konomiさんのクチコミ(116ページ)全2,320件

紀元前2000からヌミディア人が住み始め、後にカルタゴ、ローマの支配を受けた土地で、イタリア以外でこれほどローマ遺跡が残っているところはないでしょう。
1997年にローマ・ビザンチン複合遺跡として世界遺産に登録されましたが、観光客でごった返すわけでもなく、快適に散策できます。
広大な平原の中の小高い丘にあり、絶景です。

塩野七生氏の「ローマ人の物語」のハンニバル戦記を持って行くといいですよ。
ローマと当時チュニジアを支配していたカルタゴ国の戦争を描いたものですが、とても面白いです。

入り口から一番近いところにあるローマ劇場は保存がよく、現役で活躍しそうです。
ここから右折してマーキュリー神殿、フォルム(国会議事堂のようなところ）、さらに西に行ってカエレスディス神殿を見てからフォルムまで引き返します。
コンコルディア神殿を回り、下ってディオニソスとユリシーズの家、東に進路を取ってリキニアの浴場、キクロプスの浴場、少し下がってリビコ・プュニック廟を見た後、元に戻って西に進み、セプティミウス・セウェルスの凱旋門を見て北上し、劇場に戻る･･･というのがお勧めのルートです。

4月でも日差しが強く、乾燥しているので、帽子、日よけクリーム、リップクリーム、水を盛っていくことをお勧めします。
遺跡は起伏があるので、歩きやすい靴でないと結構タフです。

640年に建立されたアフリカで最古のモスクです。
別名シディ・ウクバ・モスクとも言いますが、このウクバ・イブン・ナーフィという人が建立した責任者でした。
ローマ遺跡を壊して材料を調達したそうで、ビザンチン様式の模様がある柱が並んでいます。
観光案内所で6箇所見ることができる共通入場券を購入してはいります。有効期間は1日なので、結構ハードですが、料金は安いので(2009年当時7D）問題ないと思います。

残念ながら、チュニジア最古の由緒あるモスクゆえ、礼拝堂にはイスラム教徒以外は入ることができません。

隣接するお土産やさんの屋上から、全体像を見ることもできます。

チュニスから南に164km。鉄道が通っていないので、ルアージュか国営バスSNTRIで行きます。
チュニス(南ルアージュステーション）からでも9D(2009年当時で630円）と格安です。
マグレブ(北アフリカ）でもっとも壮麗なシディ・サハブ霊廟、最古のモスクのシディ・ウクバ・モスク、アグラブ朝の貯水池などの見所があります。
ケロアンはカーペットの産地でもあり、街を歩いているとカーペットの工房画ところどころにあり、年配の女性が織っているところを見ることもできます。
また、以外ですが、パンがおいしいことでも有名です。

現地ツアー会社T.T.Sの南部砂漠1泊2日ツアー(185D）に参加したときに利用したホテルです。
ドゥーズのツーリスティックゾーンにあり、オアシスまではすぐ。
ドゥーズ市内まではタクシーで10分ほどで着きます。
館内設備も、2つあるプールも、バーコーナー、パティオもとても快適。

18Dのビュッフェがお勧めで、品数も多く、西洋料理もあるのですが、アラブフードを少しずつためせるのがうれしいです。味も申し分ありません。

プールサイドにはムーリッシュというバーもあり、ゆっくりとくつろぐのにいいですよ。ビールが3.2D(2009年4月当時）でした。

また、ロビーでは夕方になるとベルベル人の叔父さんの生演奏があります。情緒たっぷりで楽しめます。

ホテルのスタッフもとても親切で、みな英語が堪能。もちろんフランス語も話します。
1日だけではもったいないホテルでした。

シングルで5300円位、ダブルだと7200円くらいです。

カルタージュ、シディブザイドに行くのに便利。
市内の西の端にあるチュニスマリン駅から終点ラ・マルサ駅まで約1時間の郊外電車です。
早朝から深夜まで4～12分間隔で運行しています。車両は1等と2等がありますが、あまり変わりはありません。
チュニスマリン駅からカルタージュハンニバル駅まで20分、0.7Dという安さでした。

市内からメトロ(と言っても路面電車ですけど・・）の駅で、通しでTGMのチケットも買うことができるのですが、これが結構トラブルの元になったりします。
乗り換えのときに難癖をつけられそうになり、駅のお偉いさんに助けてもらいましたが、フランス語ができなければ難しいかもしれません。
メトロのチケットはメトロで、TGMのチケットはTGMのチケット売り場で買ったほうがスムーズです。

チュニスではタクシーでぼったくられたという人が結構いたので、タクシーのメーターは必ずチェックしていました。
0.43ｄからはじまり4秒おきにメーターが上がるのですが、中には2秒ごとに上がるものがあるという。（しかし私自身はこの旅行中全く問題はなかった。2009年4月当時）

モロッコなどではメーター自体使ってくれず、いちいち交渉をしないといけないのに比べるとずっと楽です。

空港は市内に近く、たった10分で到着します。値段もまともでした。(4D：当時で280円　これにチップを1D追加しました）

現地の人がするように出発ロビーのある2階で市内から来たタクシーを拾ったからだと思います。到着ロビー前の客待ちタクシーはやはり危ないらしいです。
現地の人でも利用しないんだから旅行者はなおのことですね。

