岳人28号さんのクチコミ(29ページ)全934件

表門山道を上がっていくとある櫓で、表門・大手門から本丸へ行くにはここ必ず通ることになります。ただ、目の前に見えても表門山道から直接行くことはできず、いったん反対側の鐘の丸に上がってから橋を渡って通る仕組みになっています。有事の際、この橋は切り落とすとのことで、そうなると石垣をよじ登るしかなくなります。彦根城の守りの堅固さがよく表れた建物です。

藩主の下屋敷だった建物で玄宮園に隣接しています。玄宮園から外観を眺めることができるほか、玄宮園を出て玄関側からも見ることができます。障子が開けられていて、ある程度中の様子が窺えますが、中に入ることはできません。

彦根城の入場料を払うとここの入園券がセットになっています。池の向こうに天守閣が見えて、なかなか風情があります。松の木が中心で花はありませんでしたが、庭の裏の土手を上ると堀に蓮が群生していて、白い花がたくさん咲いてました。

天守閣内部は、大きめの梯子といったほうがいいような急階段を上り下りしなければならないうえ、入口で渡されたポリ袋に靴をいれて持ち歩くため片手がふさがることになり危険です。入口とは別の出口に抜ける構造になっている建物なら、ポリ袋に靴を入れるのも仕方ありませんが、ここは入口も出口も同じですから、なぜ靴箱を設置しないのか理解に苦しみます。

以前は栂池や白馬の自然を紹介する動画をカーテンを閉めきった暗いレクチャールームで上映していましたが、そういう閉鎖的な空間がなくなり、そのかわりボルダリングや綱渡りを体験できるスペースなどができて、すっかり様変わりしていました。休憩用のテーブル・イスがたくさんあるうえ給湯器まであって、休憩にも最適です。これほどサービスの充実しているビジターセンターは、ほかに見たことがありません。

入口に近いミズバショウ群生地は公園並みに整備が行き届いていて、木道の段差もほとんどなく平坦なので、車椅子でもまわれそうなくらいですが、奥のほうに行くと7月初旬でも道が残雪で埋まっているところがあったりして、登山の装備が必要です。花を観察しながら一周すると3時間ほどかかりました。入口近くの池のミズバショウはもう最盛期を過ぎていたものの、シラネアオイやキヌガサソウなどいろんな花が見られました。ヤセ尾根を通っていたとき、ものすごい音をたてて斜面を駆け下って逃げて行った動物は、姿は確認できませんでしたが、たぶんツキノワグマだと思います。クマに遭遇する可能性もあるという覚悟が必要な場所です。

ゴンドラの栂池高原駅からロープウェイに乗り継いで栂池自然園に着くまで、片道1時間ほどかかります。ゴンドラは混雑していなければ待たずにすぐ乗れますが、ロープウェイは運行間隔があいていて多少の待ち時間がありますし、ゴンドラ駅とロープウェイ駅の間、ロープウェイ自然園駅と栂池自然園の間で多少歩かねばなりませんから、最低限それくらいの時間がかかります。

神辺の町を一望できる山の上にあり、眺めは良いです。○○櫓跡、本丸跡といった案内の石碑があちこちに設置されており、順路を示す矢印にしたがって歩くと一回りできるようになっています。城跡に登る道路沿いのアジサイ（通称あじさいロード）が咲く梅雨時に訪れたため虫が多く、顔の前で手を振り続けていないと、目に羽虫が飛び込んでくる状況でしたが、ここは桜の木が多く花見の名所でもあるので、桜の時期に来るのが良さそうです。

びわ湖バレイのロープウェイ山頂駅を出て、すぐそばにある志賀駅からの登山道の出口から少し下ったところの天命水という水場の周辺にクリンソウが群生しています。最大の群生地はスキー場のゲレンデを下りきったところにある汁谷で、観察しやすいよう木道が整備されています。少し花がしおれかけたシャクナゲも咲いてました。ゲレンデはかなりの急傾斜で膝にこたえます。

