2012/09/02 - 2012/09/02
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角川書店発行の都市情報誌『Yokohama Walker』でたまに組まれる温泉特集。
毎回魅力的なクーポンが添付される。
そのクーポンを利用して、家内と二人でザ・プリンス箱根のランチと温泉をリーズナブルに楽しんだ。
芦ノ湖畔にあるザ・プリンス箱根の雰囲気を楽しみ、家路の途上で立ち寄った小田原では新たな発見もあり、得るもののあった旅だった。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
-
角川書店が発行する都市情報誌『Yokohama Walker』では年に二度程の割合で温泉の特集がある。
温泉特集の号では箱根を有す神奈川の温泉が多数紹介され、魅力的なクーポンも添付されている。
今回はザ・プリンス箱根の温泉&ランチプランの50%OFFクーポンを利用する事にした。
ザ・プリンス箱根に到着。
近くは何度も通っているが、利用するのはこれが初めて。
木立の向こうに見えるのがエントランス棟。
入口は低層で平面方向に広く造られている。
■ザ・プリンス箱根 オフィシャルWEBサイト
http://www.princehotels.co.jp/the_prince_hakone/ -
エントランス棟に入り、レストランのある本館に向かう。
コンシェルジュの正面の廊下は幅広に造られており、柱と柱の間に席が設けてある。
体裁はロビーではないが機能的にはロビーと言える。
結婚式があるのか、式場が設営されていた。
式の間コンシェルジュから客室への移動はどうするのだろうか、などとつまらない心配をしてしまう。 -
イチオシ
ランチはなだ万雅殿(和食)、ル・トリアノン(洋食)から選択できる。
洋食を選んだ。
ル・トリアノンは本館西棟1階にあり、ドーナツ型をした本館西棟には竹を植えた中庭が設けてある。
涼しげだ。 -
30分程待ち時間があった。
温泉とランチのセットだが、温泉は一度出ると再入場が出来ないと言うので、ここで30分待つ事にした。
待合席が設けられていたが、そこから湖畔側に出る事が出来る。
本館を出て僅かに歩くとこの光景。
本館は芦ノ湖湖面よりほんの僅か高い位置に建築されている。 -
本館西棟
1階がレストラン ル・トリアノンになる。 -
待合室に戻って暫し時を過ごすと呼び出され、奥の方の席に案内された。
このレストラン、入口から想像するよりずっと大きい。
高い天井。芦ノ湖や三国山を臨む明るく広い窓。閉塞感は微塵も感じない。 -
照明
海賊船の船長か?
確かにこんな山中でも芦ノ湖には遊覧船が就航しているが。 -
温泉&ランチプランの\3,500コースを選択した。
まあ50%OFFなので二人で\3,500なのだが・・・。
前菜
簡素な野菜サラダだった。
フレンチドレッシングの掛かった標準的なもの。 -
スープ
パンプキンポタージュのカプチーノ仕立て。
自然な甘みで美味しかった。 -
主菜
二種の鮮魚のポワレ。
ソースはココナッツと赤ピーマン。
右側の金目鯛のポワレは焼き具合も良く、かなり美味しかった。 -
デザート
オレンジゼリー。
ヨーグルトのソースが回し掛けてあった。
安物のゼリーはぷるぷるしている割に硬い事が多いが、これはババロアとの中間位の食感で、ヨーグルトの風味も手伝い心地良い後味だった。
この他にパン2切と食後の紅茶(コーヒー)がセットになる。
このレストランのランチコースに『ヴェルサイユ』という\3,500のライトコースがあるが、ヴェルサイユの前菜とスープがコストダウンされたものがこのコースのようだ。 -
食事を終えてから家内と湖畔を散歩しながら温泉に向かう。
途中館内を通るが、ショッピングモールが設けられている。
スーベニアショップと呼ばれる。 -
スーベニアショップ店内。
箱根の土産物などがそれなりに揃っている。
試食の出来るものもあり、宿泊客には便利だろう。 -
本館から温泉までは結構な距離を歩く事になる。
この様な案内板が立っていた。
『湖畔の湯』まではもう少し歩く。 -
迷路のような館内をうねうねと歩くと、この部屋に行き着く。
まるでホテルの一室。
だが、扉の右側には確かに『蛸川温泉 箱根 湖畔の湯』と書かれている。
中へ。 -
入口はホテルの一室だが、中には立派なロビーがあった。
飲み物の自販機やマッサージチェアなども揃っている。
このロビーを通り抜けると受付がある。 -
受付でタオルとロッカーのキーを借りて風呂場に入る。
貴重品ボックスはこの場に備えられている。
日帰り入浴の費用は、大人\1,500/子供\800。
私達は食事込\1,750。(温泉&ランチプランの50%OFF)
源泉は自家源泉『芦ノ湖畔 蛸川温泉』。
泉質はカルシウム・ナトリウム・硫酸塩 塩化物泉。
風呂場の構成は内湯1、ミストサウナ1、露天風呂1。
露天風呂は芦ノ湖湖面と殆ど同じ高さにあり、植え込みの間から芦ノ湖を真横に臨む事が出来る。女湯も同様の構造らしいが、家内は「船が見えた」と平然とのたまった。
宿泊客は深夜まで利用できる。月夜は素敵な事だろう。
湯は無色透明で殆ど無臭・・・と本来ならそう言いたいところだが、はっきりとした塩素臭を感じた。
自分が箱根で浸かった湯の中では最も強い塩素臭。
衛生面を重視しての事だろうが、掛け流していない証拠だし、気分が下がる事は事実。
