コルドバ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2026年のスペイン旅行はバレンシア往復で、アラゴン、カステリア・ラマンチャ、カステリア・イ・レオンのセゴビア県、エストレマドーラ、アンダルシア、ムルシア州の3000km近くを車で巡る周遊旅行となりました。

2026年スペイン周遊紀行 コルドバ編3

11いいね!

2026/05/12 - 2026/05/28

653位(同エリア884件中)

旅行記グループ 2026年スペイン半周旅行

0

65

クリス

クリスさん

2026年のスペイン旅行はバレンシア往復で、アラゴン、カステリア・ラマンチャ、カステリア・イ・レオンのセゴビア県、エストレマドーラ、アンダルシア、ムルシア州の3000km近くを車で巡る周遊旅行となりました。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
高速・路線バス タクシー 徒歩
航空会社
JAL
旅行の手配内容
個別手配
  • 前編の続きになります。時刻はお昼近くになりますが、スペインでの昼食は午後2時が常識ですから引き続き観光を続けています。<br /><br />カリフの浴場跡から北方向に300mほど歩くとマイモニデス広場(Plaza de Maimonides)に到着します。マイモニデスは1138年にコルドバで生まれ、宗教指導者や哲学者として知られていますが、エジプトで高名な医師としても活躍し、アイユーブ朝の支配者サラディンの宮廷侍医も務めました。

    前編の続きになります。時刻はお昼近くになりますが、スペインでの昼食は午後2時が常識ですから引き続き観光を続けています。

    カリフの浴場跡から北方向に300mほど歩くとマイモニデス広場(Plaza de Maimonides)に到着します。マイモニデスは1138年にコルドバで生まれ、宗教指導者や哲学者として知られていますが、エジプトで高名な医師としても活躍し、アイユーブ朝の支配者サラディンの宮廷侍医も務めました。

  • 写真の家はブーラスの家(Casa de las Bulas)と呼ばれています。マイモニデス広場の一角を構成する歴史的建築ですが、現在は改修され、コルドバ闘牛博物館(Museo Taurino)の展示施設・エントランスの一部として使用されています。

    写真の家はブーラスの家(Casa de las Bulas)と呼ばれています。マイモニデス広場の一角を構成する歴史的建築ですが、現在は改修され、コルドバ闘牛博物館(Museo Taurino)の展示施設・エントランスの一部として使用されています。

  • その広場を右折した場所にあるのが、サン・バルトロメ教会 ムデハル礼拝堂(Capilla Mudéjar de San Bartolomé)。スペイン・アンダルシア州のコルドバ歴史地区(ユダヤ人街)にある、14世紀末から15世紀初頭に建てられた中世の葬祭礼拝堂です。

    その広場を右折した場所にあるのが、サン・バルトロメ教会 ムデハル礼拝堂(Capilla Mudéjar de San Bartolomé)。スペイン・アンダルシア州のコルドバ歴史地区(ユダヤ人街)にある、14世紀末から15世紀初頭に建てられた中世の葬祭礼拝堂です。

    サン バルトロメ教会 ムデハル礼拝堂 寺院・教会

    ユダヤ人街を見るなら一緒に見て by クリスさん
  • イスラム建築の装飾技術とキリスト教建築の構造が融合したムデハル様式の傑作として知られており、現在はコルドバ大学人文学部(旧カルデナル・サラサール病院)の敷地内に組み込まれています。

    イスラム建築の装飾技術とキリスト教建築の構造が融合したムデハル様式の傑作として知られており、現在はコルドバ大学人文学部(旧カルデナル・サラサール病院)の敷地内に組み込まれています。

  • 門をくぐると小さなパティオに一本の大きなヤシの木が立っています。現地では「空中根を持つ巨大なヤシ(enorme palmera de raíces aéreas)」として知られる名物のようです。

    門をくぐると小さなパティオに一本の大きなヤシの木が立っています。現地では「空中根を持つ巨大なヤシ(enorme palmera de raíces aéreas)」として知られる名物のようです。

  • よこの小さなカウンターでチケットを買います。一人1.5ユーロとなっています。

    よこの小さなカウンターでチケットを買います。一人1.5ユーロとなっています。

  • この柱は、ローマ末期から中世初期の技法が混ざり合ったコンポジット(混合)式の柱頭です。かつての古い神殿や宮殿の廃墟から再利用された流用材であり、コルドバが重ねてきた多層な歴史を物語っています。

    この柱は、ローマ末期から中世初期の技法が混ざり合ったコンポジット(混合)式の柱頭です。かつての古い神殿や宮殿の廃墟から再利用された流用材であり、コルドバが重ねてきた多層な歴史を物語っています。

  • パティオの奥のニッチ(窪み)に安置されているゴシック期の聖母子像(Virgen con el Niño)の木彫彩色の彫刻です。

    パティオの奥のニッチ(窪み)に安置されているゴシック期の聖母子像(Virgen con el Niño)の木彫彩色の彫刻です。

  • ファサードのムデハル様式のアーチ装飾。イスラム建築の伝統を受け継いだ「ギザギザ模様(ジグザグの鋸歯状アーチ飾り)」が、門を縁取るように美しく彫り込まれています。

    ファサードのムデハル様式のアーチ装飾。イスラム建築の伝統を受け継いだ「ギザギザ模様(ジグザグの鋸歯状アーチ飾り)」が、門を縁取るように美しく彫り込まれています。

  • 17~18世紀になってから設置された華麗なレタブロです。前面には、赤みを帯びた大理石の厳かな祭壇卓が置かれています。

    17~18世紀になってから設置された華麗なレタブロです。前面には、赤みを帯びた大理石の厳かな祭壇卓が置かれています。

  • 14世紀末のオリジナル装飾が最も美しく残る、礼拝堂内部の主聖堂です。下部の壁面にはイスラム伝統の星型模様を組み合わせた色鮮やかな幾何学タイル(アリカタド)が敷き詰められ、正面のアーチ内には青地に金色の星が輝く美しいタイル装飾が施されています。右側の壁面には精緻な漆喰細工(イエセリア)とともに当時の貴族の紋章が刻まれており、上部にはゴシック様式の交差肋骨ヴォールト天井と重厚な吊り下げランプが空間を照らしています。

