2008/12/08 - 2008/12/16
324位(同エリア6046件中)
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wiz さん
同じ場所でも、モロクロームで見ると、
より 『 瞬間 』を閉じ込めた感覚が味わえるものですね。
それがおもしろいなぁと思い、今回の旅行記は
モノクロームヴァージョンで残しておきたいと思います。
ハプスブルク家の栄華、
世紀末ウィーンの妖艶な輝き、
路地や館や芸術品に刻まれる歴史に思いを馳せながら
たまには、自分の体験までも、モノクロームで、
昔の新聞を見ている気分で眺めるのも楽しい・・。
こちらNr.2編は、ウィーンでの滞在後半の記録となります。
■12/12(金)
ウィーンからハンガリー・ショプロン日帰りの旅
★ウィーン演劇博物館
★ユーデン広場周辺
★フランツィスカナー教会・バル小路周辺
★市庁舎前広場クリスマスマーケット
■12/13(土)
MAK応用美術博物館(土曜日:無料)
セセッション(6EUR)
ナッシュマルクト周辺
シュピッテルベルク周辺
アム・シュタインホーフ教会内部見学(15:00?:3EUR)
★シェーンブルン宮殿クリスマスマーケット
★カールスプラッツ・クリスマスマーケット
■12/14(日)
オットーヴァーグナー・ホーフパヴィリオン・ヒーツィング(日曜日10:30?12:30開館:無料)
カーレンベルクの丘
グリンツィング
ヌスドルフ
★ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツ(日曜日:常設無料・展覧会5EUR)
★グラーベン周辺(アドヴェントの街歩き)
■12/15(月)
市庁舎裏エリア周辺
ノイシュティフトガッセ
聖霊教会
Knips House
Zacherl Insecticid Factory
オーストリア連邦銀行
ツァッヒェルハウス
ハンブルガー通りのリューディガーホーフ
(以上、ユーゲントシュティール建築巡り)
★ベルヴェデーレ宮殿上宮・ベルヴェデーレ宮殿下宮(コンビチケット:12.5EUR)
★カフェ・ザッハー
★ウィーン旧市街
★市庁舎前広場クリスマスマーケット
■12/16(火)
ウィーン・シュヴェヒャート空港 VIE 《KLM》
? アムステルダム・スキポール空港 AMS
(アムステルダム国立博物館スキポール空港分館:無料)
■12/17(水)
成田空港 NRT 《KLM》 帰国
※★印は夕方から夜にかけてのスケジュールです。
--- オーストリア Austria / エスタライヒ Oesterreich ---
ドイツ人と同じゲルマン人だが、オーストリア人はドイツ人といろいろな意味で対照的だ。 むこうが質実剛健ならこちらは優雅華麗、むこうが男性的ならこちらは女性的、むこうがよき兵士ならこちらはすばらしき芸術家、彼が武ならこちらは文、彼が陰ならこちらは陽、彼が田園を愛せば、こちらは都市といったように、ことごとく対照的だ。 だから宗教上でも、ドイツがプロテスタントなのに対し、オーストリアはほとんどがカトリックといった按配である。
都会中心的なオーストリアだから、この国の首都ウィーンは、国全体のプロポーションに対して大変頭でっかちである。 これは昔のオーストリア帝国が、今の何倍も何十倍も広かったことと大いに関係がある。 昔のオーストリアは、今のハンガリーをはじめ、チェコ、ユーゴ、ポーランド、ルーマニア、イタリア、ドイツ、スイスなどにまたがる一大帝国だったわけで、ウィーンはそういう大帝国の中心地として、パリと並ぶ文化の中心地だったからだ。
オーストリアというのは英語名だが、ドイツ語では エスタライヒ つまり 東の国 という。 ローマ帝国の東端という意味でつけられた。
「ヨーロッパ歴史と文化の旅」 水野潤一著 より
- 旅行の満足度
- 5.0
- 航空会社
- エールフランス KLMオランダ航空
PR
-
-------------------------------------------
2008年12月12日(金)
>>日帰りハンガリー・ショプロンへ
>ウィーン演劇博物館
>ユーデン広場周辺
>フランツィスカナー教会
>バル小路周辺
>市庁舎
-------------------------------------------ウィーン中央駅 駅
