2008/12/08 - 2008/12/16
961位(同エリア6434件中)
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wiz さん
同じ場所でも、モロクロームで見ると、
より 『 瞬間 』を閉じ込めた感覚が味わえるものですね。
それがおもしろいなぁと思い、今回の旅行記は
モノクロームヴァージョンで残しておきたいと思います。
モノクロームにすることで
『 世紀末ウィーン 』だとか、
『 生と死のウィーン 』だとか
そういう雰囲気・濃度が増すというか・・
自分でもちょっと ドキッ とする部分がありました。
まずは、ウィーンでの滞在前半(12/8-12/11)の記録 Nr.1編です。
■12/8(月)
16:15 パリ・シャルル・ド・ゴール空港 CDG 発 《AF》
18:15 ウィーン・シュヴェヒャート空港 VIE
★ウィーン旧市街
★市庁舎前広場(クリスマスマーケット・アドヴェントの街歩き)
■12/9(火)
クリムトのお墓参り
クリムトのアトリエ
クリムト生家の場所
レストラン・クリムト Restaurant Klimt
ごみ焼却場(フンデルトヴァッサー建築)
★ベルヴェデーレ宮殿下宮(クリムトに関する展覧会 9.5EUR)
★ウィーン旧市街(アドヴェントの街歩き)
■12/10(水)
郵便貯金局(オットー・ヴァーグナー建築)
シェーンラテルン小路周辺
ウィーン美術史美術館(10EUR)
クリムトが暮らした住居巡り
★フライウンク界隈クリスマスマーケット
★シュピッテルべルク界隈クリスマスマーケット
■12/11(木)
ハイリゲンシュタット(ベートーヴェンゆかりの地)
ヨーゼフ・ホフマン建築巡り
中央貯蓄銀行ファヴォリーテン店(ギュンター・ドメニク建築)
ガソメーター(ジャン・ヌーヴェル他設計建築)
プラター公園
ブルク劇場ガイドツアー(15:00?5.5EUR)
★AKHクリスマスマーケット
★レオポルト美術館(木曜夜間開館21:00迄:10EUR)
★マリア・テレジア広場クリスマスマーケット
※★印は夕方から夜にかけてのスケジュールです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 航空会社
- エールフランス KLMオランダ航空
-
-------------------------------------------
2008年12月8日(月)
(AM パリ・モンマルトル散策)
>>1週間のパリステイを終えウィーンへ移動
>>16:15 パリCDG 〜 ウィーンVIE 18:15 《AIR FRANCE》
>ウィーン旧市街
>市庁舎
-------------------------------------------ウィーン国際空港 (VIE) 空港
-
パリから移動してきてウィーンへ
ウィーンの空港では、
クリムトの『 接吻 』が出迎えてくれる。 -
イチオシ
ホテルに荷物を置いて
さっそく
市庁舎前のクリスマスマーケットへウィーン市庁舎 現代・近代建築
-
市庁舎・ブルク劇場前のトラム停にて
-
ウィーンの街には、やっぱりトラムが似合うなぁ・・
パリからの移動後、ウィーンでの初日の夜は、
(ウィーンに)着いたことを確かめに、
見慣れた場所へ
ちょっとだけ、ブラブラ。 -
-------------------------------------------
2008年12月9日(火)
>(クリムトの)お墓参り
>(クリムトの)アトリエ、
>(クリムトの)生家の場所
>Restaurant Klimt
>フンデルトヴァッサーのごみ焼却場
>ベルヴェデーレ下宮【9.5EUR】
>旧市街
------------------------------------------- -
翌朝一番の行動・・ それは買い出し
ウィーンの日常を垣間見る。 -
天気の良い日、
まずは
クリムトのお墓参りへ 3度目の再訪。 -
お墓に供えるお花を買いに
-
シェーンブルンの奥の、
ヒーツィング墓地
クリムトのお墓の後ろ姿。 -
また、会えたね・・
いつもありがとう。
ここに来ると、
いつも1対1で逢えた気分になる。ヒーツィング墓地 建造物
-
ヒーツィング墓地前のバス停
-
その後、この日は
クリムトのゆかりの地巡り 13区、14区。 -
彼の生家のアドレスを辿ったり、
-
イチオシ
最期のアトリエに行ったり・・
クリムト ヴィラ 建造物
-
イチオシ
そのアトリエ前には・・ 秋の残り香が。
緑溢れる並木道も素敵かもしれない けれど、
こんな微妙な季節もまた、哀愁を帯びていて
ウィーンの味わい深さが感じられると思うのだ。 -
U4でカールスプラッツ(広場)へ
