おっちゃんさんのクチコミ(2ページ)全25件
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投稿日 2011年11月17日
総合評価:4.0
ワット・アルンの美しさは、船上からの眺めにとどめを刺す。
できれば、BTSサパンタクシン駅と連絡しているサートーン船着場から船に乗り、左舷に見えるワット・アルンの見え隠れしながら、近づいてくる様をゆっくり楽しんでいただきたい。
それゆえ、船ではさりげなく左舷側に陣取ることをお忘れなく。
およそ15分で、ワット・ポーの最寄りの船着場であるター・ティアンに着く。
そこで下船し、隣の艀に移動し、ワット・アルンへの渡し船を待つことになる。
渡し船は、5分と待たずにやって来るだろう。
タイのもぎりばあさんに4bahtを払って、船に乗り込む。
船が岸を離れると、ワット・アルンが見る見る近づいてくる。
このときの、ワット・アルンの美しさは格別である。
下船し、天に向かってそそり立つ、ワット・アルンを見上げる。そこには荘厳な美しさがあるはずである。
その姿をしばし眺めたあと、大塔を囲むように建つ四つの小塔をひと巡りしてみると、この仏塔の来歴がにわかに感じ取れる。
仏塔を持ち上げるように支える女性のレリーフには、どこかヒンドゥー美術の匂いがあり、きれいに張り付けられた陶器片からは中国美術の影響が感じられる。
タイが文化のクロスロードであることが、こうした文化遺産からも伝わってくる。
ともすると飲み食いにばかり、興味が向かう日ごろの自分を戒め、たまには歴史的文化遺産をじっくりと眺めるのも、悪くはなかった。
大塔の上に登りたいという相方に付きあって、登ってみた。
梯子段と変わらないような急勾配の階段を、転げ落ちそうになる恐怖感と闘いながら恐る恐る登った。
展望スペースのある中層階の踊り場で、対岸のワット・ポーを眺めながら、一休みしていると、相方はさらに最上階まで登るという。
やれやれ。
登っているだけで、背筋がぞくぞくする。
やっとのことで最上階にたどり着いたけれど、恐ろしくて周りを見渡す勇気がない。
フィレンツェでドーモの屋上に上ったときもそうだったけれど、ただただ恐ろしく、登ってきてしまったことを激しく後悔したのだが、また同じ轍を踏んでしまった。
そして、悲しいお知らせをしなければならないが、下りは登りより、百倍怖い。
案の定、下りの階段で、欧米系の老婦人がオー・マイ・ガーツを連呼して、立ち止っている。
結論。ワット・アルンは眺めるものであって、登るものではない。- 旅行時期
- 2011年11月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間
- 1-2時間
- アクセス:
- 1.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 3.0
-
スープだけお代わりダメですか?―絶品カオマンガイ「ピンクの名店」
投稿日 2011年11月17日
総合評価:4.0
伊勢丹方面から、ラチャダムリ通りを北に数分ほど行き、交差点を右折すると、ラーンガイトーン・プラトゥーナムで働くピンクのポロシャツの人々が目に入る。
ピンクのポロシャツを見印にすると、お店は見つけやすい。
もちろん、注文したのはカオマンガイ。
だが、驚いたのはカオマンガイに付けられたごく普通のスープだった。
運ばれてきたスープをひと口飲んで、その美味さに唸った。
上品な鶏だしのすまし汁である。(熱々ならもっと美味しかっただろう…)
最近、東京でも出す店の増えた鶏ラーメン、そのスープは麺とからんでちょうどいい味となるよう塩分が強い。
より正確にいうなら、塩をギリギリまで使わなければ、うま味が立ってこない。
しかし、この店のスープは淡く、しかもうま味が強い。
これほどのスープがとれる力があるなら、このスープで炊かれたカオマンガイのご飯がまずいはずがない。
テーブルに置かれたカオマンガイの鶏肉とご飯をスプーンいっぱいにのせて頬張ると、「鶏」の凝縮したうま味が口中に広がる。
しっとりとした鶏の上に、添えられているソース、カティアムチュウを少しかけて食べると、また違った鶏のうま味が引き立ち、これもまた美味しい。
鶏だけをビールのつまみにし、残った鶏のうま味たっぷりのご飯は、カティアムチュウを少しかけて、それだけで食べても美味しいのではないか。
量は日本の標準的な一人前に較べてやや少量だが、これで30bahtである。
カオマンガイが美味いのはもちろんだが、添え物のスープをお代わりしたい、と思ったのははじめてのことである。ぜひまた来たいと思わせる店である。- 旅行時期