-
この日は日帰りで
ハンガリー国境の町ショプロンへ。
写真は、ショプロンへの
行きと帰りに撮った、ウィーン南駅。
ところで、南駅は2009年12月12日にて閉鎖された。
ちょうどこの写真の 撮影日の1年後 に。
南駅のあった場所にウィーン中央駅を建設中なのだ。
しばらくの代替駅・・ ウィーン・マイドリング駅。
アウフヴィーダーゼーエン、ズュートバーンホフ! -
ショプロンから
15時位にウィーンに戻る。
・・そして南駅から
ベルヴェデーレ宮殿上宮の庭園へ。ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿
-
その後、
1区旧市街、ロプコヴィッツ宮
Palais Lobkowitz にあるオーストリア演劇博物館へ。
17世紀に建設され、1710年に、フィッシャー・
フォン・エアラッハにより改修された壮麗な宮殿。
この博物館は、音楽家やオペラ関連の展覧会を
よくしているのだが、この日は宮殿内で
クリスマスマーケットが開催されていた。
そういうわけで、ここにはクリムトの
「ヌーダ・ヴェリタス」というとても妖艶な絵が
あるのだが、なかなか見られなかったりする。
私はこの絵には2005年に逢うことができた。
2010年がマーラーの生誕150周年、
2011年がマーラー没後100周年ということで、
『グスタフ・マーラー・イヤー2010/2011』展開催。
下の写真は、ロプコヴィッツ宮内の
ヘラクレスの泉 Herkulesbrunnen
(左手に見えるのは、クリスマス屋台)オーストリア演劇博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
ロプコヴィッツ宮のエロイカホール
Eroicasaal, Palais Lobkowitz
ロプコヴィッツ宮の持ち主ロプコヴィッツ公
Franz Joseph Maximilian von Lobkowitz は
ベートーヴェンのスポンサーとしても知られている。
彼の第三交響曲(英雄/エロイカ)と第四交響曲が、
ここで初演された為 エロイカ・ホール と呼ばれている。
フレスコの天井画と大理石で飾られたホール、
ここでこの日は… クリスマスマーケット開催中だった。
(Weihnachtsmarkt im Palais Lobkowitz)
上を見上げた写真を撮っているから分かり難いが、
下は、屋台と人で(この日)ごちゃごちゃしていた。 -
ロプコヴィッツ宮からすぐの・・
印象的なカリアティード(女性柱)のある
パラヴィッチーニ宮 Palais Pallavicini
映画『 第三の男 』でも登場した。
ハリー・ライムが住んでいると信じて、ホリー・
マーティンスが訪れるアパートの設定になっている。
第一次世界大戦、第二次世界大戦と敗北に終わった
ウィーンは、米英仏ソ四ヶ国の共同占領下に
置かれたが、『 第三の男(1949)』はこの時代の
ウィーンの雰囲気をよく伝えていることでも有名。 -
イチオシ
フィアカー(観光馬車)の影が美しすぎる・・
ボーグナー小路 -
岸辺のマリア、
マリア・アム・ゲシュターデ教会。
この教会も、新旧の映画に登場している。
『 第三の男(1949) 』 『 恋人までの距離(1995) 』
ティーファーグラーベン側にある階段とともに
見上げるこの教会もまた 風情がある。
※『 恋人までの距離 』では、階段を上り
教会内に入るシーンがあるが、この教会内部の撮影は、
マリアヒルファー教会 Mariahilferkirche だったと思う。マリア アム ゲシュターデ教会 寺院・教会
-
エルサレム(イェサレム)階段 Jerusalem Stiege
ユダヤ人が住んでいたゲットーの中にあるこの階段は、
エルサレム誕生3000年を祝いウィーン市が1996年命名。
オーストリアでは、伝統的な反ユダヤ主義に加え、
第二次大戦中にユダヤ人を公然と強制収容所へ
送り続け、財産を没収した過去があるので、
イスラエルとの距離を縮めたいという意味をこめて、
このように名づけたのだそうだ。 -
ウィーン・シティ・シナゴーグ
1782年ヨーゼフ2世は、ユダヤ人への制約を緩和する
寛容令を出した。 この1782年の法令により、
ユダヤ人も大学に行くことができるようになり、
また国際的な取引きもできるようになった・・