広場には、この時期おなじみのクリスマスマーケット、
そして、シュテファン寺院とともに、
ウィーンのランドマーク的存在のカール教会がある。
ウィーンがペストの恐怖に陥れられた1713年に
カール6世が(マリア・テレジアの父)建築を命じた、
ペストの守護聖人カルロ・ボロメオに奉献する教会。
設計者はフィッシャー・フォン・エアラッハとその息子。
ウィーンでよく見られるバロック建築の巨匠は2人。
シェーンブルン宮殿やこのカール教会、
国立図書館等を設計したグラーツ生まれの
フィッシャー・フォン・エアラッハ
Johann Bernhard Fischer von Erlach と、
ベルヴェデーレ宮殿やペーター教会等を設計した
イタリア生まれのルーカス・フォン・ヒルデブラント
Johann Lukas von Hildebrandt だ。カールス教会 寺院・教会
-
ポニーに跨って・・
カール教会前のクリスマスマーケットは
いつも子供たちが楽しそうなのだ。 -
カール教会前には・・
ウィーン世紀末建築の代表格、
カールスプラッツ駅舎カールスプラッツ駅舎 建造物
-
駅舎の中に、
ヴァーグナーの設計した建築たちオットー ヴァーグナー パビリオン カールスプラッツ 現代・近代建築
-
そして、特別展を見にベルヴェデーレへ・・
庭園の下宮側から見た飛行機雲。
ウィーンの空を見あげる時間も愛おしい。 -
月も輝く宵
今回の旅の目的の1つでもある
ベルヴェデーレ下宮での
「クリムトとクンストシャウ」
特別展を見た後で。
クンストシャウを
再現してくれるなんてありがたや。
(ウィーン滞在中に2度鑑賞) -
やっぱり最後は、1区、旧市街へ
ここは、ケルントナー通り。 -
シュティフルの照明で前の建物の壁画が、金色に輝く。
東洋と西洋をモチーフにしたアール・ヌーヴォー様式、
エドュアルド・ファイス作。 -
建築家アドルフ・ロース
1908年設計のアメリカン・バー -
クリスマスツリーと
アドヴェントクランツが灯る
シュテファン寺院前広場シュテファン大聖堂 寺院・教会
-
眩いグラーベン・・
グラーベン Graben とは、最初のウィーンの町の
外壁の濠(グラーベン)にあたるところ。 -
ペスト記念柱の・・ 『最後の晩餐』
-
コールマルクトのショーウィンドー
通りの名前コールマルクトは、中世以来、
炭(kohl)の市場(Markt)だったことによる。 -
かつての宮廷教区教会として聖ミカエルに奉献された
・・ 妖しく浮かび上がる王宮前のミヒャエル教会 -
1782年、カール・ゲオルグ・メルヴィン作の
バロック式祭壇 『天使の堕落』
映画「シシィ」でも登場した教会。映画「シシィ」 ウェディングシーンのロケ地 Michaelerkirche by wiz さん聖ミヒャエル教会 寺院・教会
-
皇帝フェルディナント1世の要望で建られた スイス門
王宮の中で最も古い部分、スイス宮へつながる。
このあたりは昔、濠だったため、
スイス門の前に今もその名残がある。
スイス宮の名前は、マリア・テレジアの時代、
ハプスブルク家 Haus Habsburg 発祥の地
スイスから来た衛兵がここに宿営していたため。ホーフブルク宮殿 (王宮) 城・宮殿
-
1809年アスペルンでナポレオン1世を降した
カール大公騎馬像 のある英雄広場 Heldenplatz
特に夜、新王宮を背にここから望む
ライトアップされた市庁舎や国会議事堂は 印象的だ。 -
フランスからきた英雄 オイゲン公の騎馬像と 新王宮
1938年3月、英雄広場に建つこの新王宮のテラスから
アドルフ・ヒトラーがオーストリア併合を宣言した。
※ ナチス・ドイツ併合70周年、オーストリアで犠牲者追悼集会 (2008年3月ニュース) >> http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2363979/2730118新王宮 城・宮殿
-
-------------------------------------------
2008年12月10日(水)
>(ヴァーグナー)郵便貯金局
>シェーンラテルン小路周辺
>美術史美術館【10EUR】
>アム・シュタインホーフ教会
>クリムトの住居巡り
>フライウンク
>シュピッテルべルク
-------------------------------------------郵便貯金局 現代・近代建築
-
朝一に出かけたのは、
ヴァーグナー設計の郵便貯金局。 -
水曜日にアール・ヌーヴォーツアーがあるとのこと
行ってみたが、結局この日ツアーはなかった・・
アム・シュタインホーフ教会シュタインホーフ教会 寺院・教会
-
やはり土曜日の定期ツアー15:00〜へ出直し。
開いていない時に何度来たかな?
