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おっちゃんさんのクチコミ全25件

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  • ワイン・ラヴァーズの隠れ家、代々木「煮込みや なりた」

    投稿日 2011年12月18日

    煮こみや なりた 代々木

    総合評価:4.0

    代々木駅東口から徒歩30秒。
    「煮込みや なりた」にうかがった。

    いまでは予約の取れない店となってしまったけれど、
    季節が変わるたびに僕と相方は
    訪問することができている。
    幸せなことである。

    決して気取った店ではない。
    美味しいワインを楽しみながら、
    お腹いっぱい、美味しいものを食べることのできる
    フランスの裏町のビストロの風情の漂う小さなお店である。

    しかも、都内のワインバー&レストランとしては、希有なほど、
    良質なワインを低価格で提供するという
    ワイン・ラヴァーズが放っておかない
    ビストロとして、現在ではつとに有名である。


    今夜のワインは、
    白――DOMAINE DES DEUX ROCHES 4000円
    赤――CH.LYNCH MOUSSAS 2004 6000円

    料理は、
    ズワイガニのグラタン。
    銀タラのポワレ。
    オージービーフのステーキ。

    白――DOMAINE DES DEUX ROCHES 4000円
    「ふたつの岩」という意味のドメーヌ。
    このドメーヌは、設立1985年と歴史は浅い。
    中でも「サン・ヴェラン」の評価は高く、
    当初から各地のコンクールで賞を総なめし、
    早くからこのドゥ・ロッシュの名声を確立してきた。
    経営者であるコロヴレイとテリエの二組の夫婦が
    目指すワインのスタイルは、
    アロマティックでフレッシュ、エレガント。
    ボディの強過ぎるワインは目指していないとか。
    テロワールとブドウの味わいを 大切にして造られている。
    爽やかな酸味の奥に、蜂蜜の甘みがある。

    合わせたのはズワイガニのグラタン。
    ズワイガニがこれでもかというくらいに使ってある。
    なりたさんの面目躍如である。
    もちろん美味。


    銀タラのポワレ。
    この銀タラの大きさをご覧あれ。

    ポワレの手法で火をゆっくり入れてあるので、
    ふんわりと柔らかい。
    銀タラの上品な脂肪とサン・ヴェランが好相性。

    赤――CH.LYNCH MOUSSAS 2004
    ランシュ・バージュとかつて
    一つのシャトーだったランシュ・ムーサ。
    分割され新しくできたのがランシュ・バージュで、
    どちらかというとランシュ・ムーサが本家、
    という話はあまり知られていない。
    ランシュ・ムーサの敷地は200haと広大なものでポイヤック最大級。
    そのなかから最良のテロワールだけを選んで葡萄畑にしています。
    クラシックボルドーの現在形ともいえるスタイルは、
    左岸を中心としたクラシック回帰の潮流のなかで確実に評価を高めている。
    デキャンタ誌でマルゴーとならぶ★★★★★評価を受けている。
    買いのシャトーである。

    合わせたのは、オージービーフのステーキ。
    やわらかいとは決して言えない。
    が、そのかみしめるほどに肉本来の味わいが堪能できる。

    欧米ではこの硬さをめでる人が多いのもうなずける。
    それにしても、このボリューム!

    いつものように、
    楽しいひと時を過ごさせていただいた。

    旅行時期
    2011年12月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    一人当たり予算
    7,500円未満
    アクセス:
    5.0
    コストパフォーマンス:
    4.5
    サービス:
    3.5
    雰囲気:
    3.5
    料理・味:
    4.0
    バリアフリー:
    3.0
    観光客向け度:
    3.0

  • 片道10分のイルミネーション旅行。

    投稿日 2011年12月17日

    表参道イルミネーション 表参道

    総合評価:4.0

    日が暮れると、
    55万個のLED電球がいっせいに瞬きだす。

    暗い出来事が多かった今年の年の瀬を
    温かな光が一生懸命に照らしている。
    ささやかな祈りのように。

    大切な方と
    片道10分のイルミネーション旅行へ
    お出かけください。
    元祖イルミネーションのプライドが
    じんわりとしみてきます。

    (実施時間・期間/日没~21:00、2012年1月3日まで実施)

    旅行時期
    2011年12月
    利用した際の同行者
    一人旅
    アクセス:
    4.0
    人混みの少なさ:
    4.0
    催し物の規模:
    4.0
    バリアフリー:
    4.0

  • 埼玉で頑張っている劇場――富士見市市民文化会館「キラリ☆ふじみ」

    投稿日 2011年12月12日

    新座・朝霞・和光・志木

    総合評価:4.0

    世田谷パブリックシアター(12月15日~25日)で
    上演される「欲望という名の電車」。
    その先行上演を観に、12月9日「キラリ☆ふじみ」へ。

    東武東上線「鶴瀬駅」からバスで10分。
    アクセスははなはだよくないが、
    こんな素敵な劇場があったのか、とびっくり。

    池袋から30分圏内と確かに不便さは否めないとはいえ、
    設備・環境は申し分がない。

    イスの座り心地もよく、これは観客にとってもうれしい。
    小劇場の関係者はもっと注目してよい劇場だと思うのだが。

    2012年2月3日は万作の会[新春狂言公演」を観に行く予定。
    野村万作、萬斎が出演する舞台だけに楽しみにしている。

    旅行時期
    2011年12月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)

  • 300円ちょっと、で行けるマンゴー天国。

    投稿日 2011年11月17日

    マンゴタンゴ (サイアムスクエア店) バンコク

    総合評価:4.0

    古い地図をお使いの方はご注意いただきたい。
    「マンゴー・タンゴ」は、ノボテル・ホテルに隣接する場所へと移転している。

    このお店は注文を取りに来てくれないので、写真付きのメニューで、指さしでオーダーし、席に着く、というスタイル。
    で、以下を注文。

    ・マンゴー+マンゴープリン+マンゴーアイスのセットメニュー「マンゴー・タンゴ」120baht
    ・マンゴーに生クリームのかかったもの(名前を失念「マンゴー・パフェ」?)??
    ・マンゴーにタピオカミルクのかかった「マンゴー・アロハ」65baht

