海の男ドラゴン、再び山へ行く（やっぱりしんどい）

2011/10/20 - 2011/10/20

　本日は秋晴れなり。ぎっくり腰も手首の捻挫も大分回復したにも拘らずテニスクラブは定休日。

　家でじっとしているのは勿体無い天気なので、嫌いな山でも行ってみるか。散歩がてら近場の山なら大してしんどくないだろう。

　ということで、キナバルで懲りて二度と山なんか行くかと誓ったドラゴンだがママチャリに乗って芦屋の荒地山へ行くことにした。


　写真は新七衛門ぐらという岩のトンネル。ザックを背負っては通り抜け出来ない、しかも岩の登り道。

エリア 西宮・芦屋(兵庫)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: その他

　業平橋から六甲方面を望む。春は桜の名所である。

　空の青さと山の緑が美しい。

　江 碧にして 鳥逾いよ白く
　山 青くして 花然えんと欲す
　今春 看すみす又た過ぐ
　何れの日か 是れ帰年ならん

　今は秋でした。

　阪急芦屋川のローソンにママチャリを駐輪、無断駐輪は気が引けるのでサンドイッチと五目いなりを購入、４１０円。

　川沿いに上がっていきます。

　高座の滝、ロックガーデン方面に進みます。

　しばらく行くとロックガーデンと城山方面の分岐に出ます。

　９５％の登山客はロックガーデン方面に行きます。（ドラゴン演繹法による）

　ふっふ、ドラゴンは皆と違って荒地山へ行くんだもんね。

　木漏れ日の緩やかな道に入ると、暑からず寒からず快適な足取り。

　しかし、前後に人の気配がなく不安を感じるドラゴン。

　分岐点でどっちへ行くか迷ったとき、１００％必ず間違った方へ行ってしまうドラゴンの法則(マーフィーとか言う奴が先に発表してしまった）から脱却できない不運な人生。

　しばらく行くと早速眺望ポイントあり。

　西宮、芦屋、神戸の街が一望に。

　早くもへたれてきたドラゴンに後ろから迫る足音。振り向けば後期高齢と思われる老人が両手に１Kgのダンベル持ってやって来た。道を確かめようと声をかけるも耳が遠いのか無視してさっさと追い抜いて行ってしまう。５秒で視界から消えた。

　恐るべし老人パワー。

　城山（鷹尾山）頂上、芦屋川からここまで４５分、ここから荒地山まで１時間。下ったり登ったりしながら接近する。

　目指す荒地山が目の前に。

　標識が充実しているので、音楽音痴、方向音痴のドラゴンも迷わずに行けそうだ。

　振り向けば愛、じゃなかった城山が。

　いよいよ名所の難所、岩梯子（一枚岩の表面に窪みがあり梯子に見立てて登ります）と新七衛門嵒。（ぐら、訓読みはいわとか、けわーしいだそうです。岩のトンネルのようになっています。）

　こんな岩場の急登の手前で・・・

　熟年ハイカートリオが追いついてきた。

　早速、コバンザメ作戦開始です。いつも一人のドラゴンは山でも美術館でも獲物を待ってます。見つけると「こんにちは〜」などと愛想よく声をかけて「ご一緒していいですか〜」と紳士的雰囲気をかもし出し仲間に入れてもらいます。

