Frankincenseさんのクチコミ全85件

昼過ぎ、海雲台ビーチを散策していると、遊覧船の発着所を発見。
いろんな国いろんな町の海、川、湖で乗ってきた遊覧船。
基本タクシーは使わず、公共の乗り物や徒歩が中心の我々の街歩きですが、
遊覧船の良い所は、歩かずとも流れる景色を堪能できること。
この日も海東龍宮寺でたくさん歩いたあとだったので、休憩かたがた乗船することにしました。
たまたま今回も都合よく５分後に出発という絶好のタイミング、すかさずチケットをゲット、
ひとりW22,000。
船内はあまり混んでおらず、ラフな感じの観光客やカップルがちらほらいるだけ。
約1時間のラウンドトリップ、もちろん風を直接感じるデッキに陣取りましたが、
向かい風が冷たくて、ほとんど凍えながらクルーズを楽しみました。
（折り返してからは追い風になるためさほど寒さは感じませんでした）
釜山の景色の中でも私が好きなのは、海に大きく架かる橋々です。
地上から見ていたこの橋の景色を、水上から見るのはなかなかダイナミックでした。
ビーチの沖に立ったオブジェのようなボードや、センタムシティの高層ビル、
こんもりした岩山の裾に、どうやって辿り着いたのか釣りをする人、
小舟をえっちら漕いでいるおばあさんや、海岸線に沿って作られた散策路を歩く人たち、
次々と現れる景色を面白がって見ているうちに、飽きることなく1時間が過ぎました。
疲れた足にはありがたい休憩にもなり、これでまたリフレッシュしてたくさん歩くぞ！と
勇んで下船した次第。
釜山を海から観光する、やはり港町ですから見ごたえがあります。オススメです。

初めて釜山に来た時に訪れたテジクッパ屋さんがこちらでした。
滞在先のホテルからすぐそばだということもあり、
せっかくだから釜山名物を食べなきゃね、とあまり期待せずに入ったのですが、
その時の「うぅぅぅうっま～～～い！」が忘れられず、
今回また久しぶりに再訪しました。

ネットでもガイドブックでも、営業時間なり定休日の情報は載ってはいますが、
必ずしもその通りではありません。
オープン時間に開いてなかったり、定休日ではない日がお休みだったり、
マイペースな感じで緩く営業しているところ、そこがまたイイんですけどね。

前回同様タロクッパで、スープとご飯、別々に。
アミの塩辛を足しつつ、あああ～この味～！と朝から猛烈にがっつきました。

前回もそうでしたが、朝の微妙な時間だったのか、客は他におらず我々だけ。
想像するに、混むのはランチ時なのかな？
だとしたら席数が限られている小さな店なので、すぐ満席になってしまうと思います。
我々が訪れた平日の朝９時とか10時なら、たぶん余裕で空いているので狙い目かも？

素朴なおじいさんの作る、美味しいあったか滋味深スープ。
マシッソヨマシッソヨ、カムサハムニダ～～を連発しつつ店を出ました。
いつまでもお元気で頑張ってくださいと願うばかりです♪

日曜の夕方、SSGのいちごコチュジャンをゲットすべく
センタムシティの新世界デパートへ。無事、大瓶をゲットして、
その後、近くにあるこちらの参鶏湯を食べることにしました。

コネスト地図を見ながら、店が入っている雑居ビルに簡単に到着。
しかしながら、ビルの裏手から入ってしまったせいで、まさかのビル内迷子になり、
ハングルのみの案内板をじっと見つめても答えは出ず、ダンジョン探検の如く
２Fに上がっていくと、ようやく参鶏湯の店らしきたたずまいを発見。
キョロキョロしている我々を見つけたお店のおばちゃんが、
半ば強制的に客引きして、店の中に案内してくれました。
（注：ビルの正面から入れば全然問題なく店がみつかります ^^;;）

けっこう乱暴めなサービスのおばちゃん、笑顔はなく、ひたすらぶっきらぼう。
表示はすべてハングルだったので、どうしたものかとまどっていると
「はいはい参鶏湯ふたつだね」みたいなことを面倒臭そうにおっしゃって……
我々が何も言わずとも、いつのまにやら注文が完了していたのでしょう、
どんどんバンチャンが運ばれてきました。
とにかく、すべてが瞬時にテーブル上に並ぶというスピード。
しかしもちろん参鶏湯はグツグツあつあつです。
ふ～は～しながら食べました。とっても美味しいです。

日曜の夕方、ここはビジネス街だからでしょうか、我々以外に客はなく、
ホントにここはガイドブックにも載ってる有名店なのかな？と
店名のハングルと本に書かれたハングルを見比べて疑ったりもしたのですが、
間違いなくトンネサムゲタン。
週末の夕方はゆっくりできてオススメかもしれません（ちょっと寂しかったけど）

おばちゃんたちはヒマだからか、テレビ番組に夢中でした。それでもぶっきら姉さんは、
キュウリ玉ねぎサラダ（美味い！）や超浅漬けキムチのお代わりをたっぷりくれて、
すべて舐めるように完食した我々に満足したかのように、笑顔で見送ってくれました。
マジで、最後にあの笑顔が見れたのが一番うれしかった (^^;;

味は思ったよりさっぱり目だったかな。
個人的には、ソウルで食べた土俗村の方が好みですが、
あっさりした中にも品の良いコクがあって、美味しい参鶏湯でした。
いや～しかしおばちゃんたち、なかなか怖かったです（笑）

海雲台駅7番出口前のバス停から100番バス（龍宮寺・国立水産技術院前行き）で行きました。
沢山の人が龍宮寺で降りるので、迷うことはないと思います。
乗車時間は大体20～30分程度でしょうか（大きく違っていたらごめんなさい！）
帰りは181番バスに乗って駅に戻りましたが、100番よりルートに無駄がなく早道だったように感じました。

バス停からゆるい坂道を上るのですが、これが地味にきつい。
寺の中はアップダウンもあり、さらにたくさん歩くので、良い運動になりますが、
ダナンの五行山、台北の象山ほどハードではありません。
ただサンダルよりはスニーカーの方がいいかもしれませんね。