1867年にオーストリア・ハンガリー二重帝国が
生まれ、ユダヤ人を取り巻く状況も変わった。
新しい法律ができ、キリスト教徒と同じ権利を
持つことができるようになった。 税金なしで
ウィーン市街に出入りすることができるようになり、
それまで5千人だったユダヤ人の人口は、
またたくまに15万人までふくれあがったそうだ。
この(世紀末ウィーン)時代の知識層は
ユダヤ人の影響を多く受けていて、
フロイト、グスタフ・マーラー等は、
この時代にウィーンで活躍したユダヤ人。 -
リンク内北西からリンク内南東へ。
モーツァルトやブラームスも
かつて住んでいたことがあるという、
ドイツ騎士団の館。
ミサが始まる前、人が並んでいた時間(写真右)。 -
とても静かな
ドイツ騎士団の館にある
ドイツ騎士団教会。ドイツ騎士団教会 寺院・教会
-
ケルントナー通りやグラーベンから近いのに
この辺はとっても落ち着いている。
フランツィスカーナー教会脇、ヴァイブルク小路。 -
ここも ひっそり、 バル小路
-
ブルーメンシュトックガッセ、 ”花束 ”小路
-
ひっそりとした小路から抜ければ、
そこは賑やかな… シュテファンスプラッツシュテファン大聖堂 寺院・教会
-
イチオシ
この時期(アドヴェント期間)は
なんとなく最後にここへ足が向いてしまう。
ラートハウス。
ラートハウス(市庁舎)から見た
ブルク劇場と市庁舎前広場には、
強烈な光が照っていた ・・
美 し い。ウィーン市庁舎 現代・近代建築
-
-------------------------------------------
2008年12月13日(土)
>MAKオーストリア応用工芸美術館【土:無料】
>セセッション【6EUR】
>ナッシュマルクト
>シュピッテルベルク小路周辺
>アム・シュタインホーフ教会内部見学【15:00〜:3EUR】
>シェーンブルン宮殿
>カールスプラッツ
------------------------------------------- -
シューベルトリンクから
シュタットパーク(市立公園)を散歩し、
土曜日のオーストリア応用美術館へ
ヨーゼフ・ホフマンやコロマン・モーザー等の
ウィーン工房作品もたくさんあって嬉しい美術館
クリムトのストックレー邸フリーズの下絵もある。
(※修復その他の理由で見られないこともある。)オーストリア応用美術博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
応用美術館(MAK)の階段上のステンドグラス
MAKの原型が設立されたのは1863年、王宮内にあった。
ロンドンの南ケンジントン博物館(現在の
ヴィクトリア&アルバート美術館)がお手本だった。 -
応用美術館(MAK)は、椅子のコレクションも多い。
そして、日本美術の展示がされていることも多い。
例えば、私が訪問した
2005年は「UKIYO-E 浮世絵展」、
2008年は「KATAGAMI 型紙 展」等々・・ -
MAK鑑賞後は、
ナッシュマルクトへ
ノルトゼーのシーフードでランチ。 -
ヴィーンの食を垣間見
-
冬でもカラフルに チューリップ
-
ナッシュマルクトから歩けばすぐ
もはや有名すぎる
オットー・ヴァーグナー設計の集合住宅。
マジョリカ焼きのタイルでのピンクのバラ装飾(左)や、
コーロ・モーサーの金のメダル装飾(右)、
オトマー・シムコヴィッツの叫ぶ女性像(上)等々、
『 ウィーン世紀末建築 』の華マジョリカハウス 現代・近代建築
-
ナッシュマルクトから
マリアヒルファー通りへと繋がる
シュティーゲン小路 -
歩行者天国で賑や・・
週末のマリアヒルファー通り -
シュピッテルベルク地区、 シュランク小路
-
オーストリアのクリスマスの風物詩プンシュ・・
そのバリエーションも様々、多種多様で楽しい。 -
シュピッテルベルク小路には、
手工芸やアーティストの作品等があり個性がある。シュピッテルベルク 旧市街・古い町並み
-
シュピッテルベルクからブルクガッセへ
右手がMQ、左がフォルクステアター、
正面がリンク通り、フォルクス庭園。
ドクトル・カール・レンナー・リンクの
トラム停、バス停が集まる場所へ向かい・・ -
ドクトル・カール・レンナー・リンクのバス停から
(リンク通り、国会議事堂と自然史博物館の間)
48Aバスで『 アム・シュタインホーフ教会 』へ。シュタインホーフ教会 寺院・教会
