2026/06/06 - 2026/06/07
25位(同エリア247件中)
万歩計さん
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ついに桧枝岐村まで来た。関西にいると桧枝岐村は果てしなく遠く感じ、行く機会はないと思っていた。事前知識も「口減らしで間引いた赤子を供養するお地蔵さんが残る村」程度だったが、尾瀬の福島県側の玄関口で、民宿を中心に多くの宿泊施設やキャンプ場があった。
村を歩いていると花々の間に古い石碑や野仏が残り、農民歌舞伎の舞台や開拓時代の板倉集落跡などの史跡も多い。赤い屋根の連なる隠れ里のような風景と共に「東北のローテンブルク」と呼びたい
【旅程】
6/4(木) なんばOCAT→車中(泊)
★6/5(金) →郡山駅→柳津→西山温泉→只見線のビューポイント→早戸温泉→大志集落→湯倉温泉→玉梨八町温泉→桧枝岐(泊)
https://4travel.jp/travelogue/12056013
https://4travel.jp/travelogue/12056187
★6/6(土) 桧枝岐→尾瀬沼ハイキング→重伝建前沢曲家集落群→湯の花温泉(泊)
★https://4travel.jp/travelogue/12056462
https://4travel.jp/travelogue/12056610
https://4travel.jp/travelogue/12056961
6/7(日) 湯の花温泉→木賊温泉→古町温泉赤岩荘→塔のへつり→重伝建大内宿→湯野上温泉→東山温泉→郡山駅→車中(泊)
6/8(月) →なんばOCAT
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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17:25 桧枝岐村の民宿「檜扇」に到着。美味しい郷土料理と女将さんの人柄が口コミで高評価
美味しい郷土料理 by 万歩計さん民宿 檜扇 宿・ホテル
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一人旅には人数等の制約がある旅館より、気楽な民宿がいい
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案内された「ちんぐるま」は8畳の和室
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夕食が18:00なのでその前に宿のお風呂へ
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明るい浴室に檜の浴槽
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温泉がドバドバ注がれ気持ちよかった
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さっぱりしたとところで夕食。先付に地元の山菜が並びます
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岩魚の塩焼きは頭まで頂きました
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岩魚のお刺身
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山菜の天ぷら
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地酒を冷で注文
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自家製味噌をつけたヨモギ団子
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クジラの脂を使った会津の郷土料理「クジラ汁」。海から遠い会津では塩漬けのクジラの脂は貴重なたんぱく源でした
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最後は特産の「裁ちそば」。つなぎを使わない生そばを伸ばし何枚か重ね、手を定規のようにあて布を裁つように包丁を手前に引いて切ることからその名が付きました
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山菜中心の夕食だったがお腹いっぱい。夜行バスと長時間のドライブで疲れたので、早めに休みました
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ぐっすり寝て朝5時前に目覚め
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窓を開けると霧雨だが、今日の尾瀬地方は晴れの予報
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2日目 今日の予定は昼過ぎまでは尾瀬沼ハイキング。その後桧枝岐に戻りそこから重伝建「前沢曲屋集落」を見て湯ノ花温泉へ。走行距離は56km
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朝風呂ですっきりしたところで村の散歩に出かけます
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歩いて直ぐの場所に日帰り入浴施設「燧の湯」。無料券を貰ったのでハイキングから戻って汗を流します
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桧枝岐村は尾瀬の福島県側の玄関口。このために旅館の他に多くの民宿があります
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あちこちに古い石碑や野仏
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アヤメの紫と緑が清々しい
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山深い桧枝岐は平家落人の隠れ里。4年前に行った同じ落人の里湯西川は、この山の向こうの栃木県側
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安宮清水。後白河天皇の皇子高倉以仁王は、源三位頼政と共に平家打倒の兵を挙げました。しかし宇治の戦いで敗れそこで戦死したとされています
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しかし実際は越後国の源頼之を頼っては落ち延び、その途中この清水で渇きをいやしたという伝説があります
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村の空き地のあちこちで、白いキクやルピナス
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国道352号線に沿った伊南川の両岸に、集落が1km余り続きます
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橋の中央にオコジョの母子像
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「裁ちそば」のお店。冷涼な気候の桧枝岐では米がとれず主食はそば。これに山で働く男たちが山中で採った食材(山菜、きのこ、川魚、動物など)を使ったのが山人(やもうど)料理
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赤い家並みが続くこの風景は「東北のローテンブルク」と呼びたい
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村のほぼ中央に「橋場のばんば」と「桧枝岐歌舞伎舞台」
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幟旗が並ぶ細い参道を行くと
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桧枝岐随一のパワースポット「橋場のばんば(おばあさん)」を祀る小さな社。もともとは水難から子供を守る神様でしたが、今では縁結び、縁切りの神様としても拝まれています
橋場のばんば 名所・史跡
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頭の上に重ねられたお椀。周りにはおびただしい数のハサミとお椀