    実は、これまで劇的なほど美味しいマンゴーと出会ったことがなかった。
    マンゴーがもっとも甘くなる乾期の終わりに近い5月、プーケットで嫌というほど食べたが、感動するほどの美味しさにはついに出会わなかった。
    だから、期待もあったけれど、噂通りのものか、試してやろうという気分のほうが強かった。

    最初に運ばれてきたパフェのマンゴーをひとすくい食べて、その甘さに驚いた。
    上にのった生クリームが邪魔に感じられるほど甘い。

    相方のマンゴー・タンゴを少し分けてもらい、フレッシュマンゴーを食べてみた。
    なるほど、これがマンゴーの美味しさが一番よくわかる。
    甘さの奥にある酸味が、むしろ爽やかですらある。

    マンゴープリン、マンゴーアイスも、マンゴーをぎゅっと絞った果汁をそのままスイーツにしていて、それぞれ美味しい。
    フルーツとスイーツ、マンゴーのすべてを一度に堪能したいなら、やはりマンゴー・タンゴがお勧め。

    フレッシュマンゴーにタピオカミルクのかかったマンゴー・アロハも、マイルドでさっぱりとした味わいがあり、どこか子供のおやつのような素朴な懐かしさがある。

    10月のマンゴーは季節外れである。
    にもかかわらず、これだけ甘いマンゴーを供することができるというのは、まず選果の目が確かだということだろう。
    マンゴーの熟度を見て、それを最高のタイミングで供しているということではないか。

    素人の目では、これだけのマンゴーを選び出すのはかなり難しいに違いない。
    そう思わせるだけの美味しさがある。

    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    一人当たり予算
    500円未満
    アクセス:
    2.5
    コストパフォーマンス:
    3.0
    サービス:
    3.0
    雰囲気:
    3.5
    料理・味:
    4.5

  • 東京ラーメンストリート―斑鳩

    投稿日 2011年12月07日

    東京駅 斑鳩 丸の内・大手町・八重洲

    総合評価:3.5

    東京ラーメンストリートは相変わらずの混雑ぶり。
    外は雨、凍えたからだを温めようと
    まるでみんなモグラみたいに東京駅地下へと集まってきたんですね。

    今夜は「斑鳩」に。
    九段の本店以外ではここでしか食べられない。
    というわけで、ここに決定。
    相方は、東京駅 らー麺 980円
    僕は豚骨魚介らー麺+チャーシュー丼 ?円

    ポタージュのようなとろりとしたスープは好感触。
    だけど、スープの輪郭が甘い気がしますね。
    しかも、ぬるい。相方もこれは同意見。
    多くの方がこの点を指摘しているにも関わらず、
    改善をしないのは、それなりの思いがあってのことか、
    それとも単なる手抜きか。

    CPもはなはだ悪い。
    とっても、惜しいお店です。

    旅行時期
    2011年12月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    一人当たり予算
    1,000円未満
    アクセス:
    5.0
    コストパフォーマンス:
    1.5
    サービス:
    3.5
    雰囲気:
    3.5
    料理・味:
    3.5
    バリアフリー:
    4.0
    観光客向け度:
    3.5

  • ちょっとだけお洒落して、丸の内界隈。

    投稿日 2011年12月07日

    丸の内ビルディング 丸の内・大手町・八重洲

    総合評価:4.0

    丸ビルの地下から1階フロアの上がっていくと
    きらめくクリスマスツリーが迎えてくれる。
    寒いこんな夜でも、ここは暖か。
    だからですね。
    待ち合わせのカップルがたくさん。
    寒い寒いこんな夜の、
    恋人たちの宿り木みたいに。

    地下から高層階まで、レストランやショップがいっぱい。
    たまには東京駅を見下ろす高さで、食事もいいですね。
    確かに無理をして外に出なくても、すべて足りてしまう。

    でも、ちょっと無理をして外に出ると、
    そこはシャンパンゴールドの光の海。
    寒さに頬を染めながら、
    イルミネーションの海を漂うのも悪くないですよ。

    旅行時期
    2011年12月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    アクセス:
    5.0
    お買い得度:
    3.5
    サービス:
    4.0
    品揃え:
    3.0
    バリアフリー:
    4.0

  • 300bahtでフカヒレ!中華街ならここ。

    投稿日 2011年11月17日

    和盛豊 (ヤワラート店) バンコク

    総合評価:4.0

    地図だけで和成豊魚翅を探し出すのはちょっと難しい。一見テイクアウトの店のような店構えのせいである。

    店先では料理人が中華鍋を振っていて、店頭の大きなショーケースの中には、ローストしたダックやチャーシューが吊るされている。フカヒレの名店と聞いていたせいで、それなりの店構えを想像し、つい見落としてしまうのだ。

    午後3時になっていたせいか、中に入ると客もまばらだった。
    混雑を避けてゆっくり食事をしたいのなら、2時以降の入店も狙い目かもしれない。

    店内は香港あたりでよく見かけるごく普通の広東料理店の風情だった。
    高級店のしつらえではないが、そのぶん安心感がある。
    横浜中華街でも、こういう店のほうが高級店より、よほどうまかったりする。

    フカヒレ・スープは小300bahtで十分だということを知っていたので、メニューを指さし、スモール、OK? そう念を押して注文した。
    大好物のカキの卵炒め、炒飯、そして相方の強力プッシュ、エッグタルトを頼んだ。

    ビアシンを飲みながら待っていると、10分ほどでふつふつと煮えたフカヒレがテーブルに置かれる。
    フカヒレを食べるのは何年振りだろう。4、5年ぶりかもしれないな、などと思いながらスープをひとすくいした。
    美味い。

    フカヒレの繊維はかなり溶け始めているとはいえ、スープにはしっかりとしたうま味がある。
    熱々をすすりながら、フカヒレは清湯(シャンタン)で食わせる、という話を思い出した。

    清湯は脂身を取り除いた豚・鶏のミンチをたっぷりと使い、スープが濁らないよう、90度くらいでゆっくりと煮出す。
    フカヒレの名店「福臨門」のように、干しアワビなどを使って、清湯を取るような特別な店もある(当然、エクスペンシブである)。