日曜だったので沢山の人が訪れていました。
正門から寺へと続く細い道は、入る人出る人がすれ違わなくてはならないため、
なかなか進むのに時間がかかりました。
そのせいか、我々が帰る頃には、この道は出口オンリーとなり、
入場は、寺のてっぺんにある（駐車場側？）裏口からのみとなってしまいました。
どうせなら、正門から、海の彼方に徐々に見えてくる寺を臨みながら進む方が
景色的にもステキなので、混雑する週末は早めの到着がいいと思います。

順路に沿って進んでいくと、仏像や仏教建築のいろんなバリエーションが次々と。
橋からお賽銭を投げたり、仏像に水をかけたり、菩薩さまを仰ぎ見たり、等々、
巡っていくうちになんとなく、お寺に参拝するというよりはテーマパークに来たような
そんな気分になるのは、比較的新しく色彩豊かな、アトラクション的な作りだからでしょうか。
海とお寺と仏様、というダイナミックな景色も素晴らしくフォトジェニックで、
観光客や家族連れで賑わうのも頷けました。

参道には、ホットクやおでんやポンデギなどのストリートフードやお土産を売る店々、
そして休憩する場所もありました。
広くてゆったりした敷地なので、人が沢山いても思いのほか窮屈な感じはせず、
のんびりした時間を過ごせて、ホントに行って良かったです。

オススメです！

前回は西面のホテルでしたが、やっぱり南浦の方がイイ！ということで、
こちらのホテルが組み込まれたエア＆ホテルのツアーを選びました。
前々回に宿泊したタワーヒルと同じ通り沿いですが、数軒ほど南浦駅寄りの立地。
駅の7番出口（エスカレーター有）から歩いてすぐ。
ロケーションとしてはホントに嬉しい立地です。
光復路もチャガルチも釜山タワーも、有名な両替所も近いので、
南浦を拠点に観光したい方にはとても良い場所にあるホテルです。
買い物して、荷物を置いてまた出かけて、というのも全然苦にはなりませんでした。

しかしながら、
予約時に禁煙ルームをリクエストしていたのですが、
それがホテル側に伝わっていなかったことがチェックイン時に判明。
私たちに用意されていたのは喫煙OKのお部屋でした。
1泊1000円ずつプラスしてくれれば上のクラスの禁煙室にアップグレードする、
今はその部屋しか禁煙室がないので、とのこと。
ケチな我々は、まぁ寝に帰るだけだからもったいないよね、とそれを却下。
よっぽど耐えられなかったら交換してもらうつもりだったのですが、
思ったよりはニコチン臭い部屋ではなかったので、そのまま3泊しました。
むしろバスルームの通気口を渡って漂ってくる隣室のタバコ臭の方が気になりました。

ニコチン臭さはさほどではなくても、古臭さは否めません。
実際、備品が持っている古い臭いが終始感じられ、不快というほどではないものの
ついつい気になってしまいます。
せっかく窓から釜山タワーが見えるのに、窓ガラスが積年の汚れで曇っているのも、
掃除はそれなりに行き届いているのでしょうが、
あまり効果的でない照明の配置も手伝って、古さゆえに薄汚れて見えてしまうのも
残念だなぁと思われました。

同フロアにアジアの他の国からの団体さんがいたのですが、
どうも翌朝早くのチェックアウトに備えていたのか、
隣室の人も真夜中に荷物の出し入れでドッタンバッタン、壁伝いに騒音が轟き、
さらに数名が廊下を大声で喋りながら行き交い、部屋に出たり入ったりの大騒ぎで、
あまりにうるさくて眠れませんでした。
居室のドアを開けっ放しでタバコを吸う人も多く、廊下が煙っているのも不快だし。
たまたま困ったちゃんな団体に当たったのでしょうが、3泊のうち2晩はこんな感じだったかな。

しかし広さはじゅうぶん。個室自体も、バスルーム、クロゼット、ベッドも
比較的大きめでゆったりしています。
ついでにシャンプー・コンディショナー・ボディソープも大きなボトルで置いてあり、
たっぷり使えるのが嬉しかったです。
そうそう、トイレにはウォシュレットもついています。

そして、スタッフさん。
フロントの皆さんは日本語が堪能で、いつでも親切に助けてくれます。
韓国語が出来ない私たちのために、お店に電話をかけてくれたこともありました。
日本式の「おもてなし」という名の馬鹿丁寧さやぬかりなさはありませんが、
じゅうぶん親切に、フレンドリーに対応していただけて良かったです。

同じ通りならタワーヒルの方が良かったかなぁ、と思わなくもないですが、
釜山旅行自体をたっぷり堪能できたので、よしとすることにします。
それにしても釜山は楽しい。また次回の訪問が楽しみです。

松島ヘスピア、広安海水ワールドに続き、釜山で３つ目のチムジルパン訪問です。
訪問日（6/3）前日になって初めて口コミを見て、5/31まで施設の改装工事だったことを知りました。
ちゃんと再開しているかな、と不安になり、滞在ホテルのフロントに相談してみると
その場で即座に電話で問い合わせてくれました。無事オープンしているとのこと (^^)v

南浦から１号線、乗り換えなしで温泉場駅へ。
ひなびた小さな駅を想像していたのですが、意外に大きな駅で人もたくさん。
駅前の雑居ビルを突き抜けて、徒歩６、７分ほどでしょうか、ホテル農心に着きました。

このホテルに併設されているのが虚心庁。
スパのフロントで鍵つきのリストバンドを貰い、いよいよ入館。
このリストバンドに料金が加算され、退館する時に清算する形です。
なので現金を持ち歩く必要はありません。

まずはお風呂エリア。広い！天井も高く、明るく、きれいです。
中央に３つの異なる温度の風呂があり、そのまわりを囲むように、
ヒノキ、寝湯、打たせ湯、青磁の湯、哲学者の湯、シャンパンの湯、映像の湯、洞窟風呂、等々、
階段を上ると露天風呂と数種のサウナ（ミスト、ドライ、アロマ等）、垢すりスペース、
そして大きなモニタースクリーンのある温水プール（これが一番気に入った）
洗い場は数か所点在しており、それぞれじゅうぶんな数がありますが、
例によって既に洗面器で確保・場所取りされているので、
押しのけてまで入り込むガッツのない私はシャワーで体を洗いました。
湯船の隣になぜかアイスクリームのケースがあるのが韓国ならでは。

サウナスーツを借りて、上階のスパに行くと、
広いゴロゴロできるオンドルエリアの周りに、冷たいサウナ、２つの温度違いのサウナ、
さらにウォームルーム、アロマルーム等があります。
同じ階にあるカフェでシッケを買って、飲みながらゴロゴロ。いやぁ疲れが飛ぶ。