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縁結びを願う場合は切れないはさみ、病気などと縁を切りたい場合は切れるはさみを奉納します。またばんばの頭にお椀をかぶせると、何でも願い事をきいてくれうとか
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橋場のばんばの社の横に歌舞伎の像
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その先が国の有形民俗文化財に指定された桧枝岐歌舞伎舞台。会津地方は昔から農民歌舞伎が盛んな土地。檜枝岐では280年以上前の江戸時代から村民歌舞伎の伝統が続いています。
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現存の舞台は明治30年頃に再建したもの。檜枝岐独自の形状で「兜造」と呼ばれています。
檜枝岐の舞台 名所・史跡
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役者から裏方まで約30人はすべて檜枝岐村の人々。今でも5月、8月、9月と年3回上演されています
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舞台があるのは村の鎮守の社で、斜面の石段が観客席
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石段の最上部から見たらこんな感じ
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ほりっこ。江戸時代に村内にあった用水路を再現したもの。用水路の上には小さな小屋があり、洗い物や漬物の保存庫にしたそうです
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旅館ひのえまた。村一番の旅館で「日本秘湯を守る会」の会員宿
旅館ひのえまた 宿・ホテル
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板倉集落。桧枝岐には壁土がないため、昔から家も倉も木造でした
板倉 名所・史跡
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柱や釘を一切使わない井籠造りという様式は、奈良の正倉院と同じで貴重な建築遺産
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明治中頃までここから北には民家はなく、この付近は倉や墓石が並ぶ村外れでした
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開村者の墓印。墓石を見ると「星」「平野」が多く、いずれも京から落ち延びた人々の子孫とされています。尾瀬開拓の祖である長蔵も平野の末裔です
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六地蔵。桧枝岐は山深い里のため、凶作の年には餓死者もでました。口べらしのために間引きされた赤ん坊たちを慰める地蔵は、村人により季節ごとに衣装替えされています
六地蔵 名所・史跡
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そろそろ宿に戻ります。桧枝岐は悲しい歴史も残るメルヘンの村でした
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7:00 宿に戻って朝食。宿泊客は3組10人程度。
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朝食も山菜中心。焼いた鮭、納豆、海苔、卵といった定番と違うのが新鮮
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菜飯となめこの味噌汁はお代わりをしました
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最後にコーヒーとデザート。「福島県『また来て。』割」宿泊キャンペーン(3000円割引)を利用して9950円でした。
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8:02 尾瀬沼に向けて出発
尾瀬沼ハイキングの旅行記はここ
→https://4travel.jp/travelogue/12056610
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14:13 桧枝岐に戻って「燧の湯」へ
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利用料金は1000円ですが桧枝岐に宿泊すれば無料券を貰えます
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源泉名:桧枝岐温泉5号
泉質:単純硫黄泉
源泉温度:63.5℃
pH:9.1 -
誰もいないので写真撮り放題
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渓谷の緑が眩しい露天風呂は特に快適でした
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15:02 25km先の前沢曲家集落を目指して出発
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この旅行記へのコメント (4)
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- ほいみさん 2026/09/21 15:46:29
- 遠いですよね~桧枝岐村!
- 桧枝岐村、大変に勉強になりました。
山登りをやっていたので桧枝岐村には何回か行ったし、村内も散歩しましたが、お墓が多くて驚いたり、なんでこんな山奥に歌舞伎?
橋場のばんば・板倉など大変勉強になりました。事前に知識があれば楽しく散歩出来たと思うと残念です。
再訪することがあったら「東北のローテンブルク」想いながら散歩してみます。
ほいみ
- 万歩計さん からの返信 2026/09/22 07:59:40
- Re: 遠いですよね~桧枝岐村!
- ほいみさん、おはようございます。コメントありがとうございました。
文中にも書きましたが、墓碑銘は「星」「平野」が目立ちました。他に「橘」姓も多いそうで、桧枝岐には「星」「平野」「橘」と3つの姓しかないそうです。
最も多いのは「星」。平安時代初期には紀伊の国(和歌山県)からこの地に移り住んだそうで、会津地方では一般的だそうです。「平野」は平家の落人で、姓に「平」の字を残したそうです。「橘」は戦国時代の伊勢楠氏の落人で、ここでは「橘」を名乗ったそうです。なお楠氏は楠木正成、正行の子孫だそうです。
墓碑からその地の歴史を紐解くのも面白いです。これもインターネットがあればこその愉しみです。
万歩計
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- mom Kさん 2026/09/21 07:34:14
- 壁土のない村。全て私のツボ
- お早うございます、万歩計さん。朝の家事を全て終え、今日が始動する前に良いものを見せて頂けました。
檜風呂にイワナ!私はこれで来てよかったと思えるのに、農村歌舞伎?!
我が故郷県の農村子ども歌舞伎は11年前を最後に幕を閉じました。神社の舞台造作は国宝級です。
新たな旅の目標をありがとうございます。辺りの空気に青葉の輝き。うっとりです。
- 万歩計さん からの返信 2026/09/22 07:33:40
- Re: 壁土のない村。全て私のツボ
- mom Kさん、おはようございます。
桧枝岐の空気を感じて頂けたようで嬉しいです。早朝の霧雨の中を歩いてると緑の山に囲まれた中に赤い屋根の家々、その間に菖蒲の紫、菊の白、色とりどりのルピナスと、まさに絵画の中に居るようでした。桧枝岐はお勧めです。尾瀬沼と合わせてぜひ訪れてみてください。
mom Kさんの故郷では農村子ども歌舞伎が最近まで残っていたとか。どこの県でしょうか。少子化に加えて若者が地方を離れる現在、これら地方の伝統行事が次々に姿を消しています。NHK「新日本風土記」でこれらの記録をフィルムに残しておくのは大事なことです。私は「新日本紀行」の復刻版のおかげで半世紀前の日本を懐かしく思い出せています。
万歩計
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