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2026年のスペイン旅行はバレンシア往復で、アラゴン、カステリア・ラマンチャ、カステリア・イ・レオンのセゴビア県、エストレマドーラ、アンダルシア、ムルシア州の3000km近くを車で巡る周遊旅行となりました。

2026年スペイン周遊紀行 トレド編1

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2026/05/12 - 2026/05/28

386位(同エリア851件中)

旅行記グループ 2026年スペイン半周旅行

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クリス

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2026年のスペイン旅行はバレンシア往復で、アラゴン、カステリア・ラマンチャ、カステリア・イ・レオンのセゴビア県、エストレマドーラ、アンダルシア、ムルシア州の3000km近くを車で巡る周遊旅行となりました。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
レンタカー
航空会社
JAL
旅行の手配内容
個別手配
  • 2026年5月16日早朝のセゴビア。まだ8時前ですが、天気が良いです。この日からスペインは全土で気温が上昇すると予報が出ており、5月には珍しい猛暑日が続くという事でした。早朝からやっているカフェやバーがないかと探しながらの散歩でしたが、どうやら鉄道駅周辺じゃないと開いていないようなので、諦めてレストランの朝食を摂る事にしました。写真は昨日外だけ見たサン・クレメント教会です。

    2026年5月16日早朝のセゴビア。まだ8時前ですが、天気が良いです。この日からスペインは全土で気温が上昇すると予報が出ており、5月には珍しい猛暑日が続くという事でした。早朝からやっているカフェやバーがないかと探しながらの散歩でしたが、どうやら鉄道駅周辺じゃないと開いていないようなので、諦めてレストランの朝食を摂る事にしました。写真は昨日外だけ見たサン・クレメント教会です。

  • 大聖堂は遠目に見ただけ。

    大聖堂は遠目に見ただけ。

  • 朝日に輝く水道橋。

    朝日に輝く水道橋。

  • ホテルで落ち着いて朝食を食べたのは3日ぶり。

    ホテルで落ち着いて朝食を食べたのは3日ぶり。

  • 9時にホテルをチェックアウトし、最初に向かったのはアビラ郊外にあるロス・クアトロ・ポステス(Los Cuatro Postes)です。「四本柱展望台」を意味するこの場所は、16世紀に建てられた宗教的モニュメントで、現在では多くの観光客が訪れる人気の撮影スポットとなっています。

    9時にホテルをチェックアウトし、最初に向かったのはアビラ郊外にあるロス・クアトロ・ポステス(Los Cuatro Postes)です。「四本柱展望台」を意味するこの場所は、16世紀に建てられた宗教的モニュメントで、現在では多くの観光客が訪れる人気の撮影スポットとなっています。

  • アダハ川(río Adaja)左岸の丘の上に位置し、完全な形で残る中世の城壁と旧市街を最も美しく眺められる場所として知られています。ここからは、世界遺産にも登録されている城壁都市アビラの壮大な景観が一望できます。

    アダハ川(río Adaja)左岸の丘の上に位置し、完全な形で残る中世の城壁と旧市街を最も美しく眺められる場所として知られています。ここからは、世界遺産にも登録されている城壁都市アビラの壮大な景観が一望できます。

  • この展望台の丘をくだり徒歩10分ほど。アダハ川に架かる橋を渡ると、サン・セグンド隠遁所(Ermita de San Segundo)に到着します。この教会は、市壁の外、アダハ川のほとりにひっそりと佇む12世紀のロマネスク様式教会で、アビラの守護聖人サン・セグンドに捧げられています。

    この展望台の丘をくだり徒歩10分ほど。アダハ川に架かる橋を渡ると、サン・セグンド隠遁所(Ermita de San Segundo)に到着します。この教会は、市壁の外、アダハ川のほとりにひっそりと佇む12世紀のロマネスク様式教会で、アビラの守護聖人サン・セグンドに捧げられています。

  • 12世紀(1130年~1160年頃)に建てられたもので、ロマネスク様式の美しい扉口が残されています。

    12世紀(1130年~1160年頃)に建てられたもので、ロマネスク様式の美しい扉口が残されています。

  • シンプルな3つの半円後陣も見る事が出来ますが、塀と柵に囲まれ近くで撮影する事は出来ませんでした。

    シンプルな3つの半円後陣も見る事が出来ますが、塀と柵に囲まれ近くで撮影する事は出来ませんでした。

  • 扉口は複数のヴシュール(アーチ帯)からなる典型的なロマネスク様式で、アーチには連続する植物文様が施されています。細身の付柱と装飾柱頭が奥行きのある構成を生み出し、質実な外観の中にも高い石工技術を見ることができます。