化粧水や乳液、コットンや綿棒、櫛やドライヤーも無料で使えます。
シャンプーとボディソープ、歯磨きチューブはあるけど、リンスはなし。
タオルは「体をふくには１枚でじゅうぶん」などと書かれてはいましたが、
棚にたくさん積まれているので、いつでも必要なだけ利用できます。
簡単なメイク道具以外、手ぶらで行きましたが問題なしです。

初めての訪問なので、改装後どう変わったのかわかりませんが、
清潔だしきれいだし、英語や日本語も併記されているから安心だし、
平日の昼だったからかもしれませんが、混雑もなく、
とっても気持ちよくくつろいで、リラックスした時間を過ごすことが出来ました。
来ている人たちはほぼ皆さんローカルの常連さんと思われますが、
こういう場所に気軽に来られるなんて羨ましいな、とつくづく感じました。

次回はまた違うお風呂に行ってみましょう。
韓国のチムジルパンはホントにワンダーランドですね。

ツアー最後のホテルで2連泊がこちらのホテル・マラケシュ・ル・セミラミス
（この４トラベルページ、ホテル名のカタカナ表記はちょっとおかしいですよね？？）

このツアーの中では一番良いホテルだったように思われました。
規模もなかなか大きく、ロビーなどのつくりも吹き抜けがあったりして
なにげに豪華に見えました（あくまでツアーの他のホテルに比べて、です）
部屋も広く、ベッドも大きく、トイレがバスルームから独立して一部屋になっているし、
小さなバルコニーには椅子とテーブルもあり……
前夜がちょっと過酷なホテルだったので、本気で嬉しかったです。

この頃には、ツアーグループのほとんどが疲れや砂などの影響か、
ゴホゴホ咳をしていたり、熱を出したりと、体調を崩していたので、
比較的ゆったり身体を休めることのできるレベルの部屋で2泊できたのは、
帰国の長時間フライトを控えた身にはありがたかったです。

中には、エアコンが効かないとクレームもあったようですが、
我々の部屋はまったく問題なく暖房も働き、風呂も熱いお湯がちゃんと出て
……運が良かったのでしょうね。

私も体調がイマイチだったので、食欲もあまりなかったのですが、
朝食ビュッフェで、その場で作ってくれるオムレツ（野菜等入り）と、
パイのような層があるパンケーキ（ムサンメン）が美味しかったです。

最後にディルハムを使い切ろうと、ホテル1階にあるお店で物色。
いわゆるお土産屋さん的になんでもあって、値段もさほど悪くない。
ちょっとヒールのあるバブーシュを買いました。

Wifiは部屋まで届かないものの、ロビーでは利用できるし、問題なしです。

体調さえ許せば、周囲を散策したかったのですが、それが出来なかったのが
唯一の残念ポイントでした。
でも、聞くとそこそこ便利なロケーションだったようです。

やっぱり周遊ツアーはしんどいなぁ、と身に染みた10日間。
こちらのホテルで、ふかふかなベッドで眠れて、ホントに助かりました！

モロッコでの最初のホテルです。
相当な不便を覚悟していたので、wifiも通じるしドライヤーもあって拍子抜け。
期待していない分、部屋が暖かく、ベッドが気持ちよく、ぐっすり眠れたというそれだけで
まぁいいかな、全然OKな滞在でした。

部屋の窓からはミナレットのライトアップが見えたので、夕食前にちょっと散歩。
ホテルの通りにミニスーパー等々あったものの、目当てのアルコールは無し。
0.00％と書いてあるノンアルコールビールならゲットできますが、
本物の酒類はカルフールなどの外資スーパーに行かないと買えないとのこと。

歩いてすぐに王宮の城壁が続く通りに出ます。
モロッコ初日ということもあって、モスクから城壁へのエキゾチックな風景に感激。
お散歩、オススメです。

そうそう、早朝のアザーンですが、
意味もなくアザーン好きの私は待ち構えんばかりに楽しみにしていましたが、
この時期の日の出時間が遅かったため、寝込みを襲われることはありませんでした。
なんとなく残念……

食事は朝晩共にビュッフェ方式ですが、見事に美味しくない。
結局ほとんど食べませんでした。
でも、飛行機の中で食べ過ぎているので、さほどダメージはなし。
むしろ胃を休めるためには、不味くて食べられないのが良かったのかも。

部屋、あえて文句を言うなら、薄暗すぎること。
電気があっても何故か全然明るさが足りず、手元が良く見えないお年頃の我々には
若干ハードな環境でした。

日本からの団体が2組、加えて中国からの団体さんも来てました。
アジア圏からのツアー御用達ホテルなのかもしれません。
そういう意味では、ホテルスタッフはアジア人に慣れていてよかったかも。

着いたばかりで小銭が足りなかったので、小銭に崩してくれる？と頼んだら、
自分のお財布から両替してくれたフロントのイケメンお兄さん、
笑顔がとっても感じ良くて、それだけで嬉しかったモロッコ初日でした。

パッケージツアーに組み込まれていたメルズーガ大砂丘での「サハラ砂漠のご来光鑑賞」
やっぱりモロッコに来たらサハラは見たいし、ラクダに乗りたい。
ツアーの中で一番楽しみにしていたポイントでした。

まだ朝暗いうちにホテルを四駆で出発。約1時間ほどでスタート地点のラクダステーション？に到着。
ほぼ無風でしたが、写真にはフラッシュに照らされて無数の砂粒が写っていました。
やはりマスクは必須です（この後、ノドを若干やられて咳が続きました）

ツアーは家族や友人単位で分けられて、それぞれにひとり手綱を引くベルベル人ガイドさんが割り当てられます。
ラクダは単位ごとに綱で繋がれています。
私ら夫婦についてくれたガイドさんはまだ若い、とても陽気な人でした。
ガイドさんの誘導に従って、ゆったりとラクダの隊列が続き、
薄暗いサハラの地平線、アルジェリアの方角がうっすら明るくなってきて、もうすぐ日の出だとわかります。

