2008/08/08 - 2008/08/09
412位(同エリア594件中)
ひらしまさん
プラハからチェスキー・クルムロフを経由してウィーンに出て、ザルツブルク、インスブルックと、主に鉄道でめぐった10日間の旅。
最後に訪ねたインスブルックは、チロルの山々に囲まれた小さな洗練された街でした。
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ホテルはシュヴァルツァ・アドラー。この旅最後の宿なので、山の見える部屋にしてもらった。残念ながら雲がかかっていたが、窓から山が見えるだけで気持ちが安らぐ。
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参考データ〈Hotel Schwarzer Adler〉
0512-587109 http://www.deradler.com/xxl/_lang/en/_area/home/index.html
501号室 double romantic 185 ユーロ/泊 食事なし 朝食10ユーロ
シリーズ末尾記載のホテル評価もご参照ください -
8月9日(土) インスブルック
朝、山にはやはり雲がかかっている。この日は近くのパッチャーコーフェルという山(2247m)にロープウェイで上り、チロルの山歩きを少しだけ楽しんでみたいと思っていた。 -
朝食のテーブルに置かれていた天気予報では、朝のうちシャワーがあるが夕方はクリアだと書いてある。受付でも、パッチャーコーフェルに行ったら見えるのは雲だけだろうかと聞くといい天気になると断言するので、それを信じて登ることにしインスブルックカードを買う。
このカードはロープウェイを含めた交通機関や入場料が無料になり、24時間券が25ユーロ、現金払いのみ。 -
まずは小雨のぱらつく旧市街へ。
チロル民族博物館に入るつもりでドアを開けたら宮廷教会だった。明るい堂内の左右にブロンズ像が立ち並んでいる。ハプスブルク家ゆかりの人物像だそうで、甲冑姿の騎士ばかりでなく女性もたくさん並んでいる。教会というより王宮の広間のようだ。 -
奥から音楽が聞こえてきた。弦と木管の7,8人の、普段着のところを見ると練習らしい。座って1曲聞かせてもらう。
思わぬところでこうして上質の音楽に触れることができるのも、この地の音楽的土壌の豊かさの表れだろう。 -
宮廷教会を出ると雨は上がって青空がのぞいていた。王宮は工事中で、きれいな外壁に足場が組まれているのが惜しい。
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内部も見られない部屋が多かったが、見た限りではウィーンの宝物館を見てきた目には質素にさえ感じた。山に囲まれた小さな都の王宮にはそれが似合っている。
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観光客と土産物屋でにぎわう狭い道を抜けると、インスブルック一の名所、黄金の小屋根が現れた。その前の広場では民族衣装の吹奏楽団が演奏している。リズム音痴のハンマー打ちの道化ぶりが観客を楽しませる。
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雨はすっかり上がっていて、きれいな青空に優雅な建物が映え、楽しい土曜の昼だ。
イン川に出る。インスブルックとは「イン川の橋」。そのイン橋の上でぐるっと見回してみる。対岸はパステルカラーの建物が並ぶ。さっきの広場の南の通りにもパステルカラーの建物が続いていたからこの町には多いのだろうか。
その向こうには山が青くどっしりと構えている。旧市街の上にも山が頭を出している。 -
インスブルックはチロルの山々に囲まれた町なのだ。長野で山を見ながら育った身にはしっくり落ち着く町だ。
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王宮のカフェ・ザッハーで昼食代わりのお茶にする。
オリジナルのザッハートルテ(写真奥)はやはりひと味もふた味も違った。中に入っている杏のマ−マレードがチョコレートと溶け合って芳醇な味わいだ。期待以上の大満足。 -
いよいよ、パッチャーコーフェルに向かって出発。
Anich通りで路面電車6番に乗るはずだったが、6番は1時間に1本とガイドブックにあるのに気づき、観光案内所に行って聞くと、1番に乗ってベルクイーゼルで毎時13分の6番に乗りなさいとのご助言で、ぎりぎりの時刻にベルクイーゼルに着いた。ところが、そんな路面電車もバスもどこにもなかった。
真相は結局よくわからないが、パッチャーコーフェルはあきらめ、手近なところでベルクイーゼルのジャンプ台に目標を変更して、山道を登る。
予定したのとはちょっと違うが、これもチロルの山歩きさ。 -
2度のオリンピックなどで使われたこのジャンプ台は、競技のない日は観光施設として活躍している。ケーブルカーでスタート地点まで上ってジャンパーの気分を味わい、さらにエレベータで展望台に上る。
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山にはまた雲がかかってしまったが、山に抱かれたインスブルックの街がよく見渡せて、これもまたよし。
街に戻り、旧市街の目抜き通りにあるスワロフスキの店へ。インスブルック郊外に本拠を持つクリスタルガラスのブランドで、泊まったホテルの浴室がスワロフスキ製品をふんだんに使っていて、そのきらめきの美しさにひかれた。友人への土産などを買う。 -
ホテルに帰ると、山頂の雲が晴れ、ノルトケッテ連峰が荒々しい山容を見せてくれていた。
インスブルックを囲む山々は2千メートル級だが、急峻にそびえ立つ様が高さ以上に迫力を感じさせる。山を眺めながらゆっくりする。 -
夕食は旧市街裏手のヴァイセス・レッセルというレストランに入った。地元の人が多い感じだが、英語メニューがあるのが助かる。日本語メニューもあったが、残念なことに種類が限られていた。
僕はウィーンで食べたいと思わなかったヴィーナーシュニッツェルを、なぜかここで食べたくなりそれを、相棒はチロルのフライパン料理、プファンドルを頼んだ。2人とも小食なのでほかにはグラスワインだけ。
ヴィーナーシュニッツェルは薄切りのカツレツ。メニューには豚肉と仔牛があり、仔牛を選んだ。熱々をほおばるとなかなかいける。生野菜が別皿でたっぷり付いてきたのもうれしい。
名物にうまいものなし、とこれまで思ってきたけれど、ザッハートルテとヴィーナーシュニッツェルは例外だった。ウィーン名物を400kmも離れたインスブルックで食べて云々するのも、申し訳ない話だけれど。
隣あわせた米国在住の日本人ご夫妻と楽しくおしゃべりするうちに、この旅最後の夜は更けていった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Reinheitsgebotさん 2019/12/03 06:54:47
- ベルクイーゼル・シャンツェは
- こんにちは。
新国立競技場コンペで物議を醸したザハ・ハディドが設計したんですよね。昨年泊ったホテルから中央駅越しにはっきり見えました。
https://4travel.jp/travelogue/11480071
- ひらしまさん からの返信 2019/12/03 14:17:47
- Re: ベルクイーゼル・シャンツェは
- Reinheitsgebotさん、こんにちは。
なるほどユニークなジャンプ台でしたね。
Reinheitsgebotさんの音楽三昧の旅、うらやましいです。
2人のマノンってどこでも観られない貴重な舞台でしたね。
いろいろ参考にさせてください。
ひらしま
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