    14世紀末のオリジナル装飾が最も美しく残る、礼拝堂内部の主聖堂です。下部の壁面にはイスラム伝統の星型模様を組み合わせた色鮮やかな幾何学タイル(アリカタド)が敷き詰められ、正面のアーチ内には青地に金色の星が輝く美しいタイル装飾が施されています。右側の壁面には精緻な漆喰細工(イエセリア)とともに当時の貴族の紋章が刻まれており、上部にはゴシック様式の交差肋骨ヴォールト天井と重厚な吊り下げランプが空間を照らしています。

  • 壁一面にイスラム伝統の精緻な植物文様(アタウリケ)の漆喰細工(イエセリア)が施され、その中にこの礼拝堂の建設に関わった貴族の紋章が等間隔に配置されています。壁の下部には青と茶を基調とした繊細なタイル装飾の帯(フリーズ)が走り、上部には外光を取り込む長方形の窓と、それを支えるゴシック様式のアーチや装飾的な持ち送りが顔を覗かせています。

    壁一面にイスラム伝統の精緻な植物文様(アタウリケ)の漆喰細工(イエセリア)が施され、その中にこの礼拝堂の建設に関わった貴族の紋章が等間隔に配置されています。壁の下部には青と茶を基調とした繊細なタイル装飾の帯(フリーズ)が走り、上部には外光を取り込む長方形の窓と、それを支えるゴシック様式のアーチや装飾的な持ち送りが顔を覗かせています。

  • サン・バルトロメ礼拝堂を後にし、ユダヤ人街の路地を歩きます。ほどなく、「ZOCO MUNICIPAL ARTESANO」と書かれた看板が目に入りました。ここが、コルドバ市営工芸市場(ZOCO)の入口です。

    サン・バルトロメ礼拝堂を後にし、ユダヤ人街の路地を歩きます。ほどなく、「ZOCO MUNICIPAL ARTESANO」と書かれた看板が目に入りました。ここが、コルドバ市営工芸市場(ZOCO)の入口です。

    ソコ 専門店

  • 入口の門をくぐると、外の喧騒が嘘のように遠ざかり、静かで美しい中庭(パティオ)が目の前に広がりました。歴史ある建物に囲まれたこの空間は、ユダヤ人街の賑わいとは対照的な、穏やかな時間が流れています。

    入口の門をくぐると、外の喧騒が嘘のように遠ざかり、静かで美しい中庭(パティオ)が目の前に広がりました。歴史ある建物に囲まれたこの空間は、ユダヤ人街の賑わいとは対照的な、穏やかな時間が流れています。

  • 頭上を覆う山吹色のトールド(日よけ布)が、アンダルシアの強い陽射しをやわらかな黄金色の光へと変え、古い石畳に穏やかな影を落としています。白壁を彩るコルドバ伝統の青い植木鉢には、色鮮やかな花々と豊かな緑があふれ、パティオならではの美しい景観をつくり出しています。ふと中庭に目を向けると、かつて人々が水を汲み、語らいの場となっていたのであろう鉄格子の美しい井戸や、2階へと緩やかに続く白い階段が、まるで時を止めたかのように静かに佇んでいました。

    頭上を覆う山吹色のトールド(日よけ布)が、アンダルシアの強い陽射しをやわらかな黄金色の光へと変え、古い石畳に穏やかな影を落としています。白壁を彩るコルドバ伝統の青い植木鉢には、色鮮やかな花々と豊かな緑があふれ、パティオならではの美しい景観をつくり出しています。ふと中庭に目を向けると、かつて人々が水を汲み、語らいの場となっていたのであろう鉄格子の美しい井戸や、2階へと緩やかに続く白い階段が、まるで時を止めたかのように静かに佇んでいました。

  • この建物は16世紀の邸宅を改装したもので、中庭を囲む1階と2階の小部屋には、地元の伝統工芸を受け継ぐ職人たちのアトリエ兼ショップが軒を連ねています。

    この建物は16世紀の邸宅を改装したもので、中庭を囲む1階と2階の小部屋には、地元の伝統工芸を受け継ぐ職人たちのアトリエ兼ショップが軒を連ねています。

  • 「ZOCO(ゾコ)」は、アラビア語で「市場(スーク)」を意味する言葉です。イスラム時代の市場文化の名残を受け継ぐこの場所は、現在では地元職人による伝統工芸品の工房兼ショップが集まる、市営のクラフトマーケットとして親しまれています。

    「ZOCO(ゾコ)」は、アラビア語で「市場(スーク)」を意味する言葉です。イスラム時代の市場文化の名残を受け継ぐこの場所は、現在では地元職人による伝統工芸品の工房兼ショップが集まる、市営のクラフトマーケットとして親しまれています。

  • 白い壁面を彩るのは、どこかノスタルジックな雰囲気を漂わせるだまし絵(トロンプ・ルイユ)。窓枠を縁取る繊細な装飾や、優美な天使たちが描かれた壁画が、この場所に上品な趣を添えています。その下には、伝統衣装をまとい静かにボトルを手にする男たちのモノクロ写真が飾られ、長い年月を重ねてきたこの場所の歴史と、受け継がれてきたアンダルシアの職人文化を静かに物語っているようでした。

