もぐもぐタイム、何度見ても楽しいね。
- 4.0
- 旅行時期:2011/11(約14年前)
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by おっちゃんさん(男性)
旭川 クチコミ:4件
3度目の旭山動物園。
2週間ほど前に、上野動物園でパンダを見てきたばかりだった。
パンダの帰ってきた上野動物園は平日にもかかわらずすごい人出で、活気にあふれていた。
上野動物園に入園者数1位の座を奪われた旭山動物園は、どうなっているだろう。
平日、しかも雪の降りしきる中にもかかわらず、けっこうな人出だった。
入口付近にある「もぐもぐタイム」を我々はまず確認することにしている。
動物ごとに食事時間が発表され、その時間に合わせて檻の前で待っていると、果敢に餌に喰らいついていく動物たちの活発な動きが観察できる。
最近では全国の動物園で、この餌やりを普通に見られるようになった。
行動展示という旭山動物園の思想が広く定着したということだろう。
普通、動物たちは空腹が満たされているとき、人目に触れない場所でじっとうずくまっている。
その動物たちが餌やりの時間になると、「ワイはここにいまっせー」という感じで、俄然元気になるのだ。
ペンギンのもぐもぐタイムはその中でも、特に面白い。
ダイバーが水中に餌を放ると、ペンギンたちが興奮して水中を乱舞する様子が水中トンネルの中から観察できる。
頭上を飛んでいくペンギンの姿を見ていると、彼らも鳥なのだと実感できる。
地上ではよちよち歩きのペンギンたちが、俊敏かつ精悍に水中を飛んでいく様は、ちょっぴり感動的ですらある。
ホッキョクグマのもぐもぐタイムは、2頭のメス、サツキとルルが出産準備に入ったため、現在は中止されている。
そのせいか、オスのイワンは少し寂しそうだった。
手持無沙汰というのは少し変だけれど、なすこともないまま、なんだかぼーっとしてうろついていた。
いつもは動かずに穴の中に潜んでいることの多いオオカミが今日は元気に目の前にまで近づいてくる。
オオカミはいま子育て中とのことだけれど、どっちが親で子なのか、僕には区別できない。
でも、活発に動き回るオオカミを見るのはうれしい。
もぐもぐタイムを終えたばかりのテナガザルは元気がよ過ぎて、シャッターチャンスがつかめない。
まだ小さな子供が愛らしい。
好奇心旺盛なアザラシは水中トンネルの中を回りで見ている人間を観察するように通過していく。
けっこうなスピードなので、きれいにフレームに収まってはくれない。残念。
いつも感心するのだが、動物園スタッフの動物の習性や自然環境に関するその熱心な解説、真摯な姿勢には脱帽である。
旭山動物園人気の秘密には、こんなことも関係しているのかもしれない。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 1.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 施設の快適度:
- 4.0
- バリアフリー:
- 1.0
- 動物・展示物の充実度:
- 4.0
クチコミ投稿日:2011/11/28
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