露天風呂は場所によって湯温にばらつきがある。自分の体感では40℃強から41℃半ばと言ったところ。自分にとっては温い湯だが、一般的には長く浸かるのに程好い温度と言える。
湯は注ぎ口から絶えず注がれているが、湯温が38〜39℃なので間違いなく加温循環。只、注がれる湯が無加温なので部分循環と思われる。
純粋に湯を楽しむ事が目的であれば推奨し難い温泉と言うのが率直な感想。
一方でホテルの立地や雰囲気は素敵なので、泊まるには良いホテルのように思う。 -
温泉から上がり、周囲を散策した。
ザ・プリンス箱根には箱根・プリンスショッピングプラザが併設されている。
なかなか立派な施設だが、残念ながらこの通り閑散としていた。 -
プリンスショッピングプラザを通り過ぎると箱根園・ショッピングプラザがある。
いわゆる土産物屋だ。 -
一通り土産物がとり揃う
-
周囲にはその他にも箱根の民芸品などを取り扱う店舗が幾つかある。
寄木細工の専門店に立ち寄ってみた。 -
店内の写真撮影はOKとの事だったので近撮させて頂いた。
随分値の張る菓子盆だが、これらは無垢なのだそうだ。
土産物としてよく見られるの寄木細工の小物は寄木細工の無垢材をスライスして突き板にしたものを使用しているが、寄木細工を無垢材のまま削って盆にしたのだそうだ。
そう考えると随分と贅沢に感じる。 -
文庫も相当いい値段がするが、これらも寄木無垢材から削り出されたもの。
-
芦ノ湖の遊覧船乗場に船が戻ってきた。
桟橋に人気は無い。
案内のアナウンスが虚しく響く。 -
振り返ると山に霧がかかっていた。
霧は山の裾野に向かってゆっくりと下ってきているように見える。
さて、そろそろザ・プリンス箱根を引き上げるとしよう。
駐車場は1回の利用で\1,000。
料金は後払い。
ザ・プリンス箱根で\2,000以上の利用があると駐車料金が無料になる、と駐車場入口の受付嬢から聴いた。
レストランで駐車券にスタンプを押して貰ったのだが、駐車場に戻ってみると受付には人影なし。
時刻は午後4時過ぎ。
駐車場は来た時とは異なり、出入り自由になっていた。
こういう管理が常態化しているのか、はたまたこの日だけなのか・・・、まあどうでも良い事か・・・。 -
4ヶ月前に小田原の『すぎせい』で揚げ蒲鉾を買った事を思い出し、箱根からの帰路に小田原の老舗『丸う田代』に立ち寄る事にした。
こちらが丸う田代總本店。
すぎせいと比べると構えも随分と立派。
■オフィシャルWEBサイト
http://www.maruu.com/ -
店の構え同様、店内の商品ディスプレイも品がある。
-
試食コーナーには蒲鉾類と塩辛がまとめて置いてあり、ご丁寧な事にお茶まで用意されている。
揚げ蒲鉾のセット『ちぎりあげ』、鯵の塩麹漬けなどを手に入れた。
塩麹漬けは干物を粕漬けにしたようなもので、粕漬け程は強くない麹の味わいが新鮮だった。
小振りの鯵一枚で\250はかなりお高い印象だが、一風変わっていて美味しい。
小田原土産としては薦め易い逸品だろう。 -
丸う田代を出て帰ろうとしたが、家内が抵抗する。
丸う田代への案内板の他に、電柱に掛かった地元の干物屋の案内板を見たと言う。
そして何を犠牲にしてでもそこに行くのだ、とのたまう。
何が彼女をそうさせたのか。
心中面倒臭いと思いながらも、血液の切れたバンパイアのような表情に生理的な恐怖を覚え、電柱の案内板に従って車を進めた。
助手席の家内をちらりと見ると、上唇の下で犬歯が5mm程伸びたような気がした。
さて、そんなこんなで行き着いた先はまるで住宅街。 -
早瀬幸八商店は住宅街に埋もれるように建っていた。
早瀬幸八商店ではピンと来なかったが、『早瀬のひもの』のロゴは何度か見掛けた記憶がある。
ここだったのか。
■オフィシャルWEBサイト
http://www.hayasenohimono.com/ -
暖簾を潜るとこんな感じ。
商品のディスプレイなんぞ何処にも見当たらないし、そもそも物を売っている場所とはとても思えない。
それもその筈、ここは販売店舗ではなく加工工場なのである。
但し工場直販もしており、壁に掛かる木札の干物は工場の冷凍庫に全て揃っている。
指定すれば現物を確認した上で購入する事が出来る。
キズ物で良ければ、味は変わらないので自宅用にどうかと言われたので見せて頂いた。 -
自宅で撮ったものだが、これがキズ物の詰め合わせ。
内容はその日ごとに変わるのだそうだ。
この日は鯵と秋刀魚の干物。
頭が欠けたりして商品にならないものを集めて工場で売っている。
これで\630。
自宅用としては十分なので試しに買って帰ったが、これが存外旨い。
小田原に行くとリーズナブルな干物を求めに山安に立ち寄る事が多かったが、これからは機会が減るかもしれない。
今更ながら、旨い食べ物を探り当てる家内の嗅覚には畏れ入る。 -
そして干物と一緒に買い求めたのが自家製・烏賊の塩辛。
\315/100gで100g単位で売っている。
パックの裏に原材料が書かれていた。
『スルメイカ、食塩、清酒』・・・以上終わり。
イカは青森産。恐らくは八戸だろう。
わたと塩と酒だけで味付けされたシンプル極まりない塩辛。
しかし、これがまたやたらと旨い。
干物も旨いが、どちらかと言うとこちらを薦めたいくらいだ。
今日一番の収穫は早瀬幸八商店の発見だろう。
旅は行き先が何処であれ、毎回何かの発見がある。
次回は何を見付けるのだろう。
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