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約280年前に建てられたと言う中村家住宅。、沖縄戦の戦災を免れて琉球王朝時代の民家構造を完全に残している豪農のお屋敷です。地頭職も務めていたようで、士族屋敷の形式としての風格もあります。ほかにもトゥングワとよばれる屋根裏部分を物置きに使用するために屋根が低くなっている台所や、フールとよばれる豚小屋などもあり、中世の日本の家屋と中国の建築がミックスされた沖縄独特の文化や暮らしを今に伝えています。 <br />

琉球時代の豪農屋敷 中村家住宅

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2008/09/14 - 2008/09/14

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ぬいぬい

ぬいぬいさん

約280年前に建てられたと言う中村家住宅。、沖縄戦の戦災を免れて琉球王朝時代の民家構造を完全に残している豪農のお屋敷です。地頭職も務めていたようで、士族屋敷の形式としての風格もあります。ほかにもトゥングワとよばれる屋根裏部分を物置きに使用するために屋根が低くなっている台所や、フールとよばれる豚小屋などもあり、中世の日本の家屋と中国の建築がミックスされた沖縄独特の文化や暮らしを今に伝えています。

交通手段
レンタカー
  • 首里城に向かう途中に立ち寄った中村家住宅。<br />

    首里城に向かう途中に立ち寄った中村家住宅。

  • 屋敷の周りには琉球石灰岩で出来た石垣やフクギの防風林で囲まれています。

    屋敷の周りには琉球石灰岩で出来た石垣やフクギの防風林で囲まれています。

  • 約280年前に建てられたと言う中村家住宅。沖縄戦の戦災を免れて琉球王朝時代の民家構造を完全に残している豪農のお屋敷です。

    約280年前に建てられたと言う中村家住宅。沖縄戦の戦災を免れて琉球王朝時代の民家構造を完全に残している豪農のお屋敷です。

  • この部屋はアシャギと言って、 当時、近くの中城間切の番所へ、首里王府の役人が地方巡視に来た際に、宿泊所として使用したといわれています。  <br /> <br />

