1999/05/03 - 1999/05/03
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こまちゃんさん
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1999年のゴールデンウイーク。
有給をくっつけて、一路烏魯木齊へ飛んだ。
到着2日目、当地青年報の写真家兼編集の程春さんが、「五彩湾」と言う所へ連れて行って呉れると言う。
聞くと頃によると、烏魯木齊の北部、グルバンテュンギュド沙漠の有るシュンガル盆地の東側に在るそうで、有名な魔鬼城とは、国道を挟んで反対側だと言う。
発見されてまだ日が浅く、日本人はたぶん初めての訪問だろうと言う事だった。
だからと言って、特に手続きなどは必要のない無法状態なので、車に乗せられるがままについて行った。
その先に待っているものは何なのでしょうか!?
この年の画像は、全てフィルム写真からの取り込みですので、画質はかなり落ちています。予めご了承願います。
(カメラ:Nikon F90XS Nikkor 35-70mm f2.8//70-210mm f3.5-5.6)
-
誘われるがままに乗り込んだ三菱パジェロ。
サンタナでは行けない所らしいです。
車が走る国道216は、只ひたすら「真っ直ぐ」。
進んでいない感覚に囚われる事もしばしば。。。 -
「沙漠へ向かう」と聞いていたが、両方に広がる土地は、全てが硬く乾いた「戈壁灘平原」だった。
ポッカリ浮かんだ雲が可愛い。
「戈壁(ゴビ)」とは、「何にもないところ」を意味するが、ホント、何にもない・・・
遠くに見える山脈は「アルタイ山脈」だ。 -
戈壁灘名物『死んだふりをする鳥』。
こうやって油断させて、天敵から自分に注意を引き、巣の在処から遠ざけるらしい。
動物世界の親は立派だ。 -
国道を、何だか判らない目印から右折(東方向)して、長い長い凸凹の戈壁灘道をズンズン行く。
やっとこさ停車したので「着いたのかな?」と思ったらトイレ休憩。
でも、何だか廻りが山だらけ。
山というのか何というのか・・・
叫び声がする方向を見ると、爺ぃの撮影要求だった。 -
戈壁平原が、何だかコブだらけの地形へと変わっている。
なので、女性陣もトイレはし易い環境だった。
画家はやっぱり写真がお好き! -
同行者がカメラマンばかりの今日の旅、車が止まると虫が騒ぎ出した感じ。
カメラの調整に念が入る。
程さんと奥さん。そしてそのご友人。 -
爺ぃが登っていた小山から辺りを見渡すと、何だか赤っぽく色付いた地帯が見えていた。
この時、こまはそこが目的地とは知らずに軽く流して見ていた。
一部分しか見えてなかった事と、すでに目の前にある小山の点在が、とっても不思議で興味深い光景だったからだ。 -
みんなは出発準備が出来たようだった。
だけど、見る方向ごとに目に入る形が面白く、変わっているのでちょっと360°見渡してみた。 -
パウンドケーキみたいなこの形も、、、
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沢山並んだこの光景も、、、
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目に入る形状が、既に天然の造形としては不思議でたまらないものだった。。。
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この草木も。
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“ドライフラワー”を見た事があるだろうか。
この腰高の木は、生きているそのままが“ドライフラワー”だった。
乾いた感じがするその質感だが、確かに彼は生きている。 -
さっきは遠くに見えていた漆黒の戈壁山脈。
こんなに低かったんだ・・・
ここを過ぎた頃、目的地に到着したと言うので車を降りた。 -
さっき、トイレ休憩で登った小山より大きくて、色が付いている所をせっせと登る。
すると・・・ -
この世のモノとは思えない大地が、そこには在った。
絶句。 -
絵描きは写真がお好き・・・
なので、早速神秘の大地をバックにパチリ!