-
オットー・ヴァーグナーの傑作建築
祭壇の金色の天蓋は、ウィーン工房の
オトマール・シムコヴィッツ(1864-1947)の制作。
ヴァーグナーの建築で有名な
リンケ・ヴィーンツァイレの集合住宅
(メダイヨンマンション)の上の 叫ぶ女性像 や、
郵便貯金局の上にある 女性像 も、彼の作品。 -
レミギウス・ガイリング(1878-1974)が原画を制作
彼は、クリムトの制作風景も描いているのだが、
… その絵がとても興味深くおもしろい。 -
ユーゲントシュティールの宗教建築の中で
最も重要とされる、 アム・シュタインホーフ教会 -
イチオシ
アム・シュタインホーフ教会見学の後は、
シェーンブルン宮殿のクリスマスマーケットへ
ライトアップされた、宮殿の
マリア・テレジア・イエローは格別の美しさ。シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
-
(夜は、通常あまり治安がよくないと云われる)
ラッセルパーク、カール教会前広場は
今宵も賑やか。カールス教会 寺院・教会
-
-------------------------------------------
2008年12月14日(日)
>シェーンブルン庭園
>Oヴァーグナー・パヴィリオン・ヒーツィング
【日10:30-12:30:無料】
>カーレンベルク
>コベンツル
>グリンツィング
>ヌスドルフ
>ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツ
【日:常設無料 ※2008年12月 /展覧会5EUR】
>グラーベン周辺
------------------------------------------- -
U4ヒーツィング駅より
正面に見えるのが・・
オットー・ヴァーグナー・パヴィリオン・ヒーツィング -
オットー・ヴァーグナー・パヴィリオン・ヒーツィングは・・
オットー ヴァーグナー ホーフパビリオン ヒーツィング 現代・近代建築
-
かつての皇帝専用駅舎、Oヴァーグナー設計。
-
ヴァーグナー的
-
イチオシ
U4でいっきに北上
19区、霧のカーレンベルク、聖ヨーゼフ教会 *
* http://4travel.jp/traveler/mojo/pict/15404991/
1683年には(第二次ウィーン包囲)ここから
キリスト教軍がトルコ軍に対する決戦に出発した。
戦いの始まる前の早朝、ミサが行われ、
ポーランド王ヤン・ソビエスキーがミサの侍者を勤めた。
救援軍は世界史上に残る勝利を挙げ、
ヨーロッパのイスラム化を免れたのだという。
ところで、ウィーンのカフェハウスは、上記
オスマントルコによる第2次ウィーン包囲の際に
トルコ軍の忘れていったコーヒー豆をコルツィスキー
Jerzy Franciszek Kulczycki が発見したことに
始まった、 という伝説があるが・・
最近の説によると、ウィーンでカフェ
Wiener Kaffeehaus 第一号を開いたのは、
トルコ生まれのアルメニア商人のヨハネス・ディオダード
Johannes Theodat なる人物で、コーヒー豆の輸入は
それより早い1668年、ドマシーというアルメニア人
によって持ち込まれ、売られていたそうだ。・・カーレンベルク 現代・近代建築
-
カーレンベルクからバス38Aを途中下車し、
コベンツル。 -
コベンツルからの葡萄畑越しの風景は、なかなか良◎
-
ホイリゲ村へ。
グリンツィングの教会 Pfarre Grinzingグリンツィングのホイリゲ街 散歩・街歩き
-
ここまで来たからには・・
ヌスドルフのドナウ堰
(O.ヴァーグナー設計) へ寄り道。
むこうに見えるのは(北の)ウィーンの森、
Sバーンが線路を走っていくのもよく見える。
この日の夜は、
写真を撮らずに
「 ゆっくり 」
歩くことにしたので、
写真は、ここでおしまい。
明日は、最終日・・ -
-------------------------------------------
2008年12月15日(月)
>RATHAUS裏
>ノイシュティフトガッセ
>聖霊教会
>クニップス邸
>ツァッヒェル殺虫剤工場
>オーストリア連邦銀行
>ツァッヒェルハウス
>リューディガーホーフ(〜以上、建築巡り)