    白い壁面を彩るのは、どこかノスタルジックな雰囲気を漂わせるだまし絵(トロンプ・ルイユ)。窓枠を縁取る繊細な装飾や、優美な天使たちが描かれた壁画が、この場所に上品な趣を添えています。その下には、伝統衣装をまとい静かにボトルを手にする男たちのモノクロ写真が飾られ、長い年月を重ねてきたこの場所の歴史と、受け継がれてきたアンダルシアの職人文化を静かに物語っているようでした。

  • 中庭の奥、アーチの影を抜けた先に静かに佇む丸い石造りの噴水。これは単なる装飾ではなく、アンダルシアの厳しい夏の暑さを和らげ、訪れる人々に束の間の涼をもたらす大切な役割を果たしています。

    中庭の奥、アーチの影を抜けた先に静かに佇む丸い石造りの噴水。これは単なる装飾ではなく、アンダルシアの厳しい夏の暑さを和らげ、訪れる人々に束の間の涼をもたらす大切な役割を果たしています。

  • 市営工芸市場(ZOCO)を抜けると、チベリアデス広場(Plaza de Tiberíades)に出ます。マイモニデス広場に隣接する小さな広場で、ガイドの説明に耳を傾ける観光客の姿が見られました。中央に立つのは、12世紀にコルドバで活躍したユダヤ人哲学者・医師・神学者、マイモニデスのブロンズ像です。

    市営工芸市場(ZOCO)を抜けると、チベリアデス広場(Plaza de Tiberíades)に出ます。マイモニデス広場に隣接する小さな広場で、ガイドの説明に耳を傾ける観光客の姿が見られました。中央に立つのは、12世紀にコルドバで活躍したユダヤ人哲学者・医師・神学者、マイモニデスのブロンズ像です。

  • チベリアデス広場の一角に建つのが、コルドバのシナゴーグ(Sinagoga de Córdoba)です。1315年に建てられたこの建物は、アンダルシア地方で唯一現存する中世のユダヤ教礼拝堂として知られています。<br />

    チベリアデス広場の一角に建つのが、コルドバのシナゴーグ(Sinagoga de Córdoba)です。1315年に建てられたこの建物は、アンダルシア地方で唯一現存する中世のユダヤ教礼拝堂として知られています。

    シナゴガ 寺院・教会

  • こちらは礼拝堂の東側の壁です。中央下部の黒い台座の奥に見える窪みは、ユダヤ教の最も神聖な経典「トーラ(聖書巻物)」を納めていた「アーク(聖櫃)」が置かれていた場所です。ユダヤ教では、信徒は聖地エルサレムのある東を向いて祈りを捧げるため、この壁が礼拝堂の中で最も重要な場所とされました。現在は遺構を保護するとともに、その役割を紹介するための解説スタンドが設置されています。

    こちらは礼拝堂の東側の壁です。中央下部の黒い台座の奥に見える窪みは、ユダヤ教の最も神聖な経典「トーラ(聖書巻物)」を納めていた「アーク(聖櫃)」が置かれていた場所です。ユダヤ教では、信徒は聖地エルサレムのある東を向いて祈りを捧げるため、この壁が礼拝堂の中で最も重要な場所とされました。現在は遺構を保護するとともに、その役割を紹介するための解説スタンドが設置されています。

  • 礼拝堂の北側の壁です。最上部に並ぶ5つの小さなアーチ窓は、室内へ自然光を均等に取り込み、精緻な石膏彫刻の陰影を美しく浮かび上がらせるための採光窓です。<br /><br />その下には、それぞれ異なる緻密な幾何学模様が彫られた3つの大きな装飾パネルが並び、壁面全体を華やかに彩っています。なお、この壁の1階部分には中庭へと続く礼拝堂の主出入口が設けられています。

    礼拝堂の北側の壁です。最上部に並ぶ5つの小さなアーチ窓は、室内へ自然光を均等に取り込み、精緻な石膏彫刻の陰影を美しく浮かび上がらせるための採光窓です。

    その下には、それぞれ異なる緻密な幾何学模様が彫られた3つの大きな装飾パネルが並び、壁面全体を華やかに彩っています。なお、この壁の1階部分には中庭へと続く礼拝堂の主出入口が設けられています。

  • 礼拝堂の南側の壁です。2階部分に設けられた3つの大きなアーチ状の開口部は、かつて女性専用の礼拝席(Galería de las mujeres)があった場所です。<br /><br />伝統的なユダヤ教の戒律では、礼拝の際に男女が同じ空間で交ざることは避けられていたため、このように女性のための礼拝空間が設けられました。

    礼拝堂の南側の壁です。2階部分に設けられた3つの大きなアーチ状の開口部は、かつて女性専用の礼拝席(Galería de las mujeres)があった場所です。

    伝統的なユダヤ教の戒律では、礼拝の際に男女が同じ空間で交ざることは避けられていたため、このように女性のための礼拝空間が設けられました。

  • 礼拝堂の西側の壁です。中央にある花弁を重ねたような多弁型アーチのくぼみは、かつてこの礼拝堂の創設者とされるイサク・モヘブ(Isaac Moheb)の献納銘文が掲げられていた場所、あるいは礼拝を司る指導者が座る席として使われていた場所と考えられています。

    礼拝堂の西側の壁です。中央にある花弁を重ねたような多弁型アーチのくぼみは、かつてこの礼拝堂の創設者とされるイサク・モヘブ(Isaac Moheb)の献納銘文が掲げられていた場所、あるいは礼拝を司る指導者が座る席として使われていた場所と考えられています。

  • 壁一面を覆っているのは、イスラム美術の影響を色濃く残すムデハル様式の繊細な漆喰彫刻(イエセリア)です。幾何学模様や植物文様が隙間なく彫り込まれ、その間には旧約聖書の詩篇などに由来するヘブライ語の銘文が、美しい装飾の一部として組み込まれています。