    扉口は複数のヴシュール(アーチ帯)からなる典型的なロマネスク様式で、アーチには連続する植物文様が施されています。細身の付柱と装飾柱頭が奥行きのある構成を生み出し、質実な外観の中にも高い石工技術を見ることができます。

  • 右側の柱頭は大きく開いた葉飾りで構成されています。簡潔ながら立体感のある植物文様が、扉口のアーチを彩る蔓草模様と調和しています。

    右側の柱頭は大きく開いた葉飾りで構成されています。簡潔ながら立体感のある植物文様が、扉口のアーチを彩る蔓草模様と調和しています。

  • 左側の柱頭には四足獣を思わせる彫刻が見られます。風化によって細部は失われていますが、ロマネスク彫刻にしばしば登場する動物モチーフの力強い造形を今に伝えています。

    左側の柱頭には四足獣を思わせる彫刻が見られます。風化によって細部は失われていますが、ロマネスク彫刻にしばしば登場する動物モチーフの力強い造形を今に伝えています。

  • ここか市内に入るには遠いので車で、城壁のそばに移動します。

    ここか市内に入るには遠いので車で、城壁のそばに移動します。

  • 城壁の外側の道に車を停め、歩き始めます。写真はサン・マティン教会(Iglesia de San Martín)。城壁外に建つ14世紀のムデハル様式の建築で、アビラの石工たちの教区として知られる北側地区に位置しています。レンガと切り石を組み合わせた外観が美しく、この地域ならではの特色を感じさせます。

    城壁の外側の道に車を停め、歩き始めます。写真はサン・マティン教会(Iglesia de San Martín)。城壁外に建つ14世紀のムデハル様式の建築で、アビラの石工たちの教区として知られる北側地区に位置しています。レンガと切り石を組み合わせた外観が美しく、この地域ならではの特色を感じさせます。

  • アビラの城壁は11世紀末から12世紀にかけて築かれた中世スペインを代表する城壁で、全長約2.5kmにわたって旧市街を取り囲んでいます。保存状態は極めて良好で、88の塔と9つの門を備えた壮大な姿は、レコンキスタ時代の国境防衛都市としての歴史を今に伝えています。1985年には旧市街とともにユネスコ世界遺産に登録され、アビラを象徴する景観となっています。

    アビラの城壁は11世紀末から12世紀にかけて築かれた中世スペインを代表する城壁で、全長約2.5kmにわたって旧市街を取り囲んでいます。保存状態は極めて良好で、88の塔と9つの門を備えた壮大な姿は、レコンキスタ時代の国境防衛都市としての歴史を今に伝えています。1985年には旧市街とともにユネスコ世界遺産に登録され、アビラを象徴する景観となっています。

  • 北側の城壁沿いを歩くと、その威容を間近に感じることができます。堅固な城壁は、中世アビラを象徴する印象的な景観をつくり出しています。

    北側の城壁沿いを歩くと、その威容を間近に感じることができます。堅固な城壁は、中世アビラを象徴する印象的な景観をつくり出しています。

  • サン・ビセンテ聖堂(Basílica de San Vicente)は、12世紀から13世紀にかけて建設されたアビラを代表するロマネスク建築のひとつです。伝承によれば、4世紀初頭に殉教した聖ウィセンテとその姉妹たちを記念して建てられたとされます。黄金色の花崗岩で造られた壮麗な姿はひときわ目を引き、アビラの城壁とともに中世都市を象徴する景観をつくり出しています。

    サン・ビセンテ聖堂(Basílica de San Vicente)は、12世紀から13世紀にかけて建設されたアビラを代表するロマネスク建築のひとつです。伝承によれば、4世紀初頭に殉教した聖ウィセンテとその姉妹たちを記念して建てられたとされます。黄金色の花崗岩で造られた壮麗な姿はひときわ目を引き、アビラの城壁とともに中世都市を象徴する景観をつくり出しています。

