2009冬、ベトナム旅行記3(19/36)：12月20日(4)：フエ：ティエンムー寺、本堂、ご本尊、境内の盆栽

2009/12/17 - 2009/12/22

ベトナム中部の世界遺産、フエの建築群の紹介です。ティエンムー寺紹介の続きです。

エリア フエ(ベトナム)

• 交通手段: 観光バス

この場所にやって来た、石塔方面を振り返っての撮影です。立像が飾ってあった建物が手前に見えます。

屋根飾りのアップです。長い間の中国文化の影響があるようです。軒下には、壁画がありました。

同じく屋根飾りのアップです。魔除けと思われる龍の飾りです。

本堂の入口付近の光景です。薄緑や黄色などのお洒落な色彩で彩れていました。額の文字は、『霊鷲高峰』です。

ここで履き物を脱いで見学した、本堂の光景の紹介です。明りを抑えて、薄暗い本堂内でした。

本堂の内部の光景です。白壁に明り採りの丸い窓がありました。右手には、吊り下げられた鐘が見えました。

金色の布袋さん風の神様です。金銅製でしょうか。雨期を吹き飛ばす笑顔です。

同じくこちらもパソコンで明るくして読みましたら、『廣運慈心』の四文字がありました。これもお経の一節のようです。やはり仏教のお寺のようです。

暗くてよく分からなかった祭壇です。パソコンで明るくしましたら、『神通智勝』の四文字の額でした。お経の一節から採った四文字のようです。

ご本尊が祀られた祭壇です。光背が光線を使って演出されていました。

棚に飾ってあった小さな像をいくつか紹介します。座ったまま、大きく口を開けて背伸びするお坊さんです。焼物です。

象に乗ったお坊さんです。左手に数珠を持っています。意図的に象を小さく造ってあるようです。

鹿を連れたお坊さんです。厳しい目付きです。ところで、このお寺の宗派は知りませんが、イメージ的にはヒンドゥ教ではなく、仏教です。

もっと多く像はありましたが、紹介する最後の像です。大きなお腹のみぞおち辺りに、仏像がある像です。

雨の中を次の見学地に向かう、ご同行の皆さん達です。その前を、青い合羽を着た欧米の観光客の方が過ぎって行きました。

ティエンムー寺の境内の中の建物の一つです。ベンガラ色より薄い、ややピンクがかった色で壁が統一されていました。

石畳の境内に飾ってあった、鉢植の樹木の数々です。大きな鉢まで、盆栽仕立でした。

同じく盆栽仕立ての鉢のある光景です。植木にとっては、雨期も必要です。

キツネノマゴ科のコダチヤハズカズラ(木立ち矢筈葛)の薄紫の花です。1回目のベトナム旅行時には、ミト―近くのレストランで見かけました。

同じくコダチヤハズカズラの花です。名古屋では、東山植物園の温室で観ることができます。この植物園では、珍しいヒスイカズラの開花も写真を撮ることが出来ました。

屋根越しに眺めた石塔です。ネット情報では、このお寺は、禅宗との記述もありました。

真赤なデイゴノ花です。日本では沖縄などに自生するマメ科の落葉高木です。

デイゴの花のアップです。ウィキペディアには、『琉球大学で学生さん達が配っている電文は、”デイゴ咲く”』の紹介がありました。

建物の一つのアップです。屋根飾りがユニークです。現在でも修行僧が修行を続け、子供のお坊さんも暮らしています。

ベトナム戦争時　住職が政府に抗議して焼身自殺しました。その時に住職がサイゴンまで乗っていった車『オースチン』の展示です。歴史の証人です。

この車の謂れを記したプレートです。この抗議がきっかけで、ベトナム戦争の風向きが変わりました。抗議の焼身自殺をした僧侶に対して、大統領夫人が『人間バーべキュー』と呼んだことが、世界の反発を受けました。ホーチミンでその写真を拝見しましたが、思わず合掌しました。

ティエンムー寺の境内の光景です。境内と言うより、よく手入れをされた庭園といった趣でした。

既に撮影した建物だったかも知れません。今度は見る方角を変えての撮影です。

先程写真を撮ったコダチヤハズカズラの棚です。西部熱帯アフリカが原産地とされます。

境内の片隅にあった蘭の鉢です。高温性のバンダのようです。今の気温では、開花は難しそうです。