アルザス・ノエルの魔法　その18

2015/12/26 - 2016/01/01

12月28日の月曜日が私の職場は休みで、年末の休みが少し長くとれた。
そこでコルマールを中心としたアルザス地方を回ってきた。
ドイツの多くの町ではクリスマスマーケット（ヴァイナハト・マルクト）は、
12月24日くらいまでの開催なので、年末の休みだと終わっている。
でも、コルマールなどアルザスの町では年内いっぱいまで
クリスマスマーケット（マルシェ・ド・ノエル）が開かれている。


ユナヴィル編

エリア フランス

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

「ノエルの魔法　その17　http://4travel.jp/travelogue/11101949　」の続き。


次に目指すユナヴィル（Hunawihr)もエギスアイムやリクヴィルと同様に
「フランスで最も美しい村」の一つ。
ここも看板を撮り忘れたので、エギスアイムの看板で代用。

リクヴィルからユナヴィルまでは約2?、徒歩25分ほど。
右の方に教会が見えてきた。
あれがユナヴィルのサン・ジャック・ル・マジェー教会。
ユナヴィルの集落はブドウ畑に隠れている。
真ん中辺りに見える町はリボーヴィレ。
ユナヴィルはリクヴィルとリボーヴィレの中間にある。

14：10頃、ユナヴィルの集落に入る。

リクヴィルが観光客で賑わっていたのとは対照的に、
ほとんど人の姿が見えない。

建物の壁に“GRAND'　RUE（大通り）”とあるから、
ここが村のメインストリート。

その下の道案内に“Eglise Fortifiee VIV”と見える。
“Eglise ”は教会という意味なので、そちらに向かってみる。

窓の覆いにさりげなくブドウの絵が描かれている。

村のメインストリートを進んでいく。
人の姿はやはり見当たらない。

クリスマス飾りもかなりシンプルなものが多い。

そのクリスマス飾りにアクセントを添えている猫。
縫いぐるみの様にほとんど動かなかった。

17世紀の泉。
その後ろの建物は“Suzel”というレストラン（http://suzel-hunawihr.com/）。
14時過ぎだったためか、お休みなのか、ここも人の気配はなかった。

レストラン“Suzel”の看板。

ユナヴィルの村の中では比較的装飾の多い建物。

ユナヴィル観光の目玉と思われるサン・ジャック・ル・マジェー教会。
道案内には“Eglise　Fortifiee XIV”となっていたが、
グーグルマップなどではサン・ジャック・ル・マジェー教会
(Eglise St-Jacques-le-Majeur)と表記されている。
“Fortifiee”の意味を調べたら「要塞化された」とある。
まさに城壁に囲まれた14世紀の教会。

教会の入り口でようやく観光客とガイドさんらしい人たちに出会う。

教会の祭壇。
いかにもゴシック様式という感じがする。

祭壇のステンドグラスをもう少し見えやすい様に撮影。

側面の壁のステンドグラスの上部にはブドウがデザインされている。

この様に教会は城壁に囲まれている。

教会の塔の時計の針もブドウがデザインされている。

教会のある高台からユナヴィルの村を眺める。
人口わずか数百人の本当に小さな村。

「フランスで最も美しい村」といっても、ほとんど観光地化されていない。
昔から変わらない普段着のままの村という感じ。

「フランスで最も美しい村」協会には
人口が2000人を超えないこと
最低2つの遺産・遺跡があるなどの基準を満たした村が加盟できる。
全部で150余りの村が加盟している。

こういう籠に摘んだブドウを入れていたそうだ。

本当に人がほとんどいない村だった。

ユナヴィルの村を抜け、一帯にブドウ畑が広がるところに出てきた。

ユナヴィルの村の方を振り返る。


続く→http://4travel.jp/travelogue/11103483

この旅行記へのコメント （6）

• はじめのいっぽさん 2016/02/14 10:19:01

  はじめまして

  ミ〜タさんへ
  
  はじめのいっぽです。よろしくお願いします。
  
  同じ時期にリボーヴィレとリクヴィールを訪れた方がいてびっくりしました。１０６番のバスで、日本人は私と学生風の人だけだったから違う日だと思っていますが。
  
  　私は、下調べがイマイチで、村から村を歩きたい気持ちはあったのですが、歩けませんでした。旅行記の教会を見て、「ああ、ここだ。」とユナヴィレの写真だったことが分かりました。エギスハイムと混同したものがあって、整理ができました。
  
  旅行記を読んでいて、私もリボヴィルからリクヴィールまで歩けばよかったな〜と思いました。リクヴィールの青いワインのお店、時間つぶしにお茶してた場所で、時間的に飲み物しかサービスしない時間だったからタルトフランベが食べられなかったのが残念でした。
  
  プレッツェル、モチモチしておいしいですよね。私も食べながらの観光でした。
  続きを楽しみにしています。

  ミータさん からの返信 2016/02/14 18:41:03

  RE: はじめまして

  こちらこそ初めまして。
  私も12月29日にリクヴィル、ユナヴィル、リボーヴィレを訪問しています。
  諸事情によりコルマールを11：10に出発するバスには乗れませんでした。
  （それについては旅行記の「その15」に書いてあります）
  もし同じバスなら一緒に歩いて観光できましたね。
  何しろバスの本数が少ないので、どうしても歩きも必要になってきます。
  リクヴィルからリボーヴィレに向かったのは、
  リボーヴィレからならセレスタ駅行きのバスもあったからです。
  それを利用すればかなり効率的に回れます。
  
  

• くろねこだりゅんさん 2016/02/13 17:15:49

  不思議な街

  人の住んでいる気配はするのに…人を見かけないのも少し怖いです。
  季節的にブドウがお休みだから？？？
  時計の針もブドウで素敵な教会、綺麗な街なのでゆっくり見れるのは良いですね〜
  
  猫、窓の飾りかと思っちゃいました。
  あのシロクマが飾ってあった街のように。あのゴージャスな毛皮だったら冬も外に居ても寒くないでしょうね(笑)
  
  

  ミータさん からの返信 2016/02/13 20:55:16

  RE: 不思議な街

  お隣のリクヴィルが人であふれていたのに、
  こちらは本当に静かでした。
  レストランやお土産物屋が開いていないようなので、
  観光客が訪問しにくいというのはあります。
  丁度リボーヴィレへの通り道なので、
  ついでに立ち寄る人がもう少しいても良さそうです。
  
  猫は本物の飾りかと思うくらいじっとしていました。

• ほいみさん 2016/02/13 08:34:07

  美しい村

  ＞人口が2000人を超えないこと
  
  市町村合併による効率化が進まないけど、観光大国フランスならではですね。
  
  フランス人みたいな猫、望遠に頼らずに、50?まで接近しましょう！

  ミータさん からの返信 2016/02/13 20:50:37

  RE: 美しい村

  人口2000人どころか、わずか数百人。
  年末の昼過ぎは、ゴーストタウンかと思うくらい人がいませんでした。
  
  猫はかなり接近して撮影しています。
  アップの写真はカメラ目線になっています。