　ベテランや詳しい人に当たったらラッキー、何も知らないドラゴンは彼らに導かれて効率よく行動できます。

　日本でも海外でも若い女性には邪険に無視され、作戦失敗のドラゴンですが。

　岩梯子、一人なら登るの諦めて回り道するとこでした。岩の窪みに手をかけてロッククライミングです。

　登れるけど降りられません。（怖がりのドラゴン）

　最後の難関、新七衛門ぐら。リュックを背負ったままでは通り抜け出来ません。

　こんなとき地震がきたら一巻の終わりですね。

　３匹のサメのお陰で何とかクリアできたコバンザメドラゴン。ありがとうございました。帰り道も途中まで一緒に送ってくれました。

　おっとっと、落ちないでくださいよ！

　三人の中の一人は絶壁のボルダーをよじ登って行きました。

　荒地山山頂に到達。標高５４９ｍ。

　下りは岩梯子などとてもじゃないが降りられないので、裏から風吹岩方面へ降ります。

　魚屋道（ととやと読みます）から、

　風吹岩方面へ。

　風吹岩です。

　ここで標高４４７ｍ。

　ここからは有名なロックガーデンを通って降ります。

　ここも結構な岩場です。

　鎖がなければ怖くて降りられません。

　去年、山の先生に連れてきてもらったとき「練習で降りてみましょう」と言われ挑戦したが、途中で固まってしまい行くもならず、戻るもならずの状況に陥りそうになった岩壁。

　今日は一人なので、と言うか二度とこんなところ降りたくない。

　ちょっと散歩のつもりが「崖を登り降り」のはめになりました。

　何とか阪急芦屋川に戻れる所へ出てきました。

　猫も出迎えてくれます。

　無事に下山できたのでお参り。お賽銭上げてません。ごめんね。

　本日の出費、弁当の４１０円也。

　高座の滝です。

　鳥居がありましたが。

　良く見ると「金玉大明神」って、そんなんあり？

　誰かいたずらで「王」に「点」彫ったのね。

　何故か途中から「ですます調」になった日記でした。

この旅行記へのコメント （11）

• 潮来メジロさん 2011/12/09 20:26:20

  訪問回数５０回目、ありがとうございました。ヾ(^o^)

  熟年ドラゴンさん、こんばんは！　ヾ(^o^)
  毎度、訪問＆投票ありがとうございました。
  本日、熟年ドラゴンさんの訪問回数が５０回目となっておりました。
  拙いブログなのに、度々お越し戴き、ありがとうございました。
  
  > 猫も出迎えてくれます。
  
  ひゃ〜・・・一瞬ヤマネコかと思いました。
  写真では大きさがわからないので、岩山からでてきたところなんか、貫禄があって、ヤマネコかと思わせぶりです。
  でも、確か動物園で見たヤマネコ君（どこのヤマネコだっけ・・・）は、耳の先に長い毛があったような・・・。
  この猫さんは御近所の飼猫さんですかね。
  
  ではまた・・・。(^o^)／~~~
  　　（潮来メジロ）
  
  

• naniwa ladyさん 2011/11/19 08:40:59

  おはようございます。8(*^o^*)8naniwa　

  本日の１枚を見て、海の爽快な景色に誘われて、飛んできましたが、この岩山登山を見て、びっくりしました。
  私も最近、登山というかトレイルをして、３０００ｍ級くらいの山はいずれ登りたいと思っていたのが、そのしんどさに、もう１０００ｍくらいで十分と早くも思っているところです。でもこの岩山を見て、思わず私もチャレンジしたいって思いました。身の程しらずですが、怖いものみたさか、やってみたいです。
  海も山もいいですね！！！

  熟年ドラゴンさん からの返信 2011/11/19 09:12:27

  RE: おはようございます。8(*^o^*)8naniwa　

  > 本日の１枚を見て、海の爽快な景色に誘われて、飛んできましたが、この岩山登山を見て、びっくりしました。
  
  　「本日の一枚」意味が分かりませんでしたが「新着お知らせ」だったのですね。自分でも気が付きませんでした。ありがとうございます。
  
  > 海も山もいいですね！！！
  
  　苦労してやっと登ったと思ったら、車やロープウエイできたハイヒールのお姉さんが居たりしてがっかり何てこともあったりで、山はあまり好きではありませんが、登らないと絶対いけない所へたどり着いたときは感激ありますね。
  
  　今後もよろしくお願いします。

• くまのみホヌ子さん 2011/10/25 21:07:37

  おもろいドラゴンさん！

  熟年ドラゴンさん、こんばんはー
  
  またまたおもしろくて吹き出してしまいましたよ！
  この旅行記は電車の中で読んだらにやけてしまうから危険です。
  あやしい女と勘違いされてしまいます。
  
  コバンザメ作戦成功ですね（笑）
  国内はどうかは知りませんが
  フィリピンでは若い女の子にウケがよさそうなドラゴンさんじゃないですか？
  
  最後の・のいたずらに　
  ことのほかウケてしまった自分が恥ずかしいです。
  でも、おもしろーーーい！（＾０＾）/
  
  やばいですねー。
  数日間は思い出し笑いしそうで・・・・・
  
  
  　　　のみホ

• わんぱく大将さん 2011/10/21 04:47:10

  さいこっう〜すよ！

  熟年ドラゴンさん
  
  また、最高の秋日和で、最高の旅行記っすよ！
  私も、ルピッの時も不安で。（どこのファン？）だって、標識、全くなく、最後の滝が見えるだろう広い所にきて、やっと標識（遅いじゃ！）
  
