2009春、韓国紀行19(19/37)：5月2日(2)：ソウル、東大門、国立中央博物館、エジプト特別展、常設展

2009/04/29 - 2009/05/04

朝の内は曇りでしたが、昼頃からは雨足が強くなり、少し風も出ててきて、肌寒くなりました。ほとんどの時間を龍山の国立中央博物館で過ごしました。エジプト特別展と常設展の鑑賞です。特別展は写真撮影できませんでしたが、常設展の方は、補遺に纏めました。焼物が主体の撮影です。

エリア ソウル(韓国)

• 交通手段: 鉄道

東大門市場の裏通りです。この通りには飲食店が並びます。昼食のお店探しです。

この界隈では、肉やモツを扱うお店が多いようです。お店の前では、肉やモツ、唐辛子をたっぷり入れて煮込む光景を目にします。

今までは南大門を何度も写したことがありますが、昨年の放火事件があり、今回の旅行では東大門を何度も撮影しました。

昼食は軽く済ませました。東大門近くのお店です。キムパプ1本、漬物と沢庵がついて千ウォン、今のレートですと、80円ほどです。

昼食のお店です。キンパプを注文しますと、待ち時間零で、直ぐに出してくれます。鍋物や定食風の品もメニューにありました。

東大門から地下鉄に乗って、国立中央博物館の最寄駅の二村(イチョン)に到着です。時刻は14時頃です。地下鉄4号線で、乗換えなしの9つ目の駅です。

地下鉄構内での撮影です。壁のポスターに見入っていたお子さん達です。ナショナル・ミュージアム・オブ・コリア韓国国立博物館のポスターです。

雨が本降りとなってきました。今日は遠出をしなくて正解でした。雨具の用意をして外出していました。博物館はもうすぐです。

博物館の近くは、街路も整備されています。風情のある壁や、ツツジ等の街路樹です。博物館見学には、雨もまたよしです。

交差点を渡って、左に曲が里ました。もう博物館の構内です。風情のある塀が、ここまで続いていました。景福宮の塀にもあった、民画風の草木図です。

前方に国立博物館の建物が見えてきました。世界でも有数な規模と言われる、新しい博物館の建物です。

施設案内の立て看板の集合です。写真入りで、文字と矢印が示してありました。目的地は左側です。

エジプト特別展の行列です。入場券を買う時にも長い列になりました。斜めから吹き込む雨と風で、肌寒い天候でした。

展示品は撮影禁止ですが、これらは宣伝用の絵か写真です。記念に撮影しておきました。

エジプト王朝時代の人物画です。顔の部分が動物の人物像もありました。

長い絵巻物風の人物像紹介の続きです。敷く長い服を着た人が主人公でしょうか。その左横には蛇が描かれています。葬送に関する場面でしょうか。

世界の有名な歴史的遺物と、韓国の支物との年代比較表の一部です。世界ではピラミッド、ローマの青銅像、パルテノン神殿などが、韓国では、土器、青銅器、ドルメン等が表示されています。

少し時代が下って、世界の欄ではミロのヴィーナス、コロッセオ、ガンダーラ仏像、ビザンチン絵画等が、韓国の欄では青銅器、甲冑、王冠飾り、金銅香炉等が示されています。

更に時代が下って、世界の欄では、ローマ法王冠、モナリザ、ダビテ像やタージマハルが、韓国の欄では、清動物や青磁香炉、粉青沙器、白磁壺等が示されています。

ここからは常設展の紹介です。素朴な文様が施された新石器時代の櫛紋土器です。残りの写真は、補遺の『国立中央博物館展示品』に纏めました。

底部も見ることができるように展示された壺です。葉脈のような文様がありました。新石器時代、江原道のヤンヤンの鷲山里での発掘の土器です。

青銅器時代(紀元前5-6世紀)の遼寧式銅剣です。黄南の信川での出土品です。中国文化との繋がりを示す品でしょうか。

国宝343号に指定された山水紋の品です。三国時代の百済(7世紀)、扶余の外里寺での出土です。

旧石器時代前期の石斧です。揃うと目には、自然石か人口の物かは、ほとんど見分けが付きません。

3日間は少し食べ過ぎでしたから、今日は軽い夕食にしました。ヘムルパージョン(海産物が入ったチジミ焼)1枚にしました。ビールと焼酎の晩酌には、これで十分な量です。

飲み物はハイトビールと焼酎です。ジンロのチャムイスルの銘柄を指定しました。〆て1万9千ウォンの夕食でした。千7百円くらいでしょうか。日本酒も置いてある明洞のお店です。

1万9千ウォンの内訳はヘムルパージョンが1万2千ウォン、飲み物が合わせて7千ウォンだった記憶です。席の前に置いてあった日本酒の1升瓶です。

明洞には日本人客が多く、お店の看板にも日本語が目立ちます。おでん、串焼き、酒等の文字です。この並びで晩酌をしました。

明洞の表通りの夜景です。国立中央博物館で17時頃まで見学し、いったんホテルに戻った後、出直してきました。

地下鉄駅に向かう途中での明洞の夜景です。まだお子さん連れの方も歩いている時間帯です。