2017/11/06 - 2017/11/06
332位(同エリア3450件中)
玄白さん
カラマツの黄葉真っ盛りの頃を狙って戦場ヶ原・小田代ケ原に行くつもりだったが、今年は都合がつかず、行きそびれてしまった。11月に入り、気温もグッと下がり奥日光は晩秋から初冬に移り変わっている。こんな時は小田代ケ原では、早朝、草原は霜で真っ白になり、朝霧が漂う幻想的な情景がしばしば現れる。そんな風景を久しぶりに撮りたいと思い、夜中に車を走らせる。ついでなので、月明りで照らされた男体山を入れた星景撮影も楽しんできた。
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イチオシ
夜中の12時に中禅寺湖東岸の歌ケ浜に到着。ここからは男体山のちょうど真上に北極星が輝いてる。立待月が煌々と輝いているので、星を点で写すには条件が悪いので、もっぱらグルグル写真のみ。
月明りで、男体山がシルエットにならず、山肌の詳細が写っている。中禅寺湖 自然・景勝地
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日光白根山はすでに雪をかぶっている。2枚の星景写真撮影だけして、戦場ヶ原の赤沼駐車場へ移動。もっとも、この2枚の撮影だけでおよそ2時間かかっている。
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赤沼駐車場から小田代ケ原へ。平日なので早朝の低公害バスは走っていないし、走っていたとしても始発が4時半なので、こんな時間には歩いていくしかない。熊除けの鈴を鳴らしながら歩いて45分、小田代ケ原に到着。ここでも夜が明けるまで、星のグルグル写真撮影。夜明け前の霜で真っ白になった草原と星の日周運動を狙ったのだが、5時過ぎになってもまだ霜が降りない。朝霧が沸く気配もない。すでに氷点下の気温になっているのだが・・・
小田代ガ原 自然・景勝地
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6時を過ぎると、あっという間に茶色の草原が霜で真っ白になった。劇的な変化である。
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草原の端の木々も霧氷で真っ白なベールに覆われた。期待した朝霧はいつまで経っても出現しない。霧がないので、厳密に言えば、霧氷ではなく、樹霜である。
野暮ったい話ではあるが、霧氷というのは、過冷却水滴からなる霧が樹木に当たって微小な氷となって付着したもの。樹霜は、空気中の水蒸気が気体から個体へ相転移したもの、ひらたく言えば霜である。 -
言葉の響きとしては樹霜より霧氷の方がロマンチックな感じがして詩的である。厳密さは欠くが、ここでは霧氷という言葉を使うことにする。
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小田代ケ原の草原と男体山。うっすらともやがかかっているように見えるが、霧になることはなかった。近くで撮影していたカメラマン氏によると、現在の気温は氷点下6℃だという。
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日の出。 草原に射し込んだ朝日がスポットライトのように、霧氷をまとった小田代のシンボルの白樺の木、’貴婦人’を浮かび上がらせた。
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白いドレスをまとった貴婦人と彼女に従う従者たち
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イチオシ
少しでも霧が出ていれば、朝日が光芒となってくっきり見えるのだが・・・
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男体山も入れて。
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イチオシ
ふと、頭上を見上げると、木の枝についた霜が日の光で虹色に輝き、あたかも自然のイルミネーションのようだ。名付けて’ジュエリー・ツリー’
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背後のカラマツ林も黄色に輝き始めた。すでに落葉し始めているが、まだ黄葉が残っている木もある。
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こちらはズミの木の霧氷と金屏風のようなカラマツ林
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ワイドで草原全体を写し込む。草モミジはずっと前に見頃を過ぎている。
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刻々と日の当たり方が変わっていく。
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貴婦人の根元まで日が射しこんできた。
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7時15分。日の出からほぼ1時間経ち、最初に日が当たり始めた貴婦人付近の霧氷は融け始めている。
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背後の山は太郎山と山王帽子山
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草原の中まで日が射しこんできた。そろそろ撤収の時間だ。
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赤沼駐車場に戻る途中、小田代ケ原と戦場ヶ原の間付近のズミの木の霧氷。
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この付近のカラマツはまだ黄葉が残っている。
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帰る途中の遊歩道で見かけた霜柱。5cmほどに成長している。
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赤沼から小田代が原の間の林床には、ミヤコザサの群生が広がっている。
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林の中の小川はすでに氷が張っている。
8時に駐車場に戻る。これにて、夜を徹しての星景撮影と小田代が原の霧氷撮影完了。自宅に戻る。
11月の小田代が原は晩秋というより初冬である。相当に寒いが、行くたびに新しい風景を見せてくれる。
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この旅行記へのコメント (1)
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- hirootaniさん 2017/11/25 22:34:24
- 素晴らしい風景と技術ですね
- 玄白さん、はじめまして
hirootaniと申します。玄白さんのお写真を拝見して、撮影への計画性、行動力、写真の技術に感服いたしました。
比較明合成の写真と霧氷の写真はすごいですね。特に木々に朝日が当たって輝いている写真は、私が尊敬する美瑛の高橋真澄先生の作品のようです。
私もいつかは玄白さんのような写真が撮れるように精進したいところ思っています。これからも素晴らしいお写真を期待しています。
hirootani
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