  • 西正面の扉口は、サン・ビセンテ聖堂を代表する見どころのひとつです。幾重にも重なるヴシュールと精巧に彫刻された柱頭が奥行きのある構成を生み出しており、アビラ・ロマネスクの傑作として高く評価されています。豊かな装飾と均整の取れた造形からは、この聖堂の重要性と当時の石工たちの高い技術力をうかがうことができます。

    西正面の扉口は、サン・ビセンテ聖堂を代表する見どころのひとつです。幾重にも重なるヴシュールと精巧に彫刻された柱頭が奥行きのある構成を生み出しており、アビラ・ロマネスクの傑作として高く評価されています。豊かな装飾と均整の取れた造形からは、この聖堂の重要性と当時の石工たちの高い技術力をうかがうことができます。

  • 西正面扉口を飾る使徒像群。円柱に寄り添うように立つ人物たちは、それぞれ異なる身振りや表情を見せ、静かな対話を交わしているかのようです。ロマネスク彫刻の伝統を受け継ぎながらも、人物表現にはすでにゴシック的な自然さが芽生えており、サン・ビセンテ聖堂を代表する見どころのひとつとなっています。

    西正面扉口を飾る使徒像群。円柱に寄り添うように立つ人物たちは、それぞれ異なる身振りや表情を見せ、静かな対話を交わしているかのようです。ロマネスク彫刻の伝統を受け継ぎながらも、人物表現にはすでにゴシック的な自然さが芽生えており、サン・ビセンテ聖堂を代表する見どころのひとつとなっています。

  • 西正面扉口の左側。幾重にも重なるアーキヴォルトには植物文様や装飾帯が精緻に刻まれ、その下には等身大の使徒像が並びます。豊かな彫刻で埋め尽くされた構成は、アビラのロマネスク芸術が到達した高い完成度を物語っています。聖堂はロマネスクを基調としながらも、随所に初期ゴシックの感覚が感じられます。

    西正面扉口の左側。幾重にも重なるアーキヴォルトには植物文様や装飾帯が精緻に刻まれ、その下には等身大の使徒像が並びます。豊かな彫刻で埋め尽くされた構成は、アビラのロマネスク芸術が到達した高い完成度を物語っています。聖堂はロマネスクを基調としながらも、随所に初期ゴシックの感覚が感じられます。

  • 身廊内部。身廊を見上げると、尖頭アーチと交差ヴォールトが連続し、視線は自然と祭壇へ導かれていきます。

    身廊内部。身廊を見上げると、尖頭アーチと交差ヴォールトが連続し、視線は自然と祭壇へ導かれていきます。

  • 重厚なロマネスク建築を基盤としながらも、天井にはすでにゴシック建築の特徴が取り入れられており、サン・ビセンテ聖堂が過渡期の建築であることを感じさせます。

    重厚なロマネスク建築を基盤としながらも、天井にはすでにゴシック建築の特徴が取り入れられており、サン・ビセンテ聖堂が過渡期の建築であることを感じさせます。

  • 一方、南側廊では半円アーチとヴォールトが規則正しく続き、ロマネスクらしい安定感のある空間が広がります。中央身廊の軽やかなゴシック的構成と見比べると、同じ聖堂の中に二つの時代の建築感覚が共存していることがよく分かります。

    一方、南側廊では半円アーチとヴォールトが規則正しく続き、ロマネスクらしい安定感のある空間が広がります。中央身廊の軽やかなゴシック的構成と見比べると、同じ聖堂の中に二つの時代の建築感覚が共存していることがよく分かります。

  • アーチを支える柱にはロマネスクらしさの残る柱頭があります。

    アーチを支える柱にはロマネスクらしさの残る柱頭があります。

  • 身廊を支える柱の柱頭には、向かい合う動物を思わせる彫刻が刻まれています。華麗な西正面彫刻に比べれば控えめですが、こうした装飾はロマネスク建築の魅力のひとつです。

    身廊を支える柱の柱頭には、向かい合う動物を思わせる彫刻が刻まれています。華麗な西正面彫刻に比べれば控えめですが、こうした装飾はロマネスク建築の魅力のひとつです。

  • 写真は堂内中央、交差部に鎮座するセノタフィオ(Cenotafio)と呼ばれる慰霊碑です。12世紀後半に名匠フルチェ((Fruchel)によって制作されたロマネスク美術の最高傑作です。