気をつけていたからかも知れませんが、チュニス市内ではタクシーに関して全く問題ありませんでした。
ただ、タクシーの数に限りがあるカルタージュなどでは、交渉で値段を決める･･･ということもあります。

デイツとはナツメヤシから取れるナツメのことです。栄養豊富でミネラルもたっぷり。ほんのりとした香りと風味がいいんです。
デイマはフランス門に近いハビブブルギバ通りの南側にあります。隣はグランマガザン。とても見つけやすいです。
小さなお店なのですが、スタッフは英語、フランス語を話します。
デイツはかわいい箱や包装でラッピングされて、見た目もいいし10センチ角のかわいい箱入りもあるので、お土産に最適です。
ナッツ入りのものや、茶色いの、黒いの･･･種類も沢山。
試食もできて、スタッフの人のアドバイスも助かります。

　英語で電話予約しました。
ホテルのスタッフは大変親切で、旅程の相談にのってくれます。
レセプションには常に英語を話せるスタッフがいるので安心。チュニジアの格安ホテルでは英語を話す人が余りいないので貴重です。

ベッドは大きめだが、部屋はそれ程広くはない。バスルームはシャワーだけの部屋でしたが、朝食も付いていて20Dというのは格安。
朝食はコンチネンタル。隣のカフェと提携しているそうで、ここで取ります。

チュニス駅からも近く、3ブロック先にはランドリーもあるし、中央市場もすぐ近く。
100m歩くとスーパーのモノプリもあり、メディナへも歩いていける距離。安さに重点を置く人にはお勧めです。

星の数に見合っているかはともかく、4950円(2009年当時）なら合格点でしょう。朝食はホットビュッフェだし、アメニティもそろっている。
メディナから近く、買い物の荷物が多くなったらいったんホテルに置きにいける。スーパーのモノプリ、マガザン･ジェネラルも近い。まん前はオペラ座。

部屋は広々としていて、眺めもよい。
ただ電話が直通ではなく、いちいちレセプションを通さねばならないのが面倒。
電話１回につき、1Dを取られますが、これは清算のときに支払います。
久米ひろしさんが、サッカーのレポートを送っていたというホテルのカフェもあるが、真向かいにも人気のカフェがある。
レストランも近くにたくさんあるので、夜に食事をして遅くなっても歩いて帰れます。
大通りに面しているので夜も明るいし、女性の一人旅でも安心です。ポーターさんに小さいおじさんがいたのですが、「ここの人たちはみんな撲の友達なんだ。」というこの人、とても愛嬌のある人でした。ロビーもゆったりしていて、リラックスできます。

ポーターさんへのチップは1Dくらいが妥当だと思います。

「勝利の広場」と言う意味。フランス門がある旧市街と新市街の境にある広場です。ル・パシャなどのレストランのほか、カバブを売る店、ホテルメディナなどが隣接しています。
フランス門の前には噴水があり、子供たちがうれしそうに遊んでいるのを、カフェから眺めるのも楽しい。

チュニス旧市街南部に位置する。グランドモスク西側の道を真っ直ぐ南下すると、その名もトゥルベット・エル・ベイ通りに行き着くが、これをさらに南へ歩くと右側に見える。
商業区から離れ、庶民の生活の一端を垣間見れる。綺麗な緑色の半円形の屋根が特徴で、中には歴代のベイ(トルコ占領時代の王）の墓が並んでいる。トルコが全盛期にはこのあたりまで領地としていたのか・・・と感慨深い。形がチュニジアでは珍しい。精巧なレリーフが綺麗だ。入場料は3000ディナール。（2009年当時）中の墓を撮影するには別途料金が必要。(1000ディナール）暑いチュニスを歩いた後では中のひんやりとした空気が気持ちよい。

いまは埋め立てられてしまいましたが、昔はこのフランス門の辺りまでが海だったそうです。旧市街（メディナ）の入り口にある象徴的な門です。かつてはこの門はメディナを囲む城壁の門でしたが、今ではぽつんと取り残されたように、門だけが残されています。
正式にはバブ・ブハル（Bab Bhar）と言う名前。
広場の中心にあって、回りにはカフェやお土産店も並んでいます。

チュニスの中央駅のまん前にある広場です。
休日などには露天が立つこともあるようです。
特に何がある・・・というわけではありません。でも、マンウォッチングにはいいと思います。チュニス中央駅に入るところには、安い出店が並んでいて、結構使えます。

メディナで疲れたら、広々としたここで一服・・・とても開放感のある広場です。
子供たちがサッカーをしていたり、叔父さんがゆったりタバコを吸っていたり。
チュニジアの子供たちはサッカーが大好きなんですね。
市庁舎があり、ここでは赤い服の衛兵の抗体式が見られます。
カスバモスクが近くにあるので、カスバ広場という名前がついたのでしょうか？

朝早くから開いている市場です。
魚、野菜、果物などが並んでいます。束になっているデイツが5.5D。新鮮なイチゴ・・・これはあまり甘くはありませんでしたが1パック1.5Dでした。
旅行中は野菜が何かと取りにくいので、助かります。
魚のコーナーは、日本の鮮魚市場と比べるとあまりにも雑・・・という感じはします。
日本人は魚を生で食べるんだろう？？マグロ食べてみる？・・・・といわれたんですけど・・・日本人はサシミグレードのものしか食べないよ・・・と断りました（笑)

フランス統治時代に建てられた大聖堂です。
独立してからもちゃんと残っているところがチュニジアの民度の高さを物語っていると思います。
ハビブブルギバ通りの西の端、独立広場の北に位置していますが、独立広場の北に大制度、南にフランス大使館があると言うのがなんとも皮肉ですね(笑)
中には入ることができませんでしたが、日曜にはミサがあるようです。

メディナのランドマークになっている寺院で、２００９年当時3Dの入場料を払うと中をちらり・・と見ることができます。
イスラム教徒でなければ中に入ることができないので、本当にちらりと覗く程度なので、もし、中を除き見たかったら近くにある絨緞屋などの屋上に上ってみるとよいと思います。10Dくらいのお礼を払うと見せてくれます。

モロッコのメディナに比べると、まだおとなしいと思えますが、それでも結構タフです。

価格が表示されていないのはもちろん、値段とはその人が納得する価格が正価･･･と考える根っから商人のイスラムのお国柄なので、交渉には時間がかかります。

お金があるヒトはそれなりに払うのが当然と思っているので、地元の人たちが行くカスバ通りに行くと「観光客はジャマ・エル・ジトゥナ通りに行きなさい。」･･･などといわれたりします。

しかし、絶対に訪れたいところ。イスラム情緒たっぷりです。

チュニスの空港からはタクシーを利用するなら、ぼられないように、出発ロビー（２F）に行くとよいです。
到着ロビー前のタクシーはやはり危ないらしい。現地の人でも利用しないんだから避けたほうがいいです。
市内を流しているタクシーはちゃんとしていることが多い。

市内まで10~15分、料金は3～5ディナール（200円から350円くらい）チップ100円くらい。

バスを利用する手もある。大変だけど、値段をぼられることはない。
市内直通は白いバス。35番も市内に行く。

空港ではどこでも高めの値段設定だがチュニス空港は特にひどい。
また、モロッコと同じようにチュニジアでも紙幣、硬貨を持ち出すことができないので、運賃を残して、小銭は市内で使ってしまうほうがいいと思います。

　メトロの駅から建物は目の前に見えているのに、左側にぐるりと廻って裏に行かないと入り口が見えません。
　この美術館はオスマン帝国に占領されていた時代、その代官というか地方長官であったベイの宮殿だったところ。（オスマントルコの支配は1492年から1881年。）
きらびやかなビザンチンのものとは違い、石の素朴な色合で、床を飾ったり、墓標として使用されたりしたもの。歴史や神話に元づく題材が多い。

墓標の中に、心が痛くなるようなものがありました。小さい子供の墓標で、解説に
「この子が生きたのは8年と10ヶ月24日と6時間でした･･」と書かれている。いかに子供を失ったのが悲しかったかがわかります。

バルドー博物館ではオデュッセイアとセイレーンのモザイクが有名ですが、これはドゥッガ遺跡で発見されたもの。
「ネプチューンの勝利」は海馬に乗ったネプチューンが勇ましい。紀元3世紀のもの。
この時代はまだローマ帝国でキリスト教が迫害されていたため、テーマはギリシャ神話もしくは単純に狩りのシーンや獲物を描いたものが多い。
3階にはローマ以前のカルタゴ時代のバール神の彫像もあった。カップ・ボンで出土したものだそうだ。バール神はフェニキア人の神だったが、フェニキア人はもともとオリエント、今のレバノンを中心に住んでいた民族。
子供を神にささげる犠牲にしたということで、ローマ人はこれを野蛮な行為と大変忌み嫌ったそうだ。
2階カルタゴの間に来ると、ここにはディオニソスのモザイクが、在りし日のままに床面に保存してある。紀元3世紀のものだが、かわいい天使たちが、葡萄を収穫している様子が描かれている。
その隣のスースの間は天上がイスラム様式で美しい。

1階にはギリシャ時代の彫像があるが、女性の裸像に黒い墨のようなものでパンツを描いてあるのが数点あっておかしかった。多分、イスラム教の時代になってから、余りのあられのなさにいたたまれなくなったイスラム教徒が描き足したのでしょう。

男性の裸像はそのままほったらかしでした(笑)。

イスラム装飾のギャラリーは、ベイ（オスマン時代の長官）のハーレムの女性たちの部屋が広間をぐるりと取り囲んでいる。陰影が美しく、アラベスクで埋め尽くされており、中央の床にはゾーディアック（星座）を描いたモザイク、壁のひとつには、ヴェルギリウス（ヴァージル）が歴史の女神クリオ、悲劇の女神メロポメネからインスピレーションを受け、叙事詩「アエネーイス（アイネイアス）」を書いているとろ・・・と解説が書かれていました。これは必見です。