    壁一面を覆っているのは、イスラム美術の影響を色濃く残すムデハル様式の繊細な漆喰彫刻(イエセリア)です。幾何学模様や植物文様が隙間なく彫り込まれ、その間には旧約聖書の詩篇などに由来するヘブライ語の銘文が、美しい装飾の一部として組み込まれています。

  • 多弁型アーチのくぼみの中央には、十字架の形が今も残されています。これは、1492年のユダヤ人追放令後、この礼拝堂がカトリックの聖ロクス(San Roque)の礼拝堂として利用されるようになった際に描かれたフレスコ画の名残です。

    多弁型アーチのくぼみの中央には、十字架の形が今も残されています。これは、1492年のユダヤ人追放令後、この礼拝堂がカトリックの聖ロクス(San Roque)の礼拝堂として利用されるようになった際に描かれたフレスコ画の名残です。

  • シナゴーグの見学を終え、再びチベリアデス広場へ戻ってきました。改めてマイモニデスのブロンズ像を撮影。あとで写真を整理していて気付いたのですが、肝心のシナゴーグの外観を一枚も撮っていませんでした。狭い路地に建つ建物で、この広場ではマイモニデス像の存在感が大きく、そちらばかりに目が向いてしまったようです。

    シナゴーグの見学を終え、再びチベリアデス広場へ戻ってきました。改めてマイモニデスのブロンズ像を撮影。あとで写真を整理していて気付いたのですが、肝心のシナゴーグの外観を一枚も撮っていませんでした。狭い路地に建つ建物で、この広場ではマイモニデス像の存在感が大きく、そちらばかりに目が向いてしまったようです。

  • シナゴーグの見学を終え、昼食の時間となりました。<br />近くのレストランを捜し歩いて訪れたのは、チベリアデス広場から西へ約250mほどの場所にある「パティオ・デ・ラ・フデリア(Restaurante Patio de la Judería)」です。ユダヤ人街の歴史ある街並みの中にあるレストランで、コルドバらしい雰囲気を感じながら昼食をいただきました。

    シナゴーグの見学を終え、昼食の時間となりました。
    近くのレストランを捜し歩いて訪れたのは、チベリアデス広場から西へ約250mほどの場所にある「パティオ・デ・ラ・フデリア(Restaurante Patio de la Judería)」です。ユダヤ人街の歴史ある街並みの中にあるレストランで、コルドバらしい雰囲気を感じながら昼食をいただきました。

  • このレストランは、伝統的なコルドバ風パティオを備えた18世紀の邸宅を改装した建物で、歴史あるユダヤ人街の雰囲気を感じながら食事を楽しめる場所です。夜には本格的なフラメンコショーも開催され、間近で迫力ある舞台を楽しめることでも知られています。

    このレストランは、伝統的なコルドバ風パティオを備えた18世紀の邸宅を改装した建物で、歴史あるユダヤ人街の雰囲気を感じながら食事を楽しめる場所です。夜には本格的なフラメンコショーも開催され、間近で迫力ある舞台を楽しめることでも知られています。

  • レストランの中央には、コルドバ伝統のパティオ(中庭)が残されています。中央の空間がフラメンコのステージとなり、それを囲む三方の柱廊(回廊)に客席が配置されています。柱の向こう側は屋外の中庭で、18世紀の邸宅らしい空間をそのまま活かした造りになっています。

    レストランの中央には、コルドバ伝統のパティオ(中庭)が残されています。中央の空間がフラメンコのステージとなり、それを囲む三方の柱廊(回廊)に客席が配置されています。柱の向こう側は屋外の中庭で、18世紀の邸宅らしい空間をそのまま活かした造りになっています。

  • 注文したのは、アンダルシアを代表する冷製スープ ガスパチョ(Gazpacho) と、ナスのハチミツがけ(Berenjenas con Miel) です。<br /><br />ガスパチョは、トマトをベースにオリーブオイル、ニンニク、パン、野菜などを加えて作る冷たいスープです。強い日差しが照りつけるアンダルシアの夏には欠かせない郷土料理で、濃厚なトマトの風味とオリーブオイルの香りが広がります。暑さの中で歩いた身体に、ひんやりとした爽やかさが心地よく感じられる一品でした。<br /><br />もう一皿は、この店で特に人気のあるナスのハチミツがけ。薄切りまたは細長く切ったナスを揚げ、そこに甘いハチミツをかけた料理です。揚げたナスの香ばしさと旨味に、ハチミツの優しい甘さが加わる、甘味と塩味の組み合わせが特徴的なアンダルシアらしい味わいでした。

    注文したのは、アンダルシアを代表する冷製スープ ガスパチョ(Gazpacho) と、ナスのハチミツがけ(Berenjenas con Miel) です。

    ガスパチョは、トマトをベースにオリーブオイル、ニンニク、パン、野菜などを加えて作る冷たいスープです。強い日差しが照りつけるアンダルシアの夏には欠かせない郷土料理で、濃厚なトマトの風味とオリーブオイルの香りが広がります。暑さの中で歩いた身体に、ひんやりとした爽やかさが心地よく感じられる一品でした。

    もう一皿は、この店で特に人気のあるナスのハチミツがけ。薄切りまたは細長く切ったナスを揚げ、そこに甘いハチミツをかけた料理です。揚げたナスの香ばしさと旨味に、ハチミツの優しい甘さが加わる、甘味と塩味の組み合わせが特徴的なアンダルシアらしい味わいでした。

  • 2皿目は フラメンキン(Flamenquín) を二人でシェアしました。<br /><br />フラメンキンとは、豚ロース肉で生ハム(ハモン・セラーノ)を巻き、衣をつけて細長くカラッと揚げた、スペイン風の特大カツレツです。