    つまりフカヒレの味は、清湯にあるというわけだ。
    和成豊がどんな清湯を使っているかはもちろん知らないけれど、絶品、極上とまではいわないが、十分に美味い。

    ボリュームも、2人で食べてちょうどよい。
    この値段なら(円換算しての話)、食べて損のない味である。

    カキの卵炒めは、想像していたものとはかなり違って、表面がかなりクリスピーな仕上がりだった。

    水溶き片栗粉を多めに使うとこうなる。
    天津丼(飯)の卵を形よくまとめたいとき、このテクニックが使える。

    ま、横浜中華街「山東」のふわとろのほうが個人的には好みだけれど…。

    最後に食べたエッグタルトは生地もサクッとしていて、意外と美味しかった。

    中華街に行くのなら、行って損のない店だと思う。

    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    一人当たり予算
    2,000円未満
    アクセス:
    1.5
    コストパフォーマンス:
    4.0
    サービス:
    3.0
    雰囲気:
    3.5
    料理・味:
    4.0

  • 江丹別そば粉を100%使用、これからが楽しみなお店。

    投稿日 2011年11月29日

    穂の香 永山店 旭川

    総合評価:3.5

    江丹別そばをご存じだろうか。
    東京の有名店でも季節によって使われているから、知らずに食べているのではないだろうか。

    江丹別(現旭川市)は幌加内、深川に次ぐ、そばの産地で、その名前を冠したそば店があると聞いて行ってみた。
    JR永山駅からほど近い江丹別そば処「穂の香」はJA旭川の経営するそば店。

    野菜天そば(650円)、豚もちそば(650円)を注文。

    冷たいそばである野菜天そばをすすってみた。
    ん?そばの香りがあまり立ってこない。
    しかも、舌触りが良すぎて、冷麦でもすすっているような気分になる。
    そば独特の、ポソポソ感があってこそ美味いのだが、もうひとつ突き抜けていない。

    そば粉は最高のものを使っているのに、これではそば粉がかわいそうだ。
    そば打ちにどこか問題があるのではないだろうか。
    東京の一流店で修業したそば職人をぜひヘッドハンティングして、最高の粉に見合うそばを提供してほしいと思う。

    豚肉と揚げもちの入った豚もちそばはなかなか美味しかった。
    しかし、そばの香りがもっと立っていれば、もっと美味しかったに違いない。

    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    一人当たり予算
    1,000円未満
    アクセス:
    4.0
    コストパフォーマンス:
    4.0
    サービス:
    3.5
    雰囲気:
    3.5
    料理・味:
    3.5
    バリアフリー:
    3.0
    観光客向け度:
    3.0

  • 臭みのない生ラムで、ジンギスカン嫌いも唸らせる旭川の「大黒屋」

    投稿日 2011年11月29日

    成吉思汗 大黒屋 五丁目店 旭川

    総合評価:4.0

    いま旭川で美味いと評判の成吉思汗(ジンギスカン)「大黒屋」五丁目支店に行ってきた。
    これで通算、三度目。
    臭いが苦手という人に、ぜひ食べてほしいジンギスカンである。

    この店の特徴は生のラムを使っているという点だろう。
    ラムは子羊の肉のことで、臭みが少なく柔らかいのが特徴。
    それを厚切りして供している。さっとあぶる程度火を通し、辛めのたれで食べる。(600円)
    美味。
    本当はワインを飲みたいところだが、前回の来店時、ワインのラインナップがあまりに行けていないのに懲りて、どさん子のジンギスカン・ルールにのっとり、生ビールで通した。

    ハーブマリネラムも美味しい(700円)。こちらは味が付いているので、さっとあぶって、そのままいただく。ラムの香りが苦手な人にお勧めだが、ラムの香りが好きな人には少し物足りないかもしれない。僕には少し物足りなかった。

    骨付きラム(800円)の骨のまわりの肉は実に美味しいのだが、やはり食べづらい。
    けれど野趣たっぷりの食べ方が、また楽しい。

    それと、箸やすめに、梨・みず菜・あさつきサラダ(400円)がお勧め。家でもつくってみようと思うくらい美味しかった。

    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    一人当たり予算
    5,000円未満
    アクセス:
    3.5
    コストパフォーマンス:
    2.0
    サービス:
    3.5
    雰囲気:
    3.5
    料理・味:
    4.0
    バリアフリー:
    3.5
    観光客向け度:
    3.5

  • 元祖旭川ラーメン、蜂屋。最近味が落ちたような…。

    投稿日 2011年11月29日

    蜂屋 五条創業店 旭川

    総合評価:3.5

    ラーメンの町、旭川。
    少しクルマを走らせると、いたるところにラーメン店がある。

    でも、旭川ラーメンといえば、その草分けである「蜂屋」である。
    豚骨と煮干しの元祖ダブルスープ、スープを覆っているこがしラードに特徴がある。

    今回はしょうゆラーメンセット(950円)、みそラーメンセット(1050円)を注文した。
    餃子3個、小ライスが付いている。

    ラードがスープを覆っているせいで湯気が立たない。
    だからといって、スープがぬるいと思っては大間違いをおかす。
    ずるっとスープを一気にすすりこんではいけません。やけどします。

    しょうゆラーメンは脂が浮いているので、一見くどそうだけれど、実はさっぱりとしている。

    昔々、「山頭火」が旭川ラーメンの名で、東京進出を果たすまでは、旭川ラーメンといえばしょうゆを指していた。
    「山頭火」が旭川ラーメンの伝統に、みそを持ちこみ、それがビジネスとして成功を収めてからというもの、旭川ラーメンに少しずつ狂いが生じ始めたように思う。

    青葉、天金、梅光軒も蜂屋と変わらないくらい、美味しいしょうゆラーメンを出す店だった。
    だが観光客の口に合わせているうちに、どんどん凡庸なラーメンに堕落していった。

    蜂屋のしょうゆはまあまあだが、みそは舌を疑うほど、ひどい出来だった。
    なぜこんなものをメニューに載せてしまうのだろう。
    蜂屋のみそに新しい旭川ラーメンの方向性が見えるかもしれないと、頼んでみたのだが、期待はずれだった。

    一日も早く、みそをメニューから消したほうがよい。

    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    一人当たり予算
    1,000円未満
    アクセス:
    3.5
    コストパフォーマンス:
    2.5
    サービス:
    2.5
    雰囲気:
    2.5
    料理・味:
    3.0
    みそが2点、しょうゆが4点。
    バリアフリー:
    2.0
    観光客向け度:
    3.0

