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東京建築祭主催の特別見学会に参加しました。<br />日本の工業会を象徴ともいえる会員制のサロンで、滅多に一般公開されませんが、ようやく見ることができました。<br /><br />1920年(大正9年)  竣工、横河工務所(横河民輔)設計<br />2003年(平成15年)改修竣工、三菱地所設計<br />構造 鉄筋コンクリート造5階建て<br />国登録文化財<br /><br />横河民輔は、三井本店、帝国劇場、三越、東証本館などを設計している。<br /><br /><br /><br />

日本の工業会を象徴する豪華サロン~日本工業倶楽部会館~

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2026/05/09 - 2026/05/09

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旅行記グループ 建築巡り

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るびこんさん

東京建築祭主催の特別見学会に参加しました。
日本の工業会を象徴ともいえる会員制のサロンで、滅多に一般公開されませんが、ようやく見ることができました。

1920年(大正9年) 竣工、横河工務所(横河民輔)設計
2003年(平成15年)改修竣工、三菱地所設計
構造 鉄筋コンクリート造5階建て
国登録文化財

横河民輔は、三井本店、帝国劇場、三越、東証本館などを設計している。



  • 幾何学的で直線的な美しさを重視するセセッション様式をもつ。<br />タワーに覆われると旧館はミニチュアのよう。

    幾何学的で直線的な美しさを重視するセセッション様式をもつ。
    タワーに覆われると旧館はミニチュアのよう。

    日本工業倶楽部会館 名所・史跡

  • 屋上の彫像は「坑夫(こうふ)」と「織女(しょくじょ)」のペアで、当時の日本の二大産業を象徴している。<br /><br />男性像(坑夫): 右手にハンマーを持ち、「石炭(鉱業)」を表す。<br />女性像(織女): 左手に糸巻き(かせ)を持ち、「紡績(軽工業)」を表す。

    屋上の彫像は「坑夫(こうふ)」と「織女(しょくじょ)」のペアで、当時の日本の二大産業を象徴している。

    男性像(坑夫): 右手にハンマーを持ち、「石炭(鉱業)」を表す。
    女性像(織女): 左手に糸巻き(かせ)を持ち、「紡績(軽工業)」を表す。

  • 1999年に国登録文化財に登録し、2003年に特定街区により旧建物の部分保存、再現し、背後にタワーを建てた。<br />旧建物をさらに全体建物の地下構造体上部に設けられた免震装置の上に乗せている。

    1999年に国登録文化財に登録し、2003年に特定街区により旧建物の部分保存、再現し、背後にタワーを建てた。
    旧建物をさらに全体建物の地下構造体上部に設けられた免震装置の上に乗せている。

  • 玄関

    玄関

  • 3階の中ホールで先ず説明会があり、倶楽部のロゴ入りのカップでコーヒーが振舞われた。高級ラウンジに相応しい美味しいコーヒーだった。

    3階の中ホールで先ず説明会があり、倶楽部のロゴ入りのカップでコーヒーが振舞われた。高級ラウンジに相応しい美味しいコーヒーだった。

  • エントランス

    エントランス

  • 1階 ロビー<br />改修前後の説明があった。<br />天井(漆喰、石膏)⇒ 新材により再現<br />壁(石、木、建具) ⇒ 当初材を保存、再利用<br />床(石、絨毯)当初は寄木 ⇒ 機能を優先し、石張りとした。

    1階 ロビー
    改修前後の説明があった。
    天井(漆喰、石膏)⇒ 新材により再現
    壁(石、木、建具) ⇒ 当初材を保存、再利用
    床(石、絨毯)当初は寄木 ⇒ 機能を優先し、石張りとした。

  • 受付

    受付

  • 1階 エレベータ

    1階 エレベータ

  • 1階 階段

    1階 階段

  • M2 ステンドグラス

    M2 ステンドグラス

  • 3階 大食堂 正面<br />2層吹き抜けの大空間になっている。<br /><br />床 寄木<br />天井 漆喰+石膏彫刻<br />

    3階 大食堂 正面
    2層吹き抜けの大空間になっている。

    床 寄木
    天井 漆喰+石膏彫刻

  • 正面上部に奏楽室のバルコニーがある。

    正面上部に奏楽室のバルコニーがある。

  • 関東大震災による震害補修工事で、柱と壁の間に耐震補強板を追加している。<br />また、建物の補強のため北側に増築し、平面形をコの字から口の字に変更した。

    関東大震災による震害補修工事で、柱と壁の間に耐震補強板を追加している。
    また、建物の補強のため北側に増築し、平面形をコの字から口の字に変更した。

  • 壁 蛇紋大理石<br />金属供出でも免れた竣工当初の装飾

    壁 蛇紋大理石
    金属供出でも免れた竣工当初の装飾

  • 扉上部の装飾

    扉上部の装飾

  • 天井 漆喰+石膏彫刻

    天井 漆喰+石膏彫刻

  • 3階 階段<br /><br />5階は、当初(大正7年9月)は貸室(事務室)として計画されていたが、その後、寝室(ホテル)に変更された。<br />関東大震災後の震害補修工事の際に、利用頻度が少なかったことから貸室(事務室)に用途変更された。