カメラに砂が入らないよう、前もってあれこれと指示されていたのですが、
なんのことはない、殆どの写真はベルベルガイドさんが撮ったようなもので……
無造作にカメラを持って行くので、ジップロックも首にかけたストラップも意味はないし、
落とされやしないかとずっとハラハラしてましたが、彼らはプロなので、心配は無用でした。
彼らはきっと、どんなカメラでもスマホでも自由自在に操れるし、落としたりもしないんじゃないかと。
というか、様々な撮影技術に驚きました。インスタ映え写真、たくさん撮ってくれます。

日の出ポイントでラクダから降り、広げてくれた絨毯に座って太陽を待ちます。
が、その間もあれやこれやの写真撮影会が続いて、被写体としてはけっこう忙しい（笑）
陽気なガイドさんとの会話も楽しく、いろいろ盛り上げてくれてパーティー状態。
もう少ししんみり朝日を待っても良かったかも、なんて後から思うのはワガママでしょうか。

事前説明の際、添乗員さん曰く、地球上の砂漠のうち、砂だけの砂漠はたったの2％とか。
しかも帯同していたモロッコ人ガイドさん曰く、モロッコのサハラ砂漠は世界で唯一の金色の砂で、最も美しいと。

自然の作った砂の形、地平線の向こうは別の国、広がる空がどんどん色を変えていく。
そして黙々と歩くラクダさんの、なんと可愛いこと。

最後に、ベルベルガイドさんにチップを渡す時に、お土産品を買ってほしいと頼まれました。
チップのプラスアルファでお付き合い程度に買うべきだったのかもしれませんが、
欲しいものもないし、お値段が若干ハテナな設定だったので断りました。
残念そうなガイドさんの顔。そこでお別れだったので、後味は微妙になってしまったのがもったいなかったかな。

まぁでも、一生の思い出になりました。良い経験でした。

帰国後、たまたまテレビでサハラマラソンの番組を見ました。
いやぁこれは過酷だ！としみじみ思ったのも、実際に砂漠を見てきたから。
やはり自分の目で見るというのは、理解の幅を広げてくれますね。

九份に泊まった次の日に、レトロなローカル線・平渓線の一日旅に出発しました。
九份からバスで瑞芳駅へ、そこが平渓線の始発駅です。
悠遊カードも利用可能だそうですが、却って煩雑になることも多々あるらしく
（ひと駅の滞在時間が長すぎてカードの記録がリセットされたとかなんとか、
トラブって車内で車掌さんともめてる？観光客をたまたま見てしまいました）
ここは素直に一日周遊券を購入しました。

始発からはけっこうな人が乗りほぼ満杯ですが、十分でガッサリ降りてしまうので、
その後はほぼガラガラでした。
我々はまず終点の菁桐まで行き、駅周辺をちゃらっと見学してから、
徒歩で隣の平渓駅まで行きました。
線路の上を大胆に歩いた後は、サイクリングやウォーキングのために
安全でわかりやすく舗装された、線路沿いの道路。
どこかのワンちゃんと一緒に、とぼとぼ一本道を歩いていくと
約20分ほどで平渓駅に辿り着きます。

平渓駅から電車に乗り込み、十分へ。いきなり大変な人出。
沢山の人がランタンを飛ばしているのを横目に腹ごしらえをして、
十分瀑布公園へ。
滝自体は小さくて「あれ？？」って感じなのですが、私が気に入ったのは
大きな湖にかかった吊り橋です。
確か、駐車場側の入り口ではなく、もっと駅から遠い側の入り口だったかな、
そちらから公園に入ると、うんと吊り橋を堪能できます。
もちろん、滝を見た後にこちら側に回って出てもいいですし、
とにかく併せて行かれることをお薦めします。
（駅前の吊り橋よりもずっとダイナミックでステキでした）

次は一番行きたかった侯トンへ。
しかしながら、実は、瑞芳駅に常駐していらっしゃる、日本語のできるおじいさんガイドさんが、
「侯トンねぇ……猫、いなくなっちゃったんだよねぇ」などと不穏なことを言っており、
行くまでかなり心配でした。
正直、詳しい話を聞いたわけではなく、その後調べたわけでもないので、
おじいさんガイドさんの言葉の意味はいまだ不明ですが、
実際、思ったほどの猫の数ではなかったかな、という印象です。
もちろん、駅舎の中から村の中、どこでも猫ちゃんが自由に歩いていたり、のんびりしていたり、
「猫村」であることは間違いないのですが、
他の駅でも、なんなら九份にも猫はたくさんいて、人懐こくしてくれますし……。
侯トンの猫たちは、たくさんの猫好き観光客に構われ過ぎて、
ちょっと疲れてるかな、と思ったりもしました。
駅前の商店で買った猫パイナップルケーキはオススメ！！！です。
それから、短い商店街の向こうの公園広場？も、ゆったりのんびりできるし、
猫ちゃんたちが遊んでいるのも見れて、なかなか良かったです。

瑞芳に戻り、自強号に乗って台北に戻りました。
さほど慌ただしくもなく、むしろゆったりとした一日観光。
達成感もあり、リフレッシュもできて、楽しかったです。大いにお薦めします。

地下鉄・象山駅前にある立派な広い公園には、象山へ至る道の案内板があり、
一本のみならずいくつも遊歩道があることに驚きました。
地図の前で、どこからどれを登ったらいいの？と迷いましたが、
とりあえずなんとなく辿り着いた入り口からスタート。

張り切って登り始めたはいいけれど、けっこうハードな道のりで、
歩くのは得意な我々も、幾度となくヒ～ハ～して休憩しつつ、
なかなかな運動をこなした感じではありました。
たまたま雨が止んでいたので助かりましたが、
しっかり降っていたら断念した方が良いような道ですし、
石段の段差もまちまちだったり、坂の角度もかなり急な場所があったり、
足腰に不安がある場合は、あまりお薦めできません。
でもその分、頑張ればかなりな達成感を得ることが出来ます。

途中途中の景色も、ホントに絶景です。
101の展望台（ケチなのでのぼったことはないｗ）から101は当然見えませんが、
この遊歩道からはばっちりその姿を拝むことが出来ます。
えらくカッコいい建物だな、と改めて思いました。

展望台のような場所で一休み＆お写真タイムを過ごし、
もう少し頑張って六巨石までのぼって行きました。
雨で濡れていて滑るだろうに、次々と若者たちは巨石に上って仁王立ちしてました。
さすがに我々はそれを見守るのみでしたが、
いや～ホントに行って良かった。気持ちよかったです。