梓川が大きくカーブしているところにできた平地で、キャンプ場になっています。河原に出ると正面にカール地形の岳沢と奥穂高岳が見えます。奥穂高岳のビュースポットとして上高地では河童橋が最も人気で、おおぜいの観光客で混雑していますが、ここは河童橋よりもはるかに空いており、ベンチに座って昼食をとりながらのんびり景色を堪能できました。

バスターミナルや河童橋、ビジターセンターなどのある上高地中心部の裏手にそびえ立っている山が六百山で、梓川をはさんで反対側になる右岸から全体を眺めることができます。岳沢湿原が最も代表的なビューポイントでしょう。上高地の裏山といって良い位置にある山ですが、登山の対象にはなっておらず、山頂に登る登山ルートはありません。

河童橋を渡って梓川右岸の遊歩道を少し進んだところにあり、整備された木製のデッキから正面に六百山が見えます。梓川に流れ込む支流が局地的に広く浅くなっっているところで、田代池や明神池とよく似た地形です。水はよどんでおらず常に流れているので、透明できれいです。

広くてベンチもたくさんありますが、利用客も多く、暑い日に日陰のベンチを確保するのは難しいです。インフォメーションセンターが隣接していますが、ここはビジターセンターほど充実した施設ではないので待ち時間をつぶすのには、あまり適していません。上高地から新島々駅行きのバスに乗る場合には、バスターミナルの窓口で乗車整理券をもらう必要があります。

昼過ぎに行ったら、その日の午前10時ごろ明神～徳沢間でツキノワグマが目撃されたという情報が、玄関の掲示板に貼ってありました。晴天で何の危険もなさそうなときでも、こういう要注意情報があったりしますから、とりあえず立ち寄っておくほうが良さそうです。館内の図書コーナーには山岳雑誌の古いバックナンバーなど興味深い本がいろいろありますし、上高地の関連情報の検索専用の端末が設置されていて、花や鳥の名前などを調べるのに便利です。

梓川左岸は平坦かつ直線的で歩きやすいですが、明神までのルート上は小梨平以外に視界が開けているところはほとんどなく、景観がやや単調です。花もあまり多くありません。梓川右岸のほうが花の種類も数も多く、景観も湿原や小川があったりして変化に富んでいます。明神にはニリンソウの群生地があります。

最近の大都市のバスターミナルは、バスののりばに扉があって排ガスが中に入らないようになってたりしますが、ここはやや古い施設なので、バスの走行路とのりばを隔てるものはなく、ベンチで待っているとバスの排ガスが漂ってきて、においが少々気になります。また、場所が広島駅から離れており、ＪＲとの乗り継ぎには不便です。

デラックスランチ（1000円・税抜き）をいただきました。料理が少しづついろいろある点で、通常のランチよりはデラックスかもしれませんが、個人的にはややボリューム不足な印象。ご飯がおかわり自由なので、2杯目をもらってやっとある程度満腹感が得られました。メイン料理は肉料理か豆腐料理か選べるようになっており、肉料理のほうを選んだのですが…。女性客が主なターゲットだからでしょうか。

積雪時は参道沿いの店の人が雪を溶かすために水を流していて、雪解け水が小川のように道を流れています。防水性のある靴でないと、非常に悲惨なことになるでしょう。長靴か登山靴が望ましいです。また、貴船口駅から貴船神社までは路線バス利用がおすすめです。車道には解けかけてシャーベット状になった泥混じりの雪があり、歩きにくいですし、通行する車からかけられるおそれもあります。

京都でも貴船・鞍馬方面は、かなりの雪が積もることがあり、車窓が一面の雪景色になったりします。冬は秋の紅葉時と違って、混雑しませんから、ゆったり景色を楽しめます。ただ、停車中の車内は風が吹き込んで非常に寒かったです。

さすが30万石の大藩の城だけあって、大きくて立派な石垣です。案内板によれば、石は瀬戸内海の犬島から運ばれたものらしいです。場所によって石の大きさや積み方に違いがあり、興味深いです。県立図書館側の入口の石垣の上に、白い猫が狛犬のように堂々と鎮座していて、なんだか面白かったです。