ワイン・ラヴァーズの隠れ家、代々木「煮込みや なりた」
- 4.0
- 旅行時期:2011/12(約14年前)
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by おっちゃんさん(男性)
代々木 クチコミ:1件
代々木駅東口から徒歩30秒。
「煮込みや なりた」にうかがった。
いまでは予約の取れない店となってしまったけれど、
季節が変わるたびに僕と相方は
訪問することができている。
幸せなことである。
決して気取った店ではない。
美味しいワインを楽しみながら、
お腹いっぱい、美味しいものを食べることのできる
フランスの裏町のビストロの風情の漂う小さなお店である。
しかも、都内のワインバー&レストランとしては、希有なほど、
良質なワインを低価格で提供するという
ワイン・ラヴァーズが放っておかない
ビストロとして、現在ではつとに有名である。
今夜のワインは、
白――DOMAINE DES DEUX ROCHES 4000円
赤――CH.LYNCH MOUSSAS 2004 6000円
料理は、
ズワイガニのグラタン。
銀タラのポワレ。
オージービーフのステーキ。
白――DOMAINE DES DEUX ROCHES 4000円
「ふたつの岩」という意味のドメーヌ。
このドメーヌは、設立1985年と歴史は浅い。
中でも「サン・ヴェラン」の評価は高く、
当初から各地のコンクールで賞を総なめし、
早くからこのドゥ・ロッシュの名声を確立してきた。
経営者であるコロヴレイとテリエの二組の夫婦が
目指すワインのスタイルは、
アロマティックでフレッシュ、エレガント。
ボディの強過ぎるワインは目指していないとか。
テロワールとブドウの味わいを 大切にして造られている。
爽やかな酸味の奥に、蜂蜜の甘みがある。
合わせたのはズワイガニのグラタン。
ズワイガニがこれでもかというくらいに使ってある。
なりたさんの面目躍如である。
もちろん美味。
銀タラのポワレ。
この銀タラの大きさをご覧あれ。
ポワレの手法で火をゆっくり入れてあるので、
ふんわりと柔らかい。
銀タラの上品な脂肪とサン・ヴェランが好相性。
赤――CH.LYNCH MOUSSAS 2004
ランシュ・バージュとかつて
一つのシャトーだったランシュ・ムーサ。
分割され新しくできたのがランシュ・バージュで、
どちらかというとランシュ・ムーサが本家、
という話はあまり知られていない。
ランシュ・ムーサの敷地は200haと広大なものでポイヤック最大級。
そのなかから最良のテロワールだけを選んで葡萄畑にしています。
クラシックボルドーの現在形ともいえるスタイルは、
左岸を中心としたクラシック回帰の潮流のなかで確実に評価を高めている。
デキャンタ誌でマルゴーとならぶ★★★★★評価を受けている。
買いのシャトーである。
合わせたのは、オージービーフのステーキ。
やわらかいとは決して言えない。
が、そのかみしめるほどに肉本来の味わいが堪能できる。
欧米ではこの硬さをめでる人が多いのもうなずける。
それにしても、このボリューム!
いつものように、
楽しいひと時を過ごさせていただいた。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算:
- 7,500円未満
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- サービス:
- 3.5
- 雰囲気:
- 3.5
- 料理・味:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 3.0
クチコミ投稿日:2011/12/18
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