地元の若者たちや家族連れ、また欧米からの観光客？が多かったです。
すれ違いざまに「がんばれー」「がんばろー」的なコミュニケーションも楽しく、
良い思い出になりました。

また、17時になると登山道の照明が灯り、ついでに101のライトアップもスタート。
天気が悪く、夕日が見られなかったのは残念でしたが、
ライトアップの瞬間を見ることが出来て、嬉しかったです。
徐々に暗くなっていくと、ますます夜景がキレイです。
けっこう「おお～」と感動しましたよ。

ついでのハナシ。
我々は四四南村から歩いて象山まで行きましたが、その道すがら、
101のみならず周囲は立派でモダンなビジネスビルが林立し、
さらには、象山に近づくにつれ、高層マンションも多く見られました。
あとで台湾のお友達に聞いたところ、この辺りはお金持ちが住む場所だそうな。
そんなマンションの窓を見上げながら、どんなお部屋なのかなぁ～と
想像しながら歩くのも楽しかったです。

4年前に初めてこちらを訪れ、大大満足だった酸菜白肉鍋。
この時を機会にこのお鍋の大ファンになったのですが、
日本ではなかなかこの味に出会うことが出来ず、
今回の旅行中、一回は食べにいこうと心に決めていました。

実は今回は、圍爐（ウェイルー）に行くつもりでいたのです。
ですが、段取りの悪い私は予約を怠り、最終日の夜だというのに
「満席です！」とお断りされてしまいました。
しかし頭の中は酸菜白肉鍋のことばかり、なのでグーグル先生につれられて
とぼとぼ長白へ歩を進めました。

もちろんこちらも人気店ですから、たくさんのお客さんで埋まっていましたが、
30分くらい待ってくれれば、と言われたので、店先の椅子で待つことに。
地元の人たちが、たぶん家族や友人たちと、大人数で入っていきます。
たいてい予約しているようでした。

それでも意外と早くに席に通され、地下の食堂へ。
前回来た時は1階席だったのですが、それより若干大きなスペースといった感じ。
今回は羊肉を頼みたかったのですが、主人が苦手なので、豚と牛をお願いしました。
それからニラと卵が入った蒸し餃子も注文し、もちろん冷蔵庫からビールも取り出し……
なんてことをやってる間もなく鍋が到着します。
すべてがドドドドンと素早く進行するので、とっととタレも作っておかねばなりません。
書いてある調味料の分量に、なんとなく勘で足し引きしつつ、
パクチーをドバっと入れて。
4年前の記憶が鮮やかに蘇ります。あの時は初めてだったからオドオド作ったタレ、
今回はもう少し余裕を持って調合できました。

美味い旨い、ホントにおいしすぎる鍋です。
テーブルには継ぎ足しのスープが入ったポットがありますが、時折おねえさんが
注ぎに来てくれて、火の加減を見てくれたりもします。
ぶっきらぼうな感じもするけど、みんなとても親切だし、手際が良くて、
ホントに良く気が付く、すてきなスタッフさんたちでした。

台湾に行くといつも思うのですが、食のシーンが非常に豊か。
食べて話して動いて食べて笑って楽しく食べて……
食が豊かなのは最高の幸せですよね。
たまたま私の席からは、ホールが見渡せたので、
皆さんの楽しそうな食事風景が、さらにお鍋を美味しくしてくれました。

しかし前回に引き続き、食べ過ぎました。お腹が苦しい。
けっこうな油が年寄りの胃腸を攻撃してきます。
一番小さい鍋、（小）でも、夫婦ふたりにはじゅうぶん以上の量があります。
蒸し餃子でトドメを打たれ、膨らみ切った腹を抱えて息も絶え絶え（笑）

ごちそうさまでした。
次回もまた訪れたいと思います。

あ、それから
お会計、クレジット・カードは不可、現金のみですのでご注意ください。

滞在ホテルから歩いて5分もかからなかった雙城美食街。
ちょっと遠出をした日、夜7時ごろに訪れました。

忘れずに、道すがらのスーパーWellcomeでビールを購入＆持参です。

まずは閉店時間が迫っていた脆皮鮮奶甜甜圏で、ドーナツふたつ。
ホテルに戻ってのデザートにしようと思ったのですが、持ってみるとあったかい。
ホカホカのうちに食べたい……
でもあまりにも空きっ腹すぎたので、いきなり甘いものはよろしくない。

とりあえず食事っぽいものを、と
一番のお目当てだった、29番で水餃子を。
屋台のカウンターに座って待つことしばし、ひっきりなしにお客さんが
「外帯」でお買い上げしてゆきます。
餃子を包むおねえさん、お客をさばくおばさん、そして一心不乱に料理するおじさん。
みなさんの動きはまさにプロフェッショナル。
お味も、ホントに噂通り、美味しい！ウマい！お代わりしたい！

次に27番の鶏肉飯。
なかなか色っぽい？おねえさん二人組の屋台です。
ここも次から次へ「外帯」のお客さんや、いかにも仕事帰りの女の人独り飯など、
地元密着な感じを強く受けました。
茹で上げる青菜の種類も、「地瓜葉じゃなくてキャベツにしてよ」みたいに
リクエストできるようでした。
（たぶん。言葉わからないけど、常連さんぽい人がそう言ってたと思ったｗ）
ここの鶏肉飯、すごく美味しい！わたし的には寧夏夜市の方家より全然ウマかった。

次に5番の串焼き屋さんへ。
モタモタしてると怒られそうな強面のお姉さんにビビってましたが、
グリル焼き担当？のお兄さんが優しくフォローしてくれて、
無事にいくつか串を注文。熱々、うま～
こちらは席がないので、立って食べることになります。
ついでに、堪え切れずにドーナツも立ち食い。

次に44番（と言っても、27と29の間にあり）の仙草ゼリー屋さん。
これ、個人的にかなり気に入りました。脂を落としてお腹がすっきり。

帰りに、カットフルーツ屋さんでレンブをゲット。
シャクシャクして、爽やかな甘さで、大満足です。

帰国当日の朝にも訪れてみました。
夜とは違うラインナップ。
入り口そばにある、比較的大きく席を保有している店のおじさんは、
日本語での呼びかけが上手で、それなら、と焼きビーフンと肉団子スープを注文。
このスープ、美味しかった！
ここも、次々と「外帯」組がやってきます。

