2026/06/09 - 2026/06/09
529位(同エリア539件中)
ソネッチさん
大学時代からの友人Mちゃんから「山口県立美術館」で開催中の「スウェーデン絵画展」のお誘いがありました。彼女は東京旅行の時訪問した「都美術館」のポスターを見て惚れてしまったらしい。都美術館では開催期間が合わず、見れなかったので、山口県立美術館での開催を心待ちにしていたそう。
円安の影響なのか、ここ最近、近隣の美術館では西洋絵画のイベントは皆無です。スウェーデン絵画については、まったく知りませんが、日本画以外の絵画が見たくて同行することにしました。
久しぶりの山口市訪問なので、未だ訪問したことがない常栄寺の「雪舟庭」にも足を伸ばしました。その旅行記です。
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9時2分宮野駅到着。常栄寺の最寄り駅です。この電車に乗るために早起きしました。
Mちゃんは二駅前の山口駅で下車して、県立美術館の近くにあるザビエル記念聖堂を見学。別行動です。 -
宮野駅から20分ほど歩いて、常栄寺の山門に到着しました。
臨済宗東福寺派の寺院です。 -
山門横に雪舟の像がありました。
常栄寺は、約500年前、大内政弘が別邸としてたてたもので、庭は雪舟に依頼して築庭させたといわれています。 -
山門を進むと、平成24年に作庭された前庭「無隠」があります。平成の枯山水庭園です。
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左の建物が雪舟庭のある本堂。
靴置き場は右の建物(茶室)の中にあります。 -
靴を脱いで、横から本堂に入堂します。
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入り口、お縁の左を進むと、重森三玲によって作庭された「南溟庭(なんめいてい)」
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右を進むと「雪舟庭」。
本堂からは二つのお庭が拝見できます。贅沢~。 -
まず、ご本尊「千手千眼観自在菩薩」のいらっしゃるお部屋へ。優しい顔の菩薩様ですが、写真撮影不可。
御本尊のいらっしゃる部屋の前に重森三玲によって作庭された「南溟庭」があります。 -
雪舟が中国へ往復した海をイメージして作庭されたそうです。X字状に配置された石が個性的。
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枯山水の石組には意味があります。石の説明はなかったのですが、水紋の中央に置かれた石は、雪舟の乗った「船石」だよなあ。
とか、 -
苔による築山は、波の形をしてるよなあ。
とか、あれこれ考えながらお庭を拝見しました。
昭和の作庭らしい、「モダン」な枯山水のお庭でした。 -
さて、いよいよ「雪舟庭」を拝見します。
ちょうど私の前の訪問者が帰られて、しばらく本堂の中には私一人でした。 -
目前に広がる雪舟庭の素晴らしい眺めを独り占め!広い開放的なお庭です。
この静謐な時間が雪舟庭の魅力を倍増しました。 -
雪舟庭はお庭の案内図があったので喜びました。
本堂前に「枯山水」、中央に心字池の「池泉」、右奥にこの庭のハイライト「滝石組」が配されています。 -
本堂前の「枯山水」
雪舟が中国大陸の風景から得たと伝えられる“三山五嶽”をなぞらえたものだそう。むずかしい…。(笑) -
前日に雨が降ったので、緑が美しい。お庭を拝見するにはよい季節です。
本堂から池泉はよく見えないので、枯山水の横を通って、お庭の散策を始めます。 -
新緑が美しい散策路。
雪舟庭は松などの大きな樹木の植栽はありません。三方は山で囲まれています。 -
「聴松亭」と名付けられた四阿を通って、さらに進みます。
散策路は緩やかな上り道。 -
「心字池」がよく見える場所にきました。
池の左からならぶ三つの石組は、「亀島」「舟石」「鶴島」 -
さらに歩き進めると、木橋の麓に「蓬莱石」が見えてきました。
池の中央の「舟石」は、この「蓬莱石」を目指して航行しています。
理想郷の蓬莱島や長寿のシンボル鶴や亀を現す石組を据え、中国の神仙思想を基に作庭されています。 -
心字池の奥の細長い池にこの庭のハイライト「滝石組み」があるのですが、残念ながら散策路からは見えません。
写真の木橋を通る庭内の散策路なら、ばっちりと見えるでしょうね。 -
かろうじて、滝石組みの上部だけ見ることができました。(笑)
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毘沙門堂に続く道がありましたが、時間の関係で毘沙門堂は断念。
予定している10時37分発の電車に乗り遅れると、次の電車は11時57分!県立美術館に行くことができません。 -
毘沙門堂の分かれ道のすぐ先に「四明池」があります。
天然記念物モリアオガエルの山口県内有数の繁殖地として知られています。 -
モリアオガエルは、日本固有種で、樹上に産卵する珍しい大型のカエル。
日本では、本州全域に生息していますが、山口県はその分布の西限だそうです。
常栄寺の四明池は、毎年5月~7月の繁殖期に、合計100個以上の卵塊が観察できる県内有数のモリアオガエル繁殖地です。 -
常栄寺のHPに産卵が始まったとあったので、私も卵を探しました。予想よりも大きな
卵をいくつか見つけることができました。
洗濯機の泡のような卵。 -
池の対岸にも、いくつかぶら下がっているのが確認できました。
この池の周辺に数百匹のモリアオガエルが生息すると推測されています。 -
見えなくて残念ですが、池の手前のV字型の地形に7段になっている枯滝石組があります。池の中には鯉魚石。鯉魚石は確認できますね。
鯉が滝登りに挑戦し、登りきった鯉だけが竜になるという龍門瀑(りゅうもんばく)です。鯉魚石は、滝登りに挑戦する鯉! -
散策路も半ば、正面に本堂が見えます。
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ビロードのような苔。ふさふさでした。
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大内正弘の母「妙喜寺殿」の墓と、雪舟の「筆塚」
政弘は、母、妙喜寺殿宗岡妙正大姉の菩提を弔うために別邸を寺とし「妙喜寺」としました。その後、毛利氏が本拠地を萩から山口市に移したときに常栄寺と合寺され「常栄寺」となりました。「常栄寺」は毛利元就が長男隆元の菩提を弔うために建てた寺です。 -
散策路の最後は、竹林。
竹林も美しい! -
ここまできて、ようやく滝石組みが遠くに確認できました。
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奥の池に、枯れ滝と鯉魚石、手前の池に(綺麗な三角形の)蓬莱石と鶴島が確認できます。
池の景色を楽しみながら、散策を終了しました。 -
本堂にもどって、最後にゆっくり「雪舟庭」を見ました。早起きして、来てよかった!