赤や黄色に緑の線は、新疆が昔、海であった証し。
海水に含まれる鉱物資源が染み込んでいたモノが、空気に触れて発色した結果。
確かにこの一体だけは、回りより低かった。 -
上に行く程、回りの黄土色の山々と同じ感じだけど、低くなっている部分より下側が、全て色付いていて奇怪に感じる。
爺ぃもご満悦! -
Canon EOS1で全景を狙う程春さん。
『戈壁灘』の概念を根こそぎ裏切る「色」使い。
(写真を2枚繋いであります。) -
こうなる以前の世界はどんな風だったんでしょうか・・・?
想像を絶する景色だけど、確かにここには塩水が有り、魚類などが泳いでいた。
その形跡は、長年の浸食で跡形もなくなっているようだけど、頬を撫でる風に、何となく磯の香りを感じるのだ。 -
車で走ってきた方向。
新しい轍が、到着までの困難さを感じさせる。 -
黙々と写し続ける程さん。
彼、この数年後、北京で行われた全国写真展で銅賞を取ったんです。
出版している写真集も数知れず。
でもって、2006年には青年報の首脳陣に収まり、博士称号も得たそうです。 -
見る見る変わる天気。
とは言っても、「晴れ」がベースですけど。
巨大な雲の塊りが乱舞している風景は壮絶でした。 -
こまが名付けた「象岩」。
2頭の巨象が、伏せて休んでいるように見えます。 -
色々な方向を眺め続けるこまたち。
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サンタナで来ている人達発見!
よくもまあ、スタックせずに来られたモノです。
車と比較出来るので、小山の大きさが判りますね。 -
さっきの象岩、何やらきらきら光っていました。
近寄って調べていると、爺ぃに撮られてしまったこま! -
象の頭に乗っているこま。
バックにはもう一頭の象。
キラキラしているものの正体は、板状に成長した石英だった。 -
この辺りには、人が良く通ったと思われる轍が、ぐるっと一周していた。
自然に出来た周遊コースですね。 -
不思議な形状のアップ。
ホント、変わった仕上がりですね。 -
我々のパジェロはここに置いてあります。
今居るこの場所が、この辺りで一番背の高い小山みたいです。 -
戈壁に出来た塊りの地貌(ヤルダン)は、長年の風による浸食で、表面が丸くなるようです。
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我らが撮影隊一同の勇姿!
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すこし午後遅めの陽差しになってきました。
でも、ここ新疆地域では、時間は18時頃です。 -
次第に、空の青さが増し、山肌のオレンジが強くなってきました。
陰陽の暖かさと冷たさがはっきり現れるようになり、一段と幻想的になる五彩湾。 -
その様子を、再度2枚綴り広角写真で。
-
こんな乾燥地帯に花を発見!
小さくて見逃す所でした。
大きさ比較用に煙草を置いてみました。
(2000年まではヘビースモーカーのこま) -
でもって、花の恵みには昆虫が。。。
手のひら程の小さな世界に、生物の営みが凝縮されていました。 -
五彩湾展望台。
勝手に名付けました。
登ってみたら良かったなぁ・・・ -
小山の鉱物縞をアップで。
この表面、こまが持っている益子焼きのひび割れ仕上げのツボみたいだった。 -
未だ粘っている程夫妻。
時間はもう既に19時を回っていた。
宏大な戈壁を走って国道までは2時間かかる。
暗くなっては危険だと思うこまは、一人で焦っているが、他のみんなはどこ吹く風って感じだった。
この明るさなら当然かも。 -
谷間通路。
所々、この様な感じになっており、えぐれた形からは、水による浸食を感じさせられる。
その後、急に干上がったのでしょうか? -
人が通ると、その大きさが判ります。
ひび割れ具合が、何層も重ねて作った軒先のよう。 -
そのアップ。
「バームクーヘン地層」ってかんじかな? -
日が傾き始めると、その変化は激しかった。
気温も急激に下がり始め、5月上旬の新疆気候の変化を体験。 -
「駱駝草」と言うらしい。
駱駝が好んで食べる草だそうだ。 -
硬く聳える小山ではあるが、風で浸食されている様子は、この斜めに堆積している土で判る。
風で飛ばされないこう言う所には、駱駝草を肇とする、戈壁平原の生物が集まっている。 -
象岩は、方向を変えてみると似ても似つかない。。。
-
悪の組織の秘密基地か!?