    写真は堂内中央、交差部に鎮座するセノタフィオ(Cenotafio)と呼ばれる慰霊碑です。12世紀後半に名匠フルチェ((Fruchel)によって制作されたロマネスク美術の最高傑作です。

  • 遺体が安置されていない空の墓を意味するセノタフィオですが、この霊廟には4世紀初頭のローマ帝国によるキリスト教迫害で殉教した聖ビセンテと2人の妹の生涯や、凄惨な殉教の場面が極めて精巧な浮き彫りで刻まれています。<br />

    遺体が安置されていない空の墓を意味するセノタフィオですが、この霊廟には4世紀初頭のローマ帝国によるキリスト教迫害で殉教した聖ビセンテと2人の妹の生涯や、凄惨な殉教の場面が極めて精巧な浮き彫りで刻まれています。

  •  白一色の石彫ではなく鮮やかな彩色が施されており、現代の修復によって当時の豊かな色彩が復元されています。

    白一色の石彫ではなく鮮やかな彩色が施されており、現代の修復によって当時の豊かな色彩が復元されています。

  • こちらは車を止めた近くにあるもうひとつの教会。サン・ビセンテ聖堂の見学を終えた後、駐車場に戻る際に外観だけ見てきました。サンタ・マリア・デ・ラ・カベサ礼拝堂(Chapel de Nuestra Señora de la Cabeza)は、13世紀初頭に建てられた貴重なロマネスク様式の教会で、アビラのロマネスクとしては最も遅い時期に建てられた教会です。

    こちらは車を止めた近くにあるもうひとつの教会。サン・ビセンテ聖堂の見学を終えた後、駐車場に戻る際に外観だけ見てきました。サンタ・マリア・デ・ラ・カベサ礼拝堂(Chapel de Nuestra Señora de la Cabeza)は、13世紀初頭に建てられた貴重なロマネスク様式の教会で、アビラのロマネスクとしては最も遅い時期に建てられた教会です。

  • この教会も、1985年にユネスコの世界遺産に登録された「アビラ旧市街と市壁外の教会群」の構成資産の一つになっています。

    この教会も、1985年にユネスコの世界遺産に登録された「アビラ旧市街と市壁外の教会群」の構成資産の一つになっています。

  • 次の訪問地は、アビラから南へ約200kmの場所にあるサンタ・マリア・デ・メルケ教会(Ermita de Santa María de Melque)です。地籍上はカスティーリャ・ラ・マンチャ州トレド県サン・マルティン・デ・モンタルバン(San Martín de Montalbán)に属しますが、実際には町の中心部から北東へ約5km離れた場所に位置しています。周辺は「メルケ歴史地区(Sitio Histórico de Melque)」として保護されており、教会を中心に広大な史跡公園が広がっています。

    次の訪問地は、アビラから南へ約200kmの場所にあるサンタ・マリア・デ・メルケ教会(Ermita de Santa María de Melque)です。地籍上はカスティーリャ・ラ・マンチャ州トレド県サン・マルティン・デ・モンタルバン(San Martín de Montalbán)に属しますが、実際には町の中心部から北東へ約5km離れた場所に位置しています。周辺は「メルケ歴史地区(Sitio Histórico de Melque)」として保護されており、教会を中心に広大な史跡公園が広がっています。

  • ここでは教会ではなく、スペインで一般的に用いられる「隠遁所(Ermita)」の呼称を使用します。人里離れた荒野にひっそりと佇むこの建物は、7世紀末から8世紀初頭にかけて建設されました。もともとこの場所にはローマ時代の別荘(ヴィラ)があり、その跡地に建立されたものです。<br /><br />創建当初は、西ゴート王国の有力者の埋葬所を兼ねた大規模なキリスト教修道院でした。西ゴート時代の宗教建築としてはイベリア半島でも屈指の保存状態を誇り、その姿は今日まで受け継がれています。

    ここでは教会ではなく、スペインで一般的に用いられる「隠遁所(Ermita)」の呼称を使用します。人里離れた荒野にひっそりと佇むこの建物は、7世紀末から8世紀初頭にかけて建設されました。もともとこの場所にはローマ時代の別荘(ヴィラ)があり、その跡地に建立されたものです。

