2010/07/07 - 2010/07/12
17位(同エリア63件中)
旅人のくまさんさん
- 旅人のくまさんさんTOP
- 旅行記6398冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 4,837,504アクセス
- フォロワー205人
今回見学した五つ目の世界遺産の紹介です。チュニジア最大のローマ遺跡、ドゥッガ紹介の続きです。
- 交通手段
- 観光バス
PR
-
劇場址の見学の次は、神殿の見学です。その建物が前方に見えてきました。ユネスコの公式ページには、大劇場(The big theatre)や神殿(The Capitol)を始め、21の施設がリストアップされていました。
-
神殿の側面の光景です。ユネスコの公式ページでは、この辺りの海抜は550メートルと紹介されていました。全盛期には、1万人位が暮らしていたようです。遺跡のコアゾーンは70ヘクタール、バッファゾーンは80ヘクタールとも記されていました。
-
ローマ時代の神殿址に到着しました。その側面光景です。正面は左手になります。神殿の建設年は、紀元166年と特定されているようです。それほど大きくはありませんが、ローマ時代の特徴を留めた遺跡とされます。
-
正面から眺めた神殿の光景です。ユネスコの公式ページには、柱と壁部分の高さ10メートル、荘重な6本の柱列と記されていました。6メートルほどの三神の大理石像は、現在はバルドー博物館にあるようです。
-
神殿の破風部分のアップです。西洋建築における切り妻屋根の、妻側屋根下部と水平材に囲まれた三角形の部分、和風建築では破風と呼んでいますが、ペディメントと呼ぶようです。ペディメントの特徴は、彫刻にあります。この神殿にも、レリーフの彫刻が見えます。
-
更にアップした破風の光景です。ぺディメントは、古代ギリシアの神殿建築が原型とされますが、古代ローマも、それに倣いました。中世時代には廃れましたが、ルネサンス時代に復活しました。教会や公共施設の正面入り口に使われるようになりました。
-
神殿の側面の光景です。こちら側が北側に当たるのでしょうか。神殿の一部である、背丈以上の石壁がありました。
-
コリント式の石柱と、その上の梁の光景です。ウィキペディアには、19世紀の神殿の写真がありましたが、柱などは直立し、梁なども残っている写真です。
-
部分的にアップした神殿の光景です。石柱の色と対比して、場違いと見えるような黒い石材が横たわっていました。
-
同じく、部分的にアップした神殿の光景です。石柱の上部の構造です。逆光での撮影となりましたが、細かな彫刻も見えました。
-
こちらが南側になるのでしょうか、神殿の石柱の先端部分のアップです。石柱は右側の前列が4本、その後ろの列が2本、合計6本です。
-
神殿の一番奥の光景です。ドーム型の窪みがありました。大きな石を使ったくさび構造のアーチです。恐らく、この場所に神殿の祭神像が祀られていたのでしょう。ユネスコ公式ページには、Jupiter(ジュピター:ユーピテル)、Juno(ジュノー:ユーノー) とMinerva(ミネルヴァ:ミネルウァ)の三神が祀られていたと記されていました。
-
祭神の姿はりませんでしたが、アーチの上にはドバトがとまっていました。フンの痕が見えますから、ねぐらにしているのでしょうか。英語読みのジュピターは主神、ジュノーは女神、そしてミネルヴァも女神です。
-
『風の広場』付近の遺跡光景です。1、2メートルで折れた石柱が、十数本立っていました。建物跡を示しているのでしょうか。その奥には、先端が斜めになった保存状態がよさそうな石積みが見えます。
-
同じく、『風の広場』付近の遺跡光景です。首のない像が石段の上にありました。その葉に語には、四角や丸い石柱が見えます。
-
残念ながら頭が無くなってい田石像のアップです。切り取られ、持ち去られたのでしょうか。神官ではなく、当時の為政者の像のように見えます。
-
大きな建物跡を示しているのでしょうか、長方形の断面の石柱が立ち並んでいました。丸い石柱もその足元にあります。横たえられた石材も大型です。
-
保存状態がいい小さめの建物です。木の扉がありました。最近まで人が棲んでいた証しでしょうか。屋根の上の小さな三角形の飾りも健在です。
-
神殿近くにある『風の広場』の光景です。ユネスコの公式頁には、『Square of Winds』と記されていました。
-
『風の広場』の石畳の光景です。方角が12に分けて、文字で記してあります。その一つです。石の上にコンパスを使ったらしい同心円が刻まれていました。
-
同じく、『風の広場』の床の光景です。この文字ではありませんが、例えば『アフリカ』の風等のような表示もあるようです。
-
『風の広場』の光景です。快晴に恵まれ、石畳の上にくっきりと建物の影が映っていました。
-
左手が『石の広場』、その右は別の施設のようです。その境には段差があり、石柱の基礎が置かれていました。正面奥に、人が住んでいたらしい、保存状態の良い小さな建物が見えています。
-