外観だけでもたくさん撮りたくなるけれど
中はもっともっと撮りたくなるところ。 -
アール・ヌーヴォーツアーがなく
時間も余ったし、途中で寄り道。
寄り道先は・・
クリムトが亡くなる前に住んでいた家。 -
1918年2月、彼は亡くなった、ウエストバーン通り。
-
ウエストバーン通りから
8区、ヨーゼフシュテッター通りへ。 -
そして、ここは
8区、フロリアニ小路
クリムトのアトリエがあった場所。 -
そんなこんなで
リンク方面へ戻り、
クリムトやOヴァーグナーなど
世紀末の芸術家が集まった、
カフェ・ムゼウム。カフェ ムゼウム カフェ
-
ゲミュートリヒ Gemuetlich な時間
会話がはずむ・・
カフェーの人々。 -
旧市街フェルステル宮、フライウンクパッサージュ
-
1177年、アイルランドのベネディクト会によって
設立されたバロック期の・・ショッテン教会ショッテン教会 寺院・教会
-
イチオシ
中世の時代、ヨーロッパで最大のシナゴーグ
(ユダヤ教の礼拝堂)があったという、ユダヤ広場ユダヤ人広場博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
そのユダヤ広場にある、
この『 入口が閉ざされた白いモニュメント 』は、
2000年にナチス戦犯の追跡者として知られる
シモン・ヴィーゼンタールのアイデアによって
建てられたもので、ナチスの被害者となった
ユダヤ人を追悼する意味で作られた・・
白い大きな箱型の建物は、
7000冊余りの本や資料を表し、
多くの本や資料は殺されたユダヤ人の思い出が
沢山詰まっていることを象徴的に示しているそうだ。 -
ところ変わって、
今宵は
シュピッテルベルク小路地区の
クリスマスマーケットへ。シュピッテルベルク 旧市街・古い町並み
-
チェコでもみかけるような
あたたかさを感じる木製のおもちゃ -
蜂蜜入りのキャンドル
-
リンクに戻って
国会議事堂とアテナ像と、
市庁舎と、シュトラッセンバーンと・・
夜の、ドクトル・カール・レンナー・リンク。 -
-------------------------------------------
2008年12月11日(木)
>ハイリゲンシュタット
>ホーエ・ヴァルテのJ・ホフマン建築巡り
>中央貯蓄銀行ファヴォリーテン店
>ガゾメーター
>プラター
>ブルク劇場ガイドツアー【15:00〜: 5.5EUR】
>AKH
>レオポルト美術館【木〜21:00:10EUR】
>マリア・テレジア広場
------------------------------------------- -
ベートーヴェンの散歩道を散策した後
エロイカ小路を南下し・・
19区、ハイリゲンシュタット
アルムブルスター小路。ハイリゲンシュタット 史跡・遺跡
-
右側の建物は、
ベートーヴェンの夏の家(グリンツィング)
左側の建物は、
幼くやんちゃな皇太子ルドルフの ”泥棒事件 ”が
語り草 となった酒場(ホイリゲ)だそう。
(マイヤーリンクに消えた・・)
フランツ・ヨーゼフ皇帝の愛息ルドルフは、
あるとき守衛の目をくぐり抜けて、
見事 ホーフブルク宮殿から脱出に成功。
それから彼はあるケーキ屋に入りこみ、
そこで一番好きなお菓子を手でつかむと、さっさと
店から出ようとしたので、菓子店主は警察を呼んだ。
ルドルフは、買い物をしたら、お金を払う
ということすら知らなかった!という ”事件 ” -
ハイリゲンシュタット、聖ミヒャエル教会
-
19区、ハイリゲンシュタット公園から望める、
カーレンベルク、レオポルツベルクの丘と葡萄畑ハイリゲンシュタット公園 広場・公園
-
15:00〜ブルク劇場のガイドツアーに参加するため、
旧市街へ戻り、近くのミノリーテン教会へ
この教会は、レオナルド・ダ・ヴィンチの
「最後の晩餐」のモザイク画の複製でも有名
教会の尖塔は、1529年のトルコ軍の砲撃による
変形がそのまま残されている。
首相官邸や内務省に囲まれた静かな場所にある。ミノリテン教会 寺院・教会
-
12月、ミノリーテン教会に行くといつも大きな
クリッペ(キリスト生誕のシーン)が飾られている。 -
ところ変わって、9区
旧ウィーン大学病院内
のクリスマスマーケット
メリーゴーランドが、廻る・廻る・・ -
イチオシ
@Altes AKH
-
トラムでリンクへ戻り・・
Winter im MQへ。 -
ミゼウム・クォーティアーは若者たちの憩いの場
-
MQのイベントスペースで 遊ぶ人々
-
そして木曜の夜間は21:00まで見られる
レオポルト美術館へ。
粋な特別展「ウィーン1900」
大満足。レオポルト美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
ヴィーン・ウニヴェルズィテートのための
グスタフ・クリムト 『 哲学 』 -
『 医学 』
-
『 法学 』
ヴィーン・ウニヴェルズィテート(ウィーン大学)
のための、これらのクリムトの3連作は
1945年疎開先のインメンドルフ城で焼失した。
レオポルト美術館にその3作品の写真が残されている。
大学で学ぶ学問を 絵 で表わすという試み。
クリムトの表現は かつて の表現とは違っていた。
『 世紀末ウィーン 』 の時代の雰囲気・香り
Schwarz-Weiss・・ モノトーンで見ることで
より想像力を駆り立てられるのは なぜ だろう。
色が溢れている時代、
自分の体験を、昔の新聞を見るような気分で
白黒で見るのも、たまには興味深い。
Schwarz-Weiss …モノクロームのウィーンNr.2へつづく
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