ＷＴ信の湯布院療養日誌：7月29日（金）ぐるめデー

2016/07/29 - 2016/07/29

湯布院療養生活も思いのほか長くなり、7週間になろうとしている。

淳一郎先生は確実に回復に向かっていると云ってくれるのだが、私の感じはもう一つすっきりしない。

しかし今年は兄の初盆でもあり、お盆はリハビリ室も休暇となることも考慮して、お盆休暇前に退院することにした。

しかしせっかく湯布院に来ているのだから、せめて何か旨い物でも食べて帰りたいものだ。

そこで温泉館で常連の、駅前でスナックを営んでいるママさんや、その中間の人たちに、「湯布院でこれだけは食べてお帰り」と云う食べ物は何ですか？と聞いてみた。

出てきた答えは予想通り”豊後牛”、”地鶏”、だご汁”で、答えてくれた人たちも必ずしも”これだ！”と云うものではないらしい。

一呼吸置いたスナックのママさんの答えは「敢えて云えば”湯の岳庵の鯉のあらい”かな」。

”湯の岳庵”とは亀の井別荘のレストランの名前。

その日の午後、たまたま亀の井別荘の女将さん（新女将にあらず）がリハビリ室に治療にやってきた。

亀の井別荘の女将さんとは、かなり前に劇団立見席の東京公演の際お目に掛かったんこともあり、初対面ではない。

今回の療養中に前にも一度リハビリ室でお会いしており、「亀の井別荘にもおいで下さい。今は本当は女将ではないけれど、「女将」と云ってくだされば私に通じます」と云ってくださっていた。

そのことを良いことに、温泉館での会話の話をし、”鯉のあらい”を食べに伺いたい旨を伝え、「翌週の8月4日の５時頃なら居りますからどうぞ」と快諾を得た。


リハビリ室で看護師をしておられ、先日は福岡産のてんぐさで、自ら造った”ところてん”を持参してくださったＳさんが、今日は自家産の梅で造ったという梅酒ならぬ珍しい”梅酢”を持ってきてくださった。

”梅酢”は５倍に薄め、氷を落とす。

さっぱりして、喉をツンと刺激する。

ノンアルコールだから病院で飲んでも構わない。

今日の病院の昼食は、これまためったにお目に掛かれない”冷やし中華”。

今日の日誌は”ぐるめデー”。


ＷＴ信の湯布院療養日誌：8月4日（木）亀の井別荘の女将が語る湯布院今昔物語
http://4travel.jp/travelogue/11164818

エリア 湯布院・由布院温泉(大分)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配