  ここは、サメ３兄弟に、三礼ですな。
  ”魚”あれが、おっとと、というのはまじ？　というのが、魚のこと、“おトト”というでしょ？　　それかな？と
  
  私もこの間のハイキングは、バス代往復１４ユーロと、コーヒー１．５０ユーロ（トイレ借りるのに、タダでは、と）
  
  また、違う山に挑戦してみてください。　楽しみにしてます。　　大将

  熟年ドラゴンさん からの返信 2011/10/21 19:46:08

  RE: さいこっう〜すよ！

  > ”魚”あれが、おっとと、というのはまじ？　というのが、魚のこと、“おトト”というでしょ？　　それかな？と
  
  
  大将さん、いつも投票、コメントありがとうございます。
  
  そうです、子供言葉の「おとと」から来ているようです。芦屋の深江浜で取れた魚介類を有馬まで運んだ道が「魚屋道」です。六甲ハイキングのルートの一つとして有名です。
  
  山登りは嫌いなドラゴンですが、何でも挑戦してみたいドラゴンは懲りずにまたどっか登るかも。

• ぽちこさん 2011/10/20 23:10:53

  鍛えてますね♪

  こんばんは、ドラゴンさん(~_~)
  
  杜甫ですね…秋だけどなぜかぴったり(笑)
  
  空の青さに誘われますねぇ。
  
  ドラゴンさん、かなり鍛えてますねぇ。
  私は海も山も好きですけど、好きなだけで登れません(^_^;)
  
  意外に本格的な岩見たらやっぱ山の風景はみなさんの旅行記で…と思ってしまう軟弱者です。
  
  しんどくてもやっちゃうドラゴンさん♪
  すごいです(~_~)
  
  　ぽちこ

  熟年ドラゴンさん からの返信 2011/10/21 19:50:01

  RE: 鍛えてますね♪

  
  > しんどくてもやっちゃうドラゴンさん♪
  
  
  
  　ぽちこさん、いつもありがとうございます。
  
  どうも山は好きになれないドラゴンですが、何でもやってみたい、何処でも行ってみたい性分なのでまたどこか山登りに行くかもしれませんね。

  ぽちこさん からの返信 2011/10/21 20:14:08

  RE: RE: 鍛えてますね♪

  
  え〜っ(＠_＠;)
  
  でも今年の1月10日の登山の旅行記が好きですけどね…(笑)
  
  ドラゴンさん…山好きだと思ったけど(^_^.)
  ま、山より海が好きってことですね♪
  
  　ぽち

  熟年ドラゴンさん からの返信 2011/10/22 07:46:53

  RE: 鍛えてますね♪

  　山は登っている間ずっと辛い思いだけなので嫌いです。
  
  　でも変わったことはして見たい性分で、マニラーコタキナバル　２６５０円のチケットがあったので、富士山より高いキナバル山に登ってみようと思っただけです。
  
  　いきなり素人が登れる訳ないなと思い、３０９ｍの甲山、５６５ｍのゴロゴロ岳、９３０ｍの六甲山でせめて練習してからと思い行って見ました。
  
  　まあ、還暦過ぎの爺さんが９００ｍの六甲程度の練習で４０００ｍのキナバル登ろうと言うのが無理だったようで、皆さんに聞くと事前練習で富士山２回登ったとかいう山じじいや山ガールが多かったです（ドラゴン演繹法）
  
  　でも、５０００ｍ級のヒマラヤのベースキャンプとかに行ってみたいと思っている懲りないドラゴンです。

  ぽちこさん からの返信 2011/10/22 08:38:28

  RE: RE: 鍛えてますね♪

  ドラゴンさん、おはよーございます(~_~)
  
  そうでした！
  何でも知らないことにチャレンジせねば！
  
  と、いうことは…
  私もいずれ登山か…てへへ(^_^;)
  
  ダイビングもあります…
  
  こりゃあ大変だ〜
  
  　ぽちこ