1999年12月24日　クリスマス・イヴ　「きよしこの夜」発祥の地オーベルンドルフの小さな記念チャペルのミサに参列。昨今は世界中から観光客が訪れる。（但し　小生はキリスト教系の大学で学びましたがクリスチャンではありません、我が家は「ナムカラタンノートラヤーヤー」です）<br /><br />オーベルンドルフはザルツブルクから約１７ＫＭ北方に位置する人口5400人余の村である。

Oberndorf/クリスマス・イヴ

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1999/12/16 - 1999/12/26

68位(同エリア125件中)

#美術館・博物館

Berg Heilさん

1999年12月24日　クリスマス・イヴ　「きよしこの夜」発祥の地オーベルンドルフの小さな記念チャペルのミサに参列。昨今は世界中から観光客が訪れる。（但し　小生はキリスト教系の大学で学びましたがクリスチャンではありません、我が家は「ナムカラタンノートラヤーヤー」です）

オーベルンドルフはザルツブルクから約１７ＫＭ北方に位置する人口5400人余の村である。

エリア

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Stille Nacht gedaechatnis Kapelle：きよしこの夜記念礼拝堂　1818年　此の地で作られた歌「きよしこの夜」の誕生を記念して1937年（Ｓ12年）元聖ニコラウス教会の移転に伴い建立された。

この歌のエピーソードについては「歩き方」にも載っているが下記ブログが参考になる。

www.2ebiglobe.ne.jp/~woody/gen02.htm
イヴの夜は大変混むという事で、かなり早めに出かけた。この広くもない広場が世界各国から訪れた人達で満員となる。
Stille Nacht, heilige Nacht
（静かな夜　聖なる夜）

Stille Nacht, heilige Nacht!
Alles schlaeft,einsam wacht
nur das traute hochheilige Paar,
holder Knabe im lockigen Haar,
schlaf in himmlischer Ruh,
schlaf in himmlischer Ruh!

静かな夜　聖なる夜
ものみな眠り　目覚めているのは
いと聖なる夫婦のみ
愛らしいお顔の巻き毛の男の子よ
天の静けさの中で　お眠りなさい（拙訳）

作曲者　Franz Xaver Gruber （チャペル内陣）
Stille Nacht, heilige Nacht!
Gottes Sohn, o wie lacht
Lieb aus deinem goettlichen Mund,
da uns schlaegt die rettende Stund:
Christ, in deiner Geburt,
Christ, in deiner Geburt.

静かな夜　聖なる夜
神の子よ　あなたの神々しい口許から
おお　なんと愛の微笑み
キリストよ　あなたの生誕によって
救いの時が　我々に告げられる

作詞者　Joseph Moohr 神父　（チャペル内陣）
Stille Nacht, heilige Nacht!
Ｈirten erst kundgemacht
durch der Engel Halleluja,
toent es laut von fern und nah:
Christ der Retter ist da.
Christ der Retter ist da!

静かな夜　聖なる夜
真っ先に告げたのは羊飼達
天使らのハレルヤ（神を讃える祈り）を通して
高らかに遠くから近きに響き渡る
救い主キリストはここにいます　

救い主の生誕　Hermann Hutter　1915年（Ｔ4年）作
（チャペル内陣）
神父による祈祷　ミサは17：00からはじまる。聞くところに依ると、是は観光客用で、このミサが終了後、村の人達のみで荘厳なミサが行われる由。
村長の挨拶
世界の人達への平和のメッセージ、この娘さんの英語はとても美しかったのが印象深い
地元コーラスの代表の挨拶

「Liedertafel Choir Oberundorf 1878」：Liedertafel=男性合唱団
ぎっしりの人達で身動きが出来ず、ましてやカメラ撮影の位置の移動など不可能。後ろの方で一寸した石の上に乗り、かろうじて撮影。隣にいた老夫婦にどこから来たのかと声を掛けられた。お二人はノールウエイから来られた由。
この居並ぶ村の御婦人達の正装、なんでも昔はそれなりの家柄の奥方でないと着られなかったそうだ。たしかモントゼーの教会でもこの服装の婦人方を見かけたが、チロール地方独特なものなのか？
コーラスはチャペルの正面横の方のより広い広場へ向かって。残念ながら正面から撮影出来ず。この人混みでの移動は皆さんの迷惑にもなるので諦め。

さすが北国の夜、立ち止まっていると靴の底から冷え込んでくる。

正直云って、このコーラスのハーモニー　あまりうまいとは云えなかった。
Salzach：ザルザッハ川　対岸は独逸の Laufen：ラウフェン村
Wasserturm：1540年
暮れなずむ独逸の山々　オーベルンドルフの夕暮れ
12/25日　帰国の日　ザルツブルク空港　ルフトハンザでフランクフルト経由　成田へ

空港正面玄関からの景色　山々は真っ白　この山はおそらく独逸の　Untersberg：ウンタースベルク　この背後にヴァッツマンがある。
空港正面玄関
180ｍｍズームで撮影　山の写真は望遠で撮ると迫力がでる。
9：45発　ＬＨ　フランクフルト行
この規模の空港は案外空いている。特にクリスマスの休日とあって、フランクフルトからのフライトも、窓側の席二つを独占できた。

こんな事は　9/11.のテロの年の秋の名古屋からの独逸行のフライトの時もそうであった。
ザルツブルク空港のルフトハンザのブース
オーストリア航空のブース　こんな所はソコソコに美人のオネエサンが坐っている。
美しいフォルム　さすがプロのカメラマンの作品　いつも思うのだが、こういう写真を見るに付け、シロウトはどう逆立ちしたってかなわない。
空港で見かけた飛行機　AERO LLOYD：TRIGEMA　書かれていた。小さく独逸国旗も。
オーベルンドルフで購入したＣＤ　オーベルンドルフ男声合唱団のクリスマス・アルバム　当日のミサと同じ構成で　司祭の祈祷や娘さんが読み上げた平和へのメッセージも入っている。　　

独逸でもその土地の城のライブ・コンサートや　民謡の合唱曲のＣＤを記念に買ってくるので、かなりのコレクションになっている。