    3階 階段

    5階は、当初(大正7年9月)は貸室(事務室)として計画されていたが、その後、寝室(ホテル)に変更された。
    関東大震災後の震害補修工事の際に、利用頻度が少なかったことから貸室(事務室)に用途変更された。

  • M3 ステンドグラス

    M3 ステンドグラス

  • 3階 広間

    3階 広間

  • 3階 エレベータホール<br />当初はエレベータは1台だった。<br />

    3階 エレベータホール
    当初はエレベータは1台だった。

  • 2階 バー&ラウンジ(旧大食堂)

    2階 バー&ラウンジ(旧大食堂)

  • 2階 エレベータホール<br />

    2階 エレベータホール

  • 2階 大ホール(大会堂)<br />1.5層の空間。会員以外の利用も想定し、広間からとは別に直接外部から出入が可能にした。<br />壁 紫紋大理石<br />床 リグノイド<br />天井 漆喰+石膏彫刻<br /><br />※リグノイド(Lignoid)とは、主に昭和初期から中期にかけて普及した「木粉」と「合成樹脂(プラスチック)」を混ぜ合わせて板状に成形した合成木材の一種を指す。現代でいう「木材プラスチック複合材(WPC)」の先駆けのような材料。

    2階 大ホール(大会堂)
    1.5層の空間。会員以外の利用も想定し、広間からとは別に直接外部から出入が可能にした。
    壁 紫紋大理石
    床 リグノイド
    天井 漆喰+石膏彫刻

    ※リグノイド(Lignoid)とは、主に昭和初期から中期にかけて普及した「木粉」と「合成樹脂(プラスチック)」を混ぜ合わせて板状に成形した合成木材の一種を指す。現代でいう「木材プラスチック複合材(WPC)」の先駆けのような材料。

  • 正面ステージ

    正面ステージ

  • 背面

    背面

  • 側面

    側面

  • 扉の上部

    扉の上部

  • 大理石の柱

    大理石の柱

  • 3階 広間<br />イオニア式オーダー付柱が特徴的な広間である。<br />食堂(大食堂、中食堂)、来賓室が配置されている。

    3階 広間
    イオニア式オーダー付柱が特徴的な広間である。
    食堂(大食堂、中食堂)、来賓室が配置されている。

  • 3階 貴賓室 皇族等の控室<br />壁 クロス張り、木製羽目板<br />床 寄木じゅうたん<br /><br />

    3階 貴賓室 皇族等の控室
    壁 クロス張り、木製羽目板
    床 寄木じゅうたん

  • 漆喰天井 <br />照明は改修前のもの。

    漆喰天井
    照明は改修前のもの。

  • ビロード状の高級クロス

    ビロード状の高級クロス

  • 大理石暖炉

    大理石暖炉

  • 貴賓室の待機スペース

    貴賓室の待機スペース

  • 3階バルコニー <br />改修時に発見された床のガラスブロックを一部再生保存している。

    3階バルコニー 
    改修時に発見された床のガラスブロックを一部再生保存している。

  • 1階広間の待機スペース

    1階広間の待機スペース

  • エントランス

    エントランス

  • 正面扉上部のステンドグラス

    正面扉上部のステンドグラス

  • 2階 大ホール(大会堂)へ直接外部から出入する扉。

    2階 大ホール(大会堂)へ直接外部から出入する扉。

  • 躯体保存部の西側外装タイル・テラコッタ(落下しても危険性の低い場所)は、当初材を保存している。

    躯体保存部の西側外装タイル・テラコッタ(落下しても危険性の低い場所)は、当初材を保存している。

  • (近隣の状況)<br />「東京海上ビルディング」建て替え工事<br />国産木材使用の世界最大規模建築になる予定。<br /><br />地上20階、地下3階、建物高さ:約 100m<br />構造 S 造/木造/SRC 造<br />2022年10月解体着工<br />2025年3月 着工<br />2028年 竣工予定<br />三菱地所設計・レンゾ・ピアノ設計事務所 設計(プリツカー賞受賞者)

    (近隣の状況)
    「東京海上ビルディング」建て替え工事
    国産木材使用の世界最大規模建築になる予定。

    地上20階、地下3階、建物高さ:約 100m
    構造 S 造/木造/SRC 造
    2022年10月解体着工
    2025年3月 着工
    2028年 竣工予定
    三菱地所設計・レンゾ・ピアノ設計事務所 設計(プリツカー賞受賞者)

  • 2022年9月解体前(皇居側より撮影)<br />日本の初期超高層ビル群の一つとして、当時の最新の鉄骨造高層構法が使われていた。外観はとてもきれいだが、48年で建て替えることになった。<br /><br />前川國男 設計<br />1974年2月 本館竣工<br />構造 地上25階、地下4階、本館:108m<br />S造/SRC造/RC造

    2022年9月解体前(皇居側より撮影)
    日本の初期超高層ビル群の一つとして、当時の最新の鉄骨造高層構法が使われていた。外観はとてもきれいだが、48年で建て替えることになった。

    前川國男 設計
    1974年2月 本館竣工
    構造 地上25階、地下4階、本館:108m
    S造/SRC造/RC造

  • 東京駅

    東京駅

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