    創建当初は、西ゴート王国の有力者の埋葬所を兼ねた大規模なキリスト教修道院でした。西ゴート時代の宗教建築としてはイベリア半島でも屈指の保存状態を誇り、その姿は今日まで受け継がれています。

  • 西ゴート時代の宗教建築としてはイベリア半島でも屈指の保存状態を誇り、その重厚な姿が訪れる者を迎えてくれます。<br /><br />しかし、この修道院は西ゴート王国の滅亡後も存続したものの、中世後期になると次第に衰退し、やがて放棄されました。その後は農地の中に取り残された建物として長く忘れられていましたが、19世紀末から20世紀にかけて歴史的価値が再評価され、発掘調査や修復が進められました。

    西ゴート時代の宗教建築としてはイベリア半島でも屈指の保存状態を誇り、その重厚な姿が訪れる者を迎えてくれます。

    しかし、この修道院は西ゴート王国の滅亡後も存続したものの、中世後期になると次第に衰退し、やがて放棄されました。その後は農地の中に取り残された建物として長く忘れられていましたが、19世紀末から20世紀にかけて歴史的価値が再評価され、発掘調査や修復が進められました。

  • 現在ではメルケ歴史地区(Sitio Histórico de Melque)の中心的存在として保護され、多くの人々が訪れる貴重な文化遺産となっています。内部に足を踏み入れると、装飾的な彫刻で彩られたロマネスク教会とは異なる、簡素で力強い空間が広がっています。

    現在ではメルケ歴史地区(Sitio Histórico de Melque)の中心的存在として保護され、多くの人々が訪れる貴重な文化遺産となっています。内部に足を踏み入れると、装飾的な彫刻で彩られたロマネスク教会とは異なる、簡素で力強い空間が広がっています。

  • 厚い石壁と重厚なアーチによって構成された建築は、装飾よりも構造そのものの美しさを感じさせます。大きく切り出した石材を積み上げた壁面は、西ゴート時代の高度な石工技術を今に伝えており、1300年以上の歳月を経た建物とは思えないほどの存在感を放っています。

    厚い石壁と重厚なアーチによって構成された建築は、装飾よりも構造そのものの美しさを感じさせます。大きく切り出した石材を積み上げた壁面は、西ゴート時代の高度な石工技術を今に伝えており、1300年以上の歳月を経た建物とは思えないほどの存在感を放っています。

  • サンタ・マリア・メルケを見学した後は、トレドに向かいます。宿泊はホテル・セルコテル・アルフォンソ VI(Sercotel Alfonso VI)。こちらに2泊します。駐車場は近くに提携の公共駐車場を使用します。

    サンタ・マリア・メルケを見学した後は、トレドに向かいます。宿泊はホテル・セルコテル・アルフォンソ VI(Sercotel Alfonso VI)。こちらに2泊します。駐車場は近くに提携の公共駐車場を使用します。

  • エントランスの前にドン・キホーテの像が立っています。目の前にアルカサルがあり、ソコトベル広場は歩いて5分とかからない市内の見学にはとても便利な場所です。

    エントランスの前にドン・キホーテの像が立っています。目の前にアルカサルがあり、ソコトベル広場は歩いて5分とかからない市内の見学にはとても便利な場所です。

  • 洗面所はモダンな作りですがバスタブはありません。

    洗面所はモダンな作りですがバスタブはありません。

  • あまり広くはありませんが設備的には十分です。

    あまり広くはありませんが設備的には十分です。

  • チェクインの後最初に訪問したのはサンタ・フスタ・イ・ルフィナ・モサラベ教区教会(Parroquia Mozárabe de las Santas Justa y Rufina)。多様な建築様式が色濃く残る非常に貴重な教会でが、ミサ時間に開館が限られているので見るのは外観だけです。イスラム支配下でもキリスト教信仰を守り抜いたモサラベの伝統を今に伝えています。

    チェクインの後最初に訪問したのはサンタ・フスタ・イ・ルフィナ・モサラベ教区教会(Parroquia Mozárabe de las Santas Justa y Rufina)。多様な建築様式が色濃く残る非常に貴重な教会でが、ミサ時間に開館が限られているので見るのは外観だけです。イスラム支配下でもキリスト教信仰を守り抜いたモサラベの伝統を今に伝えています。