気軽に熱々のごはんが買える、ホントにうらやましい限りです。

滞在中、何度か通りがかって、見るともなく見ているうちに
色々なシステムがあることに気付きました。
客席の仕組み、食べ終わったお皿の回収係、食材の下ごしらえ（切り分け）場など
垣間見ただけなので、もちろん詳しいルールはわかりませんが、
夜市って、とても合理的で機能的な場所なんだと思いました。

魅力的な文化です。改めて、ホント、うらやましいです！

エア＆ホテルのツアーに組み込まれていたホテルです。
滞在中、九份の民宿での一泊を挟み、
台湾到着初日と後半２泊がユナイト・ホテルというスケジュールでした。
（九份に行っている間、大きな荷物はこちらで預かってもらいました）

ツアー料金から考えても、そもそも安価なホテルのはず。
確かにホテルの建物は古いし、正面玄関からしてしょぼさは否めません。
しかしながら、なぜか我々が泊まったのは、デラックス・スイートルーム。
無駄に広い客室とバスルーム……どこかで見たことがあるような？
そう、４年前に泊まった台南の古いホテルも、こんな風に無駄に広かったし、
全体的なレイアウトが似ているような。
おそらく（私の推測ですが）昔々台湾で流行った作りなのかもしれません。

広さがあるので窮屈な感じはないのですが、
眺望はゼロ（壁ヴュー）なので全体的に暗い感じがあります。
また、備品の使い勝手があんまり良くない……広さをうまく生かしきれてないような。
その極めつけは、バスルームにあるサウナボックス？です。
シャワーブースの如く、バスタブの隣にドーンと設置されているのですが、
壁に貼られた使い方説明書を読んでもよくわからず、裸でアタフタ。
すっかり冷えてしまいました。
後でフロントに尋ねたところ、「あ～あれですね。う～ん……」と困った感じ。
「使わない方がいいのかな？」と言ったら、即座に「そうですね！」と嬉しそうに返事。
そのやり取りが可笑しくて、お互いに笑っちゃいました。
下手に事故でもあったらイヤなので、その後さわりもしませんでしたが、
ホントにでっかいブースなので、謎の存在ではありました（笑）
お風呂の水の出があんまり良くなかったのも残念ポイント。

しかしながら、
このホテルの良いところは、そのロケーション。
ジャンクなローカルフード三昧をしたかった我々にはうってつけでした。
すぐそばに雙城美食街（夜市も朝市も行きました。美味しかった～）
ちょっと歩くと雙連朝市の通り、
そしてさらに行くと寧夏夜市（歩くにはちょっと遠いけど歩いて行きました）
ジャンクじゃなくてちゃんとしたものを、と思うなら欣葉も歩いてすぐ。

買い物もスーパー、コンビニたくさんありますし、噂の勝立生活百貨もすぐそばに。

行天宮も歩いて行けるし、とにかく便利な場所でした。

そして、従業員さんたちの親切なことと言ったら。
フロントには日本語が堪能な女性スタッフさん、ホントに優しくて、
いつも親身に気を遣ってくれて、ありがたかったです。
何かしてもらいたかったら、遠慮なく相談すると、すぐ助けてもくれました。
お掃除のおばさんたちも、朝食会場のおばさんたちも、みな笑顔で感じ良く、
おかげで気持ちよく滞在できました。
施設の古さ、備品のイマイチさを補って余りある、ステキなスタッフさんたちでした。

ただし、朝食は殆ど全く利用しませんでした。
外で食べたかったから、というのが理由ですが、せめてコーヒーだけでも、と
思ったものの、そのコーヒーが美味しくないという残念な状態だったので。

wifiは、ルーターが各階の廊下に設置されているので、
部屋の奥よりは、廊下に近い所で利用する方が電波が強いとのこと。
パスワードも不要で、気軽な感じ。
全く問題なく使うことが出来ました。

もちろん超高級ホテルに泊まれれば、それに越したことはないけれど、
安いホテルでも良い点はありますし、こちらのホテルは十分許容範囲内でしたし、
おかげで楽しい台湾旅行となりました。
ありがとうございました。お世話になりました～♪

今年一年の旅おさめに台湾旅行を考えている時、
STワールドのエア＆ホテルツアー（自由行動）に、ここ九份の民宿が組み込まれているものを見つけ、
思わず飛びつきました。
というのも、かねてから台湾地方都市の民宿を体験してみたかったからです。
こちらでの一泊、そして台北での三泊に飛行機代（タイガーエア）を含めたら、
かなりコスパの良い料金で行けた、という感じでした。

九份までは、忠孝復興から1062番バスで個人移動。
これが楽しかった。バスから景色が変わるさまを見ているうちに、
あっという間に着いた感がありました。（山道のスピードは迫力ありｗ）

民宿のコーヒーショップでチェックインですが、
他の方たちも書かれている許さんに、とても温かく迎えていただきました。
バニラ・コーヒーをいただきながら、九份の美味しいお店、おすすめの楽しみ方はもちろん、
お互いのいろんな話で盛り上がりました。
明るく楽しく可愛い許さんとの会話は、笑いの絶えないひとときでした。
まるで娘と話をしているように思えて、とても和やかな気持ちになりました。

部屋は、基山街のずっと先、観光客でごったがえす通りの最後まで行くと、
こんなに静かなのね、という場所にあります。
近辺は、けっこうたくさん民宿があります。山間の小さな町なので、ホテルより
民宿の方が現実的ではありますよね。

部屋に入った途端、わあ～～～！！！と思わず声をあげてしまいました。
まず目に入ったのは、一面のガラスの向こうの、素晴らしい景色。
実は残念ながらこの日は雨で、とても夕日など望めるわけもなかったのですが、
それでも遠く基隆の港や、なみなみと連なる岬の姿がクリアに見えて、
真下の山と九份の灯りも相まって、それは見事な眺望でした。
部屋の中は、渋い焦げ茶の木の彫物細工に、赤のクッション等のアクセントが効いており、
そこにヴィンテージなミシンとかラジカセとか、可愛い陶器やらの置物などが添えられ、
レトロ可愛い雰囲気のインテリアでした。

許さんからいくつかレストランも教えていただきましたが、
この部屋に留まって、景色を堪能する方がずっといいと思って、
お薦めフードをたくさん「外帯」し、ファミマでワインまで買って、
まずは外のテラス（ベランダ）で、雨がひどくなってからは室内で、
テレビを見ながら、のんびりディナーを楽しみました。
夜、団体客が引けて、店もほとんど閉まった後、
それでも提灯の灯りが点いている通りを歩くと、ホントに特別感を味わえました。