    この部屋はアシャギと言って、 当時、近くの中城間切の番所へ、首里王府の役人が地方巡視に来た際に、宿泊所として使用したといわれています。

  • 屋根の上には魔除けのシーサーが鎮座しています。

    屋根の上には魔除けのシーサーが鎮座しています。

  • 赤瓦を漆喰固めた屋根は明治中ごろになってから葺き替えたもので、琉球王国の時代には、瓦は士族階級以上しか認められなかったため、もとは竹葺きになっていたそうです

    赤瓦を漆喰固めた屋根は明治中ごろになってから葺き替えたもので、琉球王国の時代には、瓦は士族階級以上しか認められなかったため、もとは竹葺きになっていたそうです

  • 裏側には一間づつ裏座があり、寝室、産室として使用されました。<br />

    裏側には一間づつ裏座があり、寝室、産室として使用されました。

  • 間取りの構成はウフヤ(母屋) 一番座(客間)、二番座(仏間)、三番座(居間)となっています。<br />

    間取りの構成はウフヤ(母屋) 一番座(客間)、二番座(仏間)、三番座(居間)となっています。

  • こうして見ていくと建築構造は、鎌倉・室町時代の日本建築の流れを伝えていますが、ところどころに特殊な手法が加えられて、独特な建物になっていることがわかります。

    こうして見ていくと建築構造は、鎌倉・室町時代の日本建築の流れを伝えていますが、ところどころに特殊な手法が加えられて、独特な建物になっていることがわかります。

  • 下にも一対のシーサーがいました。

    下にも一対のシーサーがいました。

  • 三番座の前方にはナカメー(中前)という板間がついています。<br />

    三番座の前方にはナカメー(中前)という板間がついています。

  • 畳の間は、すべて6畳かそれ以下で、当時の農民にはその大きさしか許されていなかったといわれています。<br />

    畳の間は、すべて6畳かそれ以下で、当時の農民にはその大きさしか許されていなかったといわれています。

  • 士族の屋敷と農家の形式である高倉、納屋、畜舎等が付随して沖縄独自の住宅建築様式になっているようです。

    士族の屋敷と農家の形式である高倉、納屋、畜舎等が付随して沖縄独自の住宅建築様式になっているようです。

  • 建物はに使われている材料は琉球王府時代に首里の士族の家屋を移したものと伝えられています。<br />

    建物はに使われている材料は琉球王府時代に首里の士族の家屋を移したものと伝えられています。

  • 当時農民には使用を許されていなかったチャーギ(イヌマキ)、イーク(モッコク)が使われているのはそのせいだとか。

    当時農民には使用を許されていなかったチャーギ(イヌマキ)、イーク(モッコク)が使われているのはそのせいだとか。

  • トゥングヮと呼ばれる台所、「火の神(ヒヌカン)」をまつり、毎月一日・十五日には拝んでいたそうです。<br />

    トゥングヮと呼ばれる台所、「火の神(ヒヌカン)」をまつり、毎月一日・十五日には拝んでいたそうです。

  • この辺りは完全な農家のつくりですね。

    この辺りは完全な農家のつくりですね。

  • 中に収納されている器は漆器のようですのでこちらは士族の使用していたもの。

    中に収納されている器は漆器のようですのでこちらは士族の使用していたもの。

  • 天井が低いのは上部が倉庫のような使い方をしているせいです。

    天井が低いのは上部が倉庫のような使い方をしているせいです。

  • また屋根はアマハジと言う庇のように出張った構造になっておて、これは強い日差しと雨を避けるためのものだそうです。<br />

    また屋根はアマハジと言う庇のように出張った構造になっておて、これは強い日差しと雨を避けるためのものだそうです。

  • 井戸の向こうにある建物は、メーヌヤーと呼ばれる家畜小屋兼納屋で、1階は腰石壁で畜舎、二階は黒糖製造用の薪置き場となっています。

    井戸の向こうにある建物は、メーヌヤーと呼ばれる家畜小屋兼納屋で、1階は腰石壁で畜舎、二階は黒糖製造用の薪置き場となっています。

  • 建物の裏側の庭は高台になっていて、上から中村家を眺めることができます。

    建物の裏側の庭は高台になっていて、上から中村家を眺めることができます。

  • 赤瓦の屋根 いかにも沖縄の民家といった感じでいいですね。

    赤瓦の屋根 いかにも沖縄の民家といった感じでいいですね。

  • 漆喰で塗り固められた重そうな瓦は、台風に備えるための工夫だそうです

    漆喰で塗り固められた重そうな瓦は、台風に備えるための工夫だそうです

  • どうも琉球時代の伝統的な建物では風水を取り入れた間取りの構成を重要視しているようです。<br />

    どうも琉球時代の伝統的な建物では風水を取り入れた間取りの構成を重要視しているようです。

  • これは中国の影響を強く受けているためで、18世紀には琉球王府から中国に多くの人間を派遣して風水を学ばせたそうです。

    これは中国の影響を強く受けているためで、18世紀には琉球王府から中国に多くの人間を派遣して風水を学ばせたそうです。

  • 実はこの建物、どこを探しても玄関らしい場所がありません。敢えて言うならこの部分のようですが。

    実はこの建物、どこを探しても玄関らしい場所がありません。敢えて言うならこの部分のようですが。

  • 畜舎の前の柱には、牛や山羊をつないでも、石と柱が凸凹に噛み合わされており、簡単には抜けないような工夫がされています。

    畜舎の前の柱には、牛や山羊をつないでも、石と柱が凸凹に噛み合わされており、簡単には抜けないような工夫がされています。

  • これはフールと言う 3基のアーチ型をした石囲いで、ここで豚を飼っていたそうで、また人間のトイレとしても使われ、豚にその排泄物を食べさせたそうです。

    これはフールと言う 3基のアーチ型をした石囲いで、ここで豚を飼っていたそうで、また人間のトイレとしても使われ、豚にその排泄物を食べさせたそうです。

  • 雑食のブタは人の糞まで食べてしまうのですね。

    雑食のブタは人の糞まで食べてしまうのですね。

  • こちらでは牛を飼っていたようです。

    こちらでは牛を飼っていたようです。

  • 高床式の高倉は沖縄在来形式の丸柱ではなく、住居と同じ角柱を用い、壁・床とも板張りであるのが特徴。屋根裏の部分に施された傾斜を、ねずみ返しと呼んで<br />、ネズミが穀倉に入れないように工作されたものです。 <br />首里城の閉園時間まであと40分足らず、売店で黒糖ゼリーとサンピン茶をいただいてあわてて首里城へと向かいます。

    高床式の高倉は沖縄在来形式の丸柱ではなく、住居と同じ角柱を用い、壁・床とも板張りであるのが特徴。屋根裏の部分に施された傾斜を、ねずみ返しと呼んで
    、ネズミが穀倉に入れないように工作されたものです。
    首里城の閉園時間まであと40分足らず、売店で黒糖ゼリーとサンピン茶をいただいてあわてて首里城へと向かいます。

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