『風の広場』付近の遺跡光景です。背の高い遺跡は見当たりませんが、石畳の広場の保存状態は申し分ありません。
-
神殿付近の遺跡光景です。近年までこの辺りに棲んでいた人達は、世界遺産に登録されたことで居住地を替えたとされます。
-
世界遺産のマークが入った金具です。ロープを張るためのものでした。下部がしっかりと重石に固定されていました。
-
神殿から眺めた遺跡とその周辺の光景です。背後には、斜面に沿ってオリーブ畑が広がっていました。その斜面の所々に住居跡らしいものが見えます。
-
同じく、神殿から眺めた遺跡とその周辺の光景です。赤茶けた場所は、耕作地でしょうか。その間を縫う小道が見えました。
-
同じく、アングルを変えて神殿から眺めた、遺跡とその周辺の光景です。修復作業が着手されていない石材が転がっていました。
-
神殿周りの遺跡の光景です。礎石や壁の址がありますが、建物の全体イメージは湧きません。持ち去られた石材が多いのでしょうか。あるいは、別の場所に運ばれ、片づけられたのでしょうか。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2010夏、チュニジア旅行記(下巻)
-
前の旅行記
2010夏、チュニジア旅行記(29/34):7月10日(9):ドゥッガ:古代劇場址
2010/07/07~
ドゥッガ
-
次の旅行記
2010夏、チュニジア旅行記(31/34):7月10日(11):ドゥッガ:神殿址、ベルベル人廟、立葵、サボテ...
2010/07/07~
ドゥッガ
-
2010夏、チュニジア旅行記(21/34):7月10日(1):ケロアン・アグラブ朝時代の貯水池
2010/07/07~
ケロアン
-
2010夏、チュニジア旅行記(22/34):7月10日(2):ケロアン・グランドモスク、日時計、ミナレット
2010/07/07~
ケロアン
-
2010夏、チュニジア旅行記(23/34):7月10日(3):ケロアン:グランドモスク、レバノン杉の飾り壁
2010/07/07~
ケロアン
-
2010夏、チュニジア旅行記(24/34):7月10日(4):ケロアン:シディ・サハブ霊廟、タイル画、漆喰彫...
2010/07/07~
ケロアン
-
2010夏、チュニジア旅行記(25/34):7月10日(5):ケロアン:シディ・サハブ霊廟 、タイル絵画、漆...
2010/07/07~
ケロアン
-
2010夏、チュニジア旅行記(26/34):7月10日(6):ケロアン:メディナ、焼物、サボテンの実
2010/07/07~
ケロアン
-
2010夏、チュニジア旅行記(27/34):7月10日(7):ケロアン:メディナ、尖塔、街並光景
2010/07/07~
ケロアン
-
2010夏、チュニジア旅行記(28/34):7月10日(8):ドゥッガ:古代劇場址
2010/07/07~
ドゥッガ
-
2010夏、チュニジア旅行記(29/34):7月10日(9):ドゥッガ:古代劇場址
2010/07/07~
ドゥッガ
-
2010夏、チュニジア旅行記(30/34):7月10日(10):ドゥッガ:神殿址、風の広場
2010/07/07~
ドゥッガ
-
2010夏、チュニジア旅行記(31/34):7月10日(11):ドゥッガ:神殿址、ベルベル人廟、立葵、サボテ...
2010/07/07~
ドゥッガ
-
2010夏、チュニジア旅行記(32/34):7月10日(12):チュニス:水道橋、最後の晩餐、チュニスの夜景
2010/07/07~
チュニス
-
2010夏、チュニジア旅行記(33/34):7月11日(1):チュニス:朝の散歩、昼食の後、カルタゴ空港へ
2010/07/07~
チュニス
-
2010夏、チュニジア旅行記(34/34:本文完):7月12日:チュニスからドバイ国際空港に到着、深夜便で関...
2010/07/07~
ドバイ
-
2010夏、チュニジア旅行記(35:(補遺1):バルドー博物館:モザイク・コレクション(1/4)
2010/07/07~
チュニス
-
2010夏、チュニジア旅行記(36:(補遺1):バルドー博物館:モザイク・コレクション(2/4)
2010/07/07~
チュニス
-
2010夏、チュニジア旅行記(37:(補遺1):バルドー博物館:モザイク・コレクション(3/4)
2010/07/07~
チュニス
-
2010夏、チュニジア旅行記(38:(補遺1):バルドー博物館:モザイク・コレクション(4/4)
2010/07/07~
チュニス
-
2010夏、チュニジア旅行記(39:(補遺2):カルタゴ国立博物館:モザイク画、大理石像、焼物
2010/07/07~
カルタゴ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
チュニジアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
チュニジア最安
667円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ 2010夏、チュニジア旅行記(下巻)
0
30