>ベルヴェデーレ上宮&下宮【コンビチケット12.5EUR】
>カフェ・ザッハー
>旧市街
>市庁舎
------------------------------------------- -
翌日、最終日は、
建築巡り&美術鑑賞で〆め。
(現地購入の建築本のおかげで
最終日も建築巡りにさらに熱中) -
ラートハウス裏
シュターディオンガッセの
ヴァーグナーの建築物は
コロンビア共和国大使館 だった。 -
ラートハウス(市庁舎)・アポテーケ(薬局)
-
ヨーゼフ・シュタット劇場も
映画『 第三の男 』で登場。
ヴァーグナーの建築巡り中。 -
ところ変わって、旧市街フライウンク裏手の
ホーエンシュタウフェンガッセ
ここもヴァーグナー目的で。 -
アイアンワークが・・、
-
なんとも・・ 素敵。
-
シュテファン寺院* の上部にあるアドヴェントクランツ
* http://4travel.jp/traveler/mojo/pict/18268449/シュテファン大聖堂 寺院・教会
-
地下に広がるのはハプスブルク家歴代の墓地・・
カプツィーナー教会皇帝納骨所 のあるノイアーマルクト
皇帝納骨所は、独特の空気が漂う空間、
・・ ハプスブルク家の650年の栄華を偲ぶ。カプツィーナー教会(皇帝納骨所) 史跡・遺跡
-
アルブレヒトの泉 Albrechtsbrunnen
アルベルティーナの脇にあるこの泉にある
『 男女の彫像 』は、イン川、サヴァ川、
ドラウ川、ティサ川、ムール川、ザルツァハ川、
マルヒ川(モラヴァ川)、ラーブ川、エンス川を含む
『 ダヌヴィウス(ドナウ川)の力 』と
『 ヴィンドボナ(ウィーン) 』の
結びつき・関係を、寓意的に表したものだそうだ。
男性の彫像がダヌヴィウスで、女性がヴィンドボナ*
(* http://4travel.jp/traveler/mojo/pict/18209256/ )
ダヌヴィウスの像は、1945年3月12日の空襲で
かなり損傷を受け、第二次大戦後に修復された。 -
屋根には、 鳩がいっぱい・・
@ケッテンブリュッケンガッセ駅 -
Kettenbrueckengasse
-
ケッテンブリュッケンガッセ駅も・・
ヴァーグナー
彼の トレードマーク、
リースのモティーフの装飾にズーム。 -
そしてフィニッシュは・・
やっぱり
ベルヴェデーレで美術鑑賞。
最高に 幸 せ な 時 間。ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿
-
その前に、
ベルヴェデーレでも開催されている
クリスマスマーケットのハイセショコラーデ
(ホットチョコレート)で一息して・・ -
ベルヴェデーレ宮殿上宮(現在19・20世紀絵画館)
の 大理石の間 から見た眺めは、まさに
ベルヴェデーレ ”美しい眺め Belvedere ”
1955年5月、戦後10年の占領時代(米英仏ソ4ヶ国の
共同占領下時代)にピリオドを打つ米英仏ソとの
国家条約 Oesterreichischer Staatsvertrag が
調印されたのが、 ここベルヴェデーレ宮殿上宮の
「 大理石の間 Marmorsaal 」
この条約により、オーストリアは主権回復した。
1955年10月26日、オーストリアは永世中立を宣言。
10月26日は現在オーストリアの祝日ナショナルデーだ。 -
ハプスブルク家に仕えたプリンツ・オイゲンが、
建築家ヨハン・ルーカス・フォン・ヒルデブラントに、
夏の離宮 として造らせたバロック建築の宮殿
さぁ、
彼(クリムト)の作品に会いに行こう。 -
上宮での鑑賞が終わり、次は下宮へ
少しづつライトが灯る時間、
ベルヴェデーレ上宮から下宮へ庭園を歩く。
シュテファン寺院の塔が凛々しい。
嗚呼・・ヴィーン最後の夜の
最後の美術鑑賞が終わってしまった。
こういう時の気持ちって
どう言い表したら良いのか分からない。
ほんとうに 名残惜しい。 -
美術鑑賞は閉館時間まで
最後の最後はここへ・・カフェ ザッハー カフェ
-
ヴィーンの有名店
-
定番の ザッハートルテ&メランジェ を
-
その後は、
ヴィーンの街並みを楽しむべき、
夜の街をぶらぶらと・・
クリスマスツリーの生木屋さん @グラーベン -
ペーター教会前、旧市街内を走る小さなバス
-
ハプスブルク時代の前・・976〜1246年、
バーベンベルク家の支配下に置かれていたウィーン…