煙突がにょっきり。 -
夕日に燃え上がる大地。
向こうから、アラビアのロレンスが馬で登場しそうな感じ。 -
そろそろ帰ることとなった。
-
そうそう、象岩の頭で調べていたあの石英の塊は、良く見ると至る所で確認出来た。
柔らかそうな地面では、半透明硝子の破片のような欠片が、この様に飛び出して生えている。
まるで、人が差したようにもみえるけど、至る所に規則的に並んで生えていた。
5枚程お持ち帰りした。
宝石だったらいいのになぁ・・・ -
先を行く爺ぃと程さんの奥さん。
寒くなったので、奥さんはしっかりベストを羽織らせて貰っていた。 -
車に向かう途中、もうすぐ完全に沈む太陽に照らされて、大地に輝く無数の物体。
実はこれ、さっきの石英などではなく、訪問者によって捨てられた飲みもののビン。
投げ捨てて遊んで居るようで、割れた硝子がこんなに散らばっていた。
大して人は来ないのだが、中国人のモラルの低さはこれで充分伝わってくる。 -
この輝き、全てビンの破片やペットボトルです。
まるっきり現代中国の象徴。
常識の皮をかぶった綺麗な外見、実は低モラルの現実。
折角の感動に、しっかりと水を差されて仕舞いました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- インインカフェ内田さん 2007/06/26 14:31:00
- 地質公園の人気上昇中
- 甘粛でもいままで一顧だにされなかったシマシマ模様の地形が急に名所として浮上しています。
新疆はこういうところはまだまだありそうですね。魔鬼城って呼ばれているところがいくつもあるそうですし。
程さんがねばる理由がわかります。こういう場所って、夕方の射光がいちばんきれいだと思いますので。
- こまちゃんさん からの返信 2007/06/26 14:50:02
- RE: 地質公園の人気上昇中
- この不思議な所を彷徨っていると、ホント日本にいた頃の自分が夢で、
あのビルや文明が絵空事のように思えてきます。何せ、回りを見渡せば、
電線も何もない、本当の地球しかないんですから。
人気が出るのは、或る意味良い事なのでしょうけど、大陸では、行ける
階級の人間が、一番低モラルなのが困りものです。
どうせ、元々ろくな道徳教育も受けてないような輩が、職権乱用で
訪れるのでしょう。(こう言う輩は、退職後は寂しい余生なんですよ)
こう言う状況なので、今は芋の皮や紙は自然に還るので無視しますけど、
ペットボトルやビン、カン類は問題ですよね。現在、観光地のゴミ箱が、
有機/無機ごみの分別になって出てきていますが、ありゃ殆ど「流行」
の部類ですね。イラストも統一しようとせず、気分で「有るだけで良い」
モード。
回収しているおじさんは、別々にせず一つの袋にぶち込んでいたような
・・・オリンピックも万博も、飾りの勲章程度にしか考えていないのが
見え見えです。
こまはこまってしまいます。(人の事言えず、サビてるかも‥(^^;)
こま
-
- enyasuさん 2007/06/26 01:28:58
- 自然
- 自然が作り出す景観、本当に神秘的ですね。
中国では輝いてきれいに見えるものでも、ちょっと注意しなければいけないのですね。
- こまちゃんさん からの返信 2007/06/26 01:54:08
- RE: 自然
- 出来上がりホヤホヤの旅行記にコメントが届いて驚き!
どうも有り難う御座います。
そうですよね。
中国では、同じ輝きには注意が必要と言う事でしょうね。
正体見たり枯れ尾花・・・かな?
その輝きが、そのまま生きる世界になって欲しい・・・と願っているん
ですが、毎日のように、「その逆」の事が生じています。
多くの中国人が本音で語ると、「出来るものなら出て行きたい」と言って
いる間は、期待薄なんでしょうか・・・悲しい現実が沢山在りすぎます。
こま
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