2017/02/11 - 2017/02/11
356位(同エリア3281件中)
玄白さん
氷の風景を求めて、昨年に続いて冬の日光を訪れた。今回は日帰りで、温泉は無し。厳冬期とは言え、地球温暖化の影響か、年を追うごとに氷は減少しているようだ。中禅寺湖では、昔はスケートができるほど分厚い氷が張ったそうだが、最近では湖面に氷が張ることは無くなってしまった。しかし、歌ケ浜の湖岸では昨年より見応えがあるしぶき氷が見られた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
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いつもよりゆっくりと、午前7:30に自宅を出発。
まずは、華厳の滝へ。最初に無料展望台で、氷瀑の具合を様子見。 -
完全に凍ってはいないが、昨年よりは氷結は多そうだ。水量も冬にしてはあり、しぶきが上がっているので、9時過ぎには虹もかかりそうだ。
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イチオシ
というわけで、\550払って岩盤をくりぬいて設置されている滝エレベータで滝壺近くまで降りて来た。
落差97mの華厳の滝を見上げるようなポジションで、右側の岩壁の柱状節理と一種に撮影すると、ありきたりの構図だが迫力ある写真になる。 -
イチオシ
期待通り、虹が出ている。
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華厳の滝の周りの十二滝といわれる小さな伏流滝は、完全結氷している。
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岩壁のつららと虹と。
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しばらくすると、太陽が隠れてしまい、虹は消えた。そろそろ華厳の滝は撤収。
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次に向かったのは中禅寺湖東側の湖岸、歌ケ浜へ。ここは、強い北西風で、しぶきが湖岸に吹き付けるので、岸壁や岩、木立に付いたしぶきが凍り付くしぶき氷が見られるところである。
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岩に付着したしぶき氷の上に、数日前に降った雪が被っている。寒々とした光景だ。
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流木にびっしり付いたしぶき氷
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氷の帽子をかぶった杭。
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イチオシ
男体山
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護岸壁に付いたしぶき氷
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湯元温泉まで足を延ばしてみた。先月27日に行われた第11回全日本氷彫刻奥日光大会の作品が、かまくらの中に展示されている。夜になると、ライトアップされて、一層ファンタジックに見えるはずだが、残念ながら今回は夜まで滞在できない。
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一つ一つ作品を見て回った。
ヒルトンホテル東京ベイの藤原康二さんの作品「風のイタズラ」
少女(羽が生えているから天使?)のスカートが風で捲れている様子を表現している。 -
富士ビューホテルの山口進さんの作品「ファンタジー」
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宮ノ下富士屋ホテル、長野道教さんの作品「遊泳」
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肉と氷のあかさか、城戸慎二さんの作品、優秀賞「竜虎」。
実に手が込んだ作品だが、少し融けると形が変わってしまいそう。気温上昇に弱いんじゃないかな~と、余計な心配をしたりして眺めた。 -
三幸製氷、岩川晋さんの作品「時の歯車」
これもまた、精巧な彫刻だ。 -
ホテルニューオータニ、平田浩一さんの作品、「2017年酉年」
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帝国ホテル、平田謙三さんの作品「百獣の王」
素人ながら思うに、こういう造型は溶融には強そうだ。 -
しばし、氷の彫刻を鑑賞し、軽く遅めの昼食をとってから、光徳沼に行ってみた。
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ここは地下水が湧き出る周囲300mほどの小さな池である。以前は、ここは雪を被った谷地坊主が絵になるところで、風景カメラマンが訪れる撮影ポイントだったが、今は谷地坊主を見かけなくなってしまった。
夏に子供達が水遊びをしたりして痛めてしまったのだろうか?、
冬の光徳沼、光徳牧場は、スノウシューハイキングやカントリースキーのメッカになっている。 -
光徳沼の隣の光徳牧場。戦場ヶ原同様、このあたりもズミの木が多く、6月には可憐なな白い花が満開になる。
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いろは坂を下り、裏見の滝へ。
清滝地区の栃木県で最も短い県道195号(全長2kmに満たない!)を終点まで行くと駐車場がある。そこから山道を歩くこと15分登ったところにある。左側に観瀑台がある。 -
川は大谷川の支流荒沢川である、高さ約45メートルの滝。
かの松尾芭蕉もここを訪れて、
「暫時は滝に籠るや夏の初」
という句を詠んでいる。 -
名前の通り、かつては滝の裏側に通じる道があり、裏側から滝を見ることが出来たのだが、現在は道が崩落して立ち入ることはできない。途中に、不動明王像が立っているのだが、もちろん参拝することはできない。
しかし、不動明王の御前の供え物のミカンが色鮮やかだ。誰かが、立ち入って新しい供え物をしているのだろうか? -
滝本流は凍ってはいないが、周りの小さな滝は氷瀑となっている。
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裏見の滝の左側岩壁の小さな滝
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岩肌に凍り付いたしぶきの塊。
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岩の表面の流れは全面結氷。
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スケール感が分かりにくいが、このつららの長さが3mはあるだろうか。
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さらに左の流れも全面凍結
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裏見の滝の左側岩壁の小さな滝
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傾斜の緩やかな岩壁には雪が残っている。
30分ほど滝の撮影を楽しんでから、今日の最後の訪問先、憾満ケ淵へ。 -
日光総合会館前の駐車場に車を停め、シャトルバスで憾満ケ淵へ。ここに並び地蔵、またの名を化け地蔵がある。2月の第1、2週の週末に、この化け地蔵をキャンドルライトで飾るイベントが行われている。昨年は、花火が打ち上げられたが、今年は花火の打ち上げは無し。
化け地蔵お決まりのアングルで一枚。 -
反対側からも一枚。
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通路のところどころ、木の根が張り出している。躓かないように、木の根の周りにもキャンドルが置かれている。
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イチオシ
少し場所を移動して横位置で。
ここは、昨年も撮影に訪れているし、花火がないので長居はしない。
午後6時前に撤収。
日光の冬は寒く撮影はつらい面もあるが、毎年表情が違う風景が見られるので飽きることはない。また、来年の冬も来てみよう。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 琉球熱さん 2017/02/24 00:26:01
- 私も観るはずだった・・・
- 玄白さん、こんにちは
日光の氷の世界、やはり見ごたえありますね。
玄白さんが行かれた日程は私とほぼ同じ・・・予定でした。しかし不測の事態でほぼ何も見ることができずに帰ってきたので、「なるほど、こんな風に見えるのか」「こんな景色があったのか」と感心しきりです。
不測の事態があったとはいえ、玄白さんの訪問スポットを拝見すると、やはり事前の調査が決定的に不足していたことを痛感しました。
何せ、雲竜渓谷しかこれと言って決めていませんでしたから。その証拠に、氷の彫刻や化け地蔵などは、見ようと思っていながら駐車場が分からなかったりして行けずじまい。
玄白さんの旅行記で図らずもリベンジという感じです。
- 玄白さん からの返信 2017/02/24 08:37:41
- RE: 私も観るはずだった・・・
- 琉球熱さん、
毎度、玄白旅行記訪問ありがとうございます。
奥様の体調不良で雲竜渓谷行きがボツになってしまった琉球熱さんが、玄白の日光氷瀑巡りの旅行記で、リベンジ出来た思いになられたとは、うれしい限りです。(^ ^)
日光には冬になれば氷瀑となる滝はたくさんあれど、何といっても氷瀑の雄は雲竜渓谷です。現在の玄白には雲竜渓谷はチト難易度が高すぎます。ぜひ、来冬以降、再チャレンジしていただいて、旅行記を拝見したいです。
玄白
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