その名門バーベンベルク家の宮廷があった
アム・ホーフ(宮殿前)広場、 で奏でる音楽隊の人々。
1806年、フランツ2世は、この広場にある
アム・ホーフ教会(写真:音楽隊の後方)の
バルコニーから、神聖ローマ帝国の冠から退く
と宣言した(オーストリア皇帝フランツ1世に)。アム ホーフ 広場・公園
-
豪華な貴族の館が集まる
三角形の広場、フライウンク。フライウンク 広場・公園
-
やっぱりここに辿り着く
アドヴェント・ツァウバー!ウィーン市庁舎 現代・近代建築
-
でも、 最後の夜は・・
やっぱり さびしいな。 -
-------------------------------------------
2008年12月16日(火)
>>9:45 ウィーンVIE〜 アムステルダムAMS 11:50
【アムステルダム国立博物館スキポール空港分館:無料】
>>15:15 アムステルダムAMS〜
>> 〜成田NRT 10:35 《KLM》 (+1)
------------------------------------------- -
1週間のパリステイ、
1週間のヴィーンステイ を終え・・
早朝から Sバーンで空港へ移動して。 -
ヴィーン・シュヴェヒャート空港。
飛行機を見ながら
ヴィーンでの
最 後 の ひ と と き。
モノクロで見ると、
自分が体験した思い出までも
過去の新聞を見ているようで・・
ほんとうに、 新鮮な気分。
ハプスブルク家の栄華、
世紀末ウィーンの妖艶な輝き、
路地や館や芸術品に刻まれる歴史に思いを馳せながら。
【 Schwarz-Weiss …モノクロームのウィーン編・完 】ウィーン国際空港 (VIE) 空港
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この旅行記へのコメント (6)
-
- BATT_MANさん 2011/04/06 21:59:28
- 椅子の佇まいがたまりません
- wiz さん こんばんは。
モノクロームのウィーン、素敵ですね。wizさんの旅行記はどれも
読んでいると、その街に行きたくてしょうがなくなります。
wiz さんの旅行記を参考にして、私もウィーンを訪れましたが、
自分が行ったことのある場所も、モノクロームの素敵な写真で懐かしく、
同時に新鮮に映ります。
私は特にMAKの椅子コレクションを説明されているお写真が素敵だなあと
感じました。カバーとして掛けられたテキスタイルの質感も、
奥のベンチに当たる光も。その場の(ビンテージな)匂いが伝わってくるようです。
『 アム・シュタインホーフ教会 』は行くことが出来ませんでしたので、
wizさんの旅行記でよく勉強して、いつかまたウィーンに行きたいと
思います。
- wiz さん からの返信 2011/04/06 23:36:56
- RE: 椅子の佇まいがたまりません
- BATT_MANさん、こんばんは。
以前の旅行記にメッセージと投票までありがとうございます。
> モノクロームのウィーン、素敵ですね。wizさんの旅行記はどれも
> 読んでいると、その街に行きたくてしょうがなくなります。
> wiz さんの旅行記を参考にして、私もウィーンを訪れましたが、
> 自分が行ったことのある場所も、モノクロームの素敵な写真で懐かしく、
> 同時に新鮮に映ります。
リューディガー・ホーフのお話とかしてましたよね。
カラーで撮ってきた写真を
モノクロームやセピアにしてみたら
なんだかカッコ良くなったりして・・遊んじゃいました。
> 私は特にMAKの椅子コレクションを説明されているお写真が素敵だなあと
> 感じました。カバーとして掛けられたテキスタイルの質感も、
> 奥のベンチに当たる光も。その場の(ビンテージな)匂いが伝わってくるようです。
ここで載せたMAKの椅子の写真は私も好きだったんですけど、
他の旅行記で出番がなくて、ここで登場しました^^
BATT_MANさんからコメント頂けて載せた甲斐がありました〜。
MAKの椅子コレクション自体は地下にあって、
これは建物の中にあるひとやすみ用の椅子なんですけど。
> 『 アム・シュタインホーフ教会 』は行くことが出来ませんでしたので、
> wizさんの旅行記でよく勉強して、いつかまたウィーンに行きたいと
> 思います。
ウィーン滞在を土曜日にからめて是非!