  • もぐもぐタイム、何度見ても楽しいね。

    投稿日 2011年11月28日

    旭山動物園 旭川

    総合評価:4.0

    3度目の旭山動物園。
    2週間ほど前に、上野動物園でパンダを見てきたばかりだった。
    パンダの帰ってきた上野動物園は平日にもかかわらずすごい人出で、活気にあふれていた。
    上野動物園に入園者数1位の座を奪われた旭山動物園は、どうなっているだろう。

    平日、しかも雪の降りしきる中にもかかわらず、けっこうな人出だった。
    入口付近にある「もぐもぐタイム」を我々はまず確認することにしている。

    動物ごとに食事時間が発表され、その時間に合わせて檻の前で待っていると、果敢に餌に喰らいついていく動物たちの活発な動きが観察できる。
    最近では全国の動物園で、この餌やりを普通に見られるようになった。
    行動展示という旭山動物園の思想が広く定着したということだろう。

    普通、動物たちは空腹が満たされているとき、人目に触れない場所でじっとうずくまっている。
    その動物たちが餌やりの時間になると、「ワイはここにいまっせー」という感じで、俄然元気になるのだ。

    ペンギンのもぐもぐタイムはその中でも、特に面白い。
    ダイバーが水中に餌を放ると、ペンギンたちが興奮して水中を乱舞する様子が水中トンネルの中から観察できる。
    頭上を飛んでいくペンギンの姿を見ていると、彼らも鳥なのだと実感できる。
    地上ではよちよち歩きのペンギンたちが、俊敏かつ精悍に水中を飛んでいく様は、ちょっぴり感動的ですらある。

    ホッキョクグマのもぐもぐタイムは、2頭のメス、サツキとルルが出産準備に入ったため、現在は中止されている。
    そのせいか、オスのイワンは少し寂しそうだった。
    手持無沙汰というのは少し変だけれど、なすこともないまま、なんだかぼーっとしてうろついていた。

    いつもは動かずに穴の中に潜んでいることの多いオオカミが今日は元気に目の前にまで近づいてくる。
    オオカミはいま子育て中とのことだけれど、どっちが親で子なのか、僕には区別できない。
    でも、活発に動き回るオオカミを見るのはうれしい。

    もぐもぐタイムを終えたばかりのテナガザルは元気がよ過ぎて、シャッターチャンスがつかめない。
    まだ小さな子供が愛らしい。

    好奇心旺盛なアザラシは水中トンネルの中を回りで見ている人間を観察するように通過していく。
    けっこうなスピードなので、きれいにフレームに収まってはくれない。残念。
    いつも感心するのだが、動物園スタッフの動物の習性や自然環境に関するその熱心な解説、真摯な姿勢には脱帽である。
    旭山動物園人気の秘密には、こんなことも関係しているのかもしれない。

    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    アクセス:
    1.5
    コストパフォーマンス:
    4.0
    人混みの少なさ:
    4.0
    施設の快適度:
    4.0
    バリアフリー:
    1.0
    動物・展示物の充実度:
    4.0

  • 明るく清潔、快適に使えるフードコート。

    投稿日 2011年11月22日

    フードコート(エンポリアム内) バンコク

    総合評価:3.5

    エンポリアムに隣接する「NaRaYa」での買物を堪能した後、フードホールで食事。
    ここもフードホール入口でクーポンを購入し、中へと入るスタイルである。
    クーポンはアルコール類を飲まないのであれば、ひとり100bahtで充分だろう。

    ベンジャシリ公園に面した一面が窓になっているので、フードホール内はとても明るい。
    20余りのブースが横一列に並んでいる。

    別に話し合ったわけではないが、トレーを持って席に戻ると、相方も僕もその上に麺をのせている。
    クイティアオは僕にとって、「テッパン」の食べ物のひとつ。安い、美味いで、はずれたことが一度もない。


    米麺の滑らかな舌触り、のど越しとあっさりしたスープの澄んだうま味が実に美味い。
    フードホール内は明るく清潔感もあり、快適に食事ができる。「NaRaYa」で奥さんが買物に夢中なら、旦那さん(彼氏)はここで待っているのも悪くない。

    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    一人当たり予算
    500円未満
    アクセス:
    4.0
    コストパフォーマンス:
    3.5
    サービス:
    3.0
    雰囲気:
    3.0
    料理・味:
    3.5

  • 「買う」より、「見る」楽しみ、迷路的市場。

    投稿日 2011年11月17日

    ウィークエンド マーケット (チャトゥチャック市場) バンコク

    総合評価:2.5

    土曜日、チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケットが開かれる。

    終点のBTSモーチット駅で降り、架橋を渡り終えると、そこはもうチャトゥチャック公園だ。
    まだ、8時半だというのにあたりは、もう買物客でごったがえしている。
    入口が分からなくても大丈夫。とりあえず人の後をついてゆくと、マーケットの中へと迷い込んでいるはずだ。

    小屋や屋台が軒を並べ、わずかに出来た隙間をトラックと人が激しく行きかっている。店開きに余念がない大人たちに混じって、小学校の低学年くらいの子供たちが商品を並べている。軒を接した店の間を走る暗い小路へと地元のタイ人たちが吸い込まれてゆく。我々も意を決して、中へと入ってみた。

    エリアごとに商品のカテゴリーが分かれているというけれど、ひとたび中へと入ってしまうと、何がどこにあるのか、まるでわからない。迷路のように、縦横に走る路地を右に左に曲がるうちに元の場所へと舞い戻っている。そんなことが何度もあった。
    かわいらしい洋服を着せられたウサギの横で、ビーズやアクセサリーが売られ、店番をしているおばさんが隣のおばさんと麺をすすりながら、にぎやかにおしゃべりをしている。

    相方はビーズに興味があるらしく、何度も手にとって品定めをしていたが、これが本当に天然石かという点に確信が持てずに、結局買うのを諦めていた。ほしいと思っていたセラドン焼き、ベンジャロン焼きが店頭に雑然と積み重ねられている。かと思うと、奥の棚に鎮座している壺があったりで、どれが買う価値のあるものか、目利きでない者には皆目分からない。キズもの、偽物をつかまされては悔しいので、今回は諦めて引き下がることにした。

