じKorailの運営でも別ホームになっているわけです。

    そのようなわけなので、KTXやセマウル、ムグンファといった列車のホームと電鉄線のホームは別になっています。
    写真は温陽温泉駅。この駅にはKorailの長項線と首都圏電鉄1号線の両方が乗り入れているのですが、左側の低床ホームが列車線ホーム(ちょうどセマウルが止まっています)、右側の高床ホームが1号線のもの。運賃形態や走ってる車両が別なため、同じKorailの運営でも別ホームになっているわけです。

  • このシステム、韓国特有(?)の電車代の安さと相まって非常にお得なシステムとなっています。<br />例えば、上の写真にもあげました温陽温泉へ行く場合。ソウルから南に100kmほどにあるのですが。<br />KTXでは3,40分で13600ウォン(約1000円)+乗り換え。<br />セマウルでは1時間20分程で9100ウォン(約600円)<br />ムグンファでは1時間半程で6200ウォン(約400円)<br />バスでも1時間半、6000ウォン(約400円)<br />それが、ソウルから直通している電鉄1号線を利用した場合は、所要時間2時間強で2900ウォン(約200円)となります。<br />つまり2時間乗っても200円程しかかからないということ。<br /><br />写真は温陽温泉にも乗り入れる首都圏電鉄1号線車両。

    このシステム、韓国特有(?)の電車代の安さと相まって非常にお得なシステムとなっています。
    例えば、上の写真にもあげました温陽温泉へ行く場合。ソウルから南に100kmほどにあるのですが。
    KTXでは3,40分で13600ウォン(約1000円)+乗り換え。
    セマウルでは1時間20分程で9100ウォン(約600円)
    ムグンファでは1時間半程で6200ウォン(約400円)
    バスでも1時間半、6000ウォン(約400円)
    それが、ソウルから直通している電鉄1号線を利用した場合は、所要時間2時間強で2900ウォン(約200円)となります。
    つまり2時間乗っても200円程しかかからないということ。

    写真は温陽温泉にも乗り入れる首都圏電鉄1号線車両。

  • その車内。<br /><br />ロングシートで座席にクッションがなく固いこと固いこと……<br />日本でもJR東日本を始めとして、最近の通勤電車のシートが硬くなってきていますが、こちらに比べたら目じゃないです。<br /><br />正直なところ温陽温泉に行く場合は、4ドアの固いロングシートで二時間揺られるよりも400円か600円払って快適なバスor列車で行きたいです;

    その車内。

    ロングシートで座席にクッションがなく固いこと固いこと……
    日本でもJR東日本を始めとして、最近の通勤電車のシートが硬くなってきていますが、こちらに比べたら目じゃないです。

    正直なところ温陽温泉に行く場合は、4ドアの固いロングシートで二時間揺られるよりも400円か600円払って快適なバスor列車で行きたいです;

  • ソウルメトロ2号線<br /><br />ソウルの電鉄線・地下鉄網は広く、車両も色々です。この車両などは日本のものに似てますね。おそらくODA等で技術供与されたものなのでしょう。(韓国の地下鉄は当初日本のODAで作られました)

    ソウルメトロ2号線

    ソウルの電鉄線・地下鉄網は広く、車両も色々です。この車両などは日本のものに似てますね。おそらくODA等で技術供与されたものなのでしょう。(韓国の地下鉄は当初日本のODAで作られました)

  • 首都圏電鉄線では非接触ICカードであるT-moneyカードが利用できます。まあSuicaやICOCAみたいなものです。<br />切符を買って購入する場合は、1回利用のICカードを購入して使うようです。このカード、機械で返却したら返却金が戻ってくるそうなので、利用する場合はご注意を。僕はずっとT-moneyカードを利用したので詳細はわかりませんが。

    首都圏電鉄線では非接触ICカードであるT-moneyカードが利用できます。まあSuicaやICOCAみたいなものです。
    切符を買って購入する場合は、1回利用のICカードを購入して使うようです。このカード、機械で返却したら返却金が戻ってくるそうなので、利用する場合はご注意を。僕はずっとT-moneyカードを利用したので詳細はわかりませんが。

  • AREX(空港鉄道)<br /><br />ソウルには電鉄線の他に空港鉄道のA&#39;REXもあります。<br />仁川(インチョン)国際空港から金浦(キンポ)国際空港を経て、ソウル駅までを結んでいます。この路線は他の電鉄線と異なり、別運賃。また直通列車と一般列車で値段が異なるようです。写真は一般列車ホームから撮影した直通列車。なんでもKTX-?の座席で急行運転をするのだとか。一般列車は普通の地下鉄と変わらないロングシートです。<br />T-moneyカードが利用できます。

    AREX(空港鉄道)

    ソウルには電鉄線の他に空港鉄道のA'REXもあります。
    仁川(インチョン)国際空港から金浦(キンポ)国際空港を経て、ソウル駅までを結んでいます。この路線は他の電鉄線と異なり、別運賃。また直通列車と一般列車で値段が異なるようです。写真は一般列車ホームから撮影した直通列車。なんでもKTX-?の座席で急行運転をするのだとか。一般列車は普通の地下鉄と変わらないロングシートです。
    T-moneyカードが利用できます。

  • ソウル以外で地下鉄が走っているのは釜山・大邱・大田・光州。<br /><br />写真は釜山地下鉄1号線。<br />それぞれの地下鉄で非接触ICカード(Suicaみたいなの)がある他、切符や一回カードを購入して利用できます。<br />釜山地下鉄でもソウルのICカードであるT-moneyカードが使えましたので、この旅ではひたすらT-moneyカードを使っていました。が、課金機での課金は釜山のハナロカードしかできない模様。

    ソウル以外で地下鉄が走っているのは釜山・大邱・大田・光州。

    写真は釜山地下鉄1号線。
    それぞれの地下鉄で非接触ICカード(Suicaみたいなの)がある他、切符や一回カードを購入して利用できます。
    釜山地下鉄でもソウルのICカードであるT-moneyカードが使えましたので、この旅ではひたすらT-moneyカードを使っていました。が、課金機での課金は釜山のハナロカードしかできない模様。

  • 釜山地下鉄1号線の車内。<br /><br />ソウルとか変わらないです。釜山では、は日本で言うところの新交通システムが導入されている路線もあるようです。<br /><br />以上、番外編その一でした。

    釜山地下鉄1号線の車内。

    ソウルとか変わらないです。釜山では、は日本で言うところの新交通システムが導入されている路線もあるようです。

    以上、番外編その一でした。

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