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”岩男淳一郎先生は病院以外に幾つかの顔を持つ”と述べたが、どうも合わせて多くの引き出しを持つらしい。<br /><br />今日リハビリ室に入ったら、早速1枚の絵ハガキを見せられた。中央に立つ裸婦を多くのキューピーが取り巻く絵。<br /><br />私の治療をしながら話すには、この絵は他に類を見ない緻密で肌の色の素晴らしさがあるとのこと。<br /><br />絵の作家がウイリアム・ブグローとかで、19世紀、フランス芸術アカデミーの大御所で、当時のサロンと呼ばれるフランス芸術アカデミー展覧会の審査委員。<br /><br />後に印象派と称されるようになる マネ、セザンヌ、ルノワールなどの描く絵は、「下書き以下の代物」と、印象派の応募作品を悉く落選させた人物という。<br /><br />淳一郎先生によるとブグローの絵は一時評価されなくなっていたが、必ず再評価されると思うので、今のうちにブグローの原画を何とか手に入れたいと云う熱の入れよう。<br /><br />午後雨で温泉館は諦め、病室でブグローについてのネットの検索開始。<br /><br />淳一郎先生が持参した絵を見た瞬間、私はパリのオルセー美術館に入って直ぐの処に掛けられていた、アングルの「泉」を思い描いたのだが、やはりブグローの絵はアングルの直系に属するらしい。<br /><br />よくお世話になる”ヴァーチャル絵画館”の館主はブグローについて次のように書いておられる。<br /><br />「今日なお、評価の低いアカデミー絵画であるが、滑らかな美しさ、その技術水準の高さ、美学理論の確立、伝統意識など、再評価されてもおかしくない時期に来ているのではないだろうか。」<br /><br />また”ノラの絵画の時間”には<br />「ウィリアム・ブグローをご存知ですか??聞き覚えのない方のほうが多いかもしれません。<br /><br /> それもそのはず、ブグローは19世紀後半のフランスで最も活躍した画家だったにも関わらず、死後忘れ去られて、1979年ころからやっと再評価されるようになりました。<br /><br />ブグローは再評価されるまでに100年かかりました。一方、レンブラントもブグローと同じく、再評価されるまでに100年の歳月を必要としています。」と。<br /><br />”ヴァーチャル絵画館”にも”ノラの絵画の時間”にもかなりのブグローの絵が収録されている。<br /><br />病室での楽しみが一つ増えた。<br /><br />WT信の湯布院療養日誌:6月26日(日)続・ウイリアム・ブグロー考 <br />http://4travel.jp/travelogue/11149039<br /><br />ヴァーチャル絵画館<br />http://art.pro.tok2.com/<br /><br />ノラの絵画の時間<br />http://blog.livedoor.jp/kokinora/archives/1023738608.html

WT信の湯布院療養日誌:6月24日(金)フランスアガデミズムの巨匠、ウイリアム・ブグロー考

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2016/06/24 - 2016/06/24

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旅行記グループ 湯布院日誌

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WT信

WT信さん

”岩男淳一郎先生は病院以外に幾つかの顔を持つ”と述べたが、どうも合わせて多くの引き出しを持つらしい。

今日リハビリ室に入ったら、早速1枚の絵ハガキを見せられた。中央に立つ裸婦を多くのキューピーが取り巻く絵。

私の治療をしながら話すには、この絵は他に類を見ない緻密で肌の色の素晴らしさがあるとのこと。

絵の作家がウイリアム・ブグローとかで、19世紀、フランス芸術アカデミーの大御所で、当時のサロンと呼ばれるフランス芸術アカデミー展覧会の審査委員。

後に印象派と称されるようになる マネ、セザンヌ、ルノワールなどの描く絵は、「下書き以下の代物」と、印象派の応募作品を悉く落選させた人物という。

淳一郎先生によるとブグローの絵は一時評価されなくなっていたが、必ず再評価されると思うので、今のうちにブグローの原画を何とか手に入れたいと云う熱の入れよう。

午後雨で温泉館は諦め、病室でブグローについてのネットの検索開始。

淳一郎先生が持参した絵を見た瞬間、私はパリのオルセー美術館に入って直ぐの処に掛けられていた、アングルの「泉」を思い描いたのだが、やはりブグローの絵はアングルの直系に属するらしい。

よくお世話になる”ヴァーチャル絵画館”の館主はブグローについて次のように書いておられる。

「今日なお、評価の低いアカデミー絵画であるが、滑らかな美しさ、その技術水準の高さ、美学理論の確立、伝統意識など、再評価されてもおかしくない時期に来ているのではないだろうか。」

また”ノラの絵画の時間”には
「ウィリアム・ブグローをご存知ですか??聞き覚えのない方のほうが多いかもしれません。

 それもそのはず、ブグローは19世紀後半のフランスで最も活躍した画家だったにも関わらず、死後忘れ去られて、1979年ころからやっと再評価されるようになりました。

ブグローは再評価されるまでに100年かかりました。一方、レンブラントもブグローと同じく、再評価されるまでに100年の歳月を必要としています。」と。

”ヴァーチャル絵画館”にも”ノラの絵画の時間”にもかなりのブグローの絵が収録されている。

病室での楽しみが一つ増えた。

WT信の湯布院療養日誌:6月26日(日)続・ウイリアム・ブグロー考
http://4travel.jp/travelogue/11149039

ヴァーチャル絵画館
http://art.pro.tok2.com/

ノラの絵画の時間
http://blog.livedoor.jp/kokinora/archives/1023738608.html

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  • アングルの「泉」

    アングルの「泉」

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