    2皿目は フラメンキン(Flamenquín) を二人でシェアしました。

    フラメンキンとは、豚ロース肉で生ハム(ハモン・セラーノ)を巻き、衣をつけて細長くカラッと揚げた、スペイン風の特大カツレツです。

  • 昼食後はいったんホテルへ戻りました。午後3時を過ぎると、コルドバの暑さもピークを迎えます。午後4時からの見学に備え、部屋で少し休憩です。フロント脇にはウォーターサーバーが用意されており、レモンやオレンジを入れたフレーバーウォーターになっていました。暑い街歩きの後だけに、こうしたホテルのさりげない心遣いがとてもありがたく感じられました。

    昼食後はいったんホテルへ戻りました。午後3時を過ぎると、コルドバの暑さもピークを迎えます。午後4時からの見学に備え、部屋で少し休憩です。フロント脇にはウォーターサーバーが用意されており、レモンやオレンジを入れたフレーバーウォーターになっていました。暑い街歩きの後だけに、こうしたホテルのさりげない心遣いがとてもありがたく感じられました。

    NH コルドバ カリファ ホテル

  • 一時間ほど休憩した後、ビクトリア通りを走るバスに乗って次の目的地へ向かいました。写真は、車窓から撮影したラ・マルムエルタの塔(Torre de la Malmuerta)です。1406~1408年に、カスティーリャ王エンリケ3世の命によって築かれた防衛塔で、コルドバ旧市街北側、コロン広場の北西角に位置しています。かつては城壁と一体となって街を守る重要な役割を担い、現在も四角い堅牢な塔と城門が中世の面影を色濃く残す、コルドバを代表する城壁遺構の一つです。なお、「ラ・マルムエルタ(Malmuerta=不当な死を遂げた女性)」という印象的な名称は、後世に語り継がれた悲劇的な伝説に由来するとされています。

    一時間ほど休憩した後、ビクトリア通りを走るバスに乗って次の目的地へ向かいました。写真は、車窓から撮影したラ・マルムエルタの塔(Torre de la Malmuerta)です。1406~1408年に、カスティーリャ王エンリケ3世の命によって築かれた防衛塔で、コルドバ旧市街北側、コロン広場の北西角に位置しています。かつては城壁と一体となって街を守る重要な役割を担い、現在も四角い堅牢な塔と城門が中世の面影を色濃く残す、コルドバを代表する城壁遺構の一つです。なお、「ラ・マルムエルタ(Malmuerta=不当な死を遂げた女性)」という印象的な名称は、後世に語り継がれた悲劇的な伝説に由来するとされています。

    マルムエルタの塔 建造物

  • 停留所を降りて向かったのは、王立サンタ・マリーナ・デ・アグアス・サンタス教会(Real Iglesia de Santa Marina de Aguas Santas)です。1236年にフェルナンド3世がコルドバを再征服した後、市内に建てられた「フェルナンド様式(Fernandino)」を代表する教会の一つとして知られています。イスラム時代のモスク跡地に建立されたとされ、ロマネスクからゴシックへの過渡期を示す建築様式を今に伝える、コルドバを代表する中世教会の一つです。

    停留所を降りて向かったのは、王立サンタ・マリーナ・デ・アグアス・サンタス教会(Real Iglesia de Santa Marina de Aguas Santas)です。1236年にフェルナンド3世がコルドバを再征服した後、市内に建てられた「フェルナンド様式(Fernandino)」を代表する教会の一つとして知られています。イスラム時代のモスク跡地に建立されたとされ、ロマネスクからゴシックへの過渡期を示す建築様式を今に伝える、コルドバを代表する中世教会の一つです。

  • 前の写真に写っている王立サンタ・マリーナ・デ・アグアス・サンタス教会(以下、サンタ・マリーナ教会)の北側にある側扉(Portada)です。幾重にも重なる緩やかな尖頭アーチは、ロマネスクからゴシックへ移り変わる過渡期を感じさせます。アーチを支える柱頭には、人間や動物をモチーフにした中世らしい彫刻が施されています。

    前の写真に写っている王立サンタ・マリーナ・デ・アグアス・サンタス教会(以下、サンタ・マリーナ教会)の北側にある側扉(Portada)です。幾重にも重なる緩やかな尖頭アーチは、ロマネスクからゴシックへ移り変わる過渡期を感じさせます。アーチを支える柱頭には、人間や動物をモチーフにした中世らしい彫刻が施されています。

  • 西側のメインファサード(西正面門)です。正面には太く頑丈な4つの控え壁(バットレス)が垂直に突き出し、建物全体に力強い印象を与えています。その堅牢な外観は、中世の戦乱期に建てられた「城砦教会」としての性格を色濃く伝えています。

    西側のメインファサード(西正面門)です。正面には太く頑丈な4つの控え壁(バットレス)が垂直に突き出し、建物全体に力強い印象を与えています。その堅牢な外観は、中世の戦乱期に建てられた「城砦教会」としての性格を色濃く伝えています。

    サンタ マリナ教会 寺院・教会

  • ファサードの最上部が三角形に尖っており、中世フェルナンド様式教会の典型的なシルエットを作り出しています。中央上部に輝く円形のバラ窓は、後期ロマネスクからゴシック期の特徴的な装飾で、緻密な幾何学模様が刻まれています。

    ファサードの最上部が三角形に尖っており、中世フェルナンド様式教会の典型的なシルエットを作り出しています。中央上部に輝く円形のバラ窓は、後期ロマネスクからゴシック期の特徴的な装飾で、緻密な幾何学模様が刻まれています。

  • 写真はコンデ・デ・プリエゴ広場(Plaza del Conde de Priego)です。サンタ・マリーナ・デ・アグアス・サンタス教会の西側に広がる広場で、中央には17世紀の噴水が設けられています。正面に見える白い壁の四角い建物は、15世紀創建のサンタ・イサベル修道院(Convento de Santa Isabel)です。