その後、常栄寺を後にしました。 -
10時37分発宮野駅発の電車に無事乗車して、41分に山口駅着。
Mちゃんと県立美術館のすぐ近くにある「レストラン・シェフ」で合流しました。
ちょうど、11時になったので入店です。 -
食後のコーヒーとデザートがついたランチコース1680円をチョイス。
メインメニューは選べます。
まず、かぼちゃのポタージュとサラダがきて、 -
私は海老クリームコロッケ、
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Mちゃんは和風ハンバーグを頼みました。
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デザート3種とコーヒー。
どれも美味しくいただきました。 -
美味しいランチを楽しんで、すぐ近くの山口県立美術館へ。
「スウェーデン絵画」開催中です。 -
NHKの日曜美術館でも紹介された展覧会です。
私はスウェーデン絵画を本格的に見るのは初めて。
最初の展示は写真撮影不可でしたが、途中から写真撮影可になりました。 -
カール・ラーション「カードゲームの支度」
Mちゃんがポスターを見て、心を掴まれた作品。
北欧インテリアは、日本では大人気ですが、この絵のインテリアも素敵! -
家具も、食器もみんな可愛い。
こんな家で暮したい!
私もこの絵の大ファンになりました。 -
カール・ラーション「白樺の林に立つ裸のウルフ」
エルサ・バックルンド=セルスィング「コーヒー・タイム」
何気ない日常が描かれています。 -
アンデシュ・ソーン「編物をするダーラナの少女 コール=マルギット」
説明を読むと、今日、スウェーデンで最も愛される作品の一つとして親しまれているそうです。ラーションの絵と比較すると、違いはあきらか。庶民的ですね。 -
ヨン・バゥエル「扉を開けたラッブモール」
不思議な作品で、足が止まりました。
作者と題名だけで何の説明もなかったので、帰って調べました。ラッブモールというのは、トロールの住みかとなる洞窟のことを指すそうです。描かれているのは、トロールかな。 -
上 オーロフ・アルボレーリウス「ヴェストマンランド地方、エンゲルスバリの湖畔の眺め」最もスェーデンらしい絵画として、愛されてきたそうです。なるほど。
下 グスタフ・フィエースタード「冬の月明かり」 風景画の中では、この作品が好きでした。 -
期待以上に見応えのある展覧会でした。スェーデン国立美術館が全面協力しているので、19世紀から20世紀のスウェーデン絵画の流れがよく分かる展示でした。
カール・ラーションの穏やかな家族画は、理想的な家族を表現していて、スウェーデンで愛されているというのも納得でした。
Mちゃんも私もカール・ラーションのファンになって、最後売店で彼のグッズを購入。私はメモ帳とマグネットを買いました。 -
展覧会を見た後、歩いてJR山口駅に向かいましたが、いつものように途中で甘味補給です。
今日は、アーケード街にある「茶房 まちなか庵」さんへ。 -
「青香園」というお茶屋さんに併設された甘味処。
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抹茶ミニパフェを頼みました。
「ミニパフェ」と一緒に、お冷ではなくお茶がそえられていました。さすが、お茶屋さん併設の茶坊です。
お茶も、パフェも美味しかったです。 -
山口駅到着。15時7分の電車で帰ります。大内人形が飾られていたのでパチリ。
自宅からは、博多駅に行くよりも山口駅に行く方がJRの普通料金は安かったのでちょっとびっくり!でも、便数が少なく、2回も乗り換えが必要なので時間がかかります。
山口市はとってもよいところですが、JRで行くには厳しい。(歴代最多首相誕生県なので道路事情は素晴らしい。自家用車で行くのは良いです)
誘ってくれたMちゃんは、「あまりに、不便! もう、行かない」と言ってました。(笑)
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