- 2011年11月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算
- 500円未満
- アクセス:
- 2.5
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- サービス:
- 2.0
- 雰囲気:
- 2.0
- 料理・味:
- 4.5
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Sサイズ280baht!プーパッポンカレーなら、ここが安い美味いで、いうことなし。
投稿日 2011年11月16日
総合評価:4.0
クアン・シーフードはビクトリーモーメント駅から徒歩で7、8分といったところにある。
このあたりのレストランはたいていオープンエアだから当然暑いが、クアン・シーフードはエアコンが効いていて、中で涼しくに食事することができる。内装もタイル張りで、こざっぱりしていて、アドバンテージがある。
クアン・シーフードはプ―パッポンカレーが美味しいと評判の店で、近頃人気が上昇している。
ビアシンを注文した後、メニューをなめまわすように見ている我々の横で、注文を待っている女性がしびれを切らしたように、これが美味しいよ、というようにプーパッポンカレーを指さす。アイ・シー、わかっているよ、ただしスモール・サイズね。
いろいろな書き込みを読むうちに、2人ならSサイズ(280baht)で十分だということが分かってきた。ほかにお勧めは? というように彼女を見上げると、スズキの蒸しもの葱ソースがけを指さし、これ美味しいと評判よ、というようなことをタイ語で説明してくれる。じゃあ、それも。そういうと彼女はにっこりと微笑んだ。
我々はさらに炒飯と空芯菜の炒め物を軽い気持ちで頼んでしまった。その店のポーションを知らずして、料理を頼むべからず。この鉄則を、旅先ではついおろそかにしてしまう。
まず、空芯菜の炒め物が出てきた。美味い。野菜の炒め物というと、ぱりっ、しゃきっ、が美味いのだと信じて疑わなかったが、ここの空芯菜の炒めものは、くたっとしている。けれど、美味い。ビールをぐいっとあおると、さらに美味い。
目の前に置かれたプーパッポンカレーは、これでSサイズか、というくらいのボリュームがある。カレーというイメージからはほど遠いが、香りは確かにカレーそのものだ。ソースをひとすくい、口に運ぶ。なるほど、これは美味い。評判になるだけのことはある。
「嫌なお得意と会食するときは、蟹に限るというのは本当だね」などと相方と話しながら、我々は黙々と食べ続けた。卵が混ぜ込んであるソースは、見た目以上にマイルドで、コクがある。御飯の上に、ソースだけをたっぷりとかけ、ワシワシとかきこんだら、さぞや美味かろうと思う。
ビールが残り少なくなると、店の女性が急かせるように、お代わりは? というように執拗に注文を迫ってくる。この国ではアルコール飲料が、料理に較べて総じて高い。ゆえに、利益率もよい。ということで、ビールをせっせと勧めてくるのだろう。シンハ、ハイネケンは、大瓶で150baht以上の店がほとんどだった。勧められるままに、ビールを3本も飲み、かつ炒飯を半分食べ終わるころには、胃袋に赤いランプが点滅し始めた。
もうこれ以上食えない。そう思ったころ、スズキの蒸しもの葱ソースがけが運ばれてくる。タイ人は、食べ物を残すのがクール、日本人は残さないのがクール、というわけで、日本人代表ではないが、どんなにお腹がきつくても、我々は食べ続けた。そして、やっとの思いで完食した。すべて一定以上のクオリティだった。また来たい店である。- 旅行時期
- 2011年11月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算
- 2,000円未満
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- サービス:
- 3.0
- 雰囲気:
- 2.5
- 料理・味:
- 4.0
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投稿日 2011年11月17日
総合評価:3.5
相方も僕も、バンコクで取る食事の中で、一番期待していたのは、実はバーン・カニタだった。
そのバーン・カニタへと向かうソイ23は、少し場末の匂いの漂う通りで、街灯が少ないせいかうす暗く、危険なエリアとはいえないまでも、女性の一人歩きはあまり勧められない。
バーン・カニタは広い庭に囲まれたタイ伝統様式の瀟洒な一軒家で、なかなか雰囲気もよい。