    写真はコンデ・デ・プリエゴ広場(Plaza del Conde de Priego)です。サンタ・マリーナ・デ・アグアス・サンタス教会の西側に広がる広場で、中央には17世紀の噴水が設けられています。正面に見える白い壁の四角い建物は、15世紀創建のサンタ・イサベル修道院(Convento de Santa Isabel)です。

  • 同じくコンデ・デ・プリエゴ広場の風景です。左側に見えるのはサンタ・イサベル修道院の壁面で、広場の奥にはコルドバ出身の闘牛士マノレテの記念碑が建っています。

    同じくコンデ・デ・プリエゴ広場の風景です。左側に見えるのはサンタ・イサベル修道院の壁面で、広場の奥にはコルドバ出身の闘牛士マノレテの記念碑が建っています。

  • サンタ・マリーナ教会の内部です。堂内はとても静かで、祭壇奥のステンドグラスから差し込む柔らかな光が印象的でした。高い天井と整然と並ぶ石柱が、簡素ながらも心地よい空間をつくり出しています。

    サンタ・マリーナ教会の内部です。堂内はとても静かで、祭壇奥のステンドグラスから差し込む柔らかな光が印象的でした。高い天井と整然と並ぶ石柱が、簡素ながらも心地よい空間をつくり出しています。

  • サンタ・マリーナ教会の身廊です。高く伸びる尖頭アーチが連なり、その上には中世の木造天井(アルマドゥーラ)が架けられています。装飾を抑えた端正な空間は、レコンキスタ直後に建てられたフェルナンド様式の教会らしい力強さと落ち着きを感じさせます。高窓から差し込む柔らかな自然光が、石造りの堂内を静かに照らしていました。

    サンタ・マリーナ教会の身廊です。高く伸びる尖頭アーチが連なり、その上には中世の木造天井(アルマドゥーラ)が架けられています。装飾を抑えた端正な空間は、レコンキスタ直後に建てられたフェルナンド様式の教会らしい力強さと落ち着きを感じさせます。高窓から差し込む柔らかな自然光が、石造りの堂内を静かに照らしていました。

  • 暗がりの空間の中で、頭上のバラ窓がいっそう際立ちます。西日を浴びたステンドグラスが鮮やかな彩りを映し出し、影に包まれた厳かな空間をドラマチックに照らし出していました。

    暗がりの空間の中で、頭上のバラ窓がいっそう際立ちます。西日を浴びたステンドグラスが鮮やかな彩りを映し出し、影に包まれた厳かな空間をドラマチックに照らし出していました。

  • この写真は、側廊の一角にあるベナヴィデス礼拝堂(Capilla de los Benavides)です。現在は、復活のキリスト兄弟団(RESUCITADO)の主祭壇として使われています。金色に輝く主祭壇の中央には、十字架を手にした復活のキリスト(Señor Resucitado)の彫像が安置されています。右隣には、豪華な刺繍が施された美しい衣装をまとった喜びの聖母マリア(Virgen de la Alegría)のマリア像が優しく微笑んでいました。

    この写真は、側廊の一角にあるベナヴィデス礼拝堂(Capilla de los Benavides)です。現在は、復活のキリスト兄弟団(RESUCITADO)の主祭壇として使われています。金色に輝く主祭壇の中央には、十字架を手にした復活のキリスト(Señor Resucitado)の彫像が安置されています。右隣には、豪華な刺繍が施された美しい衣装をまとった喜びの聖母マリア(Virgen de la Alegría)のマリア像が優しく微笑んでいました。

  • 右側廊に設けられた小さな祭壇です。祀られているのは、ペストの守護聖人である聖ロッコの彫像。17~18世紀のバロック期に造られたもので、衣の裾をたくし上げて太もものペストの傷口を指し示す聖ロッコの姿と、病床の彼に毎日パンを運び続けたという足元の「忠実な犬」のレリーフが見事に表現されています。武骨なゴシック様式の石造り空間が続く右側廊の中で、この黄金のニッチ(飾り棚)だけがスポットライトを浴びたように浮かび上がり、かつて疫病の恐怖に直面したコルドバの人々の祈りを今に伝えているようでした。

    右側廊に設けられた小さな祭壇です。祀られているのは、ペストの守護聖人である聖ロッコの彫像。17~18世紀のバロック期に造られたもので、衣の裾をたくし上げて太もものペストの傷口を指し示す聖ロッコの姿と、病床の彼に毎日パンを運び続けたという足元の「忠実な犬」のレリーフが見事に表現されています。武骨なゴシック様式の石造り空間が続く右側廊の中で、この黄金のニッチ(飾り棚)だけがスポットライトを浴びたように浮かび上がり、かつて疫病の恐怖に直面したコルドバの人々の祈りを今に伝えているようでした。

  • 中央のニッチに安置されているのは、幼子キリストを抱いたロザリオの聖母(Virgen del Rosario)の彫像です。聖母マリアの頭上には、まるで後光のように精巧な銀の光輪が輝き、左手にはその名の通りロザリオを携えています。

    中央のニッチに安置されているのは、幼子キリストを抱いたロザリオの聖母(Virgen del Rosario)の彫像です。聖母マリアの頭上には、まるで後光のように精巧な銀の光輪が輝き、左手にはその名の通りロザリオを携えています。

  • 教会の最深部である主祭壇の前へと進みます。そこは、これまでの絢爛豪華な黄金の世界から一転して、再び中世の息吹を色濃く残す静謐で引き締まった空間でした。見上げると、多角形のアプシス(後陣)の天井に、まるで傘の骨のように美しく広がるリブ・ヴォールトが浮かび上がります。