  • この教会の最大の見どころは、建物の壁に古いアーチが埋め込まれるように残っている箇所です。

    この教会の最大の見どころは、建物の壁に古いアーチが埋め込まれるように残っている箇所です。

  • 外壁のファサードに10世紀(イスラム支配期)のメッカ前身のモスク時代に作られた馬蹄形アーチの半分が、そのまま壁と同化するように残されています。更にアーチ下の土台には、イスラム期よりもさらに古い西ゴート王国時代(6~7世紀)の彫刻が施されたピラスターがそのまま再利用されています。

    外壁のファサードに10世紀(イスラム支配期)のメッカ前身のモスク時代に作られた馬蹄形アーチの半分が、そのまま壁と同化するように残されています。更にアーチ下の土台には、イスラム期よりもさらに古い西ゴート王国時代(6~7世紀)の彫刻が施されたピラスターがそのまま再利用されています。

  • 次の見学は、光のキリスト教会(Mezquita del Cristo de la Luz)は、古都トレドにあるイスラム教とキリスト教の歴史が融合した歴史的建造物です。999年にイスラム教のモスクとして建設され、トレドに現存する最古の建物といわれています。のちにキリスト教会へと改修されました。

    次の見学は、光のキリスト教会(Mezquita del Cristo de la Luz)は、古都トレドにあるイスラム教とキリスト教の歴史が融合した歴史的建造物です。999年にイスラム教のモスクとして建設され、トレドに現存する最古の建物といわれています。のちにキリスト教会へと改修されました。

  • 12世紀にキリスト教の礼拝堂へと聖別された際、イスラム風の建築様式にキリスト教の要素が付け加えられ、スペイン特有のムデハル様式の傑作となりました。

    12世紀にキリスト教の礼拝堂へと聖別された際、イスラム風の建築様式にキリスト教の要素が付け加えられ、スペイン特有のムデハル様式の傑作となりました。

  • 建物自体は小規模ですが、内部にはコルドバのメスキータを連想させる馬蹄形アーチが連なり、9つの美しい丸天井を支えています。

    建物自体は小規模ですが、内部にはコルドバのメスキータを連想させる馬蹄形アーチが連なり、9つの美しい丸天井を支えています。

  • 室内を支える柱には、西ゴート時代の建築に由来すると考えられる柱頭が再利用されています。渦を巻くような縄目文様や植物を思わせる装飾が刻まれ、その上に馬蹄形アーチが載せられています。

    室内を支える柱には、西ゴート時代の建築に由来すると考えられる柱頭が再利用されています。渦を巻くような縄目文様や植物を思わせる装飾が刻まれ、その上に馬蹄形アーチが載せられています。

  • 教会に転用された際に増築された後陣には、ロマネスク様式の貴重なキリスト教フレスコ画が残されており、イスラム建築の遺構と隣り合う独特の空間を作り出しています。

    教会に転用された際に増築された後陣には、ロマネスク様式の貴重なキリスト教フレスコ画が残されており、イスラム建築の遺構と隣り合う独特の空間を作り出しています。

  • フレスコ画の年代は、歴史的な調査から12世紀末から13世紀初頭に描かれたものと判明しています。また磔刑像の年代は13世紀末(1276年~1300年頃)に制作されたと推測されています。

    フレスコ画の年代は、歴史的な調査から12世紀末から13世紀初頭に描かれたものと判明しています。また磔刑像の年代は13世紀末(1276年~1300年頃)に制作されたと推測されています。

  • 壁面には聖人像や装飾フレスコの断片が今も残されており、モスクからキリスト教の礼拝堂へと姿を変えた歴史を物語っています。

    壁面には聖人像や装飾フレスコの断片が今も残されており、モスクからキリスト教の礼拝堂へと姿を変えた歴史を物語っています。

  • 光のキリスト教会に併設されたクリスト・デ・ラ・ルス庭園(Jardín de Cristo de la Luz)を抜けて太陽の門(Puerta del Sol)の脇に出ます。

    光のキリスト教会に併設されたクリスト・デ・ラ・ルス庭園(Jardín de Cristo de la Luz)を抜けて太陽の門(Puerta del Sol)の脇に出ます。