    市場はその街の胆力というか、バイタリティを示す物差しとなる。
    それゆえ、市場めぐりはこの上なく楽しい。だが、それにしてもこの暑さよ! 太陽が屋根を焦がし、その熱が市場内にこもって、その暑いことといったらない。じっとしていても汗が噴き出て、のんびりと店を冷やかすどころではない。涼しい顔で店番をしている地元の人々と、そもそも体のつくりが違うのではないかと、疑いたくなる。虚弱な日本人は、ほうほうの体で、市場を退散することにした。

    市場見物としては申し分なく面白い。だが、いざ買物をしようとすると、なかなか難しい面もある。その商品のバンコクの標準的な価格を知らずに、安い高いすら判断できない。
    旅の記念に、値の張らないものを少しだけ買うのが無難なのではないかと思う。

    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    アクセス:
    2.5
    お買い得度:
    2.5
    サービス:
    1.5
    品揃え:
    3.0

  • アソークの残念なフレンチ・レストラン。

    投稿日 2011年11月17日

    ル ブリアー バンコク

    総合評価:2.5

    駅からル・ボリューまでは徒歩で5、6分といったところだろうか。
    レストランは長期滞在型ホテルのような外観の建物の1階に入っている。

    南西の二面が窓になっているせいか、レストラン内はとても明るい。
    客はまだ、我々だけのようだった。

    ランチはビジネス・ランチ590baht、エグゼクティブ・ランチ890bahtの2種類で、悩んだ挙句、エグゼクティブ・ランチにした。
    前菜、メイン、いずれもプリフィックスである。

    我々はよほどの高級店でないかぎり、シェアして食べることを信条としているので、前菜にエビのクロケット・ブルーブランソースとブイヤベース・ガーリックトーストとルイユ添えを、メインにタルタルステーキ、リングイネ・蟹のサフランソース仕立て、デセールにサヴァラン、チョコムースのシャルロッテを頼んだ。
    そして、ワインは相方がブルゴーニュのシャブリ、僕はローヌの赤を注文した。

    ほどなくして、出てきたパンは焼き立てでなかなか美味しかった。
    皮目が香ばしく、中はほどよくしっとりしている。
    これは期待が持てそうだ。

    ローヌの赤をひと口、すすりこんでみる。悪くはない。
    しかし、ワインはグラスで700bahtを軽く超え、日本と変わらないか、それ以上。

    日本ではこの価格帯ならもう少しクオリティのよいワインがいただける。
    そう考えると、こんなものかな、とも思う。

    お得感を期待するのなら、タイではワインはのまないほうがいい。
    (わかっていても、ワインを飲みたくなってしまうんですけどね)。

    前菜が運ばれてくる。
    僕の前にエビのクロケット・ブルーブランソース、相方にはブイヤベース・ガーリックトーストとルイユ添えが置かれる。

    エビのクロケットはよくあるような、ベシャメル・ソースの中にエビを入れたようなものではなく(つまりカニクリームコロッケのようなものとも違って)、スープ・ド・ポワソン(ブイヤべースのスープ)に濃度を加え、クロケットに仕立てている。

    クロケットを半分に切り、半分をそのまま、半分はブルーブランソースを付けて食べてみた。
    クロケットの中のエビとサフランの風味が鼻に抜ける。
    衣の香ばしさも手伝って、まずまずの出来だ。

    相方のブイヤベースをシェアしてもらい、ひと口飲んでみた。
    エビのうま味は確かに感じられるが、少しトマトが強く前に出ている。
    魚はスズキが使われていた。

    ここまで読んでいただければおわかりの通り、このふた皿にはブイヤベースのスープが使われている。

    プリフィックスのメニューで、こうした構成は普通はあり得ないし、またあってはならない。
    二つの料理のベースには、どうみても同じスープ・ド・ポワソンが使われている。

    お店側からすれば材料費の節約のつもりだろうが、客側からすればあってはならない手抜きである。

    シェフはきっとそんなことはたいしたことではないと思っているのだろう。
    しかし、そうではない。
    ある客が、トマトを使った料理が苦手だから、クロケットを頼んだのに、トマトを使ってあるスープ・ド・ポアソンが中に入っているとしたらどう思うだろう?

    もうひとつ、驚くべきことがあとで判明する。

    メインが出てくる。
    牛のタルタルステーキ、と蒸したスズキのラタトゥーユ・ソースが運ばれてくる。

    さっそくナイフを入れた。
    タルタルステーキはよく叩いてあり、ねっとりとした舌触りはよいが、もう少しうま味がほしい。
    蒸したスズキのラタトゥーユ・ソース。これについては相方も僕もまったく気づかず、またトマト・ベースだね、などと言って食べ始めた。

    注文したのはリングイネ・蟹のサフランソース仕立てである。
    まったく間抜けな話だが、どこにリングイネ(パスタ)が使ってあるのだろう、そんなことを考えながら食べ続けた。

    蒸したスズキのラタトゥーユ・ソースはビジネス・ランチ590bahtのメニューで、エグゼクティブ・ランチ890bahtのメニューにはない。

    フロアスタッフの女性は3人で、かろうじて英語ができる女性は1人にすぎない。あとの2名はまったく話せず、ワン、ツー、スリーもおぼつかない感じだった。

    これでオーダーと違うものが出された、と抗議すればおおごとになる。
    いまの気分を台無しにしたくなかった。だから、僕はこの事実を黙って飲み込んだ。

    デセールのサヴァラン、チョコムースのシャルロッテをきれいに平らげ、チェックをお願いした。
    4,000bahtを軽く超えている。

    サービス料と外税が付いていた。
    日本円に換算して、10,000円超といったところだろう。

    この料理、構成、サービスのレベルで判断するなら、CPはかなり悪いといってよいだろう。
    東京のフレンチのほうが、よほどCPはよい。

    シェフのHervé Frerard氏はフランス人であるようだ。
    フランスの三ツ星レストランでも、修業したことがあるという。

    日本人は「フランスの三ツ星レストランで修業」に弱い。
    日本の有名フレンチのシェフの多くが、箔をつけるために「三ツ星修業」を肩書きにしているが、どのクラスまで上り詰めたのかが実は重要なのだ。