    教会の最深部である主祭壇の前へと進みます。そこは、これまでの絢爛豪華な黄金の世界から一転して、再び中世の息吹を色濃く残す静謐で引き締まった空間でした。見上げると、多角形のアプシス(後陣)の天井に、まるで傘の骨のように美しく広がるリブ・ヴォールトが浮かび上がります。

  • 主祭壇の真ん中に厳かに佇む、気品に満ちた衣服をまとった聖母子像。彼女の頭上には、木造の厳格な十字架に磔にされたキリストの磔刑像が掲げられており、その背後から差し込むステンドグラスの光が、この一角をこの世のものとは思えない神秘的な空間へと変えていました。

    主祭壇の真ん中に厳かに佇む、気品に満ちた衣服をまとった聖母子像。彼女の頭上には、木造の厳格な十字架に磔にされたキリストの磔刑像が掲げられており、その背後から差し込むステンドグラスの光が、この一角をこの世のものとは思えない神秘的な空間へと変えていました。

  • 教会のすぐ南には、現在は博物館として公開されているパラシオ・デ・ビアナ(Palacio de Viana)があります。<br />開館時間は10:00~19:00。月曜定休。入場料は一人8.5ユーロです。シニア割引はありません。<br />(2026年5月現在)

    教会のすぐ南には、現在は博物館として公開されているパラシオ・デ・ビアナ(Palacio de Viana)があります。
    開館時間は10:00~19:00。月曜定休。入場料は一人8.5ユーロです。シニア割引はありません。
    (2026年5月現在)

    ビアナ宮殿 城・宮殿

  • ビアナ宮殿の見学で最初に迎えてくれる受付のパティオ(Patio de Recibo)。白壁とビアナ・ブルーの窓枠、そして中央にそびえ立つ大きなヤシの木が、アンダルシアらしい開放的な雰囲気を演出しています。

    ビアナ宮殿の見学で最初に迎えてくれる受付のパティオ(Patio de Recibo)。白壁とビアナ・ブルーの窓枠、そして中央にそびえ立つ大きなヤシの木が、アンダルシアらしい開放的な雰囲気を演出しています。

  • トスカーナ式の柱で支えられた2階建ての回廊が、パティオをぐるりと囲むように設計されています。どの角度から見ても、白壁に映える鮮やかな青色の窓枠が印象的です。

    トスカーナ式の柱で支えられた2階建ての回廊が、パティオをぐるりと囲むように設計されています。どの角度から見ても、白壁に映える鮮やかな青色の窓枠が印象的です。

  • 白タイルの壁にずらりと掛けられた見事な銅鍋のコレクションが目を引く宮殿の台所。大きな鉄製のオーブンやガラス瓶、陶器のキャニスターなど、当時の豊かな食文化を今に伝える調度品や台所用品が展示されています。

    白タイルの壁にずらりと掛けられた見事な銅鍋のコレクションが目を引く宮殿の台所。大きな鉄製のオーブンやガラス瓶、陶器のキャニスターなど、当時の豊かな食文化を今に伝える調度品や台所用品が展示されています。

  • 厨房を抜けて再び外へ出ると、白壁を埋め尽くすようにゼラニウムの鉢植えが飾られた猫のパティオ(Patio de los Gatos)が現れます。青い木窓と鮮やかなピンクの花々のコントラストが、コルドバらしい素朴で愛らしい雰囲気を感じさせます。

    厨房を抜けて再び外へ出ると、白壁を埋め尽くすようにゼラニウムの鉢植えが飾られた猫のパティオ(Patio de los Gatos)が現れます。青い木窓と鮮やかなピンクの花々のコントラストが、コルドバらしい素朴で愛らしい雰囲気を感じさせます。

  • 正面に回り込んで壁を見上げると、まばゆい太陽の光を浴びた無数の植木鉢が、まるでアートのように美しく整列しています。<br />この猫のパティオ(Patio de los Gatos)は、パラシオ・デ・ビアナの中でも最も古い起源を持つ空間のひとつで、かつて庶民が暮らした集合住宅の面影を今に伝えています。コルドバに根付いたパティオ文化の歴史を感じさせる場所です。

    正面に回り込んで壁を見上げると、まばゆい太陽の光を浴びた無数の植木鉢が、まるでアートのように美しく整列しています。
    この猫のパティオ(Patio de los Gatos)は、パラシオ・デ・ビアナの中でも最も古い起源を持つ空間のひとつで、かつて庶民が暮らした集合住宅の面影を今に伝えています。コルドバに根付いたパティオ文化の歴史を感じさせる場所です。

  • 庶民的な趣を残す猫のパティオを抜けると、次に現れるのがオレンジの木のパティオ(Patio de los Naranjos)です。古い石柱や花々、背後に広がるオレンジの木々が、落ち着いた庭園の雰囲気を作り出しています。水と緑に彩られたこの空間には、アンダルシアの伝統的なパティオ文化を感じることができます。<br />

    庶民的な趣を残す猫のパティオを抜けると、次に現れるのがオレンジの木のパティオ(Patio de los Naranjos)です。古い石柱や花々、背後に広がるオレンジの木々が、落ち着いた庭園の雰囲気を作り出しています。水と緑に彩られたこの空間には、アンダルシアの伝統的なパティオ文化を感じることができます。

  • オレンジの木のパティオは、かつてヴィアナ宮殿の入口として使われていた中庭で、アラブ時代の菜園跡に造られたと伝えられています。<br />壁一面を覆う緑の生垣の中には、奥のパティオへと続く小さな通路がアーチ状に開かれており、まるで迷宮のような宮殿をさらに奥へ進んでいく楽しさを感じさせます。