朝早く起きて、民宿の立つ山のちょうど下に向かって、遊歩道を散策。
マイナスイオンがたっぷりの空気の中、やたらフレンドリーな野良猫ちゃんたちや、
朝から工事で働くおじさんおにいさんと挨拶し合ったのもホッコリ体験。
朝ごはんはコーヒーショップで、これまたステキなバルコニーの席に座り、
コーヒーおかわりでたっぷりいただきました。
最後に今一度おしゃれな軽便路を歩いて、九份とお別れ。

水はけや隙間風、備品の不具合などは、他の方のご指摘のように、あると言えばあるのかな。
でも、私の感覚ではほとんど問題なかったですし、ホテルとは違った体験として
心から満足しました。
以前に九份を訪れた時は、ただただ人ごみをかき分けて慌てて歩いた印象でしたが、
今回ゆっくり、この超人気スポットの静かなたたずまいを見ることが出来たのも、
本当に大満足でした。

機会があればまた伺いたいです。

最後に許さん、ホントにどうもありがとう！

ホテル（東横イン西面）から釜田方面に斜めに突っ切って行くと、徒歩５分程で到着。

どの国に行っても、必ず訪れたいと思うのが、その土地の市場です。
大概の市場って、おっちゃんもおばちゃんもぶっきらぼうで忙しそうで、
冷やかしで行ったら邪魔だと怒られちゃうかしらん、とオドオドしつつも、
でもやはり気になるんですよね、その国の台所。

野菜に魚、肉、乾物、色々見て歩くと、韓国ならではの食材がたくさん。
太刀魚やアワビ、なぜかスッポン？
種類豊富な唐辛子、巨大なバケツから引っこ抜くモヤシの束、
袋にたくさん詰め込まれた鶏の足や、きれいにさばかれたホルモン各部門……
魚屋さんの奥を覗くとヒモに繋がれた猫ちゃんがニャーニャー鳴いてたり、
ひと仕事終えたアジュンマがパイプ椅子の上で絶妙なバランスで寝ていたり、
お店の正面だけでなく、ついついバックヤードも気になってしまいます。

アジュンマが電話に出た隙に、元気すぎて脱走したドジョウたち、
ひゃあ～と驚く私を見て、「大丈夫大丈夫」と笑うアジュンマ。
おしなべて、市場って笑顔が希薄というか、なんなら無愛想な印象ですが、
こんな風に笑ってくれるとつい嬉しくなります。

迷路のような市場の中をうろうろうろうろ。
楽しかったです。
あ、ちゃんとトイレもあり（確か日本語でお手洗いと書いてあったような）
私は入りませんでしたが、覗いてみたら意外に（失礼！）キレイでした。

後悔するのは、持ち帰りキンパを買えばよかったということ。
立派な太巻きが170円くらいだったかな。
ちょうど帰国日だったのですが、空港でちょっと小腹が空いたので、
あのキンパ、お弁当ついでに買っておくべきだったと、しみじみ残念に思いました。

農協ハナロマートもすぐそばにあるので、ついでに寄るのもいいですね。

行って良かった、オススメの場所のひとつです。

JetoyのChoo Choo Catグッズが欲しくて、こちらに行きました。

西面駅の地下街を、田浦方面へずーっとはじっこまで歩いていき、
地上に上がってまっすぐ進んでいけば、大通り沿いに立派なビルがあります。

蔦屋とか、台湾の誠品書店みたいなお洒落な本屋さん。
モダンシックな作りで、落ち着きます。
１Ｆは書籍売り場で、文房具・雑貨等々は地下１階にあります。

店員さんたちもとっても爽やかで可愛くて親切です。
実は、買い物に夢中になっていて、傘をどこかに置き忘れてしまったのですが、
尋ねると、即座に「ああ！ありますよ！」と。
我が傘は拾われて、キャッシャーで保管されておりました。
助かりました。ありがとうございました。

冷静になって見渡すと、皆が静かに、思い思いにくつろいでいました。
店内にそういう空間があちこちにあるので、疲れた足を休めに来るのもひとつかも。

目当てのものもゲットし、満足満足。ソウルでも訪問したいと思ったお店です。

ネットの情報を参考に、公共交通機関を使って行ってみました。
まず地下鉄2号線の民楽駅へ。1番出口を出ると目の前にバス停があるので、
そこから210番バスに乗り、終点の民楽水辺公園へ行く……終点だから楽勝、
そう思っていたのですが、ここでちょっと落とし穴が。
この210番バスは循環している路線で、終点に着いても乗客を全員降ろすことなく、
間を置くこともなく、来た道をぐるり、とっとと戻ってしまうのです。
もうそろそろなんじゃないかなぁ～、とぼんやり思っていたら、
次の瞬間には見覚えのある停留所。この道はいつか来た道。
慌ててピンポンして飛び降りて、ひと駅ほど歩く羽目になりました。
終点なら、乗ってれば連れてってくれるだろう的な甘い考えは禁物でした。
バスの場合、注意散漫だと失敗しますね ^^;;

コネストの地図を見ながら、ようやく到着。
入り口でまずお風呂の料金を支払います（Ｗ7000）
男性は３階、女性は５階。
チムジルパンに入りたい場合は、お風呂階にあるカウンターでスタッフさんに
追加のＷ2000を支払い、サウナ着をもらいます。

まずはお風呂。薬草風呂や海水風呂、そしてミストサウナとドライサウナがあり、
広い洗い場にシャワーが並んでいます。垢すりもやっています。
規模としては、前回行った松島ヘスピアと比べると、さほどは広くない印象。
メインの海水風呂は深めでぬるめ、日焼けした肌に塩気が沁みます。
そこに面した窓から広安大橋が見えて、景色も楽しめるお風呂です。

お風呂は社交場と化しており
常連さんたちが食べ物や飲み物をあげっこしてたり、世間話したり、
相手の背中にカッピングをつけてあげたり、仲良さそう楽しそう。
にぎやかでおおらかな銭湯風景です。