    いわゆる総料理長(シェフ・ド・キュイジーヌ)なら文句なくすごいが、それに次ぐスー・シェフでも、大変な実力の持ち主だといえる。
    だが、多くの料理人は日本料理店でいう追いまわしにあたるコミと呼ばれる下働き止まりで、三ツ星レストランで修業を看板にするケースがほとんどなのである。
    コミでさえ、2、3年の就業期間を要するのだから、20代で三ツ星修業を肩書きにしているようなら、はなはだ怪しいといえるだろう。

    シェフのHervé Frerard氏がきちんと三ツ星レストランで、修業をされたのなら、もう少し細部に目配せのある、繊細な気配りがあってもよさそうなのだが…。

    少し厳しすぎるといわれるかもしれないが、これでもずいぶん手加減しているつもりだ。
    食べることは主観が支配する世界である。僕が絶対であるはずがない。
    だが、サービスや価格については、ある程度客観的な批評が可能だと考えている。
    参考になればと思う。

    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    一人当たり予算
    7,000円未満
    アクセス:
    3.0
    コストパフォーマンス:
    1.0
    サービス:
    1.5
    雰囲気:
    4.0
    料理・味:
    3.0

  • 王宮周辺は詐欺だらけ。

    投稿日 2011年11月17日

    バンコク

    総合評価:2.0

    王宮への入口である北門を目指して、王宮の壁沿いの道を歩いていると、西通用門に立つ門衛のすぐそばにいた男が、「止まれ」と言って、近づいてくる。

    我々は、てっきり入ってはいけないエリアに足を踏み入れたと思い、足を止めた。
    その男はIDカードのようなものを我々に示し、「どこへ行くんだ」と聞く。

    「ワット・プラケオです」と答えると、「今日は休みだ」と男は答えた。
    そんなはずはない。

    そう思いながら男を見ると、ここから先は行っても無駄だ、いいところを教えるから地図を見せろ、と相方の持っていた地図を指さす。

    そこでやっと僕は王宮周辺に出没する詐欺の話を思い出した。
    次の瞬間、地図を開き、男に見せようとしている相方の腕を引っ張り、ノー・サンキューと男にきっぱりと言って歩きだす。

    男はなおも、「王宮は休みだ。行っても無駄だ」と言って、追いすがってくる。
    急ぎ足で、彼のそばを離れると、男を無視して歩き続けた。
    やっと諦めてくれたらしい。

    少しして男のほうを振りかえると、もう新しいカモを捕まえていた。
    欧米系のバックパッカーの男女が、地図を開いて、男に見せている。

    王宮入口の付近では、怪しげな男たちが観光客を呼びとめて、絵を売りつけようとしていた。
    日本のキャッチと同じで、一度立ち止まってしまうと、執拗に付きまとわれる。

    王宮の東側にまわりこみ、官庁が建ち並ぶラチャダムン・ナイを歩いた。
    ここでも詐欺師が近づいてくる
    こんな輩は無視するに限る。
    「どこへ行く」「きれいな靴だ」
    とにかく、立ち止らせようと必死だ。

    立ち止っては、絶対ににダメ。
    門衛の兵士と一緒にいても、信用してはダメ。
    IDカードを出しても、信用してはダメ。
    王宮は今日休みだ、といっても信用してはダメ。

    在タイ大使館のホームページを確認してください。

    旅行時期
    2011年11月

  • オイルマッサージ+ハ―バルボールで、男も癒される。

    投稿日 2011年11月18日

    アジア ハーブ アソシエーション (プロンポン店) バンコク

    総合評価:4.0

    アジアン・ハーブ・アソシエイツには、バンコクで6日間滞在中に2回おじゃました。
    一度めはトンロー店、二度めはプロムポン店に。

    トンロー店はトンロー駅から、徒歩で2、3分のところに店はある。
    受付の女性に、ノー・リザベーションだが…と伝えると、「大丈夫ですよ」と日本語で返された。
    「コースはどうしますか?」そう問い返され、慌ててメニューを見たが、どれがどうなのかよくわからない。
    「いまキャンペーン中で、1800bahtの『Asiaパーフェクトforボディ(計2時間30分)』を1620bahtにしています。お安いですよ」

    ・こんにゃく酵素 ボディスクラブ 60分
    ・100%ピュアブレンドオイル ボディマッサージ 60分
    ・オーガニック生ハーバルボール治療 (ボディ) 30分
    この三つがセットになっていた。

    相方がもうその気になっているので、このコースを受けることにした。

    この店は日本人が経営者で、日本の客も多いせいか、日本語がちゃんと通じる。電話での予約も日本語で受けてくれるという。言葉の面で苦労しないというのは、確かに気が楽だ。(ネットでも予約できるらしい。)

    ウェイティング・ルームで待っていると、5分ほどで担当の女性が現れ、部屋へと案内してくれる。施術中になにか要望があれば、この団扇の文字を指さしてください。そういって受付の女性から団扇を渡されていた。「もっと強くしてください」「シャワーを使います」そんな要望が指さしで指示できる。

    部屋のドアを開けると、中はうす暗く、壁にかたどられた店のロゴだけがぼんやりあたりを照らしている。担当の女性が、シャワーを浴びてくださいというように、バスタオルと施術時に身につける下着を手渡してくれ、部屋の左右にあるシャワールームを指さす。シャワーは、施術の前後、どちらでも好きな時に入ることができるのがうれしい。

    シャワーを浴び、黒タイツをちょん切ったような「変な」下着を身につけ、蒲団の上で横になっていると、担当の女性が静かに入ってきて、小さな声で、腹ばいになるように言う。
    なにやら厳かな雰囲気の中で、こんにゃく酵素ボディスクラブが始まる。

    脚、背中、腕とオイルが塗り広げられ、指の腹でオイルをすりこむように、リンパの流れに沿って、指が肌の上を滑る。女性たちがエステにハマるのはこういうことだったのか。確かに心地よく、官能的ですらある。意識が徐々に遠のいていく。ぽんぽんと肩を叩かれて、はじめてスクラブが終了したことに気づいた。シャワーを浴びるように促されて立ち上がると、なにかがぽろぽろと体から落ちた。これは垢なのか、スクラブ剤のこんにゃくなのか…。