さて、なにを食べようかと考えていると、相方が「さつまあげみたいのを食べたい」と言うので、まずはトートマンクンを注文。
あとはグリーンカレーとスチームライス、エビのソムタム、トムヤムクン、締めのデザートにカオニャオ・マムアンを頼んだ。
一皿目は、グリーンカレー。
無造作に頬張ると、ココナッツミルクの甘みが香り、じんわりと辛さが追いかけてくる。
噂ほどではない、とビールをひと口飲むと、突然口の中が発火する。
口を半開きにして思わず息をはーはー。顔の毛穴が開き、汗がみるみる出てくる。
にもかかわらず、二口目を早くも欲してしまう。
辛さがあとを引く、とはこういうことをいうのだろう。
辛さとは、煎じつめると、痛みなのだという。
痛みが喜びに変わるという、倒錯にこそ「辛さ」の本質があるのではないか。
そんなことを思いながら、慎重に唐辛子を排除して、二口目を口に運んだ。
辛すぎないほうが、やはり美味い。
倒錯は、僕にはまだ早すぎるようだ。
二皿目はエビのソムタム。
しゃきしゃきとしたパパイヤの歯触りが心地よい。
ライムの香りが涼しく、その酸味が爽やかだった。
日本のなますにどことなく似ているけれど、南国ならではのサラダである。
三皿目はトムヤムクン。
こんなマイルドなトムヤムクンがあるのか。
それがひと口含んだ印象だった。
酸味の角が取れ、エビのうま味がよく出ている。
四皿目はトートマンクン。
揚げたてをスイートチリのような甘いソースにつけて食べた。
確かにエビのすり身のさつま揚げなのだが、ナンプラーのせいか、甘いソースのせいなのか、日本のさつま揚げとは別物である。
そしてデザート、カオニャオ・マムアン。
実をいうと、僕にはこれが一番美味しかった。
蒸したもち米に、甘いココナッツミルクをかけ、マンゴーを添えてある。
甘いものには普段興味はないのだが、記憶の奥にある郷愁の琴線にでも触れたのだろう。
素朴でどこか懐かしいタイのおふくろの味といったところだろうか。
料理に加えて、ビール3本を飲み、税・サービスが付いて、会計は締めて3000bahtと少し、といったところだった。
決して安くはない。
正直に言って、もう少しレベルの高い料理を期待していた。
まだタイ料理が珍しい時代から、東京でそれなりにタイ料理を食べてきた経験から言うと、いい意味で裏切られた感じがなかった。
これまで経験してきたタイ料理の上をゆく感動がなかった。
バンコクにおけるハイエンドのレストランは、観光客や駐在員などを相手にしているせいで、客層が薄く、どこか競争にさらされていない。その点、大衆店のほうが競争にさらされている分、確固としたなにかを持っているような気がする。
もちろん、レストラン選びは、味と値段だけでは決められない。TPOに応じて、それは変わるはずである。
バーン・カニタはその意味で、普通に美味しい店だし、落ち着いて食事をしたいときなど、使える店だといっていい。
だが、美味しいものをリーズナブルに食べたいのなら、ほかにもっとふさわしい店があるように思うのだが…。- 旅行時期
- 2011年11月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算
- 5,000円未満
- アクセス:
- 2.0
- コストパフォーマンス:
- 2.0
- サービス:
- 3.5
- 雰囲気:
- 4.0
- 料理・味:
- 3.5
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投稿日 2011年11月17日
総合評価:4.0
サラデーンなら「ハイ」。タイ東北地方料理の店で、ガイヤーンがうまい店として有名だ。
お決まりのビアシンを注文し、ソムタム、空芯菜炒め、ガイヤーンの小を注文。ガイヤーンは噂にたがわない美味しさだった。
炭火で焼かれた皮がカリッとしているのに、中はしっとりジューシーで、日本で食べる鶏のモモ焼きとは比べ物にならない。あっという間に食べ終わり、ガイヤーンの大を追加したくらいだった。
これだけ食べて、400bahtくらい。そのうちの半分はビールの代金だった。タイは総じてアルコール類が高いので、要注意。- 旅行時期
- 2011年11月
- 利用した際の同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算
- 1,000円未満
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- サービス:
- 3.0
- 雰囲気:
- 2.5
- 料理・味:
- 4.0






