    オレンジの木のパティオは、かつてヴィアナ宮殿の入口として使われていた中庭で、アラブ時代の菜園跡に造られたと伝えられています。
    壁一面を覆う緑の生垣の中には、奥のパティオへと続く小さな通路がアーチ状に開かれており、まるで迷宮のような宮殿をさらに奥へ進んでいく楽しさを感じさせます。

  • 生垣の通路を抜けると、目の前がパッと開け、宮殿内で最も広いパティオのひとつである柱のパティオ(Patio de las Columnas)が姿を現します。細長い水盤を囲むように花鉢が並び、幾何学模様の床の向こうには、先ほど歩いてきたサンタ・マリーナ教会の塔が青空に映えています。

    生垣の通路を抜けると、目の前がパッと開け、宮殿内で最も広いパティオのひとつである柱のパティオ(Patio de las Columnas)が姿を現します。細長い水盤を囲むように花鉢が並び、幾何学模様の床の向こうには、先ほど歩いてきたサンタ・マリーナ教会の塔が青空に映えています。

  • パティオ巡りの最後を飾るのは、古文書が眠る古文書館のパティオ(Patio del Archivo)です。壁一面を埋め尽くすように咲く淡いブルーのルリマツリ(プルンバゴ)の花が、アンダルシアの強い日差しの中に涼やかな彩りを添えています。<br /><br />貴族の暮らしを伝える優雅な空間から、庶民の生活の面影を残す素朴な中庭まで、ビアナ宮殿の12のパティオは、それぞれ異なる表情を見せてくれました。個性豊かな中庭を巡る時間は、コルドバのパティオ文化の奥深さを感じるひとときとなりました。

    パティオ巡りの最後を飾るのは、古文書が眠る古文書館のパティオ(Patio del Archivo)です。壁一面を埋め尽くすように咲く淡いブルーのルリマツリ(プルンバゴ)の花が、アンダルシアの強い日差しの中に涼やかな彩りを添えています。

    貴族の暮らしを伝える優雅な空間から、庶民の生活の面影を残す素朴な中庭まで、ビアナ宮殿の12のパティオは、それぞれ異なる表情を見せてくれました。個性豊かな中庭を巡る時間は、コルドバのパティオ文化の奥深さを感じるひとときとなりました。

  • ビアナ宮殿の見学を終え、前のカフェで水分補給を兼ねた休憩をしていると、目の前に一台のタクシーが停まりました。<br />タクシーを利用して、メスキータの近くに新しく開館した「CIR(メスキータ・カテドラル情報受入センター)」へ向かいました。運転手さんもこの施設の場所はまだご存じなかったようです。

    ビアナ宮殿の見学を終え、前のカフェで水分補給を兼ねた休憩をしていると、目の前に一台のタクシーが停まりました。
    タクシーを利用して、メスキータの近くに新しく開館した「CIR(メスキータ・カテドラル情報受入センター)」へ向かいました。運転手さんもこの施設の場所はまだご存じなかったようです。

  • じつは午前中にこの前を通りかかったとき、係員の方に尋ねてみたのがきっかけでした。ここは12年の歳月と約14億円をかけて建設され、今年(2026年)の1月に開館したばかりの最新の歴史展示館なのだそうです。基本的な開館時間は朝9:00から夕方18:00(夏期は19:00)まで。中庭などは誰でも入れるのですが、このプロローグビデオが上映されるシアタールームなどの有料展示エリアも、メスキータの入場チケットを提示すれば無料で入館することができます。

    じつは午前中にこの前を通りかかったとき、係員の方に尋ねてみたのがきっかけでした。ここは12年の歳月と約14億円をかけて建設され、今年(2026年)の1月に開館したばかりの最新の歴史展示館なのだそうです。基本的な開館時間は朝9:00から夕方18:00(夏期は19:00)まで。中庭などは誰でも入れるのですが、このプロローグビデオが上映されるシアタールームなどの有料展示エリアも、メスキータの入場チケットを提示すれば無料で入館することができます。

  • ビデオを観たあとは展示スペースへ。そこにはメスキータの複雑な構造をユニークに表現した、巨大な木製の建築模型が展示されていました。

    ビデオを観たあとは展示スペースへ。そこにはメスキータの複雑な構造をユニークに表現した、巨大な木製の建築模型が展示されていました。

  • 写真は、メスキータの床下などから発掘された貴重な出土品が並ぶ展示コーナーです。<br />ここに飾られている古い石の彫刻や柱頭は、メスキータが建てられる以前、この場所に存在したとされるサン・ビセンテ聖堂に由来するものです。

    写真は、メスキータの床下などから発掘された貴重な出土品が並ぶ展示コーナーです。
    ここに飾られている古い石の彫刻や柱頭は、メスキータが建てられる以前、この場所に存在したとされるサン・ビセンテ聖堂に由来するものです。

  • 展示を見終わったあとは、情報センターが入る司教館の中庭へ出ました。<br />サン・エウロヒオの中庭(Patio de San Eulogio)と呼ばれる場所で、バロック様式の美しい黄色と白の回廊に囲まれており、静かな佇まいをのんびり眺めるのに心地よい空間となっています。

    展示を見終わったあとは、情報センターが入る司教館の中庭へ出ました。
    サン・エウロヒオの中庭(Patio de San Eulogio)と呼ばれる場所で、バロック様式の美しい黄色と白の回廊に囲まれており、静かな佇まいをのんびり眺めるのに心地よい空間となっています。

  • まだ行きたかった場所もありましたが、疲れ果ててホテルに戻って来ました。<br />以上でコルドバ市内の見学は終わりです。<br />明日はグラナダに向かいます。

    まだ行きたかった場所もありましたが、疲れ果ててホテルに戻って来ました。
    以上でコルドバ市内の見学は終わりです。
    明日はグラナダに向かいます。

    NH コルドバ カリファ ホテル

11いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったホテル

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

スペインで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
スペイン最安 376円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

スペインの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP