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今年、何回か通った奥日光、小田代ケ原。11月に入り早朝には氷点下の気温となり、季節は既に初冬。霜という白粉で化粧した草原は朝霧のベールをまとって、いつにも増して妖しく艶やかな空気が漂っていた。<br />早朝の小田代ケ原行きの低公害バスの運行は今週末が最後で、長い冬の運休期間に入る。出かけるたびにフォトジェニックなシーンに出会えるわけではないが、これが今年最後とばかりに、草原の女主人「貴婦人」が微笑んで、すばらしい情景をサービスしてくれたようだ。

一足先に冬化粧した小田代ケ原

45いいね!

2016/11/12 - 2016/11/12

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旅行記グループ 奥日光

4

36

玄白

玄白さん

今年、何回か通った奥日光、小田代ケ原。11月に入り早朝には氷点下の気温となり、季節は既に初冬。霜という白粉で化粧した草原は朝霧のベールをまとって、いつにも増して妖しく艶やかな空気が漂っていた。
早朝の小田代ケ原行きの低公害バスの運行は今週末が最後で、長い冬の運休期間に入る。出かけるたびにフォトジェニックなシーンに出会えるわけではないが、これが今年最後とばかりに、草原の女主人「貴婦人」が微笑んで、すばらしい情景をサービスしてくれたようだ。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
自家用車

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  • 夜半には雨がやみ、快晴の予報、しかも2時半ごろには月も沈む。そこで、いつもより早く、夜中の1時に起きて、戦場ヶ原で満天の星空撮影。<br />赤沼駐車場から小田代ケ原方面に800mほど歩いた戦場ヶ原展望台へ。<br />既に葉を落とした木々の上に、冬の星座の大犬座の一等星シリウス、端正な形のオリオン座、そしてスバルなどが、輝いてる。夏ほど明るくないが、冬の天の川も横たわっている。

    夜半には雨がやみ、快晴の予報、しかも2時半ごろには月も沈む。そこで、いつもより早く、夜中の1時に起きて、戦場ヶ原で満天の星空撮影。
    赤沼駐車場から小田代ケ原方面に800mほど歩いた戦場ヶ原展望台へ。
    既に葉を落とした木々の上に、冬の星座の大犬座の一等星シリウス、端正な形のオリオン座、そしてスバルなどが、輝いてる。夏ほど明るくないが、冬の天の川も横たわっている。

    戦場ヶ原 自然・景勝地

  • 北の方向には北斗七星、北極星が輝き、左端には北天の天の川が、地平線下の夏の天の川に続いている。

    北の方向には北斗七星、北極星が輝き、左端には北天の天の川が、地平線下の夏の天の川に続いている。

  • 合計30分の露光で星の日周運動も撮影。北極星を挟んで、右の北斗七星、左にカシオペア座が対峙している。

    合計30分の露光で星の日周運動も撮影。北極星を挟んで、右の北斗七星、左にカシオペア座が対峙している。

  • 東の方向には、すでに冠雪している男体山と、その上空には春の星座、しし座が昇っている。<br /><br />一旦、赤沼駐車場に戻り、4:30発の小田代ケ原行きバスを待つ。

    東の方向には、すでに冠雪している男体山と、その上空には春の星座、しし座が昇っている。

    一旦、赤沼駐車場に戻り、4:30発の小田代ケ原行きバスを待つ。

  • 15分ほどの乗車で小田代ケ原へ。さすがに明日でバス運行終了、紅葉も終わりということで、いつも満員のバスは、今日は10人ほどの乗客のみ。<br /><br />次第に明るくなるにつれて、少しずつ霧が湧き上がってくる。

    15分ほどの乗車で小田代ケ原へ。さすがに明日でバス運行終了、紅葉も終わりということで、いつも満員のバスは、今日は10人ほどの乗客のみ。

    次第に明るくなるにつれて、少しずつ霧が湧き上がってくる。

    小田代ガ原 自然・景勝地

  • 戦場ヶ原との境界にあるカラマツやズミの木が霧に包まれる。

    戦場ヶ原との境界にあるカラマツやズミの木が霧に包まれる。

  • 北側にも霧が流れてきた。

    北側にも霧が流れてきた。

  • 男体山と大真名子山の間の空が赤みを帯びてきた。日の出はまもなくだ。<br />霧がダイナミックに形を変えていく。

    イチオシ

    男体山と大真名子山の間の空が赤みを帯びてきた。日の出はまもなくだ。
    霧がダイナミックに形を変えていく。

  • 大真名子山と小真名子山の間、奥に女峰山を遠望。

    大真名子山と小真名子山の間、奥に女峰山を遠望。

  • すっかり葉を落としてしまった端正な樹形のカラマツに霧がまとわりついているが、瞬く間に霧は移動していく。

    すっかり葉を落としてしまった端正な樹形のカラマツに霧がまとわりついているが、瞬く間に霧は移動していく。

  • 霧は厚くなったり、薄くなったり・・・

    霧は厚くなったり、薄くなったり・・・

  • 1層が2層に分かれたりと、千変万化だ。

    1層が2層に分かれたりと、千変万化だ。

  • 立ち枯れたズミの木が良いアクセントになっている。

    立ち枯れたズミの木が良いアクセントになっている。

  • やがて日が昇り、北側の斜面から徐々に下に光が降りて来る。霜化粧したカラマツが、霧の中で柔らかな日の光を浴びて、輝き始める。

    やがて日が昇り、北側の斜面から徐々に下に光が降りて来る。霜化粧したカラマツが、霧の中で柔らかな日の光を浴びて、輝き始める。

  • まだ半分ほど黄葉を残しているカラマツがオレンジ色に輝き出した。草原にはまだ日は射していない。

    まだ半分ほど黄葉を残しているカラマツがオレンジ色に輝き出した。草原にはまだ日は射していない。

  • アップで。

    アップで。

  • さすがに黄金色の輝きは失ってしまったカラマツだが、枯れ葉になりつつあるカラマツも朝日にあたると、オレンジ色に輝き、なかなかフォトジェニックではある。

    イチオシ

    さすがに黄金色の輝きは失ってしまったカラマツだが、枯れ葉になりつつあるカラマツも朝日にあたると、オレンジ色に輝き、なかなかフォトジェニックではある。

  • 貴婦人を包んでいる霧が、朝日に照らされてオレンジ色に輝き始めた。

    貴婦人を包んでいる霧が、朝日に照らされてオレンジ色に輝き始めた。

  • 背後の山は太郎山

    背後の山は太郎山

  • 戦場ヶ原との境にあるカラマツ林は、まだ黄葉が残っている。

    戦場ヶ原との境にあるカラマツ林は、まだ黄葉が残っている。

  • 貴婦人のまわりで霧が踊るように動く

    イチオシ

    貴婦人のまわりで霧が踊るように動く

  • 日に照らされた霧は、ますます動きが活発になっていく。

    日に照らされた霧は、ますます動きが活発になっていく。

  • 徐々に草原には日が射しこんできた。

    徐々に草原には日が射しこんできた。

  • アーチになってカラマツ林を覆う

    イチオシ

    アーチになってカラマツ林を覆う

  • やがて、足元にも日が入り込んできた。

    やがて、足元にも日が入り込んできた。

  • びっしりと霜を付けたカラマツは白い華が満開のようだ。

    びっしりと霜を付けたカラマツは白い華が満開のようだ。

  • 霜で白く縁取りされた紅葉。

    霜で白く縁取りされた紅葉。

  • 逆光で。<br />霜の付き方がよくわかる。

    逆光で。
    霜の付き方がよくわかる。

  • 日が射すとみるみる霜は融けて、朝露に姿を変える。露の一粒一粒が、小さなプリズムとなって、虹の七色を発している。写真では、あまりきれいに写らないのだが、目で見るととてもカラフルで、さながら草原の朝のイルミネーションのようだ。

    日が射すとみるみる霜は融けて、朝露に姿を変える。露の一粒一粒が、小さなプリズムとなって、虹の七色を発している。写真では、あまりきれいに写らないのだが、目で見るととてもカラフルで、さながら草原の朝のイルミネーションのようだ。

  • 7時半ごろには、霜は融けて小田代ケ原は昼の姿に変わる。<br />帰りはバスを使わず、都笹が茂るミズナラの林の中を歩いて赤沼駐車場に戻る。朝の日課のウォーキングの代わりだ。<br /><br />次に小田代ケ原、戦場ヶ原に来るのは、来年5月か6月、ズミの花が咲く頃になるだろう。それまで、しばしの別れだ。

    7時半ごろには、霜は融けて小田代ケ原は昼の姿に変わる。
    帰りはバスを使わず、都笹が茂るミズナラの林の中を歩いて赤沼駐車場に戻る。朝の日課のウォーキングの代わりだ。

    次に小田代ケ原、戦場ヶ原に来るのは、来年5月か6月、ズミの花が咲く頃になるだろう。それまで、しばしの別れだ。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • こあひるさん 2016/11/20 15:34:55
    冬化粧・・・美しすぎ!
    師匠、こんにちは。

    紅葉ももちろん大好きな風景ですが・・・やっぱり冬の景色はいいな〜ぁ。

    真っ白く積もった雪・・・ではなく、うっすらと白く染まった湿原・・・繊細な美しさが感じられて・・・。早朝は・・・やっぱりステキな風景がありますねぇ。

    こあひる

    玄白

    玄白さん からの返信 2016/11/20 23:49:47
    RE: 冬化粧・・・美しすぎ!
    こあひるさん、こんばんは!

    旅行記にしていない小田代ケ原行きが何回かあったのですが、今回は旅行記にして皆さんに見ていただく価値ありということで、アップしました。
    木道にじっと立っていると、30分もすると、つま先がジンジンと痛くなるほど寒さが足元から伝わってくるのですが、霧が日の光を受けて動き出すと、シャッター押すのに夢中で、寒さを忘れます。
    原則、同じところにリピートすることは少ないのですが、山中湖とともに、早朝の小田代ケ原は数少ない例外です。来年もまた、飽きることなく通うことになりそうです。(^ ^)

    玄白


  • mimozaさん 2016/11/18 17:23:45
    こんばんは


    あらら・・・
    ついに行かずじまい、バスは運休になるんですね!

    寒々しい中、とても素敵な風景を堪能されたようですね。
    カラマツも貴婦人も、流れゆく靄やキラキラの雫
    なんて素敵なんでしょう♪
    そして空のきらきら
    しばらく眺めさせていただきました。


    ホッカイロ、体に何個貼り付いてます?(笑)


    玄白

    玄白さん からの返信 2016/11/18 23:28:39
    RE: こんばんは
    mimoさん、こんばんは

    10月は不発でしたが、今回はなかなかよかったですよ。
    冬のアラスカにオーロラ撮影しに出掛けたとき買った極寒仕様のダウンを着込んでましたから、体にホッカイロは張り付いていません。("⌒∇⌒")
    でも、足の爪先は冷えるので、靴の中には入ってますが・・・

    玄白

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