300bahtでフカヒレ!中華街ならここ。
- 4.0
- 旅行時期:2011/11(約14年前)
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by おっちゃんさん(男性)
バンコク クチコミ:16件
地図だけで和成豊魚翅を探し出すのはちょっと難しい。一見テイクアウトの店のような店構えのせいである。
店先では料理人が中華鍋を振っていて、店頭の大きなショーケースの中には、ローストしたダックやチャーシューが吊るされている。フカヒレの名店と聞いていたせいで、それなりの店構えを想像し、つい見落としてしまうのだ。
午後3時になっていたせいか、中に入ると客もまばらだった。
混雑を避けてゆっくり食事をしたいのなら、2時以降の入店も狙い目かもしれない。
店内は香港あたりでよく見かけるごく普通の広東料理店の風情だった。
高級店のしつらえではないが、そのぶん安心感がある。
横浜中華街でも、こういう店のほうが高級店より、よほどうまかったりする。
フカヒレ・スープは小300bahtで十分だということを知っていたので、メニューを指さし、スモール、OK? そう念を押して注文した。
大好物のカキの卵炒め、炒飯、そして相方の強力プッシュ、エッグタルトを頼んだ。
ビアシンを飲みながら待っていると、10分ほどでふつふつと煮えたフカヒレがテーブルに置かれる。
フカヒレを食べるのは何年振りだろう。4、5年ぶりかもしれないな、などと思いながらスープをひとすくいした。
美味い。
フカヒレの繊維はかなり溶け始めているとはいえ、スープにはしっかりとしたうま味がある。
熱々をすすりながら、フカヒレは清湯(シャンタン)で食わせる、という話を思い出した。
清湯は脂身を取り除いた豚・鶏のミンチをたっぷりと使い、スープが濁らないよう、90度くらいでゆっくりと煮出す。
フカヒレの名店「福臨門」のように、干しアワビなどを使って、清湯を取るような特別な店もある(当然、エクスペンシブである)。
つまりフカヒレの味は、清湯にあるというわけだ。
和成豊がどんな清湯を使っているかはもちろん知らないけれど、絶品、極上とまではいわないが、十分に美味い。
ボリュームも、2人で食べてちょうどよい。
この値段なら(円換算しての話)、食べて損のない味である。
カキの卵炒めは、想像していたものとはかなり違って、表面がかなりクリスピーな仕上がりだった。
水溶き片栗粉を多めに使うとこうなる。
天津丼(飯)の卵を形よくまとめたいとき、このテクニックが使える。
ま、横浜中華街「山東」のふわとろのほうが個人的には好みだけれど…。
最後に食べたエッグタルトは生地もサクッとしていて、意外と美味しかった。
中華街に行くのなら、行って損のない店だと思う。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人当たり予算:
- 2,000円未満
- アクセス:
- 1.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- サービス:
- 3.0
- 雰囲気:
- 3.5
- 料理・味:
- 4.0
クチコミ投稿日:2011/11/17
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