  • 太陽の門(プエルタ・デル・ソル)は、旧市街北側に位置する14世紀建造の中世の城門です。イスラム文化とキリスト教文化が融合したムデハル様式の傑作として知られています。城壁を出てレアル・デル・アラバル通り(Calle Real del Arrabal)の坂道を下ります。

    太陽の門(プエルタ・デル・ソル)は、旧市街北側に位置する14世紀建造の中世の城門です。イスラム文化とキリスト教文化が融合したムデハル様式の傑作として知られています。城壁を出てレアル・デル・アラバル通り(Calle Real del Arrabal)の坂道を下ります。

  • 坂を下りきると、新ビサグラ門(Puerta Nueva de Bisagra)が見えてきます。16世紀にアロンソ・デ・コバルビアスによって設計され、カルロス5世の治世下に再建されたトレドを代表する城門です。写真右手に教会の後陣が見えますが、次に訪れるのはその教会です。

    坂を下りきると、新ビサグラ門(Puerta Nueva de Bisagra)が見えてきます。16世紀にアロンソ・デ・コバルビアスによって設計され、カルロス5世の治世下に再建されたトレドを代表する城門です。写真右手に教会の後陣が見えますが、次に訪れるのはその教会です。

  • 新ビサグラ門のすぐ近くに建つサンティアゴ・デル・アラバル教会(Parroquia Santiago el Mayor de Toledo)を訪れます。12世紀末から13世紀初頭に建設されたこの教会は、ムデハル様式の最高傑作と称されるトレド屈指の歴史的建造物です。

    新ビサグラ門のすぐ近くに建つサンティアゴ・デル・アラバル教会(Parroquia Santiago el Mayor de Toledo)を訪れます。12世紀末から13世紀初頭に建設されたこの教会は、ムデハル様式の最高傑作と称されるトレド屈指の歴史的建造物です。

  • 夕方の開館時間は19時から20時とのことだったため、19時の入場を目指して訪れました。しかし、開始前にもかかわらず教会の周囲は多くの人で賑わっています。どうやらこの日は結婚式が行われるようです。落ち着いて写真を撮れる状況ではなかったため、主祭壇だけ撮影して早々に外へ出ることにしました。

    夕方の開館時間は19時から20時とのことだったため、19時の入場を目指して訪れました。しかし、開始前にもかかわらず教会の周囲は多くの人で賑わっています。どうやらこの日は結婚式が行われるようです。落ち着いて写真を撮れる状況ではなかったため、主祭壇だけ撮影して早々に外へ出ることにしました。

  • 主祭壇は1545年から1548年にかけて制作されたもので、木彫をフアン・デ・トバール、彩色と金箔装飾をフランシスコ・デ・エスピノーサが担当しました。中央には聖ヤコブ像が据えられ、その周囲には新約聖書に基づく救済の歴史が数多くの浮彫で表現されています。細部まで施された装飾からは、16世紀スペイン宗教芸術の豊かな表現力を感じることができます。

    主祭壇は1545年から1548年にかけて制作されたもので、木彫をフアン・デ・トバール、彩色と金箔装飾をフランシスコ・デ・エスピノーサが担当しました。中央には聖ヤコブ像が据えられ、その周囲には新約聖書に基づく救済の歴史が数多くの浮彫で表現されています。細部まで施された装飾からは、16世紀スペイン宗教芸術の豊かな表現力を感じることができます。

  • 夕飯は教会の近くのバーでタパスを食べて終了。スペインの夕暮れは遅く、20時を過ぎてもまだ空には明るさが残っています。食事の後はソコトレン(Zocotren)と呼ばれる観光ミニ列車に乗り、夕暮れに染まるトレドの街並みを車窓から眺めました。

    夕飯は教会の近くのバーでタパスを食べて終了。スペインの夕暮れは遅く、20時を過ぎてもまだ空には明るさが残っています。食事の後はソコトレン(Zocotren)と呼ばれる観光ミニ列車に乗り、夕暮れに染まるトレドの街並みを車窓から眺めました。

  • 昼間とはまた違った表情を見せる古都の景色を楽しみながら、この日の観光を締めくくります。

    昼間とはまた違った表情を見せる古都の景色を楽しみながら、この日の観光を締めくくります。

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