次に4Ｆのチムジルパン。
どのガイドブックにも載っている、黄土チップ？の円形サウナは
足専用だと勝手に思い込んでいたのですが、
おっさんがひとりどど～んとチップに埋まって、ぐーぐー寝ていたので、
私も半身を沈めてごろごろしてみました。
チップの上を歩くと、異常に痛いです。イテイテイテと苦しんでいたら
きれいなおねえさんに笑われてしまいました。
ここからは大橋や、センタムシティの高層ビルも見えて、素敵です。

他に温度や趣向の違うサウナが３つほどあり、睡眠室もあり、
テレビが見られる広間や売店もあるのですが、やはり規模としては大きくはない印象。
やっぱり前回行った松島ヘスピアの方が良かったなぁ、と思ったり。
それでも、のんびりゆったりだらだらと、まるで家でぐうたらしてるみたいに
くつろぎつつ、疲れた体を癒すにはじゅうぶんでした。
おっさんたちと一緒にアジア大会の野球観戦をしたのも、良い思い出。

ドライヤーは有料。化粧水・乳液、固形せっけんはありますが、
シャンプー・リンスはないので、必要なら持参してください。

帰りは海沿いの遊歩道等を利用して、広安駅まで歩いたのですが、
海水ワールドそばの海辺では、浜辺に沿って作られた階段（屋根付き）に
若者たちがずら～っと陣取り、各々持ち寄ったお酒やおつまみを広げて
プチ宴会を繰り広げていました。
夜景を見ながら、風呂入って宴会して。サイコ～ですね。

それにしてもハングルしかない表記はしんどい。
漢字と違って、まったく見当もつかないし。
地元の方対象の場所なら仕方のないことかもしれませんが。。。

太宗台から公共バス30番で行けると聞き、とりあえず乗ってみました。
終点が松島なので、安心しつつノンビリ、大体40～50分くらいだったかな。
時間がもったいないという方には、タクシーの方がいいかもしれません。

目の前に広がるビーチには、なんとなく懐かしさを感じます。
夏の終わり、若い人たちや家族連れが思い思いに時間を過ごしていました。
ビーチには案内所があり、立ち寄るとスカイウォークを渡って、
ケーブルカーに乗ることを薦めてくれました。

スカイウォーク、これがけっこう楽しかったです。
床がところどころ格子？網？状になっていたり、ガラスになっていたり、
下が透けて見える上を歩くのは、けっこう怖くて面白く、
風も強い日だったので、若干揺れも大きくて、きゃあきゃあ言いながら歩きました。
途中、亀島という岩場があり、人龍姫と若い漁夫の伝説にちなんで、
フォトスポットが設けられていました。みんな必死に写真撮影。

亀島を抜けると、ケーブルカーの発着ターミナルがあります。
せっかくだから、底がガラスのクリスタルクルーズ（往復一人Ｗ20,000）に。
約2台に1台がクリスタルなのですが、一般キャビンを選ぶ人の方が多いので、
なかなか優越感にひたりつつ乗り込みました。

いや～乗って良かった。楽しいです。景色がキレイです。
絶対晴れた日に乗るのがお薦めです。

着いた先には、恐竜の模型があったり、展望台やガーデン、屋台もあり、
子供連れでもカップルでも楽しめるようになっています。
何より、海を臨みながらトレッキングできる広い公園が魅力で、
案内ではいくつかの散策コースも提案されており、
なかなかワイルドに楽しむこともできます。
もっと時間があれば、崖に沿った遊歩道を歩いて戻るというのもよかったな、
と思ったりしました。

松島からはまたまたバスで南浦まで戻りました。あっという間に繁華街。

地元の人たちが手軽に海を楽しむ場所、という感じが良かったです。
どこか熱海を思わせる懐かしさも手伝って、楽しい一日となりました。

今回の旅の、一番の目的地、太宗台。
たっぷり時間をかけて堪能しようと、朝早くから出発です。

西面からの公共バスは、と調べると、88番バスがありました。
ホテルのスタッフさんに尋ねると、最寄りのバス停は地下鉄・西面駅11番出口から
釜田市場の方向に少し歩いたところにあるとのこと。
終点が太宗台なので、ハングルだらけの表示＆アナウンスでも安心です。
釜山駅、チャガルチを抜け、影島へ渡る橋を渡り、
車窓の景色を見ているだけで楽しくて、あっという間に到着（たぶん40分くらい？）

広く、のんびりした景色が広がります。
案内所で簡単な地図をもらい、きれいに整備された道を歩いていくと、
タヌビ（巡回バス）の最初の停留所があります。
一日乗り放題でＷ3000。
可愛らしい乗り物に乗って、まずは展望台を目指します。

この日は晴れてはいましたが、対馬は霞んで見えませんでした。
ボランティアの方なのかスタッフさんなのか、
現地のおばさまが近寄ってきて、色々説明してくれます……が、言葉が通じず。
でも、身振り手振り、知ってる言葉を駆使して、コミュニケーション。
会話にもならないやり取りですが、優しさは伝わります。心があったかくなりました。

歩いて灯台へ。灯台に至るまでの道も、灯台を上り下りするのも、
さらには波が打ち寄せる崖下までおりて、おばちゃんたちの刺身露天食堂を見て、
強い風と荒々しい海を堪能し再び登って戻るのも、なかなか体力を使います。
けっこうな運動をしましたが、すがすがしく気持ちよい。
それにしても、サンダルじゃなくてスニーカーで行って正解でした。

タヌビに乗って太宗寺へ。この時期なのにアジサイも咲いていました。キレイ。
静かな山の中のお寺の風情、日本とは少し似ていて少し違う。しみじみしました。

そしてまた歩いて広場に戻ります。いっぱい歩いて達成感が半端ない。

とても美しく整備された公園です。
釜山の方々が一番に薦める景勝地だということが、行ってみて良くわかりました。
市内からさほど離れていないのに、この雄大な景色を探勝できるのですから。

ただし、行くのならお天気の良い日をお薦めします。
タヌビは雨天には運行中止になりますし、何より景色が見られずもったいない。
道もすべって危険になるかもしれません。
そして、できたら時間をたっぷり割いて、ゆっくりのんびりしたい場所ですね。
園内にもレストラン等ありますが、公園の入り口前の通りには、
両側にたくさん食事のできる店が並んでいるので、お腹が空いても困りません。
この日は暑かったので、我々はミルミョンをいただきました（旨～＆安～）

機会があれば再訪したいと思います。本当に楽しかったです！