2010/07/07 - 2010/07/12
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チュニジア旅行4日目です。今日はチュニスから南部方面の見学です。4つ目の世界遺産、古都ケロアンに向かいました。最初に見学したのは、9世紀に建設されたアグラブ朝(800〜910年)時代の貯水池です。
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旅行4日目の朝です。今日も快晴間違いないような朝からの青空でした。過ごしやすい朝の時間を利用して、ホテル界隈を散策してきました。空には、早朝から燕が飛び交っていました。
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昨晩賑わっていたオープンカフェです。早朝ですから、まだお客の姿はありませんでした。湿度が高くないのでしょうか、過ごしやすい朝の時間でした。
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フランス通りの街灯です。凝った造りとなっていました。空には燕が飛び交っていま
したが、コンパクトデジカメだけを持参しての散策ですから、うまくアップして、その姿を紹介することは出来ませんでした。 -
今日の最初の見学地は、チュニスから南に160キロ程に位置するケロアン(ケルアン)のアグラブ朝時代の貯水池です。アグラブ朝は(800−909年)は、アッバース朝支配下で現在のチュニジア地方の支配を認められたアグラブ王国を指します。その途中での車窓光景です。工場地帯でしょうか。
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首都のチュニスからはかなり離れました。僅かに草が生えた荒涼とした光景です。耕地としては適していないようです。これから向かうケロアンは、670年頃に建設が始まり、名前は『キャンプ(休憩場所)』あるいは『キャラバン』を意味するアラビア語に由来します。
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少し緑が濃くなった場所は、僅かに水が流れる河川敷でした。アラブ世界は、670年にチュニジアを手中にし、675年にはケロアンの街の建設を完了させたとされます。その後、ケロアンは北アフリカにおける第一のアラブ世界の拠点になりました。
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同じく河川敷の光景です。ケロアンの街は、中世にはマグレブ地方のイスラームの中心地となりました。現在では、イスラム教徒にとってはマグレブ地方での第1の聖都、スンニ派はマッカ、マディーナ、エルサレムに次ぐ第4の聖都とされます。マグレブとは、アラビア語で『西』の意味です。アフリカ北西部のモロッコ、アルジェリアとチュニジアの地域の呼び名です。リビアを含むこともあり、かつては、スペインも含めて呼ばれました。
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ケロアンに到着しました。ケロアンはイスラム教徒にとって重要な都市であり、重要なモスクもあります。このため、長い間、非イスラム教徒は、この街に入ることはできませんでした。非イスラム教徒が訪れることが出来るようになったのは、近年のこととされます。
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貯水池がある一帯は、公園として整備されていました。その敷地内の光景です。椰子の木等が葉を茂らし、鳥が飛び交っていました。
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同じく、貯水池周りの公園の光景です。貯水池は、建設当初は14箇所あったとされますが、残っているのは4箇所だけです。飲水や農業にとっての生命線でした。
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壁に掲示してある図面は、ケロアンの観光案内地図です。貯水池であるこの場所に、時代がかった大砲が展示してありました。かつて、水源施設を攻防する戦いもあったのでしょうか。
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壁に記された文字は、カルチャーでしょうか。チュニジアの絵画等のお土産を販売していたお店の看板だったかも知れません。その右側に、アラビア文字を意匠に使ったような図柄がありました。
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ケロアンの貯水池は、現在も現役として機能しているようです。建物も立派で、新しい造りでした。丹念に細工されたその石造りの外観のアップです。
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現役で稼働している貯水池の光景です。大型貯水池の大きさは、直径128メートル、深さ5メートルで、最大貯水量は、約5万立方メートルとされます。この貯水池は、それよりも小型のようです。
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同じく、貯水池の端の方の光景です。貯水池の周りには、柳に似た樹木がありました。チュニジアンの内陸部は大陸性気候で、日中は暖かく朝夕は冷え込み、降水量は東京や、名古屋よりかなり少ない量です。
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貯水池の敷地内に建てられた観光案内所兼、お土産店の屋上から眺めた市外光景です。近代ビル等の高い建物はなく、遠くまで見渡すことが出来ました。
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小さなドーム型の建物です。貯水池に付帯する設備の一つでしょうか。円形に造られた低い石造りの区画の中に立っていました。
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貯水池構内の光景です。構内には地下施設のためでしょうか、不思議な高低差があり、石段が付いていました。水質を守るための排水なども考慮されているようです。
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2つのアーチを持った正面出入り口です。鉄の扉が、シディ・ブ・サイドで目にしたチュニジアンブルーに彩色されていました。
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こちらは貯水池施設内ではなく、構外の街並み光景です。歩道等が整備され、奇麗な街並み光景となっていました。交差点でも、信号機は少ないようです。
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貯水池を中心に整備された公園の光景です。通路脇には丸く刈り込まれた庭木や、石畳の歩道もありました。右手奥には、白いミナレットらしい建物が見えました。
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少しアップしたその先の光景です。貯水池を取り囲む塀が右手にはっきり見えていました。この辺りは石塀ではなく、金属製の柵のようです。植樹したばかりと思える木立です。
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カメラからはみ出してしまった大きな貯水池です。これが直径128メートルとされる、5万トンの貯水量を持つ最大の貯水池でしょうか。
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建物の雨水用の排水管でしょうか、小鳥が巣を作っていました。辺りを見渡す姿は、どちらかと言えば堂々としていました。日本で見掛ける雀より、一回り大きな小鳥でした。
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私のカメラを少し気にしているようです。羽の色と文様は、日本で見掛ける雀とそっくりです。『イエスズメ(家雀)』のようです。
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巣に潜った後、また巣造りの材料を咥えて戻って来ました。巣造りの最中だったようです。雛の鳴き声は聞こえませんでした。
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遠くにモスクの尖塔が見えました。この後見学したグランドモスクでした。アフリカでもっとも古いモスクとされます。
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屋上から眺めた貯水池施設の正面出入り口付近の光景です。周りの敷地にも高い石塀がありましたが、この施設も例外ではありませんでした。
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塀や建物の上の突起です。飾りと言うより、争いが絶えなかった時代の防御施設の名残のように思えます。
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これで9世紀に建設されたアグラブ朝時代の貯水池の見学はお終いです。水資源に恵まれた日本では実感することが難しいですが、降水量の少ない国での水は、実に貴重なものです。何十年も前に目にした『湯水のように使う』は、『日本では無駄使い』の例えですが、アフリカの国では『節約して、大切に使う』との例えであることを改めて思い出しました。
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