BATT_MANさんのお写真で拝見したいです♪
wiz
-
- ヴォルさん 2010/02/14 02:57:28
- 静かな気持ちになれました
- wizさん、再びこんばんは(^^)
なんだか静かというか、厳かな気持ちになることができました。フランツ・ヨーゼフ1世陛下の葬儀動画を最後に見たせいだけでは、決してないと思います。
次回ウィーンを訪れるのは未定ですが、今までとは違った視点・気持ちで過ごすことができそうです。いつもこの街では心躍ってばかりなので(笑)、たまには落ち着いて客観的に観るのもいいかもしれません。できるのか!?自分(笑)
葬儀の写真は見たことがありましたが、多分動画は初めてだと思います。馬車博物館でしばらく佇んで見た実物が動いていること、ここで歴史が変わったことに思いを馳せました。
美術や建築について疎い私(^_^;) 毎回「なるほど〜!!」と呟きながら、wizさんのご旅行記を拝見し、次の旅を夢見ています(^^)
ヴォル
- wiz さん からの返信 2010/02/15 12:50:40
- RE: 静かな気持ちになれました
- > なんだか静かというか、厳かな気持ちになることができました。フランツ・ヨーゼフ1世陛下の葬儀動画を最後に見たせいだけでは、決してないと思います。
「静かな気持ち」・・
これもモノクロにして、見て、私も改めて感じたことでした。
多分旅行出来ていない今だからこそ書けた旅行記なのかなとも思いました。
旅行後だと、テンションが上がっているので
やっぱりこのようにはならなかった気がします^^
動画は…たぽじいさんへのレスで書いていたものですね〜。
> 次回ウィーンを訪れるのは未定ですが、今までとは違った視点・気持ちで過ごすことができそうです。いつもこの街では心躍ってばかりなので(笑)、たまには落ち着いて客観的に観るのもいいかもしれません。
旅行中はやっぱり心躍ってしまいますよね〜。
> 葬儀の写真は見たことがありましたが、多分動画は初めてだと思います。馬車博物館でしばらく佇んで見た実物が動いていること、ここで歴史が変わったことに思いを馳せました。
私も…例えばこの旅行の滞在中、ベルヴェデーレ下宮で展覧会があって、
この展覧会というのは、当時(1908年)フランツ・ヨーゼフの
在位60周年記念事業に関連して催されたものの再現だったので、
はじめの部屋でスクリーンに映像が映し出されていたんですけど、
たしか記念パレードのようなものだったりして…
とにかく、フランツ・ヨーゼフの存命中の映像だったので、
葬儀の様子は、たぶん、Youtubeはじめて見たんですよね〜。
> 美術や建築について疎い私(^_^;) 毎回「なるほど〜!!」と呟きながら、wizさんのご旅行記を拝見し、次の旅を夢見ています(^^)
美術や建築を通して(照らし合わせて)見ると
歴史も分かりやすくて^^;
wiz
-
- たぽじいさん 2010/02/09 15:47:41
- モノクロの世界を堪能!!
- wizさま こんにちは。
ウイーンのモノクロの世界を堪能させていただきました。
カラー写真を見慣れている目には(といっても私のような年寄りには、青春時代までモノクロでしたが)、モノクロは新鮮に映ります。
なんで夜の風景があんなに素敵なのか?
なんで色が無いのにいっぱい色が感じられるのか?
wizさまの写真の力のなせる業も。
私も一度挑戦してみたくなりました。
素敵な旅行記を有難う御座いました。
- wiz さん からの返信 2010/02/09 23:30:41
- RE: モノクロの世界を堪能!!
- たぽじいさん、こんばんは。
> ウイーンのモノクロの世界を堪能させていただきました。
またまたお越し頂きありがとうございます!
> カラー写真を見慣れている目には(といっても私のような年寄りには、青春時代までモノクロでしたが)、モノクロは新鮮に映ります。
> なんで夜の風景があんなに素敵なのか?
> なんで色が無いのにいっぱい色が感じられるのか?
最近色々(過去の歴史等)調べていた時に・・
モノクロの写真を見ながら、
それがやけに色っぽく見えたり、
衝撃的に感じたりしたんです。
もしかしたらカラーに溢れる今だからこそ
モノクロの方がより想像力豊かに見れるのかも?なんて考えたり。
こんなのを紹介するのも妙?かもしれませんが、
http://www.youtube.com/watch?v=nKrhLVe6hXo
このYoutubeの動画、皇帝フランツ・ヨーゼフの葬儀なんですけれど、
この動画(モノクロ)にもなんだかとても心を動かされました。
それに自分の体験してきたことをモロクロで見ると
なんだか昔の新聞でも見ているようなおもしろい気分になれますね〜。
> 私も一度挑戦してみたくなりました。
> 素敵な旅行記を有難う御座いました。
是非是非!
こちらこそ、嬉しいコメントありがとうございました^^
wiz
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