    シャワーを浴び終わって、肌に触れると信じられないほどつるつるになっていた。まるで皮膚を1枚はぎ取り、生まれたての肌になったような感じだった。男だって、これはうれしい。

    オイル ボディマッサージが始まる。丹念にオイルがすりこまれ、指の腹を滑らせながら、時おりツボに親指がぐいと食い込んでくる。相方はほどよい強さで気持ちよかったと言っていたが、僕が男のせいか、サービスしてくれているのか、力任せにかなりゴリゴリとやられた。枕元に置いてある団扇を指さそうとしたけれど、痛みで吠えそうになるのをこらえるのがやっとで、「もっと弱くしてください」に手を伸ばしかけたまま、ただただ悶絶していた。だが不思議なことに、こりが一通りほぐれると、全身が温まり、どんどん気持ちよくなっていく。

    温められたハーバル・ボールの施術は想像以上に気持ちよい。ハーバル・ボールが肌に押しつけられるたびに、そこから温かさが広がり、ハーブのアロマがふっと香る。いつしか、いびきをかいて眠りこけ、肩を叩かれて起こされた時には、すべて終わっていた。

    ハーバル・ボールの施術中に余分なオイルをふき取ってくれているので、肌はしっとりとしているのに、べたつきは残っていない。相方は保湿効果が長持ちするので、シャワーは浴びずにそのまま服を着るという。僕も気にはならなかったのでそのまま出ることにした。いやぁ、満足満足。というわけで、チップは200baht。

    プロムポン店は、プロムポン駅からソイ24を南に2、3分ほど歩いたところにある。
    例によって、予約は取っていないことを告げ、オイルボディマッサージと生ハ―バルボール治療がセットになった90分コース(1000baht)をお願いした。

    トンロー店はビル内の店舗だったが、ここは広い敷地内に受付棟のほか、治療棟が何棟かに分かれて建っている。

    建物こそ違え、治療棟の部屋の中は同じで、例によってうす暗い部屋の壁にはロゴマークがぼんやりとした光を投げている。

    施術の前後、自由にシャワーを使うことができるのはこの店も同じ。
    シャワーを浴び、変な下着をつけ、横たわって待つこと5分。
    女性マッサージ師が部屋に入り、静かに施術がはじまる。

    うつぶせになってマッサージを受けるうちに、僕は眠りこんでしまったようだった。
    肩を叩かれては裏返り、叩かれては裏返る、を繰り返しながらとろとろと眠り続けた。

    熱くなったハ―バルボールをふくらはぎに押しつけられたときを除いて、ただただ眠り続けた。

    施術をすべて終え、シャワーを浴びようかとも思ったのだが、ハーバルボールで余分なオイルをふき取ってくれているので、そのまま服を着た。もし気になる方はシャワーを浴びるとよい。チップは100baht。

    オイルマッサージはとにかく気持ちがよい。まさにあとを引く感じだった。
    ハ―バルボールも、そのアロマがなんといっても至福の世界へと誘ってくれる。
    この手のものにまるで興味がなかったけれど、僕は見事にはまった!
    旦那さん(彼氏)が、俺はいいよ、といっても一度、引っ張っていき、体験させてみてはいかがだろう。はまると思うけどな…。

    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    観光の所要時間
    1-2時間
    アクセス:
    3.5
    コストパフォーマンス:
    3.0
    施術内容:
    4.0
    施設の快適度:
    3.5

  • フードコートは屋台街の味が手軽に快適に楽しめる、いまどきのタイ食堂。

    投稿日 2011年11月18日

    MBK フード センター (フードコート) バンコク

    総合評価:3.5

    MBKセンター6階のフードコートは、屋台の値段で、屋根付きエアコン付き、気になる衛生面も心配もなし、のいまどきの屋台街といったところだろうか。

    フードコートの入り口付近にあるカウンターでおおよその食事代金を支払い、ICカードを受け取る。そのカードで料理を注文し、支払うというシステムである。カードの残金はカウンターで返却を受けられるので、多めにチャージしておくと便利だだろう。アルコールを飲むなら200~300baht、飲まないなら100bahtもチャージしておけば充分。

    大型の社員食堂のような広々としたスペースにテーブルとイスが配され、それを取り囲むように30あまりのレストラン・ブースが並んでいる。タイ料理、べトナム料理、中華、イタリアン…と実に多彩だ。

    僕はクイティアオ屋(麺屋)で、タイ風のさつま揚げがのったセンヤイ(太麺)を注文。ICカードをお店の人に渡すと、汁麺45baht分が引かれたカードが返却される。

    フードコート中央にあるドリンクブースでビールを注文、ハイネケンの大瓶が160bahtだという。麺が45bahtであることを考えると、ずいぶん高い。

    席につき、麺をすすった。美味い。本当に美味い。
    スープはさっぱりしていて、かつお出し、昆布出し、鶏ガラスープとも違ううま味がある。米麺もつるりとしていて、のど越しがよい。近所にあったら毎日でも通いたい味だった。

    相方はパッタイ(40baht)を注文。
    汁麺を一気に食べてしまった僕は、分けてもらったパッタイをつまみに、ビールを飲んだ。パッタイはタイを代表するエビ風味の甘い焼きそば、ピーナツともやしがアクセントになっていて、実にうまい。

    屋台はちょっと、という人も、ここなら屋台を代表するタイのローカルフードをほぼ食べることができる。しかも、美味しい。

    食事を軽く済ませたいときにも、使える。



    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    一人当たり予算
    500円未満
    アクセス:
    4.5
    コストパフォーマンス:
    4.0
    サービス:
    3.0
    雰囲気:
    3.0
    料理・味:
    3.5

  • ターミナル21は、バンコクの新しい顔。

    投稿日 2011年11月17日

    ターミナル21 (アソーク) バンコク

    総合評価:4.0

    「ターミナル21」は10月11日にオープンしたばかりのせいか、バンコクの若者たちでいっぱいだった。
    グランドフロアにいくつもできた人だかりのひとつに割って入ると、その中には見覚えのあるキャラクターが鎮座していた。

