Innsbruck/市街散策・Nr.２

2001/06/27 - 2001/07/11

この街も今次大戦に於いて、２１回もの連合軍による爆撃を受け、1944年12月16日の爆撃に於いては1717〜24年に建てられたインスブルック・ドーム（Dom zu St.Jakob）が甚大な被害を被った。戦後は仏蘭西軍の管轄下に入った。

1239年：都市特権獲得　1848年：三月革命の時は宮廷がウイーンからこの地に移された。

エリア インスブルック(オーストリア)

Triumphpforte：凱旋門　1976年　マリア・テレジア（Maria Theresia　1718/1780）により。1765年の息子のレオポルトの結婚を記念して建てられた。同年　夫のフランツ１世が当地のホーフブルク宮殿にて逝去。
従って、南面は「Leben und Glueck：生と幸」　北面は「Tod und Trauer：死と哀」を表しているという。

我が国には「凱旋門」というもは無いが、小生の住んでいる市には「凱旋橋」というのがある。おそらく日清日露戦争の時、歩兵第３４連隊の凱旋を記念して名付けられたのではないか？　ただ現在は「凱旋」という言葉も死語になってしまった。

（蛇足：「凱旋」とは戦争に勝利して帰還する事である）

銘文はラテン語？で　是では意味の読み取りはお手上げ！！　何方か４trabvelの旅行者の中にラテン語を読める方がいらしたらお教えを。ヨーロッパを旅すると
ラテン語の銘文によく出会う。説明文の銘文を、帰国後解読しようと参考に写真を撮ってくるとそれがラテン語だったりする時はガッカリ！。

Hotel Goldne Krone：金の王冠　凱旋門の前

中央郵便局：マキシミリアン通り
ヨーロッパの郵便局は何処も風格のある建物である。

Landhaus　Platz：州庁広場

Servitenkirche：聖母マリアのしもべ教会 Maria Theresien Strasse:：マリア・テレジア通り

Annasaele；聖アンナ記念塔

Annasaeule：アンナ記念塔　1703年の「西班牙継承戦争」の時、バイエルン軍の侵攻防御を記念して1706年建設　高さ13Ｍ　聖アンナは独逸を向いている。

西班牙継承戦争　1701〜1714年
西班牙王位継承をめぐって　仏蘭西・西班牙　ｖｓ　英蘭・和蘭・墺太利間の戦争。ユトレヒト条約　ラスタット条約により終結。

マリア・テレジア通り
凱旋門からこの通りをまっすぐに北進すれば、黄金の小屋根にぶっつかる。

Spitalkirche：救貧院教会

Museumstrasse：博物館通り

Tiroler Landesmuseum Ferdinandeum：チロール州立博物館 フェルディナンデウム

Meraner　Strasse：メラーナー通り

Burggraben：ブルク・グラーベン

Brixner Strasse：ブリックスナー通り

Altes Landhaus：旧州庁舎

Dom zu St. Jakob ：ドーム・聖ヤコブ教会

今日のこのバロックのドームは、1717〜1724年にヨハン・ヤコブの計画に基づいて建立された。

Oestreischer Alpenverein：墺太利山岳協会・本部事務局：1862年創立

エーデルヴァイスの紋章が目印。このビルの１Ｆが案内所・事務所　階上が山岳博物館となっている。山岳図書館も。登山やスキーに来られた方はここで情報を得る事必須。

Alpenverein Museum Innsbruck：インスブルック山岳会博物館　

実は当地訪問の一番の楽しみはここを見学する事であった。ところが、何のことはない、唯のビルの中、信濃大町の山岳博物館以上の物を想像して行ったのだが、全くの期待はずれであった。ほとんど山の写真のパネル展示。独逸語　英語などのオーデオ・ガイドはあるものの、大町のものとは雲泥の差。

受付に厚い訪問者の記帳名簿があったので、日本からの山好きが訪れているかと、最初の頁からめくってみたが、日本人の署名は皆無。さすればと　墨痕鮮やかならざる　家伝のカナ釘流にて「○○大学山岳会　何野何某」とイラストを添えて和文　欧文にて署名。受付のオネエサンは不思議そうに眺めていたがこちらを見て　ニッコリ！！　曰く「これは何のマークなりや？」と。我答えて曰く「是は我が大学の紋章なり」と。　とても感じの良い美しい娘さんであったのが救いであった。

従って　山好きの方にはぜひとはお薦め出来ないがマア　話の種くらいにはなると思う。

Oestrreischer Alpenverein：墺太利山岳協会

A-6010 Innsbruck
Wilhelm Greil Strasse 15
Tel [phone]