    トニートニー・チョッパー! 彼はここバンコクでも人気者らしく、若者たちはその前でポーズをきめ、うれしそうに写真におさまっていく。

    「ターミナル21」のオープニングのイベント「ワンピース」は日本の若者を熱狂させるだけでなく、この国の若者にも強く支持されているようだった。

    こんなふうに日本のカルチャーが深く根をはっているのを見るのはとてもうれしく、誇らしい。

    日本も経済大国に息切れを感じるようなら、このへんで「文化大国」へと生まれ変わってはどうだろう。
    日本のアニメーションや音楽には、それだけの力がある。

    韓国が映画や音楽を世界戦略の中核として位置づけ、文化の波及効果を経済に転換させて成功させたように、日本もそろそろその手法を学ぶべきだ。
    「ワンピース」のフィギュアに群がる若者たちを見ながら、そんなことをついかんがえてしまった。

    どうやら「ターミナル21」は世界の都市とアクセスする21世紀のターミナル、がコンセプトらしい。

    特に面白かったのは東京のフロアで、相撲取りが柱に向かってぶつかっていたり、日暮里・池袋といった山手線の駅名が唐突にディスプレイされていたり、四文字熟語の提灯が飾られていたり、とテーマパークさながらの面白い趣向が凝らされていた。

    タイの人々の目には、東京はこんなふうに映っている、ということがよくわかって面白い。

    「サイアム・パラゴン」のようにグローバル・ブランドのショップはほとんどなく、若者が自らの手で立ち上げたようなドメスティックなブランドが軒を連ねている。
    個性豊かなショップから、バンコクの現在が垣間見える。
    ここからカルチャーを発信する、ターミナルとなることを期待している。

    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    アクセス:
    4.5
    お買い得度:
    3.0
    サービス:
    4.0
    品揃え:
    3.0

  • チャオプラヤを一望する眺め、上質な空間。

    投稿日 2011年11月17日

    レブア アット ステート タワー バンコク

    総合評価:4.5

    ルブア・アット・ステートタワーは素晴らしいホテルだった。
    54階からの眺めは、まさに絶景だった。眼下を大河チャオプラヤ・メナムが街の明かりを浮かべて、滔々と流れていた。

    部屋の外に半円状にせり出したベランダからの眺めは、申し分のない美しさだった。
    部屋はツインのスイートで、空間もゆったりしている。籐椅子のカウチやソファ、アメニティ(ブルガリ)、部屋の細部まで、リゾート仕様である。自然と旅モードのスイッチがパチンと入る。


    朝食ビュッフェはつい食べ過ぎてしまうほど、多彩なメニューが揃えられている。

    卵料理を好みに応じて料理人にオーダーすることができるし、スチーマーで常に熱々が食べられる包子(肉まん)、エビシュウマイ、粽(ちまき)、お粥などの点心類が日替わりで楽しめる。

    子豚の丸焼きのぱりぱりの皮をいただく、烤乳猪、または化皮乳猪といわれる料理を目の前で炙ってくれるサービスもある。

    ピッツァの石窯を使って、パンをトーストしてくれたり、相方がお気に入りのパンケーキも焼きたてが供されたりもする。

    寿司もスイーツもあり、竜眼(ロンガン)、ドラゴンフルーツなどのフルーツ類も充実している。

    そのほかに日替わりの、タイ料理や中華料理がいつも4、5種類用意されている。

    滞在期間、充実した時間を過ごすことができた。

    旅行時期
    2011年11月
    利用目的
    観光
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    1人1泊予算
    20,000円 未満
    コストパフォーマンス:
    4.5
    サービス:
    4.0
    バスルーム:
    4.0
    ロケーション:
    4.5
    客室:
    4.5

  • なんかいいよなぁ、寝釈迦像。横になっているだけなのに。

    投稿日 2011年11月17日

    ワットポー バンコク

    総合評価:3.0

    ワット・ポーは巨大な寝釈迦像で有名なバンコク最古の寺である。
    境内ではすでに中国の団体客がちりぢりなって、我が物顔で写真を撮りまくっていた。

    彼らは最高のシューティング・ポイントを占拠したまま、空けようとしないばかりか、カメラを構えている我々の前に平気で割り込み、一向にまわりに配慮する様子がない。

    なるべく彼らと遭遇しないよう、寝釈迦像が納められた本堂を探して歩いた。
    修繕工事中の本堂に、寝釈迦像は安置されていた。

    日本人の仏像観からすると、このまばゆいばかりに黄金に輝く涅槃像は、妙に生々しく、ありがたみが感じられない、という人が多いに違いない。
    だが、奈良の大仏もその昔、金ぴかだったらしいことを考えれば、これはこれでありなのだろう。

    日本では経年変化を活かした仏像保存を良しとするが、ここでは創建当時の姿を再現することに力を注いでいるのだろう。時間の重みをどうとらえるか、という哲学の違いがここでもはっきりと分かれている。

    長さ46m、高さ15mの巨大な仏像をワン・ショットで捉えることができないために、少しずつポイントを移動しながら、撮影しなければならない。
    そこにはかならず宿命のように中国人が割り込んでくる。

    だから、寝釈迦像を撮っているというよりは、中国人が映りこまない方向に向かってシャッターを切っているような感じだった。

    人種的偏見や差別、いや大げさにいえば戦争さえも、こんな些細な行き違いから起こってしまうのかもしれない。
    そう思うと、あまりイライラしてはいけないと反省してみたり…。

    旅行時期
    2011年11月
    利用した際の同行者
    カップル・夫婦(シニア)
    観光の所要時間
    1-2時間
    アクセス:
    2.0
    コストパフォーマンス:
    3.0
    人混みの少なさ:
    2.5
    展示内容:
    4.0

おっちゃんさん

おっちゃんさん 写真

2国・地域渡航

4都道府県訪問

写真 | QA掲示板 | 行ってきます | 掲示板 クリップ

おっちゃんさんにとって旅行とは

ダイビングで世界中の海を旅してきたのですが、最近は陸の歴史・文化に魅かれることが増えてきました。連れ(嫁)と次はどこへ行こうかと思案しているときが、なんともいえず楽しい今日この頃です。

自分を客観的にみた第一印象

大好きな場所

ヴェネチア

大好きな理由

街がひとつの迷宮である、というところでしょうか。

行ってみたい場所

イタリアの南部、トルコ、ギリシャ、プラハ、ブダペスト、スカンジナビア…etc.

現在2の国と地域に訪問しています

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現在4都道府県に訪問しています